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一章 出会い

十三  妹って何か使っちゃうよね

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 ぴーちくぱーちく鳥の声と窓口から差し込んで来る朝日。そして勿論、俺の1番大好きなロニエの.......

 「ん? ロニエ、どこ?」

 ロニエの未成熟な身体がなかった。甘い匂いだけ残してぽっかりといる筈の場所にいない。
 金髪の髪を腰まで伸ばしてピンクのレースをフワフワとたなびかせて、必ず俺の手の届く範囲に居る俺の事が大好きな、俺の大好きな女の子がいなかった。

 ーーーおかしい。

 昨日は、ロニエとのラブな夜を満喫して、その後もやっぱりラブな会話を満喫した。
 何故か、俺とロニエは文字通り一心同体であるので、俺がこんなに遭いたいんだからロニエも死ぬほど遭いたくなってるはずだ。

 「ロニエ。ロニエ? ロニエ!!」

 ーーー絶対におかしい。俺がロニエを三回も呼んで返事をしてくれない訳は無い。
 考えられる可能性は一つ、誘拐されたということ。
 ロニエが俺をおいて今更何処か行くはず無いのだから.......
 ロニエ。俺は必ず連れ戻す。 

 ーーーロニエみたいな小さな子を連れていくなんて何て変態だ!!

 考えたく無い可能性は、ロニエが大事にとっておいている処女の喪失だ。
 ロニエ自身を心配しろよと、思うかも知れないけれど。俺はロニエがどんなに凌辱されて遊び尽くされてしまってもロニエが好きなのは変わらない。
 
 でもロニエは違う、ロニエはバージンの消失を色々と決めている。
 ロニエは初めてのエッチは公開エッチでイゲルさんに見せ付けながらやると決めている。
 ちょっとズレている気がしないでも無いけど一心同体のロニエの望みは俺の望みでもある。
 
 だから俺もロニエを食べる時はイゲルさんの前でと決めている。だってその方がロニエが喜ぶもん。
 イゲルさんの前でゆっくりとみっちり見せ付けながらやるんだ。濃厚に甘美にそして爽快に、普通なら出来ないかも知れない、心のちょっとした気持ちを全てやっていいのはロニエだからだ。俺がやりたいと思った事はロニエも絶対にやりたい。だから最近ロニエが俺に無理矢理奪われても良いんじゃないかと、ぶれてるのも知っている。だって俺が無理矢理奪いたくなってきてるからだ。でもそれをしたら後悔することを俺もロニエも知っているからやらない、次に奪うとしたら、それはロニエが十八歳になった時だ。精神が大人と子供の境目の1番大事な時期だ。ロリコンの俺にとって唯一許される瞬間だ。堪らないだろう。もうイゲルさんに見せ付けるとか言っている時ではない。ロニエの望みを叶えてあげないの? と言われても叶えて上げてると言い切れるのだ。だってその時に手をロニエが出して欲しいと望んでいるからだ、手を出さなかったらロニエに逆に襲われてしまう。それでまたずっとやられたかったって歎くに違いないのだ。同じ失敗は二度とする訳にはいかない。
 
 .......えっとそれで何だっけ? 
 ロニエがいない。さらわれた。ロニエの処女が危ない!!
 そうロニエが俺に処女を渡せなかった時の行動もわかる。酷く落ち込んでもしかしたら.......

 「ロニエ!! 待っててよ。どんなことになっても変な気を起こしちゃ駄目だよ」

 俺はすぱっとベットから起き上がって気付いた。

 ーーーここは、日本の俺の部屋じゃん。

 「お兄ちゃん。朝からそんなにして何してるの?」
 「雫? ここは日本か?」
 「私は、学校に行くからって言いに来たんだけど.......何で泣いてるの!?」

 分かってしまったからだ。
 ロニエがいないんじゃなく俺が帰って来ちゃったんだと。

 「ロニエがいないからだ」
 「え? 何語? 私マレーシア語出来ないんだけど?」
 「ロニエ俺は.......」
 「まあ良いや、お兄ちゃんが泣いてても私悲しくないし部活遅れるから行くね」
 
