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2学期
クリスマスプレゼント その1
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「えっ…クリスマスプレゼント!?」
「そう。選ぶの付き合ってよ。」
「って…安東だろう。
男のプレゼントって言われても…。」
金曜日の夜に久瀬が電話をかけて来た。
「もっちろーん!
ちょっと事情あってさ。
後で話すけど…。」
何か企んでないだろうな…。
「勝手だなぁ。相変わらず。」
「そこが俺のいいところ~!」
「いいけど…午後からだぞ!」
「さすが!親友だね!」
「いや、友達で!それ以上は無し!」
「武本っちゃんひでーな!
じゃあ、土曜日頼んだよ!」
「了解!」
久瀬の電話を切って天井を仰いだ。
なんか最近、週末久瀬とばっか過ごしてる気がする…。
まあいい。
来週の火水木曜日と補習が行われる。
補習最初日…僕は彼女との《勉強会》に挑む。
久瀬と会っておいて損はないのかもしれない。
クリスマスプレゼントか…。
金井先生は田宮に何をプレゼントするのかな…。
彼女に似合うアクセサリー?洋服?バック?
ウエディングドレス…?。
「何考えてんだ!僕は!」
バフッ!
僕はクッションを壁に向かって投げ飛ばした。
「何…考えて…。」
なんか物凄く難しい数式を解けないでもがいてる…そんな気分になる。
決して解ける事のない問題…。
答えなんて絶対に見つからない。
土曜日になり、久瀬と駅前で待ち合わせしていた。
街はクリスマス一色に染まっていた。
来週の土曜日はクリスマスイブだ…。
耳障りなクリスマスソングが街中に溢れていた。
黒のダウンジャケットのポケットから飴を取り出して口に入れた。
「武本っちゃん、お待たせ。」
「おう…久瀬…?」
「こんにちは。武本先生。」
金井先生ぇ~!?
僕は動揺した。
黒のロングコート姿で金井先生が現れた。
よりによって金井先生だあ~?
久瀬の奴!人をハメるにも程があるだろう!!
「怖いな~武本っちゃん。
そう、睨むなよ~~!
俺が誘ったんじゃないよ。
金井先生の方に頼まれたんだ。」
なんで金井先生がそんな事!
「とにかく、車に乗りましょう。
話しはそれからにしましょう。」
にこやかな笑顔で金井先生は僕と久瀬を駐車場に連れて行った。
どうしよう…絶対裏に何かあるだろうこれは!
「武本先生、助手席へどうぞ。」
「あ、え、はい…。」
笑顔の金井先生が逆に怖く思えた。
走り出した車の中は緊迫感がハンパなかった。
後部座席から久瀬が察してくれたのか第一声を発した。
「実はさあ~。
安東先輩…振られちゃったんだよね。」
「えっ…ええ!だって中学校からの付き合いとかって…。」
僕の方がショツク受けた。
「それがさあ~。
幼馴染みの男に取られちゃったんだよね。
安東先輩、人良すぎだからすぐに譲ったらしくてさぁ。」
「それで…急にクリスマスイブが1人に…?」
「まっ、そういう事。
だから慰めてあげなきゃね。」
「な!慰めるってお前!!」
まさか…!!あんな事やこんな事とかじゃ!
「やだなぁ。武本っちゃんのスケベ!
ンな事しないよ。
俺、今のところ、安東先輩に嫌われたら生きて行く自信ないし。
パーティだよ。パーティ!」
安東の事なのにやけにホッとしてしまった。
彼の貞操は守られるか。
「そうか…よかった。
それで、プレゼントが必要なんだな?」
「まっ、そういう事。」
「ねぇ!金ちゃんは、やっぱり田宮にプレゼント選ぶんだよね。」
き…金ちゃん!?
いつからそんな仲良しに?
「そこなんだよね。
彼女は基本物欲があまりないから。
何を選んでいいか…。
武本先生にアドバイスも貰おうと思いましてね。」
「ぼ、僕ですか…どうかなぁ参考になるかどうか…ははは~。」
なんのアドバイスだよ!くそっ!単なる嫌味だろ、結局は!
車は高級ブランドショップの立ち並ぶ通り近くで停められた。
マジか…女子高生相手に…。
「店は俺が案内するね。
ふふん。
ジャーン!ゴールドカード!とブラックカード!」
「げっ!親の財力使いまくり!」
「当たり前っしょ。
それなりの事させられてんだ。
これくらい軽い軽い!」
あ…。そうだった…久瀬は…。
久瀬は高級アクセサリーショップの店内にスタスタと入って行った。
「これは、これは。久瀬様の御子息。
ようこそいらっしゃいませ。
上のお部屋に…。」
「あ~。今日は手頃なの選ぶから別室は無しで。
一般客の対応でよろしく~。」
「はっ。失礼致しました。」
店長らしき男性がずっと頭を下げながら話していた。
「安東先輩は時計かなぁ。
本当はラブリングかラブブレスがいいんだけど。」
「ゲホっ!ゴホっ!」
思わずむせてしまった。
ラブブレス…僕と田宮は持っている…。
そして…今僕の左腕に…。
「金井先生はどうです?」
「指輪はもうあげているので、ブレスレットかネックレスか迷いまして…。」
「ネックレスがいいですよ!絶対!」
ブレスレットが被ってしまう!
