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3学期
王子の魅力
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マンションに帰宅後、猛ダッシュでワークデスクに飛びついた。
禁断症状末期患者さながらに鼻息荒くして、彼女の写真を抱きしめた。
「くそっ!触りたい!キスしたい!」
そして…ゆっくりと写真を開き、話しかけた。
「このまま、順調に何もかも上手く行ったら…この写真が現実にならないかな…。はあ。」
ウェディングドレスを着て、恥ずかしそうに微笑む彼女を思い出して興奮した。
あ~~可愛い!あん時抱きしめりゃ良かった。
キスの1つもしておけば…!
ベッドの上でゴロゴロとのたうち回った。
会えないこの長く感じる時間が、君の中の僕を育てるのかな。
僕の中の君はもう溢れ出るかのように、僕の身体中をいっぱいにしてる。
切なくて…恋しくて…。
君は僕が、この写真を抱きしめるように、僕の白衣を抱きしめていてくれてるのかなぁ。
想像出来ないけど…。
そのうち…君から『好き』って言って貰えるかな…。
「明日もシカトしなきゃなんないのか~!
理科準備室行こうかな…。
でもな…この状態で、目の前で金井先生とイチャつかれでもしたら…嫉妬心に狂いそう!
くぅ~~!」
あ~~魔女との対面の前にこんなリスキーな状況!
ムチばっか!飴が欲しい!極甘の飴が!!
ベッドの上でバタバタと脚をバタつかせてストレスを発散させようとしたが、虚しいだけだった。
僕はずっと、彼女は僕の事を心配してくれてるだけで、恋愛感情を持ってくれるなんて考えもしなかった。
もし本当に、恋愛感情を抱いてくれ始めて、それが本気になったら…僕が君の生きる目的になれるんだよな。
ブルルルルブルルルル。
あ、久瀬からだ。
「武本だ。どうした?」
「いゃ~。武本っちゃん我慢しすぎてパンパンじゃないかと思って。」
「パンパンって何がだよ!」
「ナニでしょナニだけに。
ウェディングドレス写真が役に立つよねー。」
「使ってね~よ!ンな事に!」
「って、そんな事を話したいんじゃないっす!
田宮から俺に連絡が来たんだよ。」
え…。彼女が久瀬に?
「シカト作戦上手く行ってんじゃん?
ってか、ちょっと外れた方向だったけど。」
「外れた方向?」
「《勉強会》だよ。
アレの件で悩んでるとでも思ったんじゃん?
気を引こうとしてるなんて、田宮は思ってないみたい。
ま、心配してんだよね。
あとは…次回の《勉強会》での準備の為の調査依頼かな。
色々指示があってね。
次回はかなり深くまで掘り下げるつもりらしいな。
内容は当日まで内緒だけどな。」
「そっか…心配させちゃってんのか…。」
少し、罪悪感が胸に広がった。
「心配って事は、気になる存在って事だよ。
作戦は成功中だ。安心しなよ。」
「ってか、いつまでやればいいんだよ。」
「イライラすんなよー。
時期が来るからもうちょい我慢しろ。
そのうち、田宮の方から何か仕掛けてくるはずだ。」
「え…?」
「ふふふん!お楽しみに~。」
「お前なぁ~焦らしてばっかりじゃねーかよ!」
「バカだなぁ。その我慢した分の何倍にもなって返ってくるからさ。
期待して我慢しとけよ。」
「本当かよそれ!信じられないぞ!」
「自分の魅力に自信持てよ。
意外と今まで、モテててたろ。
ちゃんと魅力あるって事だよ。」
「魅力って…。」
「カッコいいとかイケメンだけが魅力じゃないんだぜ。
特に、田宮みたいな奴には人間っぽい魅力の方が、グッと来るんだよ。
いい加減わかれよ。」
「わ…わかるか!ンなの!」
僕の顔は真っ赤になった。
「じゃーな。
俺も、田宮の仕事ちゃっちゃと終わらせるから。
ま、最低週明けまでは頑張れ!」
プチッ。
電話が切れた。
「僕の魅力って何なんだ?」
赤い顔を押さえながら、小さく呟いた。
禁断症状末期患者さながらに鼻息荒くして、彼女の写真を抱きしめた。
「くそっ!触りたい!キスしたい!」
そして…ゆっくりと写真を開き、話しかけた。
「このまま、順調に何もかも上手く行ったら…この写真が現実にならないかな…。はあ。」
ウェディングドレスを着て、恥ずかしそうに微笑む彼女を思い出して興奮した。
あ~~可愛い!あん時抱きしめりゃ良かった。
キスの1つもしておけば…!
