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なずなちゃんとカリンの対決
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その日はなずなちゃんに言われた言葉が頭の中でぐるぐる回ってなかなか寝付けなかった。それで登校が遅くなってしまったのは、失敗だったと思う。
教室に足を踏み入れた時にはもう、カリンとなずなちゃんが言い合いをしていたのだ。
「だから!ココちゃんを無視するのやめなよ!」
「はぁ~?無視なんてしてないけど?…ねぇ、ココ?」
カリンとなずなちゃんは、ココを見つめる。ココは一瞬だけ考えた後、コクコクとうなずいた。
「してない」
なずなちゃんはポカンと口を開けて少しの間固まり、「なんで!?昨日まで無視されてたじゃない!!」と叫んだ。ココは目をそらし、じっと押し黙っていた。
わたしには、ココの行動の意味がわかる。今正直に「無視された」と言ったら、ココに対する無視は続行されるだろう。だけど、カリンの望む答えをすれば、またカリンのグループに戻れるのだ。そんなチャンスを、ココがわざわざなずなちゃんに義理立ててまで逃すはずがない。
「ほらね」
カリンが勝ち誇った表情で笑う。
「…もん」
「え?」
「鈴奈ちゃんが『カリンはしょっちゅうターゲットを変えていじめしてる』って言ってたもん!」
その声と同時に、わたしに向かってクラス中の視線が集まってきた。最悪だ。
「へぇ~?鈴奈、そうなんだぁ?」
「………」
カリンはすごく面白いことを見つけたかのように笑った。
その日からわたしは、クラスの女子に一か月無視されることになった。
教室に足を踏み入れた時にはもう、カリンとなずなちゃんが言い合いをしていたのだ。
「だから!ココちゃんを無視するのやめなよ!」
「はぁ~?無視なんてしてないけど?…ねぇ、ココ?」
カリンとなずなちゃんは、ココを見つめる。ココは一瞬だけ考えた後、コクコクとうなずいた。
「してない」
なずなちゃんはポカンと口を開けて少しの間固まり、「なんで!?昨日まで無視されてたじゃない!!」と叫んだ。ココは目をそらし、じっと押し黙っていた。
わたしには、ココの行動の意味がわかる。今正直に「無視された」と言ったら、ココに対する無視は続行されるだろう。だけど、カリンの望む答えをすれば、またカリンのグループに戻れるのだ。そんなチャンスを、ココがわざわざなずなちゃんに義理立ててまで逃すはずがない。
「ほらね」
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「…もん」
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