僕は必死でブレスレットを選ばないように阻止し続けた。
「そう。選ぶの付き合ってよ。」
「って…安東だろう。
男のプレゼントって言われても…。」
金曜日の夜に久瀬が電話をかけて来た。
「もっちろーん!
ちょっと事情あってさ。
後で話すけど…。」
何か企んでないだろうな…。
「勝手だなぁ。相変わらず。」
「そこが俺のいいところ~!」
「いいけど…午後からだぞ!」
「さすが!親友だね!」
「いや、友達で!それ以上は無し!」
「武本っちゃんひでーな!
じゃあ、土曜日頼んだよ!」
「了解!」
久瀬の電話を切って天井を仰いだ。
なんか最近、週末久瀬とばっか過ごしてる気がする…。
まあいい。
来週の火水木曜日と補習が行われる。
補習最初日…僕は彼女との《勉強会》に挑む。
久瀬と会っておいて損はないのかもしれない。
クリスマスプレゼントか…。
金井先生は田宮に何をプレゼントするのかな…。
彼女に似合うアクセサリー?洋服?バック?
ウエディングドレス…?。
「何考えてんだ!僕は!」
バフッ!
僕はクッションを壁に向かって投げ飛ばした。
「何…考えて…。」
なんか物凄く難しい数式を解けないでもがいてる…そんな気分になる。
決して解ける事のない問題…。
答えなんて絶対に見つからない。
土曜日になり、久瀬と駅前で待ち合わせしていた。
街はクリスマス一色に染まっていた。
来週の土曜日はクリスマスイブだ…。
耳障りなクリスマスソングが街中に溢れていた。
黒のダウンジャケットのポケットから飴を取り出して口に入れた。
「武本っちゃん、お待たせ。」
「おう…久瀬…?」
「こんにちは。武本先生。」
金井先生ぇ~!?
僕は動揺した。
黒のロングコート姿で金井先生が現れた。
よりによって金井先生だあ~?
久瀬の奴!人をハメるにも程があるだろう!!
「怖いな~武本っちゃん。
そう、睨むなよ~~!
俺が誘ったんじゃないよ。
金井先生の方に頼まれたんだ。」
なんで金井先生がそんな事!
「とにかく、車に乗りましょう。
話しはそれからにしましょう。」
にこやかな笑顔で金井先生は僕と久瀬を駐車場に連れて行った。
どうしよう…絶対裏に何かあるだろうこれは!
「武本先生、助手席へどうぞ。」
「あ、え、はい…。」
笑顔の金井先生が逆に怖く思えた。
走り出した車の中は緊迫感がハンパなかった。
後部座席から久瀬が察してくれたのか第一声を発した。
「実はさあ~。
安東先輩…振られちゃったんだよね。」
「えっ…ええ!だって中学校からの付き合いとかって…。」
僕の方がショツク受けた。
「それがさあ~。
幼馴染みの男に取られちゃったんだよね。
安東先輩、人良すぎだからすぐに譲ったらしくてさぁ。」
「それで…急にクリスマスイブが1人に…?」
「まっ、そういう事。
だから慰めてあげなきゃね。」
「な!慰めるってお前!!」
まさか…!!あんな事やこんな事とかじゃ!
「やだなぁ。武本っちゃんのスケベ!
ンな事しないよ。
俺、今のところ、安東先輩に嫌われたら生きて行く自信ないし。
パーティだよ。パーティ!」
安東の事なのにやけにホッとしてしまった。
彼の貞操は守られるか。
「そうか…よかった。
それで、プレゼントが必要なんだな?」
「まっ、そういう事。」
「ねぇ!金ちゃんは、やっぱり田宮にプレゼント選ぶんだよね。」
き…金ちゃん!?
いつからそんな仲良しに?
「そこなんだよね。
彼女は基本物欲があまりないから。
何を選んでいいか…。
武本先生にアドバイスも貰おうと思いましてね。」
「ぼ、僕ですか…どうかなぁ参考になるかどうか…ははは~。」
なんのアドバイスだよ!くそっ!単なる嫌味だろ、結局は!
車は高級ブランドショップの立ち並ぶ通り近くで停められた。
マジか…女子高生相手に…。
「店は俺が案内するね。
ふふん。
ジャーン!ゴールドカード!とブラックカード!」
「げっ!親の財力使いまくり!」
「当たり前っしょ。
それなりの事させられてんだ。
これくらい軽い軽い!」
あ…。そうだった…久瀬は…。
久瀬は高級アクセサリーショップの店内にスタスタと入って行った。
「これは、これは。久瀬様の御子息。
ようこそいらっしゃいませ。
上のお部屋に…。」
「あ~。今日は手頃なの選ぶから別室は無しで。
一般客の対応でよろしく~。」
「はっ。失礼致しました。」
店長らしき男性がずっと頭を下げながら話していた。
「安東先輩は時計かなぁ。
本当はラブリングかラブブレスがいいんだけど。」
「ゲホっ!ゴホっ!」
思わずむせてしまった。
ラブブレス…僕と田宮は持っている…。
そして…今僕の左腕に…。
「金井先生はどうです?」
「指輪はもうあげているので、ブレスレットかネックレスか迷いまして…。」
「ネックレスがいいですよ!絶対!」
ブレスレットが被ってしまう!
僕は必死でブレスレットを選ばないように阻止し続けた。
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