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第一章 出会い編
触れない理由
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「…いつまでもこんな所にいては、風邪を引く。その格好では広間に戻れないだろう。一度、着替えた方がいい。替えのドレスを用意させる。」
「あっ…、ありがとうございます…。」
リスティーナも今の状況に我に返ると、慌てて立ち上がった。確かに男物の上着を羽織ったこの格好では戻れない。
「うっ…!」
その時、突然、ルーファスが呻き声を上げて、ふらついた。
そのまま前のめりに倒れそうになり、リスティーナは条件反射で手を伸ばした。
「殿下!」
慌てて、ルーファスが倒れないように身体を支える。一瞬だけ肩にズシリとした重みを感じる。
ルーファスはふらつきながらもすぐに自分の足で立ち、頭を抑えた。
「だ、大丈夫ですか?殿下。」
リスティーナの声にルーファスは閉じていた目を薄っすらと開ける。焦点の定まらない視線が彷徨った。が、状況を理解すると、ルーファスは顔を強張らせ、
「ッ、寄るな!」
そう叫んで、勢いよくリスティーナから身体を離した。
「…へ、平気だ。少し…、眩暈がしただけだ。」
そう言って、顔を背ける殿下に既視感を抱いた。
同じだ…。あの時、殿下が私の手を振り払ったあの夜と…。
もしかして、もしかして、殿下は…、リスティーナはずっと気になっていた事を確かめたいと思った。
「殿下は…、どうしてそこまで触れられるのを拒むのですか?」
「は…?」
「私に触れられるのをそこまで嫌がるのは…、どうしてなのですか?」
「何故、そんな事を聞く。知った所でどうするつもりだ?」
「私は理由が知りたいのです。」
リスティーナを嫌っているからとか平民の血を引く王女だからと蔑んでいる訳でもない。そんな単純な理由じゃないのだとリスティーナは確信していた。もしかして、彼は…、
ルーファスは暫く黙ったままだったが…、
「俺に触ったら…、呪いが移るからだ。」
目を合わせることなく、ぽつりと静かに呟いたルーファス。
リスティーナは確信した。やっぱり、ルーファス殿下は…、何も言わないリスティーナに何か勘違いをしたのかルーファスは、
「あの時は咄嗟に触れてしまったが、直接肌に触れた訳じゃないから安心しろ。」
あの時とは、きっとリスティーナが立てない時に手を差し伸べてくれた事や倒れそうになったリスティーナを支えてくれた事だろう。自分は手袋をしているから大丈夫だと主張するルーファスにリスティーナはギュッと胸が苦しくなった。
「あの時、殿下が私に触るなと言ったのは…、私の為…、だったのですか?」
「勘違いするな。君の為じゃない。俺の体面の為だ。嫁いで間もない側室に呪いを移しただなんて、外聞が悪すぎる。」
「…。」
ルーファス殿下は…、決して冷たい方なんかではない。むしろ…、優しい方なのかもしれない。
口では否定しているが本当は私の身を案じてくれていたんだ。
「触れたら、呪いが移るという話は…、本当の話なのですか?」
「何?」
無礼と思いつつもリスティーナは聞かずにはいられなかった。
「殿下の噂は…、私の耳にも届いております。殿下に触れると呪いが移ると言われていることも知っています。でも、それが本当なのかどうかは私は知りません。それに、噂など当てにはなりません。噂が全て真実であるとは限りませんから。」
ルーファス殿下に触れたり、近づけば呪いが移る。後宮の侍女達がそう噂しているのを聞いたことがある。でも、亡くなった母は言っていた。
噂に惑わされないようにしなさい、と。
噂が全て正しいとは限らない。噂に囚われて周囲に流されるのではなく、本質を見極める力をつけなさい、と。
そうだ。お母様の言う通り…、噂など当てにはならない。
「仮に噂が本当なら何かしらの変化が私の身体に起こる筈です。
この間の時も…、先程だって…。でも、私の身体には何の変わりもありません。だから、私は…、呪いが移るというのは嘘なのではないかと思います。もしかしたら、あの噂は…、ただ呪いを恐れた人達が流したものなのではないでしょうか?」
今までの経験上、噂が真実味に欠けていることは身を持って知っている。
根も葉もない噂にも関わらずそれが真実であるかのように語られる。
