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果たしてこれはwin-winなのか
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「どう? 生身の男の舌は。おもちゃよりいい?」
「ひんっ、あ……ああっ、……んにゃああぁっ」
割れ目を押し開かれ、剥き出しの陰核を舌先で弾かれて腰が浮く。あまりの快感に猫のような声が口から漏れた。
ひとりでしているときにこんなみだらな声を出したことはない。せいぜい達したときに小さな呻き声が漏れる程度だ。
だから、喘ぎ声というものは男性を盛り上げるために女性が演技で出していると思っていた。
しかし、本当に気持ちがいいと自然と声が出てしまうものなのか。自分の声とは思えぬ甘えた声音に、恥ずかしさを覚える。
「ああん、あ、はうぅ……ひん、んっ、……あっ、気持ち良すぎて、ダメ……ダメェ……もう、イッちゃうぅ、イッちゃいますぅ」
ハクハクと喘ぎながら訴えると、なぜか福永は秘部から舌を離してしまった。下腹部に溜まった熱は限界近くまで膨れ上がっている。
天国はそこまできているのに、なぜイカせてくれないのか。焦らすように陰部の周辺を舐めている福永にいら立ちを覚える。昨日までズブの素人だったくせに、この余裕はなんなのだ。
「おもちゃよりいいって言わないと、イカせてあげない」
目隠しをしている福永は璃湖に睨まれていることに気づかずに、ニヤリと笑う。ちゅっと陰核にキスをされ、ゆるゆると舌先で円を描くように刺激される。焦らすようなその動きも気持ちが良くて、身体がビクビクと跳ねた。
「クリトリス、パンパンだ。入口もずっとパクパクしてるね。すごくエロいんだろうなぁ。見れないのが残念だ」
「ああっ、あっ……、も、意地悪しないで。お願い……」
「ふふ、おねだりかわいい。でもダメ。俺の方がいいって言わないと、このままだよ」
ゆっくりと秘裂を舐め上げられて、目からポロリと涙がこぼれる。それを認めると、長年璃湖に天国を見せてくれたあの子たちを裏切ることになる。それに福永がおもちゃになるというのはやはり色々良くない。福永の治療なら、きっと他にも方法があるはずだ。
だが、そんな理性もそう長くは保たなかった。もうすぐ、というところで寸止めされるという行為を数回繰り返された頃、ついに璃湖の自制心がぷつりと切れた。
「ああ、もう、おもちゃよりいいです! すごく気持ちいいから、さっさとイカせてください!」
かっと目を見開き、璃湖はそう叫んだ。偉そうにまくし立てるが、敬語を忘れていないところがなんとも真面目な彼女らしい。璃湖の言葉に顔を上げた福永の口元が満足そうに弧を描く。
それが妙にかっこよくて、不覚にも膣がひくついてしまった。そんな節操がない自分の身体に少し腹が立つ。
「了解。すぐイカせてあげるね」
そう言った福永が再び陰核に吸いつき、硬くなったそこをグリグリと舌先で押し潰す。
同時に膣の中に指を差し込まれ、背中が弓なりに反った。璃湖を追い込むように、福永が一定の速度で花芽を弾く。散々焦らされたせいなのか、信じられないほどの強烈な快感が璃湖を襲う。
「ああ、……あああぁっ、いい、気持ちいい、……はあ、それ、好き、あんん……、いい、あっ、イク、イク、……あああああぁっ」
打ち上げられた魚のようにビクビクと身体をくねらせながら絶頂に達する。ひとりでしていたときとは比べものにならない強烈な快感に脳が痺れた。
はあはあと肩で息をしながら呆然と天井を見つめる。すごかった。今までそれなりに色々なおもちゃで遊んできたが、今までで一番の快楽と爽快感だ。
なぜこんなに違うのだろう。やはり体温と粘膜とか唾液が大事なのだろうか。そういえば、ヒーター付きのおもちゃがあった気がする。
