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6話
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思いがけない状況の勇者は困惑した
「ちょっと待てBanって何?」
「ぷぷっ」
「えーとお客様
私にもわかりません初めてな事なので…」
「そんなはずはないもう一度」
もう一度勇者は手をかざすと
『“ブーブーブーブーブー”
“エラー エラー 数値不明 数値不明
Banされました Banされました“』
「ええええええ~何で?」
「えーと前代未聞な事なので
どう対処したら良いか…どの職業にもなれません
年に一回勇者ランキングがありまして各国の勇者同士が戦う大会にも出場できませんし
なにもできません…
これではギルドカードが作れませんキャンセルしますか?キャンセルはおすすめしません
ギルドカードがないと何かと不便になります」
「ぷぷぷぷあはっ」
「まさか…
勇者様あなたは人に化けた魔物?
今すぐ出て行ってください」
「なぁフォルスこの子俺に死ねって言ってるよ」
「ぷぷぷぷっウケるもう我慢できない
ぷぷぷぷあははははがははははははは笑死する
ぐふふっくくくくくくっ」
「さっきから笑ってないで俺達仲間だろ
パーティ組んだばかりなのに…
フォルス何とかしてくれよ何でこうなるんだ?」
「くっくくくく私に聞かれても分かんない
うぅ~苦しい
じゃ私は最強十字軍に就職するからここでお別れねバイバイ!
運よく私と出会ったら瞬殺してあげる」
「おいおいちょっと待てよ」
「え~めんどくさいぷぷぷっっっ」
「頼む!」
「分かったwわぁぷぷぷっあはっ
スキル:フォルトゥ~~ナのあっはは瞳みぃぃぃ」
「良い加減笑うのはやめろ」
「うくっ完全にツボった…ごめん集中できない…
あなたある意味最強ね私にスキルを封じるなんて」
「召喚魔法でまたクロノスにお願いして時を戻そう」
「くっくくうふ無理よ
召喚魔法で呼び出した神は2度と呼び出せない
一度使った神の力は一回きりなの」
「嘘だろ何で?」
「ユピテル様がそう決めた神々にも掟がある破ったら私がユピテル様に殺されるユピテル様は嫉妬深いのよ」
「…フォルトゥナの瞳で“最強戦士の運命”と書き換えたのが原因なら
もうあなたは地道にレベルを上げないといけない
戻ったとしても
またばばばBanされるかも…知らんけど!ぷぷっ
落ち着け私ここで死んでたまるか…」
「そんなぁ…どうすれば?
そうだ一度戻って弱小ギルドカードを手に入れてからまたフォルトゥナの瞳でギルドカードを書き換えれば良いんじゃ」
「それ良い考えねってあんたバカ?
私との戦いでもう覚えてないの?
あなたとの戦いで
私が“椅子の運命”を“勇者の盾”に書き換えたけど
物には反応しなかったじゃない!
それにギルドカードを魔法で偽造やコピーできないって
さっきそこのギルドの嬢ちゃんが言ってたじゃん
全く人の話聞かないんだから」
「じゃ弱小ギルドカード手に入れてから召喚魔法で神を呼び出し最強魔法を手に入れさせてくれ7属性も手に入れたステータス全て最強だった」
「はぁ諦めなさい全属性もステータスもあなたに与えた全て最強の神に頼んでお願いしたものよ
もう2度と呼び出せないってさっき言ったばかり
しつこい
いい加減諦めろ」
「他の神はいないのか?」
「いない!もう貴様はすでに死んでいる」
「あの~お客様
長々とお話の途中ですみませんがお客様がお話してる最中に色々調べたのですがギルドカード作れます」
「おおお~作れるのか?」
「ええ作れますが初期設定からになりますレベル1ですただのレベル1ではありません
基本的にはレベル1でも多少の攻撃力や防御力があり魔法スキル一個は誰にでも与えられるんですが
今回のケースの場合
計測不可の為
平均値が出せません全ての数字が1です
スキルは一個も持てません
持ち物は1個しか持てませんそれでよろしければギルドカードお作りしますか?」
「でも俺
勇者の剣を持ってる何かスキル一個くらいは…」
「申し上げにくいのですが無理です
特殊レベル1なのでいくら勇者の剣を持っていても変わりません冒険者の中で1番最弱職レベルになります」
「ぷぷぷっウケるもう死ぬ~がははははははは
ぷぷぷぷあははははがははははははははははは
私を殺さないで勇者様…
命だけは…
ぐふふっくくくくくくくくっ」
「作らねーよキャンセルします
このまま最強のままで町を出る
最強を味わったんだ今さら最弱なんて戻れない」
「勇者様それは何かと不便かと…
国籍を持たないと何もできませんし
魔物を倒した時に出てくる魔石を売ることができません
売る時ギルドカードの提出が条件ですので…
どのお店もギルドカードの提出が必須です
魔物を見分ける為のギルドカードでもありますのでそもそも国に入れないので泊まるところも食事もどのように?」
「ぷぷっやばいトドメを刺さないで…」
「知るか!その時考える今すぐキャンセルしろ」
「キャンセルですねかしこまりました勇者様」
「ちょっと勇者様!魔物の肉でも食うのか?」
「そうか!良い事思いついた
ギルドカードなんて必要ねぇ
代償として俺が魔王になってやる
魔王は空腹を感じるのか?人間の肉は美味しいのかな?