故意的に噂を流す人間は相手を陥れたり、傷つけたり、退屈しのぎだったりと動機は様々だ。
時には、憶測や思い込みだけで噂をする人間もいる。もしかしたら、彼の噂も…、
「…そんなもの、俺が知る訳ないだろう。俺に触れようとする人間など今まで誰もいなかったのだから。」
「っ…!」
リスティーナはその言葉に胸が締め付けられた。やっぱり、噂は嘘だったんだ。
今まで殿下に触れたことがないのなら呪いが移った人間などいない筈だ。
きっと、あの噂は呪いを恐れた周囲の人間が流した根拠のない噂だったのだろう。
「呪いが移らないという保証などどこにもない。仮に、俺に触っても呪いは移らないのが事実だったとしても…、好き好んで俺に触ろうとする人間がいる筈がないだろう。」
彼はリスティーナから目を逸らしていて、俯いているのでその表情は見えない。
でも、何だか、彼が傷ついているように見えた気がした。
その姿が…、まるで幼い時の自分自身を見ている様で…、胸が痛んだ。
「私は…、殿下を信じます。」
リスティーナの言葉にルーファスが顔を上げ、怪訝そうな表情を浮かべた。
「殿下に触れても呪いは移りません。もし…、殿下がお嫌でなければ…、お手に触れる許可を頂けませんか?」
「な…、君は人の話を聞いていたのか?何故、そこで俺の手を触るという話になるんだ。」
動揺したように身構えるルーファスにリスティーナは真剣な表情を浮かべて言った。
「証明をしたいのです。殿下に触っても呪いが移らないということを。それを証明するために…、どうかお許し頂けませんか?」
リスティーナはそっと手を差し出して、ルーファスにそう申し出た。
そんなリスティーナにルーファスは愕然とした表情を浮かべた。
「…正気か?」
「はい。勿論です。」
「…。」
頷くリスティーナをルーファスはじっと見つめた。警戒心と猜疑心を含んだ目だ。
リスティーナは自分の言葉が嘘偽りない申し出であることを意思表示するためにルーファスを見つめ返した。目の悪い彼にその気持ちが伝わるとは思えないけど…、それでも伝わって欲しいと願った。
「…好きにしろ。」
ルーファスはそう言って、リスティーナに手を差し出した。
リスティーナはぱあ、と顔を輝かせて礼を言った。
「ありがとうございます!」
そっとルーファスの手に触れる。一瞬、彼の手がビクリ、と震えた。黒い皮手袋に覆われた手…。
「失礼します。」
リスティーナは手袋を外した。白くて綺麗な手…。男の手とは思えない位に繊細でほっそりとしている。キュッと彼の手を優しく握った。彼の手を握ってもリスティーナの身体には何の変化も訪れなかった。
「…殿下。大丈夫です。私は何ともありません。やっぱり、呪いが移るだなんて、嘘だったのです。」
リスティーナは彼を安心させるように微笑んだ。ルーファスは息を呑んだ。
彼の手は一見、女性のような手をしているが触ってみると意外と骨張っていて硬い。それにリスティーナの手よりもずっと大きい。やっぱり、男の人の手だ。こうして、異性の手に触れたのは初めて…。
「殿下の手は…、その、とても大きいのですね。」
何だか気恥ずかしくなり、リスティーナは少し頬を赤く染めてそう口にした。
「君は…、小さいな。それに…、温かい。」
「あ…、はい。そうなんです。私、小さい頃から手が温かいって言われてまして…。」
ティナの手は温かいわね。昔、そう言ってくれた母の言葉を思い出す。そんな母を思い出すだけでじわっと涙がこみ上げる。
「どうした?」
「え?」
「君が…、泣いているような気がしたから。」
リスティーナはバッと反射的にルーファスの手から手を離した。
「い、いえ…!あの…、私は別に泣いてなどおりませんが…、」
「そうか。なら、いい。勘違いをして悪かったな。」
リスティーナはドキドキと心臓が嫌な音を立てた。
どうして…?彼は目が悪いと言っていた。それなのに…、どうして、自分が泣きそうになっていたことに気が付いたのだろうか。まるでリスティーナの心を読んだかのよう…。
リスティーナは自分の心を見透かされた気がして動揺した。
じっとルーファスはリスティーナに視線を注ぐ。リスティーナは視線を感じて彼を見上げた。
何か言いたげな表情にリスティーナは首を傾げた。やがて、ルーファスはスッとリスティーナに手を伸ばした。
「殿下…?」
「っ、な、何でもない。」
