【完結】占い館のチョコレート

四季苺

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なずなちゃんとカリンの対決

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 その日はなずなちゃんに言われた言葉が頭の中でぐるぐる回ってなかなか寝付ねつけなかった。それで登校が遅くなってしまったのは、失敗だったと思う。 

 教室に足をれた時にはもう、カリンとなずなちゃんが言い合いをしていたのだ。 

「だから!ココちゃんを無視するのやめなよ!」 

「はぁ~?無視なんてしてないけど?…ねぇ、ココ?」 

 カリンとなずなちゃんは、ココを見つめる。ココは一瞬いっしゅんだけ考えた後、コクコクとうなずいた。 

「してない」 

 なずなちゃんはポカンと口を開けて少しの間固まり、「なんで!?昨日まで無視されてたじゃない!!」と叫んだ。ココは目をそらし、じっと押しだまっていた。 

 わたしには、ココの行動の意味がわかる。今正直に「無視された」と言ったら、ココに対する無視は続行ぞっこうされるだろう。だけど、カリンの望む答えをすれば、またカリンのグループに戻れるのだ。そんなチャンスを、ココがわざわざなずなちゃんに義理立ぎりだててまでのがすはずがない。 

「ほらね」 

 カリンがほこった表情で笑う。 

「…もん」 

「え?」 

「鈴奈ちゃんが『カリンはしょっちゅうターゲットを変えていじめしてる』って言ってたもん!」 

 その声と同時に、わたしに向かってクラス中の視線しせんが集まってきた。最悪だ。 

「へぇ~?鈴奈、そうなんだぁ?」 

「………」 

 カリンはすごく面白いことを見つけたかのように笑った。 

  

 その日からわたしは、クラスの女子に一か月無視されることになった。
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