あれは少しでも人体に近づけるための企業努力だったのか。昨今の大人のおもちゃの進化はすごい。今度あれも購入してみよう。
ローションもいいかもしれないなどと考えていると、福永が目隠しに使っているネクタイを外そうとしていることに気がついた。
「ちょ、ちょ、まっ、ふ、福永さん、ダメです。私、ほぼ裸なので!」
大慌てでそれを止めると、少しの間止まっていた福永が再び股間に顔を埋めた。なぜなのだと固まっているうちに、陰核が再び彼の唇に包み込まれる。
「ひゃうぅ、な、なにしてるんですか!?」
「んー、やっぱり甘くて美味しい。まさか女性の愛液を飲み干したいと思う日がくるなんて。やっぱり運命かなぁ。さっきはイカせることに必死だったから、今度は細井さんのここの形を覚えながら⋯⋯感じる場所をもっと探らないと」
なんという勤勉さ。素晴らしい探究心。さすが福永である、と感心する自分にそうじゃないだろうと心の中で突っ込みを入れる。
そして言葉どおり、福永は璃湖の身体を指と舌で丹念に調べ尽くした。どこが感じるのか、どのくらいの強さが好みか。
今までおもちゃを使ってどんなひとりエッチをしてきたのか。恥ずかしがって言い淀む璃湖に福永は容赦がなかった。きちんと福永の質問に答えないと、イかせてもらえないのだ。
「ほら、ちゃんと言わないと。ずっとこのままだよ」
「ああん、……は、んふぅ、ひどい⋯⋯んんっ」
快楽を脅しに使うなんて、福永がそんなことをする男だと思っていなかった。だが、それよりもそうされると余計に感じてしまう自分にも驚きだ。
璃湖の秘部は福永に媚びるようにタラタラといやらしい汁を溢れさせている。痛いことは嫌いだが、多少マゾの気質があるのかもしれない。焦らされると快感が倍になるのだから。
結局璃湖は、欲求に負けて己の性感帯をぶちまけることになってしまった。何度もイかされ続け、限界を迎えた璃湖はガクリと気を失ってしまうのだった。
「ひんっ、あ……ああっ、……んにゃああぁっ」
割れ目を押し開かれ、剥き出しの陰核を舌先で弾かれて腰が浮く。あまりの快感に猫のような声が口から漏れた。
ひとりでしているときにこんなみだらな声を出したことはない。せいぜい達したときに小さな呻き声が漏れる程度だ。
だから、喘ぎ声というものは男性を盛り上げるために女性が演技で出していると思っていた。
しかし、本当に気持ちがいいと自然と声が出てしまうものなのか。自分の声とは思えぬ甘えた声音に、恥ずかしさを覚える。
「ああん、あ、はうぅ……ひん、んっ、……あっ、気持ち良すぎて、ダメ……ダメェ……もう、イッちゃうぅ、イッちゃいますぅ」
ハクハクと喘ぎながら訴えると、なぜか福永は秘部から舌を離してしまった。下腹部に溜まった熱は限界近くまで膨れ上がっている。
天国はそこまできているのに、なぜイカせてくれないのか。焦らすように陰部の周辺を舐めている福永にいら立ちを覚える。昨日までズブの素人だったくせに、この余裕はなんなのだ。
「おもちゃよりいいって言わないと、イカせてあげない」
目隠しをしている福永は璃湖に睨まれていることに気づかずに、ニヤリと笑う。ちゅっと陰核にキスをされ、ゆるゆると舌先で円を描くように刺激される。焦らすようなその動きも気持ちが良くて、身体がビクビクと跳ねた。
「クリトリス、パンパンだ。入口もずっとパクパクしてるね。すごくエロいんだろうなぁ。見れないのが残念だ」
「ああっ、あっ……、も、意地悪しないで。お願い……」
「ふふ、おねだりかわいい。でもダメ。俺の方がいいって言わないと、このままだよ」
ゆっくりと秘裂を舐め上げられて、目からポロリと涙がこぼれる。それを認めると、長年璃湖に天国を見せてくれたあの子たちを裏切ることになる。それに福永がおもちゃになるというのはやはり色々良くない。福永の治療なら、きっと他にも方法があるはずだ。
だが、そんな理性もそう長くは保たなかった。もうすぐ、というところで寸止めされるという行為を数回繰り返された頃、ついに璃湖の自制心がぷつりと切れた。
「ああ、もう、おもちゃよりいいです! すごく気持ちいいから、さっさとイカせてください!」
かっと目を見開き、璃湖はそう叫んだ。偉そうにまくし立てるが、敬語を忘れていないところがなんとも真面目な彼女らしい。璃湖の言葉に顔を上げた福永の口元が満足そうに弧を描く。
それが妙にかっこよくて、不覚にも膣がひくついてしまった。そんな節操がない自分の身体に少し腹が立つ。
「了解。すぐイカせてあげるね」
そう言った福永が再び陰核に吸いつき、硬くなったそこをグリグリと舌先で押し潰す。
同時に膣の中に指を差し込まれ、背中が弓なりに反った。璃湖を追い込むように、福永が一定の速度で花芽を弾く。散々焦らされたせいなのか、信じられないほどの強烈な快感が璃湖を襲う。
「ああ、……あああぁっ、いい、気持ちいい、……はあ、それ、好き、あんん……、いい、あっ、イク、イク、……あああああぁっ」
打ち上げられた魚のようにビクビクと身体をくねらせながら絶頂に達する。ひとりでしていたときとは比べものにならない強烈な快感に脳が痺れた。
はあはあと肩で息をしながら呆然と天井を見つめる。すごかった。今までそれなりに色々なおもちゃで遊んできたが、今までで一番の快楽と爽快感だ。
なぜこんなに違うのだろう。やはり体温と粘膜とか唾液が大事なのだろうか。そういえば、ヒーター付きのおもちゃがあった気がする。
あれは少しでも人体に近づけるための企業努力だったのか。昨今の大人のおもちゃの進化はすごい。今度あれも購入してみよう。
ローションもいいかもしれないなどと考えていると、福永が目隠しに使っているネクタイを外そうとしていることに気がついた。
「ちょ、ちょ、まっ、ふ、福永さん、ダメです。私、ほぼ裸なので!」
大慌てでそれを止めると、少しの間止まっていた福永が再び股間に顔を埋めた。なぜなのだと固まっているうちに、陰核が再び彼の唇に包み込まれる。
「ひゃうぅ、な、なにしてるんですか!?」
「んー、やっぱり甘くて美味しい。まさか女性の愛液を飲み干したいと思う日がくるなんて。やっぱり運命かなぁ。さっきはイカせることに必死だったから、今度は細井さんのここの形を覚えながら⋯⋯感じる場所をもっと探らないと」
なんという勤勉さ。素晴らしい探究心。さすが福永である、と感心する自分にそうじゃないだろうと心の中で突っ込みを入れる。
そして言葉どおり、福永は璃湖の身体を指と舌で丹念に調べ尽くした。どこが感じるのか、どのくらいの強さが好みか。
今までおもちゃを使ってどんなひとりエッチをしてきたのか。恥ずかしがって言い淀む璃湖に福永は容赦がなかった。きちんと福永の質問に答えないと、イかせてもらえないのだ。
「ほら、ちゃんと言わないと。ずっとこのままだよ」
「ああん、……は、んふぅ、ひどい⋯⋯んんっ」
快楽を脅しに使うなんて、福永がそんなことをする男だと思っていなかった。だが、それよりもそうされると余計に感じてしまう自分にも驚きだ。
璃湖の秘部は福永に媚びるようにタラタラといやらしい汁を溢れさせている。痛いことは嫌いだが、多少マゾの気質があるのかもしれない。焦らされると快感が倍になるのだから。
結局璃湖は、欲求に負けて己の性感帯をぶちまけることになってしまった。何度もイかされ続け、限界を迎えた璃湖はガクリと気を失ってしまうのだった。
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