ケケケケケケケ
スキル魔法:フォルトゥナの瞳」
「ちょっと待てBanって何?」
「ぷぷっ」
「えーとお客様
私にもわかりません初めてな事なので…」
「そんなはずはないもう一度」
もう一度勇者は手をかざすと
『“ブーブーブーブーブー”
“エラー エラー 数値不明 数値不明
Banされました Banされました“』
「ええええええ~何で?」
「えーと前代未聞な事なので
どう対処したら良いか…どの職業にもなれません
年に一回勇者ランキングがありまして各国の勇者同士が戦う大会にも出場できませんし
なにもできません…
これではギルドカードが作れませんキャンセルしますか?キャンセルはおすすめしません
ギルドカードがないと何かと不便になります」
「ぷぷぷぷあはっ」
「まさか…
勇者様あなたは人に化けた魔物?
今すぐ出て行ってください」
「なぁフォルスこの子俺に死ねって言ってるよ」
「ぷぷぷぷっウケるもう我慢できない
ぷぷぷぷあははははがははははははは笑死する
ぐふふっくくくくくくっ」
「さっきから笑ってないで俺達仲間だろ
パーティ組んだばかりなのに…
フォルス何とかしてくれよ何でこうなるんだ?」
「くっくくくく私に聞かれても分かんない
うぅ~苦しい
じゃ私は最強十字軍に就職するからここでお別れねバイバイ!
運よく私と出会ったら瞬殺してあげる」
「おいおいちょっと待てよ」
「え~めんどくさいぷぷぷっっっ」
「頼む!」
「分かったwわぁぷぷぷっあはっ
スキル:フォルトゥ~~ナのあっはは瞳みぃぃぃ」
「良い加減笑うのはやめろ」
「うくっ完全にツボった…ごめん集中できない…
あなたある意味最強ね私にスキルを封じるなんて」
「召喚魔法でまたクロノスにお願いして時を戻そう」
「くっくくうふ無理よ
召喚魔法で呼び出した神は2度と呼び出せない
一度使った神の力は一回きりなの」
「嘘だろ何で?」
「ユピテル様がそう決めた神々にも掟がある破ったら私がユピテル様に殺されるユピテル様は嫉妬深いのよ」
「…フォルトゥナの瞳で“最強戦士の運命”と書き換えたのが原因なら
もうあなたは地道にレベルを上げないといけない
戻ったとしても
またばばばBanされるかも…知らんけど!ぷぷっ
落ち着け私ここで死んでたまるか…」
「そんなぁ…どうすれば?
そうだ一度戻って弱小ギルドカードを手に入れてからまたフォルトゥナの瞳でギルドカードを書き換えれば良いんじゃ」
「それ良い考えねってあんたバカ?
私との戦いでもう覚えてないの?
あなたとの戦いで
私が“椅子の運命”を“勇者の盾”に書き換えたけど
物には反応しなかったじゃない!
それにギルドカードを魔法で偽造やコピーできないって
さっきそこのギルドの嬢ちゃんが言ってたじゃん
全く人の話聞かないんだから」
「じゃ弱小ギルドカード手に入れてから召喚魔法で神を呼び出し最強魔法を手に入れさせてくれ7属性も手に入れたステータス全て最強だった」
「はぁ諦めなさい全属性もステータスもあなたに与えた全て最強の神に頼んでお願いしたものよ
もう2度と呼び出せないってさっき言ったばかり
しつこい
いい加減諦めろ」
「他の神はいないのか?」
「いない!もう貴様はすでに死んでいる」
「あの~お客様
長々とお話の途中ですみませんがお客様がお話してる最中に色々調べたのですがギルドカード作れます」
「おおお~作れるのか?」
「ええ作れますが初期設定からになりますレベル1ですただのレベル1ではありません
基本的にはレベル1でも多少の攻撃力や防御力があり魔法スキル一個は誰にでも与えられるんですが
今回のケースの場合
計測不可の為
平均値が出せません全ての数字が1です
スキルは一個も持てません
持ち物は1個しか持てませんそれでよろしければギルドカードお作りしますか?」
「でも俺
勇者の剣を持ってる何かスキル一個くらいは…」
「申し上げにくいのですが無理です
特殊レベル1なのでいくら勇者の剣を持っていても変わりません冒険者の中で1番最弱職レベルになります」
「ぷぷぷっウケるもう死ぬ~がははははははは
ぷぷぷぷあははははがははははははははははは
私を殺さないで勇者様…
命だけは…
ぐふふっくくくくくくくくっ」
「作らねーよキャンセルします
このまま最強のままで町を出る
最強を味わったんだ今さら最弱なんて戻れない」
「勇者様それは何かと不便かと…
国籍を持たないと何もできませんし
魔物を倒した時に出てくる魔石を売ることができません
売る時ギルドカードの提出が条件ですので…
どのお店もギルドカードの提出が必須です
魔物を見分ける為のギルドカードでもありますのでそもそも国に入れないので泊まるところも食事もどのように?」
「ぷぷっやばいトドメを刺さないで…」
「知るか!その時考える今すぐキャンセルしろ」
「キャンセルですねかしこまりました勇者様」
「ちょっと勇者様!魔物の肉でも食うのか?」
「そうか!良い事思いついた
ギルドカードなんて必要ねぇ
代償として俺が魔王になってやる
魔王は空腹を感じるのか?人間の肉は美味しいのかな?
ケケケケケケケ
スキル魔法:フォルトゥナの瞳」
応援ありがとうございます!
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