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冒険者編
198 ギルドマスター
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冒険者ギルドに到着した僕達は扉を開けて中に入った。
チラホラと人はいるけれど、以前のような活気はない。
それを少し寂しく思いながら僕達は受付カウンターに向かう。
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
受付の女性に声をかけられて、アーサーは依頼書を出した。
「この依頼書にあるドラゴンフライを捕まえたんですが、どうしたらいいですか?」
女性が依頼書を受け取って目を通し始めたので僕はマジックバッグから結界に入ったドラゴンフライを取り出した。
結界の中のドラゴンフライは受付の女性を目掛けて突進しようとして結界に激突している。
「きゃあっ!」
ドラゴンフライが暴れるのを見て受付の女性は悲鳴を上げた。
別の職員の女性が慌ててこちらに駆けつけてくる。
ギルド内にいる人達も何事かとこちらを注視している。
「どうしたの? キャッ!」
駆けつけてきた女性も結界の中で暴れているドラゴンフライを見て短い悲鳴を上げた。
だが、すぐに気を取り直したようにテキパキと指示を出した。
「ギルマスを呼んでちょうだい。すみませんがここでは他の人に迷惑がかかるのでこちらにいらしてください」
指示を受けて女性は後ろの扉を開けてどこかへ行ってしまった。
僕とアーサーはもう一人の女性に案内されて別の部屋へと連れて行かれた。
僕達が連れて行かれた部屋は応接室のようで、部屋の中央にはソファセットが置かれていた。
「こちらでしばらくお待ちください。今、ギルドマスターが参ります」
それだけを告げると女性はそそくさと応接室から出て行った。
僕達はソファへと腰を下ろして、結界に入ったドラゴンフライをテーブルの上に置いた。
ドラゴンフライは相変わらず結界の中で暴れているので、その弾みでテーブルから落ちそうになる。
テーブルから落ちないように僕は両手で結界のドームを支えた。
しばらく待っているとノックの音がして扉が開いて一人の人物が入って来た。
その人物は僕達の向かいの席にドカッと腰を下ろした。
「やあ、待たせたね。私はここのギルドマスターをしているメイナード・パートリッジだ。よろしく頼むよ」
ギルドマスターの挨拶を受けて僕達も自己紹介を始める。
「はじめまして。エドアルド・エルガーです」
「はじめまして、アーサー・コールリッジです」
僕達の自己紹介を受けるとギルドマスターは結界に包まれているドラゴンフライに目をやった。
「ドラゴンフライを生け捕りにされたんですね。出来れば依頼書に書かれている通りの素材を提出して欲しいんですがね。流石に学院を卒業したばかりの君達にはちょっと荷が重かったかな?」
ギルドマスターに指摘され、僕とアーサーは恥ずかしさで顔を赤くする。
「まあいい。とりあえずそのドラゴンフライを何とかしよう。エドアルド君、結界を解除したまえ」
ギルドマスターは立ち上がると、ソファの横のスペースに移動した。
その手にはいつの間に取り出したのか剣が握られている。
ギルドマスターが剣を構えたのを見て僕はドラゴンフライの結界を解いた。
ドラゴンフライはまっすぐギルドマスターを目掛けて飛んでいく。
シュッと音を立てて剣が振られると、ドラゴンフライの首が切り落とされ、床にポトリと落ちた。
あまりの呆気なさに僕とアーサーはポカンと口を開けているだけだった。
それからギルドマスターは床に落ちたドラゴンフライの胴体から羽根を切り落とした。
「こちらの胴体と頭も買い取らせてもらうよ。それでいいかな?」
僕とアーサーはただ黙ってうなずくだけだった。
チラホラと人はいるけれど、以前のような活気はない。
それを少し寂しく思いながら僕達は受付カウンターに向かう。
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
受付の女性に声をかけられて、アーサーは依頼書を出した。
「この依頼書にあるドラゴンフライを捕まえたんですが、どうしたらいいですか?」
女性が依頼書を受け取って目を通し始めたので僕はマジックバッグから結界に入ったドラゴンフライを取り出した。
結界の中のドラゴンフライは受付の女性を目掛けて突進しようとして結界に激突している。
「きゃあっ!」
ドラゴンフライが暴れるのを見て受付の女性は悲鳴を上げた。
別の職員の女性が慌ててこちらに駆けつけてくる。
ギルド内にいる人達も何事かとこちらを注視している。
「どうしたの? キャッ!」
駆けつけてきた女性も結界の中で暴れているドラゴンフライを見て短い悲鳴を上げた。
だが、すぐに気を取り直したようにテキパキと指示を出した。
「ギルマスを呼んでちょうだい。すみませんがここでは他の人に迷惑がかかるのでこちらにいらしてください」
指示を受けて女性は後ろの扉を開けてどこかへ行ってしまった。
僕とアーサーはもう一人の女性に案内されて別の部屋へと連れて行かれた。
僕達が連れて行かれた部屋は応接室のようで、部屋の中央にはソファセットが置かれていた。
「こちらでしばらくお待ちください。今、ギルドマスターが参ります」
それだけを告げると女性はそそくさと応接室から出て行った。
僕達はソファへと腰を下ろして、結界に入ったドラゴンフライをテーブルの上に置いた。
ドラゴンフライは相変わらず結界の中で暴れているので、その弾みでテーブルから落ちそうになる。
テーブルから落ちないように僕は両手で結界のドームを支えた。
しばらく待っているとノックの音がして扉が開いて一人の人物が入って来た。
その人物は僕達の向かいの席にドカッと腰を下ろした。
「やあ、待たせたね。私はここのギルドマスターをしているメイナード・パートリッジだ。よろしく頼むよ」
ギルドマスターの挨拶を受けて僕達も自己紹介を始める。
「はじめまして。エドアルド・エルガーです」
「はじめまして、アーサー・コールリッジです」
僕達の自己紹介を受けるとギルドマスターは結界に包まれているドラゴンフライに目をやった。
「ドラゴンフライを生け捕りにされたんですね。出来れば依頼書に書かれている通りの素材を提出して欲しいんですがね。流石に学院を卒業したばかりの君達にはちょっと荷が重かったかな?」
ギルドマスターに指摘され、僕とアーサーは恥ずかしさで顔を赤くする。
「まあいい。とりあえずそのドラゴンフライを何とかしよう。エドアルド君、結界を解除したまえ」
ギルドマスターは立ち上がると、ソファの横のスペースに移動した。
その手にはいつの間に取り出したのか剣が握られている。
ギルドマスターが剣を構えたのを見て僕はドラゴンフライの結界を解いた。
ドラゴンフライはまっすぐギルドマスターを目掛けて飛んでいく。
シュッと音を立てて剣が振られると、ドラゴンフライの首が切り落とされ、床にポトリと落ちた。
あまりの呆気なさに僕とアーサーはポカンと口を開けているだけだった。
それからギルドマスターは床に落ちたドラゴンフライの胴体から羽根を切り落とした。
「こちらの胴体と頭も買い取らせてもらうよ。それでいいかな?」
僕とアーサーはただ黙ってうなずくだけだった。
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