20 / 23
第20話
しおりを挟む
「おぉ! とうとうサッカー部が逆転したぞ!!」
「後半入ってから新入生たちの方は1点しか得点できていない。このまま勝負は決まったかな……」
サッカー部の高田がマークに付いている海を躱し、強引に放ったシュート。
当たり負けしないように鍛えられた体から放たれたシュートはかなりの威力で、勝也は弾くことしかできなかった。
その弾いたボールを拾った瀬田が、すぐさま石澤へパスを出してゴールへねじ込まれてしまった。
これによって、ずっとリードをしてきた善之たちのチームは逆転を許してしまった。
周囲で観戦している他の部の者たちも、サッカー部の逆転劇に熱くなっている。
そして、後半の戦いぶりからサッカー部がこのまま勝利すると踏んでいるようだ。
「津田! 江口!」
「「ハイ!」」
逆転したことにより、サッカー部顧問の猪原は2人のベンチ要員に声をかける。
善之たちからするともう興味が失せた津田と、2年の江口というサッカー部ではディフェンダーをしている選手だ。
その2人に声をかけた猪原は、アップをするように指示を出しているようだ。
「もう1点入れたら守備固めの交代でも考えているみたいだな?」
津田と江口が猪原の指示を受けてアップを始めたのを見て、善之は猪原の考えを読み解く。
問題児で有名な新入生の口車に乗って、仕方なく行うことになってしまったこの試合。
始まった当初は冷静さを欠き怒鳴るばかりだったが、ようやく勝利が近付いたことで落ち着いて指示を出せるようになったのだろう。
キッチリ勝利をするための計算を始めたようだ。
石澤と西尾の2人は、試合開始からずっと出場しているので疲労の色が見える。
2人ともサッカー部で主力なため、勝利のために出していたが、時間も考えたらそろそろ休ませてあげたい。
善之たちの体力と実力からすると、2点差で残り数分の状態になれば守備を固めて時間を稼げば安全に勝利できると判断したのだろう。
同じ立場なら善之も同様のプランを考えていたかもしれない。
「くそっ!」
「……ドンマイ!」
高田の強力なシュートを止めたまでは良かったのだが、弾いた先に敵がいたのは失敗だった。
それが自分のせいだという思いをしているのか、勝也は悔しそうに表情を歪める。
しかし、弾いた先に瀬田がいたのはたまたまでしかないため、どう考えても勝也のせいではない。
そのため、優介は悔しがる勝也をなだめるように言葉をかけた。
「俺たちの考えが甘かったって事か?」
試合前の予想では残りの1分くらいまで前半の得点を死守し、最悪同点で残り時間少ない状況で得点して勝利するつもりだった。
しかし、予想と現実は違う。
今の状況に竜一は俯きながら呟いた。
竜一だけでなく、他のメンバーもこの状況に沈んでいる。
別にサッカー部のことを舐めていた訳ではなかったが、竜一の言うように甘い見積もりだったかもしれない。
「まだ諦めるのは速い!!」
「海!?」
みんなが負けの雰囲気に呑まれそうになっている中、海だけは違った。
兄の陸に、サッカー部はそんな簡単に倒せる相手ではないと言われていた。
海はそれをしっかり頭に入れていたため、もしかしたらこんな状況になる可能性も考えていた。
自分の体力がギリギリになるなんてこともあって言えた義理じゃないが、最後まで戦えばチャンスはまだあると思っている。
しかし、チャンスというのは勝つ意志のある者にだけ転がってくるものだ。
だから他のみんなを元気づけようと元気に声をかけた。
「逆転されたらし返せば良いだけだろ!!」
「……へばってるお前が言うな!」
「ウッ!」
海に言われて、善之たちは顔を上げた。
汗ダラダラで息も切れている海がまだ戦う気でいるのに、自分たちは負けを受け入れそうになっていた。
そんな自分たちがダサく感じた善之は、海を軽くいじって気分を変える。
「でも、海の言う通りだ!」
「まだ俺たちには策はある。同点にすればどうにかなる!」
「だな!」
「……うん!」
海の言うことに善之が同意すると、竜一、勝也、優介も賛成する。
それに、竜一の言うようにまだ策はある。
