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3学期
スキー体験合宿2日目その1
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スキー体験合宿2日目。
この日は中日で級取得希望者のみがスキー場へ、他の生徒は市街地の観光をする事になっていた。
一旦市街地へはバス移動して駅前から自由行動になる。
僕は朝から昨日の疲れと、今日の観光で牧田が何か仕掛けてる不安で死人のような顔をしていた。
「大丈夫ですか?
昨晩はうちの2年が本当にご迷惑をお掛けしまして…なんと謝っていいやら。」
食堂へ向かう廊下でロバ先生が申し訳なさそうに僕に声を掛けてきた。
「気にしないでください。
イベント事で浮かれ過ぎただけでしょうから、あまり怒らないであげて下さい。」
僕は当たり障りのない言葉を返した。
本当はすげ~嫌だったけど…田宮とあんなに接触出来たのもそのお掛けだし…。
接触って…おい!マジヤバかったなあれは…理性飛ばなくて良かった。
朝の食堂は恐ろしい空気に包まれていた。
1年女子達と2年女子達が睨み合いをしていたのだ。
「武本先生は1年担任の先生です!
2年はまったく関係ないので連れ回さないでいただけます?先輩方!」
「いいじゃない!
こういう時しか2年とのコミュニケーションは取れないんだし。
それに、あんなに面白い先生を1年が独り占めなんてズルいわ。」
おいおい!なんだよ!
僕が原因でなんでバトってんの?お前等!
面白い先生ってなに?
どういうポジションだよ!
また、ややこしい!
頼むから放っておけよ!僕の事は!
「面白い~?
カスいだけでしょ。
授業は面白くないし。
イケメンでもないし。」
「そうなの?
スキャンダル多いでしょ。
その話ししないの?
生徒に色目使ったりセクハラしたり。」
「する訳ないじゃん!基本ビビりだし。
ノリ悪いんだから!
担任の3組なんて真っ暗よ。」
おいおい!
途中から悪口合戦になってるし!
意味ね~!
僕の方が恥ずかしい!
ここに居たくね~~!
僕は恥ずかしさのあまり、自席で丸くなってしまった。
「ハイハイ!その辺でやめて下さい。
2年も昨日の事は反省して、静かにして下さい。
1年も2年の挑発に乗らないで。」
ロバ先生が間に入って静止した。
「とにかく、食事をしましょう。
観光グループのバスの時間もありますし。
急いで下さい。」
「変な人気出てきたな。けけけけっ。」
「ウケないで下さい。
もう、だから基本的には女子高生は苦手なんだ。」
清水先生は僕の隣りで仰け反って笑っていた。
「ま、確かに姫みたいなタイプは珍しいよな~。
あれに行くと、他の女は別モンに見えるだろうな。
わかる、わかる。」
「何がわかるんですか?」
「…ん…あ、いや…遥も似たタイプだったからな…。」
「あ…!」
そうだった…清水先生が心から愛した女性もまた…死に魅了されていた。
そして…彼女以上に愛する女性はいない。
奥さんだってそれを承知してるくらいだ。
「…清水先生…僕は彼女を死なせません。
絶対に!」
「おう、俺は今のお前に賭けてるんだ。
頼んだぞ。」
「はい。」
「じゃあ、食え!体力付けろ!」
「はい!」
僕は朝食を口いっぱいに頬張った。
観光グループは朝食後、ホテルのロビーに集合した。
「えー。観光グループはこれから駅前までバス移動します。
駅前から自由行動になります。
くれぐれも節度ある行動をして下さい。
緊急連絡先は各クラスの実行委員専用の携帯電話に連絡。
実行委員は緊急性のある事例と判断した場合、速やかに担当学年の先生に連絡をして下さい。
また、個人での行動は禁止です。
グループで行動して下さい!以上!」
ロバ先生が拡声器で生徒に説明した。
1年と2年各2台のバスに乗せ駅前まで移動した。
バスを降りて駅前から自由行動開始だ。
観光グループ実行委員は残って、教師と打ち合わせの後、学年ごとに移動となる。
「ちぃ~す!武ちゃん!シミ先!よろぴく!」
牧田が手を上げながら近寄って来た。
「シミ先!後で武ちゃん貸してよ!」
「あん?貸す?」
清水先生が眉を潜めた。
「貸すってなんだよ。
レンタルじゃねーんだぞ。
聞いてないしンな話し!」
僕は声を荒げた。
「…いや。持ってけ!
なんなら今すぐでもいいぞ!」
「はああ?清水先生!
何、牧田に乗っかってんですか?」
清水先生はそう言うとスタスタと歩いて行ってしまった。
「な!ちょっと!」
「武ちゃん!イベントは楽しまなきゃ!」
牧田がニヤニヤしながら僕のダウンジャケットを引っ張った。
ハメられてる!何かやっぱり企んでやがるこいつ!
牧田は僕と一緒の行動と言う理由で他の生徒と一旦別行動を取った。
実行委員のやりたい放題だな!
「武ちゃん、真朝の居場所わかるんでしよ。」
「へっ!?な、何の事やら…。」
GPS探索のことか?
「イケメン君から聞いてるよん!」
「くそっ!」
久瀬の奴~余計な事を!
「タクシー飛ばして真朝を捕まえるわよん!」
「お前!何企んでるんだよ!」
「イケメン君のバックアップで最高の演出をしてますの!
