ネタバレすると、俺が男主人公なことは確定。

杏2唯

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アサシンは兄となる

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 衝撃的事実を知ってしまってから一夜明け――
 全然眠れなかった。あんなに一日中疲れることしかなかったのに。あんな爆睡案件そうなかったのに。

 それもこれも、全部刹那のせいだ。刹那が男だったんなら、もしかして本当に佐伯も男だったりする可能性あるんじゃないか? とか、それこそ四ツ谷と三鷹もわかんなくね? とか、大して話したことないクラスメイトまであいつはああ見えて女っぽいとか分析してしまい――そんなことばっか考えてたら、眠気がやって来た頃にはもう外が明るくなってしまっていた。

 俺の寝不足の原因である張本人は、朝っぱらからゲラゲラと笑いながらいつもの三人組でホテルのバイキングを楽しんでいる。四ツ谷と三鷹が普通のご飯の量なのに対して刹那は大盛り。プラスパンも何個かお盆に乗っている。よく食うな。やっぱ男だから食欲も旺盛なのか。

 しっかし、不思議なもんだ。それでも今女の格好をしている刹那を見ると、やっぱり女にしか見えない。黙ってればただの綺麗な女子高生以外の何でもない。

 でもあの制服の下は――うん、鮮明に思い出すのも何か嫌だからやめておこう。

「シンヤ、眠そうね」

 モソモソと朝飯を食ってた俺の隣に、オトメが腰かける。お盆の上にはパンにベーコンエッグにサラダにヨーグルト。

「女子代表みたいなメニューだな。期待を裏切らないよなぁオトメは」
「は? 何言ってんのよ」
「いやいや。安心してるんですよ。オトメはやっぱただの乙女なんだなぁってさ」
「……朝から意味不明なことばっかね」

 そう言ってパンを食べ始めるオトメ。一口が小さくて、そこにも女子を感じた俺はまた少し安心。

「麻丘くん! 早乙女さん! おはようっ!」
「おー佐伯! おは――」

 よう、と言おうとしたのに。

 オトメが座ってるのと反対側の俺の隣に、今度は佐伯がやって来る。
 ドンッ! とテーブルの上に置かれたお盆の上のご飯の量を見て、俺は言葉を失った。

「――さ、佐伯、これ一人で食うの?」
「え? うん! 美味しそうなものばっかりだったから迷っちゃった。バイキングって罪だねぇ」

 ご飯は刹那よりも大盛り。朝から唐揚げの山盛り。ご飯だけでなくトーストに目玉焼き。デザートにバナナが一本とかじゃなくて……何て言うんだっけ。あ、房だ。そう、バナナ一房……房っておかしいだろ! ゴリラか!

 運動神経も女子とは思えないレベルで半端なく、食欲は普通の男子を余裕で超えている。

 オトメの時に感じた安心感とは真逆で、佐伯に対しての不安感が増して来た。何だろうこの忘れた頃にやって来る佐伯のインパクトって。

「美味しい~~!」

 うん。ハムスターみたいに可愛く頬張ってる佐伯が可愛いからやっぱもうどうでもいいや。可愛いは正義なんだからどうでもいいや。
 それに普段昼一緒に食ってる時はこんな大食いじゃないし、朝いっぱい食べるタイプの子なんだろうな。あ、あんなに山盛りだった唐揚げがみるみるうちに佐伯の胃袋へ……

「見てるだけで胸焼けするわ」

 そんな佐伯を見て、オトメのヨーグルトを食べる手がすっかり止まっていた。


****


「はーい、じゃあこれから学園に戻るからぁ……うん、帰りはもうクラス関係なく好きな方のバス乗ってねぇ。席は早い者勝ち~~」

 昨日の夜絶対に見回りをサボッたであろうやる気ない先生選手権ナンバーワンしののんはそう言うとすぐにバスに乗り込んで寝る準備をし始めた――というか完全に寝に入ってるよなあれ。早い者勝ちって完全勝利じゃねぇかしののんが。

 ホテルのバイキングを食べてすぐにバスで帰宅。この学園は林間学校っていうものの意味を調べ直した方がいいと思う。まぁすぐ帰れるのは有難いけどな実際! 早く自分の部屋の自分のベッドで身体も心も休みてぇーー!

「おっしゃァ! じゃあ帰りは同じバスに決まりだなアサシンッ!」
「おわっ! 刹那!?」

 後ろからガッと首に腕を回される。刹那がよくやるこの行為も前までは結構な密着度に少しだけ、いや本当少しだけだけどドキドキしてたのに今はもうただの男同士のコミュニケーションにしか思わない。

「……風呂でのこと、誰にも話してないだろうなァ?」
「話すかよ! 今後も誰にも言う気ねーって」
「だよな! 何回も言うけど二人だけの秘密だぞ」

 小声で刹那とやり取りをする。二人だけの秘密って言葉だけ聞くといい響きなのに内容と秘密を共有する相手が残念でならない。

「んじゃ乗るか! 心! 愛! 乗り込むぞォ! オレ様達の船に!」
「わぁ! 帰りはしんちゃんも一緒なんですねっ。余ったお菓子たくさんあげます!」
「……刹那、船じゃなくてバスね」
「こまけェことはいいんだよ! 行くぞ!」

 もう帰るだけだし好きにさせようと思い抵抗もせず刹那に引っ張られるがまま――ん? 待てよ? これ俺と四ツ谷が隣に座れば刹那と三鷹が隣同士に座れるよな?

 仕方ないから協力してやるか。刹那の気持ちを聞いた以上、協力してやる以外の道はないしな。俺が恋のキューピッドとやらに――

「待て! アサオを離せ! アサオは僕の隣に座るって決まってるんだ!」

 なれるかわからなくなって来た。

「体育祭のチームだけじゃなく今回のバスだって引き離され、ここへ来てやっっっとクラスっていう隔てをなくし親友同士が一緒にいられる大チャンスを得たんだぞ! アサオの隣に座るのに相応しいのは僕だからとりあえず君はお呼びではないつまり今すぐその腕を離してアサオをこっちに引き渡すんだ。さあ!」

 重い。とてつもなく重い。ここへ来てやっとって、昨日普通に飯盒炊爨で同じ班だったろ。一緒に黒焦げご飯作ったろ。

「あァ? オレ様だってアサシンとはマブなんだよ! オマエはすっこんでろお呼びでないのはそっちだバァーカ!」
「んなっ……!? アサオのただの友達というならともかくマブを名乗っていいのは僕だけだ! 図々しいにも程があるぞ僕みたいな綺麗な顔とは比べものにならないくらい凶悪な顔の分際でアサオに近づくな!」

 顔立ちなんて別にどうだっていいとにかく男同士に取り合いされても全く嬉しくないんだよこっちは。

「ハッ! 残念だったなァ。オレ様はアサシンと秘密を共有してる仲なんだ。二人だけの秘密をなァ」
「二人だけの、秘密……?」
「そうだ。オマエはあんのかよ? 自称親友野郎」
「誰が自称だ! 僕が親友なのはアサオからのお墨付きだ! それに僕とアサオだって秘密を共有しているし僕がアサオと親友になったのだって――」
「あああああ! とりあえず黙れ二人とも! このままじゃ秘密が秘密じゃなくなりそうだから黙れ!」

 こんなくだらなすぎる言い合いで大事な秘密を暴露されてたまるか! いや俺は別に隠さなくたって全然良いんだけどさ! 俺が男だってことも! 二階堂が男だってことも! 刹那が男だってことも! 全員男じゃねぇか可愛い女子と秘密共有したい人生だったよクソが!

 でも校則的には非常にマズイ。あんな徹底してる大事な校則を破ると簡単に退学処分にでもしてしまいそうなのがこの学園……いやいっそ退学してしまった方が今後の俺の青春の為かも……

「うーん。麻丘くんの取り合いをしたい気持ちはわかるんだけど、このままじゃラチがあかないよね」
「佐伯!」

 もうとっくにオトメとバスに乗ってしまったと思っていた佐伯が突如現れ、ご自慢の怪力で簡単に俺と刹那をべりっと引き剥がす。

「おぉっ!? オマエすげェ力だな!」

 刹那はそんな佐伯の行動に怒りもせず、逆に興奮しているようだった。馬鹿で良かった……

「よくやった佐伯那智! これでアサオは自由の身! 僕とバスに揺られながらこの林間学校での二人の思い出を語り合おう!」

 いやそんなどうでもいい語り合いを強制されてる時点でどこが自由の身なのかを問いたい。

「つかオマエさっきなら何なんだよ! キモチワリィな!」
「きっ……気持ち悪い? 何が? 誰のこと言ってるの? 僕の方見ながら誰のことを気持ち悪いって!? もしかしてアサオか? アサオは気持ち悪くないぞ!」
「あァアア!? オマエの方見ながらオマエに向かってキモチワリィっつってんだろォーが!」
「ぼ……僕が……この僕が……ききき、きもち……」

 二階堂、動揺し過ぎて声震えてんぞ。まぁそりゃそうか。このビジュアルに面と向かって気持ち悪いなんて言うことなんてないもんな。だからもちろん二階堂も言われたことないワケで。つーか俺一瞬巻き込まれ事故してなかった?

「シンヤ、行くわよ」
「へっ? オ、オトメ?」

 佐伯と同じく今度はオトメが急に目の前に現れたかと思うと、俺の腕を引っ張りバスの方へ歩き出す。

「ちょ、何だよ急に」
「何ってすぐ理解しなさいよ! 馬鹿と気持ち悪い奴が言い争ってる間にさっさと乗っちゃえばいいでしょ――仕方ないから、あたしがシンヤの隣に――」
「はいはぁ~~い! 何してんのぉ~~早く乗ってよ~~せんせぇうるさくて眠れないし……一番平和な方法取れば解決だよねぇ? だから、アサシンの隣には誰も座らない! アサシンはぼっち! 他のみんなは余った座席に適当に座ってねぇ」
「…………しののん、それ俺寂しくない?」
「…………」
「寝んなよ!」

 自分の睡魔の為だけにめちゃくちゃ大雑把にこの場を収めたしののんによって、バス座席争いは強制終了となった――

 そして俺の隣には誰も座らず。通路を挟んだ向こう側の座席には爆睡中のしののん。
 バスが走り出したばっかの時こそぎゃあぎゃあと騒がしすぎるくらいうるさかった車内だったけど、みんな長い移動時間のせいか、はたまた疲れが残っていたせいか、次々と寝落ちしていった。

 怖いくらい静かになった車内で、俺は何故かここでも眠れず……つーかバスの揺れ結構苦手なんだよなぁ。いけね、意識したら余計気持ち悪くなりそ……

 誰でもいいから、話し相手にでもなってくれれば気が紛れんのに。そう思って自分の席からひょこっと顔を出し、起きてる奴がいないか探してみる。

 すると、俺と同じく起きてた唯一の人物――三鷹心とバッチリ目が合った。

「……!」

 俺と目が合い、驚く三鷹。そういえば、三鷹とは刹那と四ツ谷に比べてそんなに会話をした記憶がない。三鷹自体がそこまでおしゃべりじゃないからかもだけど。

 いい機会かも――もしかしたら、刹那の為になる情報を三鷹から聞き出せるかもしれないし。それに俺も純粋に、三鷹と話してみたかったし。

「三鷹、起きてたんだ。眠くない?」

 席がそこまで遠くないので、小声でそう三鷹に呼びかける。

「……う、うん。眠くない」

 戸惑いながらも首を縦に振りながら俺に返事をする三鷹。

「えーっとさ、良かったら――ここ、空いてるんだけど、来てくれたりしない?」

 自分の隣のすっからかんな寂しい座席を指差しながら三鷹にそう言うと、三鷹はさっきよりも驚いた顔をして、さっきよりも戸惑いながら、最後にはコクンと頷いてひょこひょこと歩きながら俺の隣にぎこちなくストンと座った。

「――三鷹、緊張してる?」
「……! し、してないよ」
「してるよね」
「……してる」
「俺なんかと話すだけでそんな緊張しなくていいからな! ほら、俺三鷹とゆっくり話したことなかったな~と思って。ちょっと話してみたいなって思ったんだ」
「……私と? 話したい?」
「うん。仲良くなれたらなって!」
「……嬉しい。ありがとう。私も、仲良くなりたい」

 三鷹は嬉しそうに小さく笑った。
 ――え、すんげーー可愛いんですけど。待って。何この男心くすぐる感じ。三鷹の笑顔って近くで見ると破壊力やばい。

「――刹那もこれにやられたのか」
「……刹那?」
「あああ! いや! 何でもない!」

 刹那が三鷹を守りたいって言ってた気持ちが、今ならめちゃくちゃわかる。

「あ、そういえば、三鷹はさ、どうしてこの学園に入学したいと思ったんだ?」
「……私は、その……変わりたくて」
「変わりたい?」

 変わりたいって何だ!? 意味深! まさか性別!? 男から女にってこと!?