それをするために何としても同点にしようと、コートのセンターに置かれたボールに向かって行った。
「海! 少しは体力が戻ったか?」
「あぁ! 山田先生のお陰で……」
失点後のキックオフから始まりパスを回していると、サッカー部の西尾に当たってボールがタッチラインへ出てしまった。
時間がないので、善之は早口で海に問いかける。
海も分かっているため、短い言葉で端的に答えを返す。
「俺たちが同点にするとなると、カウンターしかない。そのために回復した体力を使ってくれ」
「分かった!」
逆転したことで残り時間を無理しないことにしたのか、サッカー部は無理にボールを取りに来ようとしない。
守備をキッチリして確実に勝利を得るつもりのようだ。
そんな相手から点を入れようとするなら、守備を固める前に一気に攻めるカウンターしかない。
そうなると、ピヴォの位置にいる海に期待するしかない。
海も、予期せぬタイムアウトである程度体力も回復した。
そのため、善之の意図したことをしっかりと受け取った。
「……守備は任せろ」
「頼んだ!」
固めた守備を崩せず無理やり放った善之のシュートは、案の定ゴールから外れた。
そして、すぐに自陣に戻って守備に入ると、優介が小さく話しかけてきた。
優介の守備力には最初から期待している。
そのため、優介の言葉にすぐさま返した。
「……俺は!?」
「竜はいつも通り頼む!」
「えぇ!? そんな……」
無理をしないためか、サッカー部はゆっくりパスを回して近付いてくる。
その僅かな間に優介とやり取りをしていたのだが、竜一も自分にも何か期待して欲しそうに問いかけてきた。
そのため、善之は思っていたことをそのまま返す。
やり取りだけだと、竜一に期待していないような返しだが、善之の中ではそうではない。
前後に何往復もダッシュを繰り返すフットサルは、体力の消耗が激しい。
それなのに、体力お化けの竜一は開始から最後までほとんど変わりなく動き回れる。
後半になってくるにつれて、その有用性は現れてくる。
海の体力も回復してきたが、カウンター攻撃用に無理はできない。
その分の守備を、体力自慢の竜一には期待している。
そんな善之の思いを知ってか知らずか、竜一は何も言われず残念そうだ。
「クッ! 時間稼ぎか!?」
サッカー部は無理にシュートを打たずに、じっくりと攻めるつもりのようだ。
自分たちが攻めるとなったら、パスを回して隙を窺っている。
勝っているから当然の戦法だろうが、無駄に時間が使われているようで善之たちはイライラしてくる。
「焦るな! それが向こうの狙いだぞ!」
元々、海以外は短気な連中だ。
問題を起こしたのも我慢ができなかったから起こしたことだし、どうしても焦ってしまう。
どうやら顧問の猪原が指示を出していたようだ。
パスを回して時間を稼げば、負けている善之たち問題児は必ず隙を見せると言ったのだろう。
その猪原の思惑通り、イラついている善之たち。
「いい加減に……」
「駄目だ!! 黒!!」
猪原に考え通り、善之が石澤へのパスをカットをしに動いた。
その行為を海が止めようと声を出す。
「もう遅い!」
パスを出した西尾は、そんな海の言葉に小さく呟く。
石澤へのパスは、善之を動かすための誘いだったからだ。
「っ!?」
石澤がボールを受けた後の隙を狙おうと動いてしまった善之を嘲笑うように、石澤はボールをスルーする。
そして、石澤によって釣り出されて空いた善之の守備位置に走り込んで来たのは高田だった。
守備の高田がここで来るとは、多くの者が予想していなかっただろう。
罠に引っかかった善之に目を奪われた海の死角から、一気に走り込んできたようだ。
「これで止めだ!」
走り込んだ高田は、流れてきたボールを止めることなくゴールへ叩き込むつもりのようだ。
パスに合わせてそのままシュート体勢に入った。
「残念!!」
「っ!?」
しかし、高田がシュートを打つ直前に、走り込んでくる者がいた。
その者は、ボールを奪ってそのまま前へと蹴り飛ばした。
「行け!! 海!!」
「ナイス! 勝!!」
高田へのボールをカットしたのは、ゴールを守るはずのゴレイロである勝也だった。