 行くとき、あんなに唐突なんだもんそりゃー帰る時も唐突だよな。
 俺の行動に意味は無く、俺の気持ちに意味は無い。
 
 嫌だ。ロニエの処女を貰ってあげられない。ロニエの望みを叶えてあげられないやだ。
 
  ーーーロニエ。ずっと帰りたかったこの場所なのにロニエがいないから俺は悲しいよ。
 
 「ロニエ!! ロニエともっとキスしたかった。ロニエともっとエッチなことしたかった。ロニエのおっぱいしゃぶりたい。ロニエの脇をペロペロしたい。開発中のあそこで遊びたい。ロニエの声が聞きたい。ロニエの顔をが聞きたい。ロニエに遭いたい。ロニエを抱きしめたい。ロニエで出来ることを全てやりたい」

 ーーーもうロニエ会えないのか.......俺はもう死にたいよロニエ.......。

 おかしいなさっきからロニエの味がするよ。ロニエの体温を感じるよそれなのにロニエはいない。
 もうロニエは俺の一部だったのに。

 「ーーーヒカル様っぁ! 吸いすぎですぅ」
 
 突然ロニエの声が聞こえた。そして開けていたはずの目を開いた。

 「ロニエ?」
 「はい。ヒカル様のロニエですよ」
 「よかった。ロニエが居て良かったよ」
 「私がヒカル様の傍から居なくなる訳無いじゃないですか」
 「違うんだロニエ。夢を見たんだよ。俺が一人で日本に帰っちゃう夢。そしたらロニエが居なかったんだよ」
 「ヒカル様。それは夢です。とても悲しい夢です。現実の私はここにいます。ヒカル様の傍にずっといます」
 「でもロニエ? もしかしたら本当に起こりそうな夢だったんだよ。俺が突然この世界から消えたらロニエはどうするの?」
 「良いですか? ヒカル様。私もヒカル様が居なくなる夢を見たことあります。とてつもない悪夢ですが。私が辛くなったら必ずヒカル様が連れ戻してくれました。ヒカル様の傍に私が居ないなんてのは夢なんです。もしヒカル様がこの世界から消えるのなら必ず私もヒカル様と共に消えます」
 「でもロニエ。これが夢じゃない証拠はある?」
 「ヒカル様ぁーっん!! 私と話したいなら一回それを辞めて下さい。でないとぉーーーっんっー! 私。幸せすぎてぇっ、もうダメですっーーーーんーーーん!!」
 「うわっ!! ロニエの乳首を舌でっ! 何で!?」

 ビクンビクン、痙攣して俺を抱きしめる力を強めるロニエは俺の頭を抱いて小さなしかしちゃんとぷくっと膨らんだ胸を俺の口元に来るように調節していた。俺はそれを何の不思議も無く、舌でなめ回し、頂上の部位をカチッと噛んだり、逆にそこだけを何度も何度も吸ったり。ロニエの小さな手の平サイズの乳房を可能な限りペチャクチャしていた。
 まあ気付いても辞めない。辞めたくない。ロニエもいっそう両手に力を込めて離してくれないし。

 「ロニエ? どういう状況?」
 「ロニエが起きたらヒカル様が寝ていたのでそれを眺めていたら無性にヒカル様に触って欲しくなってどうせならこうして見ようかと」

 きっと夢の中で俺がロニエを求めていたから、心の繋がっているロニエも俺を求めたのだろう。

 「ロニエ、もうずっとしゃぶり続けるからね離さないからね」
 「ヒカル様。それは良いんですが交互にっんーーー! やって下さい。ヒカル様が右ばかり何時間も責めるのでフニャフニャになってしまってます。反対は新鮮ですよ?」

 言われてそれもそうだと反対の乳を舐めはじめる。
 確かに新鮮だ。固い乳首が舌にカリッとひっかかる。そして濃厚なロニエの味が実に美味しい。

 「ふぅー。 これでまたしばらくは平気です。ヒカル様美味しいですか?」
 「ロニエこれやばいよ。めっちゃ良い。もうちょっと激しくしていい?」
 「駄目です。今ヒカル様は私と話すのと私のおっぱいを吸い付くのどっちが大事ですか? 激しくしたらまた私は冷静に話せませんよ」
 
 ロニエが煩悩よりも大事な事があると窘めた。
 といってもロニエの乳首を溶かしている最中だ。
 あれもこれもやらせてくれるロニエは本当に可愛い。

 「ヒカル様は私が幻に.......夢に見えるのですか?」
 「そうじゃないけどっ! そうじゃないけどロニエが消えてしまいそうで怖いんだよ」
 「相当な悪夢だったんですね。ヒカル様がこんなに可愛くなるほど」

