250 / 302
3学期
王子の我慢5
しおりを挟む
生徒指導室を出て、牧田と別れた。
さて…午後は最後に1年4組の授業がある。
気持ちを切り替えないと。
放課後にはカウンセリング終了後、金井先生との魔女対策の打ち合わせまである。
もう、当たって砕け散ろだ!なるようになれ!
投げやりな気分のまま、職員室へ入ると案の定清水先生に取っ捕まった。
「逃げんなよ!別にイジメねーから。」
「どうだか!もうメンタルがボロボロですからなるべく触らないようにして下さい。」
言ってる側から、清水先生は僕の襟首を掴んで自席に引き摺って行った。
「わかってんだよ。
姫の事で落ち込んでんだろ。
そうじゃなく魔女の件だよ。
金井先生から聞いたか?」
「あ…と、聞きました。
と言うか、詳細の打ち合わせは放課後。
金井先生の仕事が終わってからになると思いますが。」
「そっか、いよいよ正念場だな。
てか、お前の役割大事だからな。
ヘマこくなよ。
俺はそれが一番心配なんだよ。」
「はい。
そこは、綿密に金井先生と話し合おうかと思ってます。
僕も正直魔女を説得出来る自信が無くて。」
「はあ。
代わってやりたいのは山々だがなぁ、魔女が心を許し掛けてんのはお前だけなんだぞ。
あーもう。」
魔女…田宮 美月が何故僕に心を開いたんだろう。
その辺も僕にはわかっていない。
姫…彼女なら答えを知ってるだろうに。
確認すら出来やしない。
…弱々しいからか?情けない…。
清水先生の不安そうな顔に、申し訳ない気持ちか溢れ出した。
「すいません。いつも助けて貰ってるのに。
万全の準備だけは金井先生とするつもりですので。
保証は出来ませんが、やれるだけの事はやるつもりです。」
「ま、そんなお前には、やはり秘密兵器が必要だなぁ。
テテテッテテ~。極小コードレスマイク&イヤホン!」
「何ですか?その音…。
コードレスマイク&イヤホンって。」
「バレると怖いから本来なら使いたくねー代物だが…こちらから指示を出すのには便利だ。
最悪、これを使え。」
「何でこんな物持ってるんですか…しかも…使用感たっぷり。」
「ち…中古品…みたいな…?」
なんだよ!急に視線が泳ぎ出したよ、このオッさんは。
さては、昔になんかやってんな…盗聴?盗聴なのか~??
「うっせえな!これは教頭から借りたんだよ!
詳しく突っ込むんじゃねーよ!」
逆ギレした清水先生が僕の耳を引っ張った。
「イテテ!教頭…!?」
「聞くなっつたろ!過去に使う事例があったんだよ!それ以上は言えん。」
「あ、はい。」
そうだな…そっとしておこう…。
「金井先生とも話し合ってから、借りる場合はお借りします。」
「だな。放課後話し合いがきまったら連絡しろ。
職員室でまってるから。」
「わかりました。よろしくお願いします。」
午後の授業が始まるので、話しはそこまでにして意識を仕事に集中させた。
さて…5時限目はいいとして、問題は6時限目の授業だ。
サングラスでも掛けたい気分だ。
とにかく、視線を合わせないように。
あと…牧田がクールにって言ってたな。
動揺を見せるなって事だろうな。
そうだ!これは練習だと思えばいいんだ。
魔女を誘い出すにもそこが一番心配されるところだ。
プラスに考えよう。彼女のように…。
そうすれば、変な声も聞こえてこないし、倒れもしないはずだ。
彼女が教えてくれたように…逆境の時こそプラスに思考を変換するんだ。
…大丈夫だ!行ける!
何だろう。
気が付いたら自信が湧いてきた。
これを乗り越えて…魔女イベントもクリアしてみせる!
彼女の魔法だ…彼女の魔法は僕の中にある!
