死にたがりJCと占い師のアイスクリーム

四季苺

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DAY4-1 学校で陰キャ

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「うぅ…」
「凛々~、大丈夫ぅ?」
 寝不足ねぶそくで気持ち悪い…。
 昨日は結局けっきょくほとんど眠れなかった。自分が一体どんな風に死ぬのか考え始めたら気になって仕方ないし、怖いしで。
「次の授業、体育だよ?休む?」
 沙弥がそう言うのと同時に、「おっ、サボリか~」とか「オレもサボろっかな~」という声が聞こえてきた。ここは「うっさいなー」とか「サボリじゃないですぅ~」とか言うべき場面ばめんだ。「いつもの明るい凛々」ならそうする。
 分かってるけど、無理むり…。
「気持ちわる…」
「保健室行くぞ」
 頭に大きな手の感触かんしょくがして、低い声がひびいた。
「あっ、瀬名くん。もう着替えたの?」
「はや。つかオレらも急がないと」
 私をからかっていた男子たちがバタバタと立ち去って行った。
三菱みつびしも早く着替えに行け。コイツは俺が保健室に連れてくから」
「いや、だいじょう…」
 ノロノロと立ち上がると、瀬名にぐいっとうでをつかまれた。
「大丈夫じゃねぇだろ。ほら行くぞ」
「凛々~先生には言っておくからゆっくり休んでね~?」
 沙弥は体操着たいそうぎバッグをかかえてパタパタと移動いどうし始めた。
「ありがと…」
「凛々が元気ないと、調子狂ちょうしくるっちゃうよ~。じゃ、瀬名くんよろしくね!」

 …そうだよね。元気じゃない私なんている意味ないよね…。

 瀬名はぐいぐい腕をっていこうとするが、彼は他クラスの女子にも人気なので、このまま廊下ろうかに出たら終わる。
「手ぇはなして」
「ちゃんと保健室行くならな」
 オカンか。
「行くから。瀬名も体育行っていーよ」
 瀬名はそれには返事をせず、保健室までだまって前を歩いていった。
 場所知ってるんですけど。

「失礼しまーす。先生~コイツ、寝不足と貧血ひんけつみたいで~」
 保健室に着くと、勝手かって症状しょうじょう説明せつめいまでする。なんで知ってんの。
「あら~、ベッドあいてるから少し眠るといいわ~」
「それじゃ、俺は失礼します。」
 ありがとうを伝える前に、瀬名は保健室を出ていってしまった。

 ブレザーとリボンをハンガーにかけて、ベッドによじのぼると、校庭からピーッという笛の音が聞こえてくる。たぶん集合の合図だ。
受験勉強じゅけんべんきょうがんばってるのかな?えらいけど、無理は禁物きんもつよ」
 みんなが並んでいる場所に全力疾走ぜんりょくしっそうしていく瀬名の姿すがたながめながら、私は「気を付けます」と適当てきとう返事へんじを返した。
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