ハイスぺ男子は私のおもちゃ ~聖人君子な彼の秘めた執着愛~

幸村真桜

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私のおもちゃよ、永遠に

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 あれから泊まっていたホテルをチェックアウトしたふたりは福永の家に向かった。

 会社からそう遠くない一等地建つ豪華なマンションに、璃湖は目を丸くした。コンシェルジュまでいるうえに、部屋もとんでもなく広い。

 とても一般的な会社員では住めないだろう家だ。インテリアはシンプルで、物が少ないところも彼らしい。

 室内を見回していた璃湖は、ふと至る所に丸みを帯びたキャラクターたちのフィギュアが置かれていることに気がついた。モノトーンにまとめられた中で、なんだかそれだけ異質な存在感を放っている。

「このキャラクター、好きなんですか?」

「ああ、そう。昔からなんか丸っこいものが好きなんだよね。見かけると、つい買っちゃうんだ」

 とても親近感を感じるそのフィギュアたちをじっと見つめる。福永がなぜ璃湖のような平凡な女に一目惚れしたのか。すごく疑問だったが、その理由が分かった気がする。

 璃湖という人間は、ほとんどが丸みを帯びたパーツで構成されている。丸い顔に頬、目、ボリュームのある丸みを帯びた胸に尻。福永がとって璃湖は惹かれる要素しかないのかもしれない。要するに福永の好みに璃湖はぴったりだったのだ。

 なるほどなと納得していると、福永にバスルームに連れ込まれる。ブラウスのボタンを外した福永が、璃湖の唇にキスをした。

「俺のことも脱がせて」

 キスの合間に囁かれて、彼のネクタイに手を伸ばす。ワイシャツのボタンを外している間に、璃湖は下着姿にされてしまった。これからきっと、彼に抱かれるのだ。そう思っただけで胸の鼓動が速まり、秘部からトロリと蜜が溢れる。

 ブラも外され、床に落とされる。はあっと熱い息を吐いた福永が、ショーツ一枚になった璃湖の前に屈み込んだ。

「あっ、やあっ⋯⋯」

 クンクンと匂いを嗅がれて、璃湖はかあっと赤くなった。何度されても、洗ってもいないそこを嗅がれるのには抵抗がある。頭を押してそれを拒むが、彼はビクとも動かない。

「ああ⋯⋯二週間ぶりの璃湖に匂いだ。たまらない⋯⋯。洗う前に、舐めさせて」

 広い洗面台に座らされて、足を大きく開かされる。ショーツのクロッチをずらされて、璃湖は慌ててそこを手で覆い隠す。

「ダメです、こんな明るいところで」

「嫌だ、見る。舐めながら、何度妄想したと思ってるの? 夢にまで見るほどだったんだから、俺のこと好きなら……見せて」

 その言い方はずるいのではないだろうか。それに、そんなものの夢を見ないでほしい。頬を染めてモジモジしていた璃湖だったが、福永は譲る気がなさそうだ。

「俺のこと好きじゃないの? お願い、璃湖の全部を見せて」

 そう懇願されて、璃湖は真っ赤になりながらおずおずと手を離した。剥き出しの秘部に彼の視線が注がれているのを感じ、あまりの羞恥に顔を背ける

「ここは初めましてだね。わぁ、こんなところまでまるくてかわいい。綺麗なピンク色⋯⋯濡れて光ってて、すごくエッチだ。想像してたより、ずっと俺の好み」

 感動したようにそう言った福永が、ちゅっと陰核にキスをした。それから形を確かめるように秘裂をなぞり、花弁を一枚ずつ唇む。そして蜜壺に舌を差し込んで、蜜をじゅるじゅると吸い上げた。

