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必要とされる喜びと責任
第12話
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その後、豊田さんとも話しを詰めなければならないという事で、一旦槇さんとの打ち合わせを後日に持ち越した。
一馬君や春樹君も事務仕事を終えて帰宅して行った。
「さてと…事務所一旦閉めて、夕飯食べに行きますか?」
「ヤッホー!奢れ!豪華な飯ー!」
「奢って貰うのに、どうしてそんなに偉そうなんだか…。」
「そうだなぁ。
豪華なって言っても、奈落じゃフランス料理やイタリア料理の味がわからないだろう。」
「バカにすんな!
フランスパンの硬さや、ピザのチーズの味位はわかる!」
「…それ、ファミレスでも味わえるよ。
豪華ってそんななの?」
奈落の感覚って本当に変わってる。
ちょっとだけ、冷めた目で見つめてしまった。
「焼肉はベタだし…。
あ!そーだ。
久々に…。」
「何?何?槇ちゃん焦らすなよ!」
槇さんは含み笑いをしながら奈落を見た。
「…すき焼き!」
「ま…槇ちゃん!」
「すき焼きなんて年末に食べたきりだ。
想像しただけでもお腹が空いてくる!」
「だろ!有村君!しかも家族割引付き!」
「槇ちゃん!それ単なるイジメだから!」
「えっ?えっ?何?何ですか?
どう言う意味ですか?」
「ふふん!
奈落の母親の経営店!
老舗のすき焼き屋!
花吹雪亭での会食と行こう!
個室完備で家族割引で格安!」
「…とほほ。」
なるほど…お金を親族経営のお店で回すのか…。
割引も効くし、相手の利益にもなる。
親族経営って凄いなぁ。
…でも、何よりも…奈落のお母さんが気になる!
「あ!でも高級なお店にこの格好じゃ…。」
「んん?何言ってんだ、有村。
別に老舗ったって、高級料亭じゃねー。
ま、ファミレスよりは割高かも知んねーけど。
…さては、元貴族の親族経営だからって系列会社や系列店までブルジョア専門だと思ってんだろ!華京院を!」
「え…違うの?お金持ちでしょ?」
槇さんと、奈落は顔を見合わせて苦笑した。
「どう説明したらいいかなぁ。
確かに元貴族だった頃はそういうブルジョア思考の塊だったと思うんだけど…アレだよ。
一旦、地の底まで落ちての貧乏生活も経験してる分、庶民派意識が強いかな。
な、奈落。」
「だな!
親族経営してるのだって、金持ちになりたくてやってるってよりは、家族、親族を貧乏にさせない為に、ある程度の一般家庭レベルから死んでも下げたく無いって根性からなんだ。
華京院を絶滅させない為なんだよな。」
「それって…名前を残したいみたいな?」
「んにゃ…名前と言うより…やっぱ血縁者にこだわってんだろうなそこは。
新生院よりも先に滅びたく無いプライドかな。
意地があるんだろう。そこは。」
「へぇ…それって、自分達の血縁者に自信があるって事なのかも…優秀な人材って思ってるんだよ。」
「優秀ね…人数いりゃ、何とかなるって方が強い気がするけどな…。
結構、イカれたの多いし。
神楽ちゃんだってヤバい奴だったろ。」
「確かに!1人1人の力より、団結力を信じてる傾向があるな。
よく言われるのは、足りない力は周りの人で補え!自分の出来る事を最大限に!…だからなぁ。」
なんだろう…教育者って言うか、指導者と言うか…多分、両親や祖父母…先祖の考えが一貫していて、しっかりと根付いている。
そんな家庭教育が、彼等をここまでにしてるんだ。
少しもブレずに、ここまでやってるなんて…。
知的レベルが高いんだな…こうやって質問に対しても、ごまかしたり、適当に返答しないで真摯に対応してくれる。
自分達の生き方に常に自信がある証拠だ。
きっと、僕が学ぶべき事は彼等の中にある。
僕の追い求める理想と『有意義』判定に勝ち残る為の答えのヒントは、彼等から得るんだ。
奈落がそこを意識してるかどうかは、別として…こうやって、何人もの華京院に関わらせて貰えるチャンスを最大限に活かして行かないと!
一馬君や春樹君も事務仕事を終えて帰宅して行った。
「さてと…事務所一旦閉めて、夕飯食べに行きますか?」
「ヤッホー!奢れ!豪華な飯ー!」
「奢って貰うのに、どうしてそんなに偉そうなんだか…。」
「そうだなぁ。
豪華なって言っても、奈落じゃフランス料理やイタリア料理の味がわからないだろう。」
「バカにすんな!
フランスパンの硬さや、ピザのチーズの味位はわかる!」
「…それ、ファミレスでも味わえるよ。
豪華ってそんななの?」
奈落の感覚って本当に変わってる。
ちょっとだけ、冷めた目で見つめてしまった。
「焼肉はベタだし…。
あ!そーだ。
久々に…。」
「何?何?槇ちゃん焦らすなよ!」
槇さんは含み笑いをしながら奈落を見た。
「…すき焼き!」
「ま…槇ちゃん!」
「すき焼きなんて年末に食べたきりだ。
想像しただけでもお腹が空いてくる!」
「だろ!有村君!しかも家族割引付き!」
「槇ちゃん!それ単なるイジメだから!」
「えっ?えっ?何?何ですか?
どう言う意味ですか?」
「ふふん!
奈落の母親の経営店!
老舗のすき焼き屋!
花吹雪亭での会食と行こう!
個室完備で家族割引で格安!」
「…とほほ。」
なるほど…お金を親族経営のお店で回すのか…。
割引も効くし、相手の利益にもなる。
親族経営って凄いなぁ。
…でも、何よりも…奈落のお母さんが気になる!
「あ!でも高級なお店にこの格好じゃ…。」
「んん?何言ってんだ、有村。
別に老舗ったって、高級料亭じゃねー。
ま、ファミレスよりは割高かも知んねーけど。
…さては、元貴族の親族経営だからって系列会社や系列店までブルジョア専門だと思ってんだろ!華京院を!」
「え…違うの?お金持ちでしょ?」
槇さんと、奈落は顔を見合わせて苦笑した。
「どう説明したらいいかなぁ。
確かに元貴族だった頃はそういうブルジョア思考の塊だったと思うんだけど…アレだよ。
一旦、地の底まで落ちての貧乏生活も経験してる分、庶民派意識が強いかな。
な、奈落。」
「だな!
親族経営してるのだって、金持ちになりたくてやってるってよりは、家族、親族を貧乏にさせない為に、ある程度の一般家庭レベルから死んでも下げたく無いって根性からなんだ。
華京院を絶滅させない為なんだよな。」
「それって…名前を残したいみたいな?」
「んにゃ…名前と言うより…やっぱ血縁者にこだわってんだろうなそこは。
新生院よりも先に滅びたく無いプライドかな。
意地があるんだろう。そこは。」
「へぇ…それって、自分達の血縁者に自信があるって事なのかも…優秀な人材って思ってるんだよ。」
「優秀ね…人数いりゃ、何とかなるって方が強い気がするけどな…。
結構、イカれたの多いし。
神楽ちゃんだってヤバい奴だったろ。」
「確かに!1人1人の力より、団結力を信じてる傾向があるな。
よく言われるのは、足りない力は周りの人で補え!自分の出来る事を最大限に!…だからなぁ。」
なんだろう…教育者って言うか、指導者と言うか…多分、両親や祖父母…先祖の考えが一貫していて、しっかりと根付いている。
そんな家庭教育が、彼等をここまでにしてるんだ。
少しもブレずに、ここまでやってるなんて…。
知的レベルが高いんだな…こうやって質問に対しても、ごまかしたり、適当に返答しないで真摯に対応してくれる。
自分達の生き方に常に自信がある証拠だ。
きっと、僕が学ぶべき事は彼等の中にある。
僕の追い求める理想と『有意義』判定に勝ち残る為の答えのヒントは、彼等から得るんだ。
奈落がそこを意識してるかどうかは、別として…こうやって、何人もの華京院に関わらせて貰えるチャンスを最大限に活かして行かないと!
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