 ロニエが俺の頭を撫でながヘラ~ッと笑った気がした。

 「ロニエ。ちょっと喜んで無い?」
 「ロニエは。ヒカル様がロニエが居なくて悲しいってロニエ言った事を喜ん出るわけ無いじゃないですか。こんなに可愛.......コホン。いえ、怯えているヒカル様を前に」
 「ロニエ。俺に嘘着くんだね」
 「だってヒカル様はロニエが嘘ついても嫌な気持ちにならないですから」
 「そうだよ。ロニエにいくら騙されようと俺はロニエが好きだよ。でもロニエついて良い嘘と.......」
 「分かってます。ヒカル様。今のはついてはいけない嘘でしたか?」
 「いや、全然ついて良いよ。ロニエに嘘つくな、なんて言わないよ。ロニエは俺を騙して良いんだよ。ロニエに悪女の成分が出てきて俺は嬉しいよ」
 「フフフッ。ヒカル様はロニエが何をしても可愛いとしか言いませんね。ロニエは色々と頑張っているのですよ」
 「じゃあロニエは俺に綺麗だねとか言われたいの?」
 「嫌です。ロニエはヒカル様に好きになって欲しいのです。ヒカル様が好きな人は綺麗な人では無いですから、ヒカル様はロニエみたいな小さな子が好きなんですよね」

 ロニエが甘い声で俺をロリコンだといってくるので

 「違うよ!! 俺はロニエが成長してもロニエが好きだよ」

 普通に嘘をついた。

 「嘘ですね。わかります」
 「違うの? 俺はロニエが成長したらロニエが好きじゃなくなるの?」

 俺がロニエを好きじゃなくなったとしたら一心同体のロニエも.......

 「そんな事は有り得ません。私は成長してもヒカル様が大好きですよ。そっちじゃなくてヒカル様は小さい可愛い子が1番好きなんですよね」
 「ロニエそれはね、思ってても言っちゃいけないことなんだよ。特に日本だと捕まるから。日本人は皆ロニエみたいな小さな子が好きなのを隠して生きていかないと社会から抹消されるんだ(そんなことはありません)。その点この世界は良い。だってどんなにロリを囲っても誰も文句を言わない理想の世界だよ」
 「じゃあヒカル様は。こっちの世界に居着けば良いじゃないですか」
 「それでまた一夫多妻の話に戻るの? 前にそれはもう望んでないって言ったのロニエは忘れちゃった?」
 「私がヒカル様の話を忘れる訳無いじゃないですか!! 怒りますよ」

 怒られた。ロニエは甘えたい時に自分をロニエと呼ぶ節がある。真面目なときは私と言うのでこれは本当にムカついたのだろう。
 
 「怒ることないのに.......俺の話を忘れても良いんだよ。だって俺はロニエの話を良く忘れちゃうよ?」
 「ヒカル様もロニエの話を忘れないで欲しいです。ヒカル様はすぐにロニエがヒカル様を愛してることを忘れます」
 「それは忘れたこと無いよ!?」
 「嘘です。ヒカル様はすぐにロニエの愛を疑います。何時もロニエの為でしたけどね。だからロニエはそんなヒカル様を許します」
 「許してくれないこともあるの?」
 「あります。例えば今だってロニエが交互にって言ったのに左しかやってくれません。もうあれからかなり経ったのにロニエはショックです」

 やっと口に馴染んできた乳から初めて口を離す。


 「む。だってロニエそうしないと感じないでしょ」
 「ロニエはさっきから感じまくってます。ただ我慢してるだけです。そろそろ反対も寂しいのです」
 「ロニエは難しいな~。ん? 俺は片方をやり続けたい。ロニエは両方をやって欲しい? こんなこと今まであったかな」
 「ヒカル様と違う意見のロニエは嫌いですか?」
 「いや違うよ。これって俺達の心の共有率が落ちてない?」
 「落ちてませんむしろ上がっています」

