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夜空の間 (幕間)

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……………。
ここはどこだろう…。
とても、不思議な空間だ。
足下を見ると、地面も無いのに立っていて…。
星空の中にいるみたいな…綺麗で、
何だかとても安心する。
でも、周りに人はいなくて…少しだけ寂しい空間だ。

『やぁ、また会ったね。』

少年の、楽しそうな声…。
聞き覚えのある様な……
あっ、思い出した。
あの時の神様(自称)だ!

『ボクは正真正銘、神様だよぉ?
その証拠に、君をボクの世界に転生させたじゃあないか!』

あぁ、そうだったね……。
…それで、何で私はここにいるの?

『ん?あぁ、ボクが呼んだんだよ。
どう、ボクの世界は…楽しい?
ちょっとは良い世界だって思った?』

うーん、あんまり分からないけど…
良い世界なんじゃない?
優しい人もいるし、魔法が使えるし。

『そう、それは良かったよ!
あぁ、何か欲しい能力とか物とかは無い?』

あぁ、そう言えば私が魔法使った時に有り得ないくらい強いし、ステイタス見ればカンストしてるし……。
出来れば制御したい…制限をかける様なものが欲しい。

『あぁ、まぁまだ扱い慣れていないもんねー。いいよ、あげる。
魔力漏れを防ぐだけじゃあ無理があるもんね。他にはある?』

ううん、無いよ。
今のところはとっても良い感じだし、特にないかな。

『えー?もっとお強請りしてくれても良いんだよー?』

いらないったら、いらない!
能力値はカンストしてるわ、魔法使えば威力が強いわで大変だし…。

『なぁんだ、まぁ何かあったらまた呼ぶし…いっか。あぁ、それとね?』

なに、まだ何かあるの?

『これからねー、ちょっと大変かもね?まだ先の事だし、選択によっては変わるから…まぁ気をつけて…。』

…?わ、分かった。
よく分からないけど、注意すればいいんだよね?

『うん。あのね…
ア………ト……ス、ト………気を……て。』

なに、聞こえないよ!
気を……て?気を、付けて……?
何に、何に気を付けたらいいの!?
ねぇ!!





「……………ッ!!!」

ガバリと起き上がって見回すと、
もうそこはあの、不思議な空間では無くなっていた。

「……結局、何に気を付けたらいいのか分からないじゃない。」

考えても考えても分からなくて、
少しムッとしながらもベッドから出て着替え、ティアさん達と一緒に朝食を食べた。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

短いですが、一旦ここできります。
まぁ幕間ですし短いです。
一日に2個投稿…頑張った私( ˙꒳​˙  )
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