リスティーナに触れる直前まで手を伸ばしていたルーファスだったがリスティーナの声にハッと我に返った様子で慌てて手を下ろした。
「あっ…、ありがとうございます…。」
リスティーナも今の状況に我に返ると、慌てて立ち上がった。確かに男物の上着を羽織ったこの格好では戻れない。
「うっ…!」
その時、突然、ルーファスが呻き声を上げて、ふらついた。
そのまま前のめりに倒れそうになり、リスティーナは条件反射で手を伸ばした。
「殿下!」
慌てて、ルーファスが倒れないように身体を支える。一瞬だけ肩にズシリとした重みを感じる。
ルーファスはふらつきながらもすぐに自分の足で立ち、頭を抑えた。
「だ、大丈夫ですか?殿下。」
リスティーナの声にルーファスは閉じていた目を薄っすらと開ける。焦点の定まらない視線が彷徨った。が、状況を理解すると、ルーファスは顔を強張らせ、
「ッ、寄るな!」
そう叫んで、勢いよくリスティーナから身体を離した。
「…へ、平気だ。少し…、眩暈がしただけだ。」
そう言って、顔を背ける殿下に既視感を抱いた。
同じだ…。あの時、殿下が私の手を振り払ったあの夜と…。
もしかして、もしかして、殿下は…、リスティーナはずっと気になっていた事を確かめたいと思った。
「殿下は…、どうしてそこまで触れられるのを拒むのですか?」
「は…?」
「私に触れられるのをそこまで嫌がるのは…、どうしてなのですか?」
「何故、そんな事を聞く。知った所でどうするつもりだ?」
「私は理由が知りたいのです。」
リスティーナを嫌っているからとか平民の血を引く王女だからと蔑んでいる訳でもない。そんな単純な理由じゃないのだとリスティーナは確信していた。もしかして、彼は…、
ルーファスは暫く黙ったままだったが…、
「俺に触ったら…、呪いが移るからだ。」
目を合わせることなく、ぽつりと静かに呟いたルーファス。
リスティーナは確信した。やっぱり、ルーファス殿下は…、何も言わないリスティーナに何か勘違いをしたのかルーファスは、
「あの時は咄嗟に触れてしまったが、直接肌に触れた訳じゃないから安心しろ。」
あの時とは、きっとリスティーナが立てない時に手を差し伸べてくれた事や倒れそうになったリスティーナを支えてくれた事だろう。自分は手袋をしているから大丈夫だと主張するルーファスにリスティーナはギュッと胸が苦しくなった。
「あの時、殿下が私に触るなと言ったのは…、私の為…、だったのですか?」
「勘違いするな。君の為じゃない。俺の体面の為だ。嫁いで間もない側室に呪いを移しただなんて、外聞が悪すぎる。」
「…。」
ルーファス殿下は…、決して冷たい方なんかではない。むしろ…、優しい方なのかもしれない。
口では否定しているが本当は私の身を案じてくれていたんだ。
「触れたら、呪いが移るという話は…、本当の話なのですか?」
「何?」
無礼と思いつつもリスティーナは聞かずにはいられなかった。
「殿下の噂は…、私の耳にも届いております。殿下に触れると呪いが移ると言われていることも知っています。でも、それが本当なのかどうかは私は知りません。それに、噂など当てにはなりません。噂が全て真実であるとは限りませんから。」
ルーファス殿下に触れたり、近づけば呪いが移る。後宮の侍女達がそう噂しているのを聞いたことがある。でも、亡くなった母は言っていた。
噂に惑わされないようにしなさい、と。
噂が全て正しいとは限らない。噂に囚われて周囲に流されるのではなく、本質を見極める力をつけなさい、と。
そうだ。お母様の言う通り…、噂など当てにはならない。
「仮に噂が本当なら何かしらの変化が私の身体に起こる筈です。
この間の時も…、先程だって…。でも、私の身体には何の変わりもありません。だから、私は…、呪いが移るというのは嘘なのではないかと思います。もしかしたら、あの噂は…、ただ呪いを恐れた人達が流したものなのではないでしょうか?」
今までの経験上、噂が真実味に欠けていることは身を持って知っている。
根も葉もない噂にも関わらずそれが真実であるかのように語られる。
故意的に噂を流す人間は相手を陥れたり、傷つけたり、退屈しのぎだったりと動機は様々だ。
時には、憶測や思い込みだけで噂をする人間もいる。もしかしたら、彼の噂も…、
「…そんなもの、俺が知る訳ないだろう。俺に触れようとする人間など今まで誰もいなかったのだから。」