お楽しみに~~。」
「久瀬とお前が組むとロクな事ねぇじゃねーかよ!」
僕は頭を抱えその場に座り込んだ。
この日は中日で級取得希望者のみがスキー場へ、他の生徒は市街地の観光をする事になっていた。
一旦市街地へはバス移動して駅前から自由行動になる。
僕は朝から昨日の疲れと、今日の観光で牧田が何か仕掛けてる不安で死人のような顔をしていた。
「大丈夫ですか?
昨晩はうちの2年が本当にご迷惑をお掛けしまして…なんと謝っていいやら。」
食堂へ向かう廊下でロバ先生が申し訳なさそうに僕に声を掛けてきた。
「気にしないでください。
イベント事で浮かれ過ぎただけでしょうから、あまり怒らないであげて下さい。」
僕は当たり障りのない言葉を返した。
本当はすげ~嫌だったけど…田宮とあんなに接触出来たのもそのお掛けだし…。
接触って…おい!マジヤバかったなあれは…理性飛ばなくて良かった。
朝の食堂は恐ろしい空気に包まれていた。
1年女子達と2年女子達が睨み合いをしていたのだ。
「武本先生は1年担任の先生です!
2年はまったく関係ないので連れ回さないでいただけます?先輩方!」
「いいじゃない!
こういう時しか2年とのコミュニケーションは取れないんだし。
それに、あんなに面白い先生を1年が独り占めなんてズルいわ。」
おいおい!なんだよ!
僕が原因でなんでバトってんの?お前等!
面白い先生ってなに?
どういうポジションだよ!
また、ややこしい!
頼むから放っておけよ!僕の事は!
「面白い~?
カスいだけでしょ。
授業は面白くないし。
イケメンでもないし。」
「そうなの?
スキャンダル多いでしょ。
その話ししないの?
生徒に色目使ったりセクハラしたり。」
「する訳ないじゃん!基本ビビりだし。
ノリ悪いんだから!
担任の3組なんて真っ暗よ。」
おいおい!
途中から悪口合戦になってるし!
意味ね~!
僕の方が恥ずかしい!
ここに居たくね~~!
僕は恥ずかしさのあまり、自席で丸くなってしまった。
「ハイハイ!その辺でやめて下さい。
2年も昨日の事は反省して、静かにして下さい。
1年も2年の挑発に乗らないで。」
ロバ先生が間に入って静止した。
「とにかく、食事をしましょう。
観光グループのバスの時間もありますし。
急いで下さい。」
「変な人気出てきたな。けけけけっ。」
「ウケないで下さい。
もう、だから基本的には女子高生は苦手なんだ。」
清水先生は僕の隣りで仰け反って笑っていた。
「ま、確かに姫みたいなタイプは珍しいよな~。
あれに行くと、他の女は別モンに見えるだろうな。
わかる、わかる。」
「何がわかるんですか?」
「…ん…あ、いや…遥も似たタイプだったからな…。」
「あ…!」
そうだった…清水先生が心から愛した女性もまた…死に魅了されていた。
そして…彼女以上に愛する女性はいない。
奥さんだってそれを承知してるくらいだ。
「…清水先生…僕は彼女を死なせません。
絶対に!」
「おう、俺は今のお前に賭けてるんだ。
頼んだぞ。」
「はい。」
「じゃあ、食え!体力付けろ!」
「はい!」
僕は朝食を口いっぱいに頬張った。
観光グループは朝食後、ホテルのロビーに集合した。
「えー。観光グループはこれから駅前までバス移動します。
駅前から自由行動になります。
くれぐれも節度ある行動をして下さい。
緊急連絡先は各クラスの実行委員専用の携帯電話に連絡。
実行委員は緊急性のある事例と判断した場合、速やかに担当学年の先生に連絡をして下さい。
また、個人での行動は禁止です。
グループで行動して下さい!以上!」
ロバ先生が拡声器で生徒に説明した。
1年と2年各2台のバスに乗せ駅前まで移動した。
バスを降りて駅前から自由行動開始だ。
観光グループ実行委員は残って、教師と打ち合わせの後、学年ごとに移動となる。
「ちぃ~す!武ちゃん!シミ先!よろぴく!」
牧田が手を上げながら近寄って来た。
「シミ先!後で武ちゃん貸してよ!」
「あん?貸す?」
清水先生が眉を潜めた。
「貸すってなんだよ。
レンタルじゃねーんだぞ。
聞いてないしンな話し!」
僕は声を荒げた。
「…いや。持ってけ!
なんなら今すぐでもいいぞ!」
「はああ?清水先生!
何、牧田に乗っかってんですか?」
清水先生はそう言うとスタスタと歩いて行ってしまった。
「な!ちょっと!」
「武ちゃん!イベントは楽しまなきゃ!」
牧田がニヤニヤしながら僕のダウンジャケットを引っ張った。
ハメられてる!何かやっぱり企んでやがるこいつ!
牧田は僕と一緒の行動と言う理由で他の生徒と一旦別行動を取った。
実行委員のやりたい放題だな!
「武ちゃん、真朝の居場所わかるんでしよ。」
「へっ!?な、何の事やら…。」
GPS探索のことか?
「イケメン君から聞いてるよん!」
「くそっ!」
久瀬の奴~余計な事を!
「タクシー飛ばして真朝を捕まえるわよん!」
「お前!何企んでるんだよ!」
「イケメン君のバックアップで最高の演出をしてますの!
お楽しみに~~。」
「久瀬とお前が組むとロクな事ねぇじゃねーかよ!」
僕は頭を抱えその場に座り込んだ。
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