「後半入ってから新入生たちの方は1点しか得点できていない。このまま勝負は決まったかな……」
サッカー部の高田がマークに付いている海を躱し、強引に放ったシュート。
当たり負けしないように鍛えられた体から放たれたシュートはかなりの威力で、勝也は弾くことしかできなかった。
その弾いたボールを拾った瀬田が、すぐさま石澤へパスを出してゴールへねじ込まれてしまった。
これによって、ずっとリードをしてきた善之たちのチームは逆転を許してしまった。
周囲で観戦している他の部の者たちも、サッカー部の逆転劇に熱くなっている。
そして、後半の戦いぶりからサッカー部がこのまま勝利すると踏んでいるようだ。
「津田! 江口!」
「「ハイ!」」
逆転したことにより、サッカー部顧問の猪原は2人のベンチ要員に声をかける。
善之たちからするともう興味が失せた津田と、2年の江口というサッカー部ではディフェンダーをしている選手だ。
その2人に声をかけた猪原は、アップをするように指示を出しているようだ。
「もう1点入れたら守備固めの交代でも考えているみたいだな?」
津田と江口が猪原の指示を受けてアップを始めたのを見て、善之は猪原の考えを読み解く。
問題児で有名な新入生の口車に乗って、仕方なく行うことになってしまったこの試合。
始まった当初は冷静さを欠き怒鳴るばかりだったが、ようやく勝利が近付いたことで落ち着いて指示を出せるようになったのだろう。
キッチリ勝利をするための計算を始めたようだ。
石澤と西尾の2人は、試合開始からずっと出場しているので疲労の色が見える。
2人ともサッカー部で主力なため、勝利のために出していたが、時間も考えたらそろそろ休ませてあげたい。
善之たちの体力と実力からすると、2点差で残り数分の状態になれば守備を固めて時間を稼げば安全に勝利できると判断したのだろう。
同じ立場なら善之も同様のプランを考えていたかもしれない。
「くそっ!」
「……ドンマイ!」
高田の強力なシュートを止めたまでは良かったのだが、弾いた先に敵がいたのは失敗だった。
それが自分のせいだという思いをしているのか、勝也は悔しそうに表情を歪める。
しかし、弾いた先に瀬田がいたのはたまたまでしかないため、どう考えても勝也のせいではない。
そのため、優介は悔しがる勝也をなだめるように言葉をかけた。
「俺たちの考えが甘かったって事か?」
試合前の予想では残りの1分くらいまで前半の得点を死守し、最悪同点で残り時間少ない状況で得点して勝利するつもりだった。
しかし、予想と現実は違う。
今の状況に竜一は俯きながら呟いた。
竜一だけでなく、他のメンバーもこの状況に沈んでいる。
別にサッカー部のことを舐めていた訳ではなかったが、竜一の言うように甘い見積もりだったかもしれない。
「まだ諦めるのは速い!!」
「海!?」
みんなが負けの雰囲気に呑まれそうになっている中、海だけは違った。
兄の陸に、サッカー部はそんな簡単に倒せる相手ではないと言われていた。
海はそれをしっかり頭に入れていたため、もしかしたらこんな状況になる可能性も考えていた。
自分の体力がギリギリになるなんてこともあって言えた義理じゃないが、最後まで戦えばチャンスはまだあると思っている。
しかし、チャンスというのは勝つ意志のある者にだけ転がってくるものだ。
だから他のみんなを元気づけようと元気に声をかけた。
「逆転されたらし返せば良いだけだろ!!」
「……へばってるお前が言うな!」
「ウッ!」
海に言われて、善之たちは顔を上げた。
汗ダラダラで息も切れている海がまだ戦う気でいるのに、自分たちは負けを受け入れそうになっていた。
そんな自分たちがダサく感じた善之は、海を軽くいじって気分を変える。
「でも、海の言う通りだ!」
「まだ俺たちには策はある。同点にすればどうにかなる!」
「だな!」
「……うん!」
海の言うことに善之が同意すると、竜一、勝也、優介も賛成する。
それに、竜一の言うようにまだ策はある。
それをするために何としても同点にしようと、コートのセンターに置かれたボールに向かって行った。
「海! 少しは体力が戻ったか?」