「っ…!」
リスティーナはその言葉に胸が締め付けられた。やっぱり、噂は嘘だったんだ。
今まで殿下に触れたことがないのなら呪いが移った人間などいない筈だ。
きっと、あの噂は呪いを恐れた周囲の人間が流した根拠のない噂だったのだろう。
「呪いが移らないという保証などどこにもない。仮に、俺に触っても呪いは移らないのが事実だったとしても…、好き好んで俺に触ろうとする人間がいる筈がないだろう。」
彼はリスティーナから目を逸らしていて、俯いているのでその表情は見えない。
でも、何だか、彼が傷ついているように見えた気がした。
その姿が…、まるで幼い時の自分自身を見ている様で…、胸が痛んだ。
「私は…、殿下を信じます。」
リスティーナの言葉にルーファスが顔を上げ、怪訝そうな表情を浮かべた。
「殿下に触れても呪いは移りません。もし…、殿下がお嫌でなければ…、お手に触れる許可を頂けませんか?」
「な…、君は人の話を聞いていたのか?何故、そこで俺の手を触るという話になるんだ。」
動揺したように身構えるルーファスにリスティーナは真剣な表情を浮かべて言った。
「証明をしたいのです。殿下に触っても呪いが移らないということを。それを証明するために…、どうかお許し頂けませんか?」
リスティーナはそっと手を差し出して、ルーファスにそう申し出た。
そんなリスティーナにルーファスは愕然とした表情を浮かべた。
「…正気か?」
「はい。勿論です。」
「…。」
頷くリスティーナをルーファスはじっと見つめた。警戒心と猜疑心を含んだ目だ。
リスティーナは自分の言葉が嘘偽りない申し出であることを意思表示するためにルーファスを見つめ返した。目の悪い彼にその気持ちが伝わるとは思えないけど…、それでも伝わって欲しいと願った。
「…好きにしろ。」
ルーファスはそう言って、リスティーナに手を差し出した。
リスティーナはぱあ、と顔を輝かせて礼を言った。
「ありがとうございます!」
そっとルーファスの手に触れる。一瞬、彼の手がビクリ、と震えた。黒い皮手袋に覆われた手…。
「失礼します。」
リスティーナは手袋を外した。白くて綺麗な手…。男の手とは思えない位に繊細でほっそりとしている。キュッと彼の手を優しく握った。彼の手を握ってもリスティーナの身体には何の変化も訪れなかった。
「…殿下。大丈夫です。私は何ともありません。やっぱり、呪いが移るだなんて、嘘だったのです。」
リスティーナは彼を安心させるように微笑んだ。ルーファスは息を呑んだ。
彼の手は一見、女性のような手をしているが触ってみると意外と骨張っていて硬い。それにリスティーナの手よりもずっと大きい。やっぱり、男の人の手だ。こうして、異性の手に触れたのは初めて…。
「殿下の手は…、その、とても大きいのですね。」
何だか気恥ずかしくなり、リスティーナは少し頬を赤く染めてそう口にした。
「君は…、小さいな。それに…、温かい。」
「あ…、はい。そうなんです。私、小さい頃から手が温かいって言われてまして…。」
ティナの手は温かいわね。昔、そう言ってくれた母の言葉を思い出す。そんな母を思い出すだけでじわっと涙がこみ上げる。
「どうした?」
「え?」
「君が…、泣いているような気がしたから。」
リスティーナはバッと反射的にルーファスの手から手を離した。
「い、いえ…!あの…、私は別に泣いてなどおりませんが…、」
「そうか。なら、いい。勘違いをして悪かったな。」
リスティーナはドキドキと心臓が嫌な音を立てた。
どうして…?彼は目が悪いと言っていた。それなのに…、どうして、自分が泣きそうになっていたことに気が付いたのだろうか。まるでリスティーナの心を読んだかのよう…。
リスティーナは自分の心を見透かされた気がして動揺した。
じっとルーファスはリスティーナに視線を注ぐ。リスティーナは視線を感じて彼を見上げた。
何か言いたげな表情にリスティーナは首を傾げた。やがて、ルーファスはスッとリスティーナに手を伸ばした。
「殿下…?」
「っ、な、何でもない。」
リスティーナに触れる直前まで手を伸ばしていたルーファスだったがリスティーナの声にハッと我に返った様子で慌てて手を下ろした。
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