「はあ、久しぶりの璃湖の味。やっぱり美味しい。ふふ、入口ヒクついてる。気持ちいい?」

「はうぅ、あぁ⋯⋯んっ、気持ちいい⋯⋯です」

「愛液の味、前よりずっと甘くなった。俺のこと好きになってくれたからかな? ここも、ここも⋯⋯もう全部俺のものだ」

 ぢゅっと音をたてて陰核に吸いついた福永が指を蜜壺に差し入れる。中を緩くかき回されると、甘い痺れが身体に走り璃湖はビクビクと身体を震わせた。

「はあ、中熱い。やっとここに入れると思うと、興奮が止まらないな。一回出さないと、やばいかも」

 そう言った福永が立ち上がる。それから璃湖のショーツを脱がせて浴室に入りシャワーを出した。

 てっきりこのままイかせてもらえると思っていた璃湖は、なんだか拍子抜けしてしまう。それに気づいた福永が、小さく笑った。

「後でたっぷり⋯⋯ね。ほら、身体を洗ってあげるよ」

 満面の笑顔でそう言われ、断ろうとするが彼はもちろん譲らない。丹念に全身を隅々まで洗われて、璃湖はすっかり身体に力が入らなくなってしまっていた。

 人生初のお姫様でベッドまで運ばれて、優しくベッドに下ろされる。細く見える福永だが、脱ぐと意外にも筋肉質だった。

 決して軽くはない璃湖を抱き上げてもビクともしないことに驚いて、それにときめいてしまう。璃湖はプロ野球選手のようなマッチョな男性が好きなのだ。

 覆いかぶさってきた福永が唇を塞ぐ。すぐに入り込んできた舌が、璃湖の舌に絡みつく。上顎を舌先で刺激されると、下腹部がズクズクと疼いた。

「ふう⋯⋯んんっ」

 深いキスをしながら胸を揉まれ、乳輪の周りを焦らすように指で撫でられる。ビクビクと身体を揺らす璃湖に、唇を離した福永が笑みを浮かべた。

「どこもかしこも敏感でかわいいね。ここ、たくさん舐めてあげるからね」

 見せつけるように乳首を舐め上げられ、ゾクゾクとしたものが背中に走る。ピンッと尖ったそこを、福永が口に含んだ。吸われながら舌で転がされると、どうしようもなく下腹部が疼く。

「ここ、感じやすくなったね。あー、久しぶりの璃湖のおっぱい、柔らかい。俺が触ると、こうやって乳首がツンッってしてくるのがかわいいんだよね」

 ちゅぷちゅぷと音をたてながらそこを吸われ、舌で転がされる。ここまでに焦らされまくったせいで、すぐに身体が高まってしまう。はあはあと息を乱す璃湖に、福永はすっと目を細めた。

「なんか今日、ここだけでイけちゃいそうじゃない? チャレンジしてみようか」

 ふっと笑った福永が両手で双丘を持ち上げ、レロレロと乳首を舐める。右を舌で、左を指で弄られると身体の芯に甘い痺れが走った。

「ひんっ……んん、ああっ、んん」

 しばらく舌と指で交互に嬲られていると、どんどん熱が一点に溜まっていく。乳首を舐める福永はとても楽しそうで、口元には笑みが浮かんでいる。

 わざと音をたてて吸いつかれれ、それにさえ身体が高まった。肌はピンク色に染まり、快感を逃がそうと腰が浮く。そしてきゅっと強めに乳首を摘まれた瞬間、目の前が真っ白になった。

「あああっ、も……イっちゃうっ、あああっ、んんっ⋯⋯っあ⋯⋯はあ、ああ」

 宙に浮いた腰が、ドサリとベッドの上に落ちた。璃湖は呆然としたまま天井を見つめた。まさか本当に胸だけでイかされるとは思っていなかった。

 福永と契約する前は乳首で快楽を得ることはできなかったというのに。すっかり開発されてしまったようだ。気持ちいいが、ズクズクと秘奥が疼いて仕方がない。

「乳首だけでイっちゃったね。ぽーっとしちゃって、かわいい」

 そう言って頬にキスをした福永が璃湖の足の間に顔を寄せる。ふうっと息を吹きかけられて、ビクリと震えた。

「ふふ、びしょ濡れだ。シーツまで垂れちゃってる。ああ、濃いエッチな匂いがする。俺のこと避けてた間、ひとりでした? おもちゃ使おうとしたんだもんね」

「し、してないです。だって私、福永さんじゃないと…⋯。もう、こんな風に触れてもらえることはないと思ってたから⋯⋯おもちゃで処女じゃなくなれば諦めもつくと思って」

 ピタリと動きを止めた福永が眉尻を下げた。それから陰核にちゅっとキスをする。

「それはごめん。取り返しのつかないことにならなくて、本当に良かった。⋯⋯あれ、壊しておいて正解だったな」

 ポツリと呟いた彼の言葉に引っかかりを覚えるが、すぐにそれも霧散してしまう。敏感な芽に吸いつかれ、璃湖は大きく身体を仰け反らせた。

 
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