8 / 25
帰り道
しおりを挟む店を出ると繁華街独特のきらびやかなネオンが夜空に重なり幻想的な色合いを見せる。
俺の後ろの方にいた凜の手をとり指を絡めとる。お酒が入っているせいか火照りを感じる。
「1人で行くのに緊張したけど悠斗の仕事姿も見れたし、楽しかった」
何か思い出すように手を繋いでない方の手を口元に当ててふふっと笑う。
「そうか?こっちは必死だけどな」
色んな意味で…凜は周りが自分をどんな風に見てるか、なんて関係なく天然というか、そのまま自然体だから警戒心がないようにみえる。
「悠斗…オーナーさんが言ってたピアノはどうしよう…」
俺は正直な気持ちは引き受けて欲しくはない。でも凜はやってみたいと思っているなら反対するのも、どうなんだろうか?
「あぁ、考えてみたら?でも無理はしない方いい」
「さっきオーナーさんがピアノの弾いて聴かせたら悠斗が惚れ直すんじゃないか?あとバイト代を弾むよ」って。
「あはは、オーナーそんな事を言ってたの?凜のピアノはコンクールでも上位にいくくらいの腕だって知ってるし」
「何もしなくても凜の事、大好きだよ」凜の耳元で囁いた
家の近くまで来た。
「今日は家まで送るよ」その言葉で凜が俺の方を切なげに見る。
「昨日は帰ってないし、今日も遅いから」
「うん」凜は繋いでる手をぎゅっと力を入れた。
凜のそういう行動にたまらず腕を引き抱き締めた。凜のおでこに唇を寄せて目線を合わせる。熱っぽく潤ませている瞳にキスを落とすと凜の腕が首に絡みつき俺の唇を求め唇を重ねてきた。
止まらないキス…凜の甘い匂いを求めながら絡みあう。
呼吸を忘れるほどの甘いキスに夢中になった。体の中心が熱くなる。凜の吐息で唇が離れた。
「週末はバイトも休みだから一緒にいられる」そういうと凜の口元はほころんでいた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる