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35話
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私フォルス、ディナと2人で王都の上級冒険者ギルドに来ていた。
「わたくし緊張してきましたわ」
「なんで緊張するんだよ」
「わたくしたちだけで良かったのでしょうか?」
「サラとピグミドを今外に出すと関係のない人間も殺しかねん!
シルは論外よ!声が小さくて人間と話せないだろ?
3人とも宿で大人しくしてた方がいい
じゃ入るよ!」
【上級冒険者ギルド】
「すみませんここでは被害届けも受け持ってくれるかしら?犯罪の捜査も依頼したいの!」
「はい!我々ギルドではモンスターの討伐の他に街の秩序を守る為に存在しており困ってることがあれば依頼を受け持ちます。それとこちらの書類にサインして下されば騎士団に依頼することもできます!」
「へぇ~街の秩序ね…
それに直接騎士団に依頼ってか!笑える!」
「わたくし達はその騎士団を捕まえて欲しくていらしたのですわ!」
「え??」
「その騎士団が盗賊に加担しているから捕まえて欲しい治安を任されたはずの騎士団が盗賊の仲間だったの!」
「それにですねわたくし達の可愛い妹分も騎士団にさらわれたのですわ!」
「できるよね?調査を依頼するわ!誘拐と盗賊を加担してる事この街の商人ですら薄々騎士団が怪しいと分かってるんだ!まさかお前も仲間か?」
「そ、それは……騎士団が相手だと……」
「その必要はない!!」
「お前は!!あの時の!ディナこいつだパナケアを拐った奴だ!」
「今ここで殺しましょ!」
「お?無用に騒ぎ立てるのか?
公用の場でこの俺騎士隊長を殺すのか?怖い怖い!証拠はあるのか?
名誉毀損により反逆罪で処罰するぞ!」
「そうか……分かったどうせ捕まるなら殺す!
宣戦布告!戦争よ!お前を殺しに行く怯えて待ってろ!行くぞディナ!」
「分かりましたわ行きましょ!」
「これで確信した殺すしかない!」
「ですが…」
「それなら事件ももみ消すのも楽だし監査しても証拠なんて見つかるわけがない薄々分かってた事だ」
「そうですわね……」
「ちょっと君たち!待って!」
「騎士!わたくし達を追いかけてきたのですか?」
「先ほど話を聞いていましたそこであなた達に話があって……宣戦布告は取り消してください騎士団と戦争なんて……お願いします」
「ほう!あのプライドの高い騎士が頭を下げるなんて余程だな!分かった話を聞こう頭を上げて!」
「ありがとう!私は副団長を勤めている!」
「女の子でその若さで副団長!すごいですわ!
わたくしは精霊ディナともうします」
「ちょっとディナ!秘密でしょ!」
「精霊?この子が?」
「イヤイヤこれは冗談だお茶目でしょ?
私はフォルス!よろしくね!」
「君がフォルスか?そうかやはり」
「なぜ私の名を?」
「騎士団の牢獄にパナケアという子が囚われている!その子から話は一通り聞いた君たちの話を信じる!私も隊長が怪しいと前から思っていたんだが」
「パナケアは無事なんだな!
話をしたならじゃ何で助けない?」
「すまない…民衆を守らないといけないのに…何もできない私が不甲斐ない……私だけでは力不足で…どうしようも…だから私は騎士団の悪行を断罪したいその為に君たちに協力して欲しい
盗賊との癒着で騎士団の大半が腐ってる騎士の本来の守るべき民衆を蔑ろにするしまつ!
トップであろう隊長も同じだ!私は騎士団をあるべき姿に戻したい
だが…恥ずかしい話私の事を慕ってる部下は数人程度…
私共の力では足りないのだ!君たちの手を借りれば何かの転機になるかもしれない!」
「悪いが信用できないな!あの十字軍でさえグルの可能性だってある」
「十字軍?君たち知らないの?あの十字軍は壊滅したよ!」
「なんだって?」
「“鎮守の森”に突如として現れた巨大な魔物が王都に向かってきたそれを阻止すべくやられたのよ!」
「魔王テュポン様だなまさか…“あの時”王都に向かっていたのか……」
「テュポン様?」
「ええ……すまない私のせいだ…」
「なぜあなたが謝るの?」
「実は私は異世界からここに来た運命の女神!」
「女神?神なのですか?」
「ええ!それに私を殺そうと神ユーノ様が異世界の魔物を転生させたそれがテュポン様!他にもたくさんの半神半魔がいるんだ…
王都の上級冒険者が死んだのも私のせいなんだ…」
「そうでしたか…なんと言葉にしたら……
ならなおさら一緒にこの王都を変えましょ!」
「分かった君を信じるよ!信じる代わりに私の事も信じろ!これから君の運命を変えてやる!」
「運命を変える?」
「ええ!騎士団としての最強の称号を与える!
じゃなきゃこの王都は変わらない!」
「分かった信じる私にできる事はあればなんでもします力を与えてくださるのなら」
「すごいですわ!わたくし見るのは今回が初めて!もしかしてあのスキルを使うのですか?」
「そうだな久々に使う!
スキル:フォルトゥナの瞳」
『“スキル発動:副団長の運命を軍神マーメルスになる運命に書き換えます”』
「え?何か声がしました!」
「すまない!私とスキルをかけられた者にしか聞こえない!
まことに勝手だが君にはこれからマーメルスと名乗れ!君は守護神の神となった軍神マーメルスだ!」
「私が神?」
「そうだ君にピッタリだよ!その温厚さ人望深く
強い意思を持っている!きっと君に味方をする者達が増えるだろう!」
「マーメルスって呼びずらいですわね…
差し支えなければ別名メルスはいかがでしょうか?」
「良いね!可愛いじゃないかメルス!」
「ありがとうございます!
メルス良い名です!でもまだ実感沸かないのですがなんだか体が軽く感じますわ!」
「そりゃそうだろ気づいてないのか?下を見てみろ!」
「えええええ~私浮いてる?!」
「君はもう女神だからな羽があるだろ!早く隠せ!目立ってしょうがない!
私もパナケアも普段は羽を隠して過ごしてる!
便利だぞ!空も飛べる!
空中戦で矢を放てば爽快だ!
女神って事はなるべく秘密にしてくれ!いいな?」
「分かりました!」
「後最強にしてやったんだ毎日金貨10枚でいい!」
「金貨…取るの…?」
「フォルス様!それはいけませんわ盗賊と変わらないですわよ!」
「ハハ冗談だよ!」
「わたくし緊張してきましたわ」
「なんで緊張するんだよ」
「わたくしたちだけで良かったのでしょうか?」
「サラとピグミドを今外に出すと関係のない人間も殺しかねん!
シルは論外よ!声が小さくて人間と話せないだろ?
3人とも宿で大人しくしてた方がいい
じゃ入るよ!」
【上級冒険者ギルド】
「すみませんここでは被害届けも受け持ってくれるかしら?犯罪の捜査も依頼したいの!」
「はい!我々ギルドではモンスターの討伐の他に街の秩序を守る為に存在しており困ってることがあれば依頼を受け持ちます。それとこちらの書類にサインして下されば騎士団に依頼することもできます!」
「へぇ~街の秩序ね…
それに直接騎士団に依頼ってか!笑える!」
「わたくし達はその騎士団を捕まえて欲しくていらしたのですわ!」
「え??」
「その騎士団が盗賊に加担しているから捕まえて欲しい治安を任されたはずの騎士団が盗賊の仲間だったの!」
「それにですねわたくし達の可愛い妹分も騎士団にさらわれたのですわ!」
「できるよね?調査を依頼するわ!誘拐と盗賊を加担してる事この街の商人ですら薄々騎士団が怪しいと分かってるんだ!まさかお前も仲間か?」
「そ、それは……騎士団が相手だと……」
「その必要はない!!」
「お前は!!あの時の!ディナこいつだパナケアを拐った奴だ!」
「今ここで殺しましょ!」
「お?無用に騒ぎ立てるのか?
公用の場でこの俺騎士隊長を殺すのか?怖い怖い!証拠はあるのか?
名誉毀損により反逆罪で処罰するぞ!」
「そうか……分かったどうせ捕まるなら殺す!
宣戦布告!戦争よ!お前を殺しに行く怯えて待ってろ!行くぞディナ!」
「分かりましたわ行きましょ!」
「これで確信した殺すしかない!」
「ですが…」
「それなら事件ももみ消すのも楽だし監査しても証拠なんて見つかるわけがない薄々分かってた事だ」
「そうですわね……」
「ちょっと君たち!待って!」
「騎士!わたくし達を追いかけてきたのですか?」
「先ほど話を聞いていましたそこであなた達に話があって……宣戦布告は取り消してください騎士団と戦争なんて……お願いします」
「ほう!あのプライドの高い騎士が頭を下げるなんて余程だな!分かった話を聞こう頭を上げて!」
「ありがとう!私は副団長を勤めている!」
「女の子でその若さで副団長!すごいですわ!
わたくしは精霊ディナともうします」
「ちょっとディナ!秘密でしょ!」
「精霊?この子が?」
「イヤイヤこれは冗談だお茶目でしょ?
私はフォルス!よろしくね!」
「君がフォルスか?そうかやはり」
「なぜ私の名を?」
「騎士団の牢獄にパナケアという子が囚われている!その子から話は一通り聞いた君たちの話を信じる!私も隊長が怪しいと前から思っていたんだが」
「パナケアは無事なんだな!
話をしたならじゃ何で助けない?」
「すまない…民衆を守らないといけないのに…何もできない私が不甲斐ない……私だけでは力不足で…どうしようも…だから私は騎士団の悪行を断罪したいその為に君たちに協力して欲しい
盗賊との癒着で騎士団の大半が腐ってる騎士の本来の守るべき民衆を蔑ろにするしまつ!
トップであろう隊長も同じだ!私は騎士団をあるべき姿に戻したい
だが…恥ずかしい話私の事を慕ってる部下は数人程度…
私共の力では足りないのだ!君たちの手を借りれば何かの転機になるかもしれない!」
「悪いが信用できないな!あの十字軍でさえグルの可能性だってある」
「十字軍?君たち知らないの?あの十字軍は壊滅したよ!」
「なんだって?」
「“鎮守の森”に突如として現れた巨大な魔物が王都に向かってきたそれを阻止すべくやられたのよ!」
「魔王テュポン様だなまさか…“あの時”王都に向かっていたのか……」
「テュポン様?」
「ええ……すまない私のせいだ…」
「なぜあなたが謝るの?」
「実は私は異世界からここに来た運命の女神!」
「女神?神なのですか?」
「ええ!それに私を殺そうと神ユーノ様が異世界の魔物を転生させたそれがテュポン様!他にもたくさんの半神半魔がいるんだ…
王都の上級冒険者が死んだのも私のせいなんだ…」
「そうでしたか…なんと言葉にしたら……
ならなおさら一緒にこの王都を変えましょ!」
「分かった君を信じるよ!信じる代わりに私の事も信じろ!これから君の運命を変えてやる!」
「運命を変える?」
「ええ!騎士団としての最強の称号を与える!
じゃなきゃこの王都は変わらない!」
「分かった信じる私にできる事はあればなんでもします力を与えてくださるのなら」
「すごいですわ!わたくし見るのは今回が初めて!もしかしてあのスキルを使うのですか?」
「そうだな久々に使う!
スキル:フォルトゥナの瞳」
『“スキル発動:副団長の運命を軍神マーメルスになる運命に書き換えます”』
「え?何か声がしました!」
「すまない!私とスキルをかけられた者にしか聞こえない!
まことに勝手だが君にはこれからマーメルスと名乗れ!君は守護神の神となった軍神マーメルスだ!」
「私が神?」
「そうだ君にピッタリだよ!その温厚さ人望深く
強い意思を持っている!きっと君に味方をする者達が増えるだろう!」
「マーメルスって呼びずらいですわね…
差し支えなければ別名メルスはいかがでしょうか?」
「良いね!可愛いじゃないかメルス!」
「ありがとうございます!
メルス良い名です!でもまだ実感沸かないのですがなんだか体が軽く感じますわ!」
「そりゃそうだろ気づいてないのか?下を見てみろ!」
「えええええ~私浮いてる?!」
「君はもう女神だからな羽があるだろ!早く隠せ!目立ってしょうがない!
私もパナケアも普段は羽を隠して過ごしてる!
便利だぞ!空も飛べる!
空中戦で矢を放てば爽快だ!
女神って事はなるべく秘密にしてくれ!いいな?」
「分かりました!」
「後最強にしてやったんだ毎日金貨10枚でいい!」
「金貨…取るの…?」
「フォルス様!それはいけませんわ盗賊と変わらないですわよ!」
「ハハ冗談だよ!」
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