そんなに好きなら、わかったよ! 題名は『テンプレどおりの異世界生活』これで文句はないだろう!!!!!

恵ノ神様

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黒い戦闘

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 間一っ髪!!!!!



 オリビアは、黒衣の男がマントの中で銃を構えようとした僅かの挙動を察知して、攻撃のチャンスも剣も捨てて全力で後ろに飛んで後退したのだった。男が放った銃弾を何とかかわすことができたが、剣を捨てたことで丸腰になり防戦することしか出来なくなったオリビア。

 そこに、無情にも黒い男は散弾銃を向ける。



 バウンッ!! バウンッ!! バウンッ!! バウンッ!!



 立て続けに4発銃弾を発射するも、右に左に後退しつつ身をかわす。

 だが、その次の5発目。



 バウンッ!!



 同じく後方に避けたのだが、その背中にはいつの間にか例の重厚な十字架が待ち構えていた。

 自分が意図して追い込まれていたことに気付き、すぐに身をひねり避けようとしたその刹那、十字架が縦に急回転してオリビアは、それに巻き込まれて空宙に叩き上げられる。



「グハッ!」



 その打撃に思わず苦悶の呼気を吐く。

 黒い男はそこを見逃すはずはなく、そのオリビアに狙いを定めて散弾銃の引き金を引いた。



 バウンッ!!



 さらに、オリビアを跳ね飛ばした巨大な十字架が白く美しく発光したかと思うと、不思議なことにそこには何百もの短剣の形状に姿を変えた小さな十字架群が現れた。その無数の短剣が刺し貫こうと超加速でオリビアを襲う。その姿はまるで、大量のスズメバチの集団が害敵を襲っているよう。

 あっという間に体中に短剣と化した十字架をまとわりつかれ、そのまま落下して地面に叩き付けられた。そのオリビアの生身は無数の十字架が群がっているせいで見ることが出来ない。



「オリビア!!!」



 俺は、叫んで駆け寄ろうとする。

 だが、そんなことをする必要はなかった。



 ボオオオォォウ!!!!!



 オリビアに群がる十字架の隙間から黒い炎が滲み出る。

 伝説の黒炎の鎧『インビジブル・アルティメット・アーマー』

 それは次第に激しくなり、ついには天まで登る火柱となった。

 その中心部からまとわりついていた十字架をボロボロと剥がし落としながら立ち上がるオリビア。

 目の前で何が起こったのか理解ができずに困惑する黒装束の男。

 オリビアは立ち上がる炎の中で、人差し指をスッとその男に向けるとこう言った。



「オイッ! お前っ!

 何でズボンを履かずにパンツ一丁なんだ?!」



 すると男は、ゆっくりと下半身を見ると再びオリビアに視線を戻した。そして、両手を上げて信じられないとジェスチャーしてから慌てた様子で踵を返し、一目散に逃げて行った。

 そう、この黒装束の男は登場からすでにズボンを履いておらずグソゼの白ブリーフを履いて、そこに黒いシャツをインしていたのだ。

  俺は、黒い炎を少しづつ収めながら立ち上がったオリビアへ近寄って聞いてみる。



「あいつは、いったい何で逃げたんだ?」



「ヤツは、とても用心深い男だ。

 私の身にヤツの武器が効かず、さらに黒い炎を見て何が起きているのか理解不能になって退却したのだろう」



「えっと、ズボン履かずにパンツ一丁だったんだけど……」



「そう、ヤツは、とても用心深く、おっちょこちょいなんだ」





「戦闘前にズボン履き忘れたって、おっちょこちょい過ぎるわっ!!!」







せっかくの戦闘シーンが台無し(;´Д`)(怒) by作者
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