 ロニエは即答した。
 俺とロニエに限って言えば落ちた方が良いのだけど。

 「だって現に食い違ってるじゃん。まさかっ! これが倦怠期って奴か!」
 「違います。ロニエとヒカル様は愛し合っています」
 「焦っている所が逆に怪しいぞ。でも何か悲しいな、なんでだろう。洗脳が解けてもロニエは俺を好きでいられるのかな」
 「ヒカル様!! 私怒りますよ。またヒカル様は私の言葉を忘れましたね」
 「忘れてないって。でもこうやってささいな違いから食い違って別れるカップルって多いんだよ。ロニエ俺は心配だよ」
 「ヒカル様は忘れてしまったのかも知れませんが私は言いました。私はヒカル様との話を優先したいと。そして心の共有も上がっていると。ヒカル様は私の言葉を信じてくれません」
 「?? どういうことだ? ロニエはおっぱいを両方舐めてほしいんだろ? 下がってるじゃん。俺の言い方が悪かったけど別に食い違いは普通の事なんだよロニエ。むしろ.......」
 
 今までの方がおかしかった位だ。そうこれで良いのだ。これが正常だ。だけどロニエは涙を流した。それが悲しくて俺も涙を流す。

 ーーーヒカル様が私の言葉を信じてません。

 俺は何回同じ事をするんだ。ロニエの言葉は正しいなら。

 「ロニエ。どっかで俺に嘘ついたてしょ」
 「ついてません。私は決してヒカル様を泣かせる嘘はつきません」
 「あれ?」

 違うらしい。俺が泣いてるのはロニエが泣いてるからなんだけどな.......あれこれだけ聞くと確かに心の共有率が上がってる気がする。
 どういうことだ? さっきは食い違ったのに。
 
 「ロニエ。降参だよ。何かがどうなってこんがらがったの?」
 「嫌です。ロニエは教えてあげません。今回はヒカル様がロニエから聞き出して下さい」

 ロニエがヘソを曲げている。可愛いキスしたい。しようとしたら避けれた。あれ? ロニエとの一体感がばらばらとくずれていき、バランスを失って行く。ロニエに拒否られたのがショックすぎて。

 「ロニエ。嫌だ。嫌いにならないで」
 「ロニエはヒカル様を嫌いになりません」
 「嘘だ。本当は嫌いなんでしょ。ロニエ。ロニエ。ロニエ!! 俺からいなくならないでよ」
 
 遠くなっていく心の距離。本当に心の距離何てあったのだろうか? 本当はたまたまだったのでは無いか。不安で死にそうだ。
 だけどロニエの涙が増えている事に気付いた。そして俺の涙もだ。

 「ロニエなんで教えてくれないの? そんなにつらそうなのに」
 「それがヒカル様の為だからです。今の悲しみは私たちの愛の証です」
 「ロニエ。分かったよ。でもヒントが欲しいよ。ロニエ。俺、やだよこんなの」
 
 ロニエが無理してるのが分かって悲しくて。俺がロニエとの距離を感じるのが悲しくて。大粒の涙を俺達は流す。

 「大丈夫です。ヒントが無くてもヒカル様ならたどり着けます。私の言葉を信じてください」
 「信じるよ。けどやっぱり食い違っちゃうんだよロニエの言葉を合わせても」
 「それは何処ですか」
 
 別れの始まりは些細なことだ。

 「ロニエと俺の意見が食い違ったところ」
 「それは何処ですか?」

 キュッとロニエの手に力が入った。

 ーーーヒカル様もう少しです。

 「そうなの?」
 「ヒカル様、心を読むのは禁止です。さあそれは何処ですか?」
 「ロニエのおっぱいを俺が好きなようにしゃぶれなかった所」
 「それはなぜですか?」
 「ロニエがいやがったから」
 「ヒカル様全然違います」
 「あれ? 違ったっけ?」
 「ヒカル様は何時もそうやって勝手に勘違いします。気をつけて下さい。私はヒカル様と同じように片方のおっぱいを弄られ続ける方が好きです」
 「でも両方の方が良いって」
 「言ってません。私は交互にやって欲しいって言っただけです」
 「.......何が違うの?」
 「そもそも。私はあの時ヒカル様の話を聞いていたのを既にヒカル様は忘れていますね?」
 「......あ。じゃあロニエは俺のことを励ましたかったからあんまり感じたくなかったの?」
 「そうですよ。ヒカル様が私は本物かとか意地悪な事聞くから私頑張ってたのに。ヒカル様が勝手に私がヒカル様を嫌いになったとか言い出して。私は悲しかったです」

 何となく食い違いの全容が見えてきた気がする。結局俺がまた勝手に突っ走っただけだったと言うことか

 「じゃあ俺とキスしたかった?」
 「当たり前です。避けたくなんてありませんでした」
 「じゃあ俺とロニエの心は同じなの?」
 「そういってるじゃないですか。そしてロニエはいつも言いますヒカル様は私の言葉を信じてくれません」
 「いやさでも。ロニエも、もうちょっと早く教えてくれてもよかったじゃん」
 「それじゃあヒカル様は私を幻だと思ってしまいます」
 「思わ無いよロニエはここにいるじゃないか」
 
 今目の前にいるロニエが幻に見えるわけがない。

 「.......ヒカル様はもっと自分の言葉に責任を持ってください」

 ロニエがジトメを向けて来る。
 その目が可愛くて

 「ロニエ俺もう!! もうキスしようとしても避けたりしないよね?」
 「ロニエはおっぱいも寂しいです」
 「大丈夫。俺も同じ気持ちだよ。もうロニエを待たせないよ」
 
 ロニエは可愛い。俺は目の前のロニエのおっぱいにしゃぶりつく。

 「ジュルルル。ロニエどう?」
 「どうだとっー! ん。思います?」
 「幸せなんでしょ?」
 「ヒカル様も幸せですよね?」
 
 そして俺は、ひたひたになってピンク色に仕上がったロニエのおっぱいからロニエ唇に狙いを変える。

 「俺。ロニエのおっぱい吸うのも好きだけどやっぱりロニエとキスするのが好きだよ」
 「私。ヒカル様におっぱい吸われるのも幸せですが。ヒカル様とキスするときの方が幸せです」
 「.......それってーーー」
 「ヒカル様は考えると必ず間違えるのでロニエを信じてヒカル様の好きなようにすれば良いのです」
 「じゃあキスする」
 「っーーーーん! ヒカル様が大好きです」
 「ロニエ俺さ、夢中の話だけどさ、そこにロニエは居なかったけどずっとロニエの匂いや味や多分体温を感じてたよ」

 だから不安は無かった.......
 いやあったけどそこまでは無かった。
 いやかなり不安だったかも知れない.......

 「私もヒカル様と一緒に寝るときは何時もそうです」
 「ロニエ。ありがとう。こんな俺を好きでいてくれて」
 「ヒカル様もありがとうございます。こんな私を好きでいてくれて」
 「ロニエ。俺とロニエの価値は違うぞ、ロニエは可愛い女の子だよ」
 「違います」
 「え? ロニエは可愛いよ」
 「ヒカル様とロニエの価値は同じです」
 「そっか。ありがとう。でもロニエが俺を.......ってロニエ!? 朝から駄目だよ」
 「もう夕方です。それにヒカル様がまたロニエの愛を疑ったので今日はロニエにメロメロになってもらいます。ヒカル様はロニエを何時になったら信じてくれるのでしょうか.......」

 ロニエが俺のマグナムを掴んでそれを俺好み力でさすってくれる。
 しかもロニエはそれを色んな所を使ってやってくれる。
 まあロニエが好きな所何だけど。
 マグナムが耐え切れず火を噴いてそれがロニエの顔に命中してロニエが丁寧に舐め取った頃には。
 言いかけてた事を俺は既に忘れてロニエに夢中になっていた。
 言葉通りロニエにメロメロだった。

 さてと今日も一日中居たのに空気だったジョニーとイゲルは別室にて。

 「何で二週間も毎日、一日中抱き合っている子供を見ないといけねんだ。俺も帰って女房とやりてーぜ。ロニエ様俺に抱かれてくれねーかな」
 「姫様はヒカル殿以外に抱かれる事は無いと思うぞ」
 「ちくしょー! 最近はロニエ様が見せてくれないから溜まって来たぜ。イゲル俺達もやるか」
 「後、一週間でヒカル殿と姫様のギルドカードができるんだ」
 「ギルドカードができても、ずっと抱き合ってたらどうする。俺はロニエ様の味方だが性欲でロニエ様を押し倒しそうだぜ」
 「ジョニーは明日からもう姫様の警護をしなくていい。姫様を押し倒されたらかなわない」

 ーーー姫様は元気になりすぎた

 イゲルはため息を一つついた。
 
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