僕は勢いよく午後の授業の為に職員室を飛び出した。
さて…午後は最後に1年4組の授業がある。
気持ちを切り替えないと。
放課後にはカウンセリング終了後、金井先生との魔女対策の打ち合わせまである。
もう、当たって砕け散ろだ!なるようになれ!
投げやりな気分のまま、職員室へ入ると案の定清水先生に取っ捕まった。
「逃げんなよ!別にイジメねーから。」
「どうだか!もうメンタルがボロボロですからなるべく触らないようにして下さい。」
言ってる側から、清水先生は僕の襟首を掴んで自席に引き摺って行った。
「わかってんだよ。
姫の事で落ち込んでんだろ。
そうじゃなく魔女の件だよ。
金井先生から聞いたか?」
「あ…と、聞きました。
と言うか、詳細の打ち合わせは放課後。
金井先生の仕事が終わってからになると思いますが。」
「そっか、いよいよ正念場だな。
てか、お前の役割大事だからな。
ヘマこくなよ。
俺はそれが一番心配なんだよ。」
「はい。
そこは、綿密に金井先生と話し合おうかと思ってます。
僕も正直魔女を説得出来る自信が無くて。」
「はあ。
代わってやりたいのは山々だがなぁ、魔女が心を許し掛けてんのはお前だけなんだぞ。
あーもう。」
魔女…田宮 美月が何故僕に心を開いたんだろう。
その辺も僕にはわかっていない。
姫…彼女なら答えを知ってるだろうに。
確認すら出来やしない。
…弱々しいからか?情けない…。
清水先生の不安そうな顔に、申し訳ない気持ちか溢れ出した。
「すいません。いつも助けて貰ってるのに。
万全の準備だけは金井先生とするつもりですので。
保証は出来ませんが、やれるだけの事はやるつもりです。」
「ま、そんなお前には、やはり秘密兵器が必要だなぁ。
テテテッテテ~。極小コードレスマイク&イヤホン!」
「何ですか?その音…。
コードレスマイク&イヤホンって。」
「バレると怖いから本来なら使いたくねー代物だが…こちらから指示を出すのには便利だ。
最悪、これを使え。」
「何でこんな物持ってるんですか…しかも…使用感たっぷり。」
「ち…中古品…みたいな…?」
なんだよ!急に視線が泳ぎ出したよ、このオッさんは。
さては、昔になんかやってんな…盗聴?盗聴なのか~??
「うっせえな!これは教頭から借りたんだよ!
詳しく突っ込むんじゃねーよ!」
逆ギレした清水先生が僕の耳を引っ張った。
「イテテ!教頭…!?」
「聞くなっつたろ!過去に使う事例があったんだよ!それ以上は言えん。」
「あ、はい。」
そうだな…そっとしておこう…。
「金井先生とも話し合ってから、借りる場合はお借りします。」
「だな。放課後話し合いがきまったら連絡しろ。
職員室でまってるから。」
「わかりました。よろしくお願いします。」
午後の授業が始まるので、話しはそこまでにして意識を仕事に集中させた。
さて…5時限目はいいとして、問題は6時限目の授業だ。
サングラスでも掛けたい気分だ。
とにかく、視線を合わせないように。
あと…牧田がクールにって言ってたな。
動揺を見せるなって事だろうな。
そうだ!これは練習だと思えばいいんだ。
魔女を誘い出すにもそこが一番心配されるところだ。
プラスに考えよう。彼女のように…。
そうすれば、変な声も聞こえてこないし、倒れもしないはずだ。
彼女が教えてくれたように…逆境の時こそプラスに思考を変換するんだ。
…大丈夫だ!行ける!
何だろう。
気が付いたら自信が湧いてきた。
これを乗り越えて…魔女イベントもクリアしてみせる!
彼女の魔法だ…彼女の魔法は僕の中にある!
僕は勢いよく午後の授業の為に職員室を飛び出した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる