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冒険者編
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『ツノウサギ』って何だろう?
ウサギに角が生えているって事なのかな?
見たことも聞いたこともない魔獣の名前に僕は首を傾げるだけだった。
依頼書を持ったオーウェンはそのまま扉に向かって歩き出した。
置いていかれないように僕もその後に続いて歩き出した。
冒険者ギルドを出るとそのまま街の外に出る門に向かって進んだ。
僕の横を歩いているウィルが前を歩くオーウェンの服の裾を引っ張った。
「ねぇ。まだ人間の格好をしてなくちゃダメ? 歩くの飽きちゃったよ。ドラゴンに戻って飛んでもいいかな?」
ウィルの訴えに僕は「はあっ?」と声をあげてしまった。
オーウェンもウィルを振り返り、眉をひそめている。
「ダメに決まっているじゃないですか! 何のために人間の格好をさせたと思っているんですか! 周りに人がいなくなるまでもうしばらく辛抱してください!」
周りに気づかれないように声を押し殺したオーウェンの叱責にウィルはプウッと頬を膨らませた。
ヴィンセントはといえば、そんなオーウェンとウィルのやり取りに苦笑している。
ウィルの言い分もわからなくはないけれど、流石にこんな公衆の面前でドラゴンの姿を晒してほしくはない。
小さいとはいえれっきとしたドラゴンだ。
大パニックになるのは目に見えている。
仏頂面をしながらもウィルは僕達と一緒に歩いている。
僕もオーウェン達からはぐれないように足を動かした。
昨日とは違う門から街の外に出ると、少し先に森が見えた。
「あの森に着いて周りに人がいなければ元に戻って構いませんよ」
「ホント!?」
ウィルはオーウェンの言葉に目を輝かせた。
「僕、先に行ってるからね!」
そう言うとこちらの返事も待たずにウィルは駆け出した。
「おい、ウィル!」
僕はウィルを止めようとしたが、既に僕の声の届かない所まで走っていってしまっていた。
普通ならば単独行動は良くないが、ウィルはドラゴンだ。
間違ってもそこらの魔獣にやられたりしない…。
いや、待てよ。
ウィルは昨日、卵から生まれたばかりだ。
いくらドラゴンと言えども、凶暴な魔獣に出会ったらやられてしまうかもしれない。
そう思ったら居ても立ってもいられず、僕はウィルの後を追って駆け出した。
「あ、エドアルド君!」
オーウェンの声が僕の背中に届いたが、振り返っている暇はなかった。
僕は前方に見えるウィルの姿を追いかけたが、一向に距離は縮まらない。
ウィルの奴、随分と足が速いな。
とても歩くのを嫌がっていたとは思えないほどの足の速さだ。
あっという間にウィルは森へと到達すると、そのまま森の木々の中へと消えていった。
ウサギに角が生えているって事なのかな?
見たことも聞いたこともない魔獣の名前に僕は首を傾げるだけだった。
依頼書を持ったオーウェンはそのまま扉に向かって歩き出した。
置いていかれないように僕もその後に続いて歩き出した。
冒険者ギルドを出るとそのまま街の外に出る門に向かって進んだ。
僕の横を歩いているウィルが前を歩くオーウェンの服の裾を引っ張った。
「ねぇ。まだ人間の格好をしてなくちゃダメ? 歩くの飽きちゃったよ。ドラゴンに戻って飛んでもいいかな?」
ウィルの訴えに僕は「はあっ?」と声をあげてしまった。
オーウェンもウィルを振り返り、眉をひそめている。
「ダメに決まっているじゃないですか! 何のために人間の格好をさせたと思っているんですか! 周りに人がいなくなるまでもうしばらく辛抱してください!」
周りに気づかれないように声を押し殺したオーウェンの叱責にウィルはプウッと頬を膨らませた。
ヴィンセントはといえば、そんなオーウェンとウィルのやり取りに苦笑している。
ウィルの言い分もわからなくはないけれど、流石にこんな公衆の面前でドラゴンの姿を晒してほしくはない。
小さいとはいえれっきとしたドラゴンだ。
大パニックになるのは目に見えている。
仏頂面をしながらもウィルは僕達と一緒に歩いている。
僕もオーウェン達からはぐれないように足を動かした。
昨日とは違う門から街の外に出ると、少し先に森が見えた。
「あの森に着いて周りに人がいなければ元に戻って構いませんよ」
「ホント!?」
ウィルはオーウェンの言葉に目を輝かせた。
「僕、先に行ってるからね!」
そう言うとこちらの返事も待たずにウィルは駆け出した。
「おい、ウィル!」
僕はウィルを止めようとしたが、既に僕の声の届かない所まで走っていってしまっていた。
普通ならば単独行動は良くないが、ウィルはドラゴンだ。
間違ってもそこらの魔獣にやられたりしない…。
いや、待てよ。
ウィルは昨日、卵から生まれたばかりだ。
いくらドラゴンと言えども、凶暴な魔獣に出会ったらやられてしまうかもしれない。
そう思ったら居ても立ってもいられず、僕はウィルの後を追って駆け出した。
「あ、エドアルド君!」
オーウェンの声が僕の背中に届いたが、振り返っている暇はなかった。
僕は前方に見えるウィルの姿を追いかけたが、一向に距離は縮まらない。
ウィルの奴、随分と足が速いな。
とても歩くのを嫌がっていたとは思えないほどの足の速さだ。
あっという間にウィルは森へと到達すると、そのまま森の木々の中へと消えていった。
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