「あぁ! 山田先生のお陰で……」
失点後のキックオフから始まりパスを回していると、サッカー部の西尾に当たってボールがタッチラインへ出てしまった。
時間がないので、善之は早口で海に問いかける。
海も分かっているため、短い言葉で端的に答えを返す。
「俺たちが同点にするとなると、カウンターしかない。そのために回復した体力を使ってくれ」
「分かった!」
逆転したことで残り時間を無理しないことにしたのか、サッカー部は無理にボールを取りに来ようとしない。
守備をキッチリして確実に勝利を得るつもりのようだ。
そんな相手から点を入れようとするなら、守備を固める前に一気に攻めるカウンターしかない。
そうなると、ピヴォの位置にいる海に期待するしかない。
海も、予期せぬタイムアウトである程度体力も回復した。
そのため、善之の意図したことをしっかりと受け取った。
「……守備は任せろ」
「頼んだ!」
固めた守備を崩せず無理やり放った善之のシュートは、案の定ゴールから外れた。
そして、すぐに自陣に戻って守備に入ると、優介が小さく話しかけてきた。
優介の守備力には最初から期待している。
そのため、優介の言葉にすぐさま返した。
「……俺は!?」
「竜はいつも通り頼む!」
「えぇ!? そんな……」
無理をしないためか、サッカー部はゆっくりパスを回して近付いてくる。
その僅かな間に優介とやり取りをしていたのだが、竜一も自分にも何か期待して欲しそうに問いかけてきた。
そのため、善之は思っていたことをそのまま返す。
やり取りだけだと、竜一に期待していないような返しだが、善之の中ではそうではない。
前後に何往復もダッシュを繰り返すフットサルは、体力の消耗が激しい。
それなのに、体力お化けの竜一は開始から最後までほとんど変わりなく動き回れる。
後半になってくるにつれて、その有用性は現れてくる。
海の体力も回復してきたが、カウンター攻撃用に無理はできない。
その分の守備を、体力自慢の竜一には期待している。
そんな善之の思いを知ってか知らずか、竜一は何も言われず残念そうだ。
「クッ! 時間稼ぎか!?」
サッカー部は無理にシュートを打たずに、じっくりと攻めるつもりのようだ。
自分たちが攻めるとなったら、パスを回して隙を窺っている。
勝っているから当然の戦法だろうが、無駄に時間が使われているようで善之たちはイライラしてくる。
「焦るな! それが向こうの狙いだぞ!」
元々、海以外は短気な連中だ。
問題を起こしたのも我慢ができなかったから起こしたことだし、どうしても焦ってしまう。
どうやら顧問の猪原が指示を出していたようだ。
パスを回して時間を稼げば、負けている善之たち問題児は必ず隙を見せると言ったのだろう。
その猪原の思惑通り、イラついている善之たち。
「いい加減に……」
「駄目だ!! 黒!!」
猪原に考え通り、善之が石澤へのパスをカットをしに動いた。
その行為を海が止めようと声を出す。
「もう遅い!」
パスを出した西尾は、そんな海の言葉に小さく呟く。
石澤へのパスは、善之を動かすための誘いだったからだ。
「っ!?」
石澤がボールを受けた後の隙を狙おうと動いてしまった善之を嘲笑うように、石澤はボールをスルーする。
そして、石澤によって釣り出されて空いた善之の守備位置に走り込んで来たのは高田だった。
守備の高田がここで来るとは、多くの者が予想していなかっただろう。
罠に引っかかった善之に目を奪われた海の死角から、一気に走り込んできたようだ。
「これで止めだ!」
走り込んだ高田は、流れてきたボールを止めることなくゴールへ叩き込むつもりのようだ。
パスに合わせてそのままシュート体勢に入った。
「残念!!」
「っ!?」
しかし、高田がシュートを打つ直前に、走り込んでくる者がいた。
その者は、ボールを奪ってそのまま前へと蹴り飛ばした。
「行け!! 海!!」
「ナイス! 勝!!」
高田へのボールをカットしたのは、ゴールを守るはずのゴレイロである勝也だった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる