期限付きの側室なのに皇太子殿下が離してくれません!

林檎

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第一章 契約の側室編

誤解と真実

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「待って!」

リリアーヌは叫び声と共に、目を覚ました。
視界に映ったのはいつもの自分の部屋の天井だ。
さっきまで見ていた地獄のような光景は、どこにもない。

「夢……?」

だが、胸の痛みは消えなかった。
涙が頬を伝い、枕を濡らしていることに気づく。
リリアーヌはゆっくりと起き上がる。

「……何だったの、あれは。」

震える声で呟く。あまりにも鮮明で、リアルで、そしてーー恐ろしかった。
アルフレート殿下以外、見たことのない人々の顔。知らないはずの名前。
それなのに、まるで大切な誰かを失ったような喪失感が、胸を締め付ける。

(そういえば、あの赤い髪の女の人……。前の夢にも出ていた。)

リリアーヌは思い出す。
美しいがどこか陰のある、冷徹な雰囲気を纏った女性。
白衣を着て、爆弾を扱っていた――赤髪の騎士キリアンとは別人の、科学者らしき女だ。

(二回目の夢でも、あの人が村を壊滅させていた。)

リリアーヌは思い出す。
あの時は小さな村だった。でも、さっきの夢では—— あの村よりも遥かに広い範囲で、一瞬のうちに騎士団を全滅させていた。

(威力が、増している……。)

恐らく、あの兵器を作ったのはあの女性で間違いない。
科学者なのだろう。あの若さで、あそこまで恐ろしい兵器を生み出してしまうなんて……。
リリアーヌは背筋に冷たいものが走るのを感じた。

「これは……、もしかして、予知夢なの…?」

囁くような声は、誰にも届かない。
ただ静かな夜が、彼女の問いを飲み込んでいった。

もしこれが本当に未来の光景なら——。
リリアーヌは震える手で、自分の胸を押さえた。

(私は……、一体どうすれば……。)

答えのない問いが、暗闇の中で響き続けた。



翌朝。
リリアーヌは厨房で、せっせとパンを捏ねていた。
あの夢を見てから、よく眠れなかった。
手を動かしていると、少しだけ落ち着く。
男爵家にいた頃からの癖だった。

(あの夢……。)

生地を捏ねながら、昨夜の夢を思い返す。
キリアン、エドウィン、ユベール―――。知らないはずの名前なのに、はっきりと覚えている。
そして、あの赤髪の女性。

(もし、あれが未来に起こる出来事だとしたら…、)

リリアーヌの手が止まる。

(……何とかして、止めないと!)

でも、どうやって?
ただの側室の私に、一体何ができるというのだろう。
そもそも、自分は彼らの顔と名前しか知らない。本当に実在する人物なのかも分からないのに……。

「……まずは、情報を集めなきゃ。」

リリアーヌは決意を固めた。
あの夢を、現実にしてはいけない。
考え込んでいるうちに、パンが焼き上がった。甘い香りが、厨房に広がる。
リリアーヌは深く息を吐き、次の行動を考え始めた。

(キリアン、エドウィン、ユベール……。この三人について、何か分かれば……。)

だが、すぐに壁にぶつかる。

(でも、私、どうやって調べればいいの……?)

リリアーヌは側室だ。
離宮から自由に出ることはできない。街に出て情報を集めることも、図書館で調べることも、許可なしには叶わない。

(殿下か、ヴェロニカ様に聞けば……。)

二人なら、もしかしたらあの名前を知っているかもしれない。
でも、殿下は多忙だし、ヴェロニカ様も聖女としての務めや皇太子妃の公務に追われている。
側室の自分が気軽に会えるような立場ではない。

(どうしよう……。)

リリアーヌは焼き上がったパンを前に、途方に暮れた。

その時、ふと思い出す。
数日前、リリアーヌは勇気を出してアルフレートに手紙を送っていた。

(殿下、読んでくださったかな……?)

もしあの手紙を読んでくれていたなら、返事が来るかもしれない。
そうすれば、もう一度手紙を送って、あの名前のことを尋ねることができる。

リリアーヌは小さな希望を胸に、侍女たちを捜した。
もしかしたら、返事が届いているかもしれない——。

だが、彼女はまだ知らない。
あの手紙は、アルフレートの手に渡ることなく、ヴェロニカによって握り潰されていたことを。

リリアーヌは自分の専属侍女の姿を見つける。

「あ、サーシャ。」

リリアーヌが声を掛けると、サーシャは鬱陶しそうな目でリリアーヌを見た。

「何でしょうか?リリアーヌ様。私は忙しいのですが。」

特に忙しそうにも見えないし、何の作業もしていない。嘘なのは一目瞭然なのだが、リリアーヌはサーシャの言葉を信じ、

「あ、お仕事中にごめんなさい。聞きたいことがあって…、私宛に手紙は届いてませんか?」

「いいえ。」

サーシャは素っ気なく答える。

「リリアーヌ様宛に手紙なんて一通も届いていません。それだけですか?では、失礼します。」

そう言って、サーシャはさっさと立ち去ってしまった。

「あ……、」

(やっぱり、きてないか……。)

リリアーヌはしょんぼりして、自室に戻った。部屋の扉を閉めた途端、肩の力が抜ける。

(殿下は忙しいから、読む時間もないのかな。それとも……、側室の私からの手紙なんて、取るに足らないものだったのかも。)

胸がチクリと痛んだ。
ベッドに腰を下ろし、膝を抱える。

(どうしよう……。情報も集められないし、殿下にも相談できない。私、一体何ができるの……?)

暗い考えが頭の中をぐるぐると回る。
でも——。

「……ダメダメ!落ち込んでても仕方ない!」

リリアーヌは両手で頬をパンパンと叩いた。

「よし、お菓子でも焼こう!」

立ち上がり、再び厨房へと向かう。
手を動かしていれば、少しは前向きになれるかもしれない。





数日後、離宮内は騒然としていた。

「リリアーヌ様の部屋のゴキブリが一匹もいなくなった。」

「代わりに侍女長や使用人たちの部屋に大量発生している。」

その噂はダリオの耳にも届いた。

(まさか……あの変な団子が本当に効いたのか?)

半信半疑だったダリオの疑念は、確信に変わった。
冒険者ギルドが呼ばれ、十万ルペもの大金が駆除費として支払われたという話まで聞こえてきた。

(嘘だろ。……本当に効いてるじゃないか。)

ダリオが庭に行くと、そこにはいつものようにリリアーヌがハーブや花に水やりをしていた。

「あ、こんにちは。ダリオ。」

リリアーヌがニコッと笑い、いつものように挨拶をする。
初めて会った時は、地味で凡庸で貧相な女だと思った。
「薔薇の聖女」という異名を持つヴェロニカとは比べ物にならない。色気も女の魅力も皆無—こんな女を側室に迎えなければならない皇太子に、同情すらした。
この見た目でヴェロニカ様から皇太子の寵愛を奪おうとするなんて、身の程知らずにも程がある。

…だが、こうして笑っている顔は、よく見れば可愛い…気がする。

噂では、この女の男爵家は金に汚く、悪評ばかりだと聞いている。
娘も高位貴族の男に媚を売るという男好きだとか、我儘だとか――散々な言われようだった。

ダリオはその悪評通りの女だと思い込んでいた。
だが、実際に何度か顔を合わせ、話してみると……、噂とは全然違う印象を受ける。

化粧っ気もなく、髪も下ろしたまま。宝石やアクセサリーは一つも身に着けていない。
いつも使用人が着るような、動きやすい服ばかり着ている。

(本当にこいつ、貴族の娘なのか…?)

他の者が見たら、使用人かと勘違いするだろう。それくらい飾り気がない。
何なら、専属侍女の方がよっぽど貴族らしく見える。

そんな女を一瞬でも、「可愛いかもしれない」と思った自分が信じられない。

(おかしいだろ!こんな地味で色気の欠片もない女なんか……!)

ヴェロニカ様の方がよっぽど美しい。薔薇と雑草、宝石と道端の石ころ――比べるまでもないじゃないか。
それなのに、なんで俺は……。
ダリオは自分の胸の内に湧き上がる感情を、必死に押し殺そうとした。

リリアーヌは小腹が空いたのでハーブのクッキーを摘まんで食べていた。

(難しい顔しているけどどうしたんだろう?こっち、ジッと見てる……。あ、もしかして、ダリオもクッキー欲しいのかな。)