ベッドの上でゴロゴロとのたうち回った。
会えないこの長く感じる時間が、君の中の僕を育てるのかな。
僕の中の君はもう溢れ出るかのように、僕の身体中をいっぱいにしてる。
切なくて…恋しくて…。
君は僕が、この写真を抱きしめるように、僕の白衣を抱きしめていてくれてるのかなぁ。
想像出来ないけど…。
そのうち…君から『好き』って言って貰えるかな…。
「明日もシカトしなきゃなんないのか~!
理科準備室行こうかな…。
でもな…この状態で、目の前で金井先生とイチャつかれでもしたら…嫉妬心に狂いそう!
くぅ~~!」
あ~~魔女との対面の前にこんなリスキーな状況!
ムチばっか!飴が欲しい!極甘の飴が!!
ベッドの上でバタバタと脚をバタつかせてストレスを発散させようとしたが、虚しいだけだった。
僕はずっと、彼女は僕の事を心配してくれてるだけで、恋愛感情を持ってくれるなんて考えもしなかった。
もし本当に、恋愛感情を抱いてくれ始めて、それが本気になったら…僕が君の生きる目的になれるんだよな。
ブルルルルブルルルル。
あ、久瀬からだ。
「武本だ。どうした?」
「いゃ~。武本っちゃん我慢しすぎてパンパンじゃないかと思って。」
「パンパンって何がだよ!」
「ナニでしょナニだけに。
ウェディングドレス写真が役に立つよねー。」
「使ってね~よ!ンな事に!」
「って、そんな事を話したいんじゃないっす!
田宮から俺に連絡が来たんだよ。」
え…。彼女が久瀬に?
「シカト作戦上手く行ってんじゃん?
ってか、ちょっと外れた方向だったけど。」
「外れた方向?」
「《勉強会》だよ。
アレの件で悩んでるとでも思ったんじゃん?
気を引こうとしてるなんて、田宮は思ってないみたい。
ま、心配してんだよね。
あとは…次回の《勉強会》での準備の為の調査依頼かな。
色々指示があってね。
次回はかなり深くまで掘り下げるつもりらしいな。
内容は当日まで内緒だけどな。」
「そっか…心配させちゃってんのか…。」
少し、罪悪感が胸に広がった。
「心配って事は、気になる存在って事だよ。
作戦は成功中だ。安心しなよ。」
「ってか、いつまでやればいいんだよ。」
「イライラすんなよー。
時期が来るからもうちょい我慢しろ。
そのうち、田宮の方から何か仕掛けてくるはずだ。」
「え…?」
「ふふふん!お楽しみに~。」
「お前なぁ~焦らしてばっかりじゃねーかよ!」
「バカだなぁ。その我慢した分の何倍にもなって返ってくるからさ。
期待して我慢しとけよ。」
「本当かよそれ!信じられないぞ!」
「自分の魅力に自信持てよ。
意外と今まで、モテててたろ。
ちゃんと魅力あるって事だよ。」
「魅力って…。」
「カッコいいとかイケメンだけが魅力じゃないんだぜ。
特に、田宮みたいな奴には人間っぽい魅力の方が、グッと来るんだよ。
いい加減わかれよ。」
「わ…わかるか!ンなの!」
僕の顔は真っ赤になった。
「じゃーな。
俺も、田宮の仕事ちゃっちゃと終わらせるから。
ま、最低週明けまでは頑張れ!」
プチッ。
電話が切れた。
「僕の魅力って何なんだ?」
赤い顔を押さえながら、小さく呟いた。
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