「……引っ込み思案で、あんまり人付き合いがうまくなくて……ここは変わった学園だから、私も明るく変われるかなと思った」
「あ、な、何だ。そういうことねうん。まぁ変わった学園すぎて度を越して変わった奴ばっかだもんな実際」
「……だから、刹那と愛には本当に感謝してる。二人は私と仲良くしてくれて、いつも私を引っ張って行ってくれて……一緒にいるとすごく楽しい」

 一緒にいることで問題児三人とか散々言われて、セットで変人扱いされてんのに、三鷹健気すぎやしないか。

「……私、刹那と愛が大好き」

 二人のことを考えながら言っているのか、そう言う三鷹の顔は本当に幸せそうだった。
 この三人には三人なりの、大きな絆があるんだろうなぁ――

「……でも最近、刹那がちょっとおかしいの」
「刹那が?」

 幸せそうな女神の微笑みから一転、急に険しい顔をして三鷹は話を続ける。 

「……うん。前よりちょっぴり、ほんのちょっぴりなんだけど、距離置かれてるような気が、しなくもなくて」
「刹那が三鷹と? うーん、見てるぶんには全然そんなこと感じないけど……」
「……周りが気付かないレベルなの。でもやっぱりおかしい。私が近寄ったり、くっついたりすると、急に慌てることがあって……前までは気軽に肩とか組んでくれたり、おんぶしてくれたりしたのに……」
「…………」
「……私、刹那に何かしちゃったのかな」

 刹那、三鷹のこと意識してんのモロわかりじゃねぇか! 
 でも三鷹に「刹那は男で三鷹のことが好きなんですよー」なんて言えるワケないし。

 どうこの場を切り抜けようかと言葉を探すが、良い言葉が全く見つからない。チラッと横目で三鷹の方を見ると、険しい顔でもなく、眉毛をシュンと下げて寂しそうな顔をしている。

 ――おいコラ刹那。好きな子にこんな顔させるなんてどういうことだ。

「さっきさ、三鷹言ってたよな? 刹那と四ツ谷の二人のことが大好きだって」
「……え? 言った、けど」
「それはきっと、二人も同じだと思うんだよ俺は」
「……同じ?」
「四ツ谷も――そんでもちろん刹那も、三鷹のことが大好きってこと!」
「……!」

 つーか今の時間で俺もだいぶ三鷹のこと好きになったし。

「だからさ、そんな心配すんなって! なっ?」

 ポンッと三鷹の頭の上に手を乗せて、優しく撫でる。

 あ、今すんごい世の妹を持つお兄ちゃんの気持ちわかる気がするわ。こういう感覚なんだろうな。初めて見たときから三鷹は妹属性と思ってたし。俺が勝手に思ってるだけだけど。

「……私、お兄ちゃんいないけど……なんだか、お兄ちゃんみたい」
「えっ?」
「……しんにぃって、呼んでいい?」

 こんなことってあるのか。あっていいのか。
 俺が一方的に三鷹を妹みたいと思いとった行動によって、三鷹が俺をお兄ちゃんみたいと思ってくれるなんてミラクルが。
 相思相愛ならぬ相思相兄妹!? こんな嬉しいお願いをされたのはいつぶりだろう。

「いくらでも呼んでくれ! 妹よ!」

 テンション上がりすぎて、さっきより雑にわしゃわしゃと三鷹の頭を撫でてしまったが、俺の言葉もその行動も、三鷹は嬉しそうな顔で笑ってくれた。

 麻丘伸也、三鷹心のお兄ちゃんとなりました。

 ――あ、これ三鷹に恋人出来たらお兄ちゃん心でめっちゃショックなやつだ。

 俺の妹の未来の恋人は一体誰なんだろうななんて思いながら、また座席から顔を出し刹那を探すと、言い合いしていた二階堂の隣で見事なアホ面で爆睡していた。

 ――お兄ちゃん、妹があんなアホ面連れて来たら嫌だなぁ。


 その後、俺と三鷹もいつの間にか眠ってしまって、みんなが起きた時に三鷹が俺の隣にいるもんだから、またぎゃあぎゃあと騒がれ、終始ほとんど安らぐ時間もないまま、林間学校は幕を閉じたのだった。


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