リリアーヌはニコッと笑って、クッキーを差し出した。

「ダリオもクッキー食べます?」

「え……。」

人懐っこい笑顔に思わず受け取ってしまう。
受け取った以上、食べないのも悪い気がして一口齧った。サクッとした軽い食感とハーブの香りが口の中に広がる。

「ッ……!お、美味しい……。」

「え、本当ですか?お口に合ってよかったです。」

いつの間にか、リリアーヌの帽子や肩に小鳥が止まり、クッキーをついばんでいる。両手に乗せた小鳥もいる。

「よかったら、もっとどうぞー。」

リリアーヌはそう言って、ダリオにクッキーのお代わりをくれた。

「ここの料理人は腕がいいんだな。いつも酒飲んでる酔っ払いだと聞いていたけど……。」

ダリオはてっきり、ここの料理人が作った菓子だと思っていた。

「ああ。それは私が作ったんです。あ、そうだ。良かったら、飲み物もどうぞ。」

リリアーヌはダリオに水筒を差し出した。

「は!?あんたが…、あ、いえ、リリアーヌ様が?」

ダリオは慌てて敬称をつけた。さすがに今までのように呼び捨てにはできない。
それよりも、男爵の私生児とはいえ、貴族令嬢がお菓子を作れることに驚いた。

「男爵家にいた頃は家事全般が私の仕事だったので。だから、庭仕事も料理もお菓子も、基本的なことはできますよ。」

「は!?な、何でリリアーヌ様が家事を?そんなの使用人にさせればいいのに……。」

「使用人は数年前まではいたんですけど、皆辞めてしまって……。私の家はお金がなくて、お給金も満足に払えなくなってしまったんです。」

グラント男爵家が貧しく、没落寸前という話は聞いていたが、想像以上に過酷な環境だったらしい。

「そ、それは…、く、苦労してたんですね……。」

「確かにあの頃は大変でしたけど、今はすごく幸せなので!三食のご飯付きに、お風呂も毎日入れて、フカフカの布団で寝られて……。私、ここに来てから毎日8時間も眠れてるんです!男爵家にいた頃は3時間しか寝られなかったのに!おまけにこんな広い庭もあるなんて……。そうそう!昨日は仔羊のシチューを生まれて初めて食べたんです!それが頬が蕩けるくらい美味しくて……。もう毎日が幸せで幸せで……!」

(……いや。待て。それって貴族なら、普通の生活じゃないか?)

ダリオは絶句した。

(三食食べられる、毎日風呂にはいれる、8時間眠れる――それが「幸せ」だなんて…。どんだけ劣悪な環境で育ったんだ。この女は……。)

そりゃ、そんな環境で生まれ育った女からすれば、侍女長たちの嫌がらせなんて子供騙しみたいなものだろう。
いや、もしかしたら嫌がらせにすら気づいていないのかもしれない。

ダリオはリリアーヌが使用人達から嫌がらせをされているのに、こんなにも能天気に暮らしているか理由が分かった気がした。

というか、この女—。

(皇太子の側室になったことより、衣食住が保証された方に喜んでいないか…?)

ダリオは思わず頭を抱えたくなった。
普通、貴族令嬢が皇太子の側室になったら、権力や地位、寵愛を求めるものだろう。
なのにこの女は、「毎日ご飯が食べられる」ことを一番喜んでいる。

ダリオの中で、リリアーヌを「ヴェロニカと皇太子の仲を切り裂く悪女」というイメージがガラガラと崩れ落ちた。
男爵家の悪評を聞いて、リリアーヌのことを勝手に悪女だと誤解していただけだったのだ。

「これも全部、ヴェロニカ様のお蔭です!ヴェロニカ様が私にこの離宮に住めるようにしてくださったおかげで、こんなに幸せに暮らしているんです。」

リリアーヌはそこで「そういえば、」とダリオに訊ねた。

「ダリオはヴェロニカ様の庭師だって言ってましたよね?ヴェロニカ様とお会いすることもあるんですか?」

「えっ……、」

「もし、会う機会があるなら、ヴェロニカ様にお礼を伝えてもらってもいいですか?私は許可なく、外出することができないし、ヴェロニカ様はお忙しいのでなかなかお会いする機会がなくて……。」

てっきり、リリアーヌはヴェロニカを敵視しているのだと思っていた。
いや。そもそも、

「あの、リリアーヌ様。その、すみません。初対面の時に失礼な事を言ってしまい……、」

「ん?ダリオは謝るようなこと何もしてないじゃないですか。それより、どうして、急に畏まった態度なんですか?初めて会った時みたいに気楽に接してくれていいですよ。」

気楽に、というかあれは明らかに見下していただけなんだが……。どうやら、それすらもリリアーヌはいい意味に受け取っていたようだ。

本当に、変わった女だな。

ダリオはそう思いながらも、確実に自分の中でリリアーヌへの印象が変わっていくのを感じていた。
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