特殊戦闘降下空兵 ボディーアーマーシューティングスターF1

星屑さん

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新日本皇国軍、航空戦略指揮官

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谷間英愛 大佐


ボディーアーマー、スタークイーンZ1は撃墜された。

激しい激闘の末に、人工人類の女王は、どこまでも青い蒼穹の空に散った。

全人工人類の見守る中で、空の英雄たる存在は、その終焉を迎えたのだ。

そして、ここに人工人類の女王、ガイヤインフィニットクイーン十五世は、壮絶に空に散ったのだった。



だが然し、その最後の姿を、追跡モニターで見守っていた、谷間英愛が言った。
「私も、やっと、重い役目から解放されたか!ご苦労様、ガイヤインフィニットクイーン十五世よ、安らかに眠って呉れ!」

「然し、中々腕を上げたな、ミューエクサ、だが、脇の関節部からの隙間から、スライダーごと刺し殺す!そんな原始的なやり方も有ったかも知れないな?フフフフ、」

独り言を言いながら、微笑む谷間英愛大佐、


そう、谷間英愛は、生きていた。

偽装の機体で、ミュー大佐を騙したのだ。

ギガGシータ卿と、ロイヤルナイトスターズが、ダミー操縦のスタークイーンを、ダミースライダーフィギュアで出撃させた。

そして、無人遠隔操縦されたスタークイーンZ1を、ミュー大佐が撃墜したのだ。


自分を葬った、その谷間英愛大佐は、秘かに、新日本皇国軍機動部隊の旗艦スサノウの、司令官の三上准将と接触した。

三上准将が驚く、
「た、谷間大佐なのか?生きていたのか、まさか!ああ、」

谷間大佐、
「ああ、あの大惨事を、何とか生き残ったんだ。だが、久々に、この新日本皇国軍の軍服を着たんだが、何とも窮屈に為って仕舞って、特に胸の辺りがきついんだ」

三上准将、
「ああ、ウエストの辺りもだろう!」

三上を睨む、谷間大佐、

三上准将、
「アハハハハハ、私が、悪かった。だから、腕を抓るのはやめてくれ!」

「だが、然し、なぜだね。今迄生きていた事をどうして、黙っていたんだ。何をしていたんだい?」

谷間大佐、
「ああ、人工人類の組織の中に、隠れて潜入していたんだ。話せば長く為るが、貴様に、人工人類が、演習を偽装して奇襲を掛ける事を、前もって極秘に情報を流したんだ」

三上准将、
「ああ、谷間大佐だったのか、私を名指しで、情報を送って来たのは!」

谷間大佐
「そうだ、私だ!私だと、分かるようにしただろう?」

三上准将
「んん、まーーあ、そう言う事だったかな?」

谷間大佐
「貴様、知っていて、意地悪を言っているのか?」

三上准将
「そうだよ、よく分かったね!」

谷間大佐
「あーーああーー、全く、治ってないのか!その癖は?」

三上准将
「アハハハハハハ、」

谷間大佐は、そんな、三上准将に呆れていた。


その後、谷間大佐は、急きょ新日本皇国の、大帝都東京市に、三上准将の計らいで、

用意された、高速連絡用の護衛艦で、新日本皇国軍中央司令部に出頭した。

今迄の経緯と、大事な報告を上層部にする為に、谷間大佐は、新日本に向かった。

谷間大佐の護衛をする、ギガGシータ卿を名乗っていたのは、元特殊戦闘降下空兵の、飛行部隊スターアローズの隊長を務めていた、片桐真奈美大尉だった。

彼女も、あの超空母ジュピターゼウスの地獄の惨状から、何とか生還した。

以後、谷間大佐らと行動を共にしていたのだ。


その高速巡航型、護衛艦の つるぎの艦内で、手荷物のトランクから、そっと 手と 目を出す、羽原がいた。
「じょ、女王さま!もーーう、いいですか?外に 出ても、ああーー」

谷間大佐が言う、
「もう、女王では無いぞ!羽原君」

羽原
「ああ、ああーー、また、私を名前で呼んで呉れた!ああ」

羽原は、谷間大佐が、女王に成ってから、唯、静かに仕えて来た。

偶に、花や蕾を毟られて、盆栽にされていたが、その苦労も、単に、谷間英愛の、良き知り合いの植物として、傍にいたのだ。

そして、羽原は、
「ああーー、大佐ーー!」

と、言いながら、谷間大佐の脚に抱き付いていた。

それを、両足で弄ぶ、蹴鞠のように、楽しそうに蹴って遊ぶ、谷間大佐だった。

「ああ、あひいいーーーーーーーつ、や、やめてーーーーーー、ひいーーーーーーーー!」
と、久々に苛められて、喜んでいる、羽原だった。



その後、谷間大佐は、新日本皇国の国防総省、戦略空軍の、直属の上官の将軍に、今迄の独断の行動の経緯と、私的なレポートの報告をしたのち、

新日本皇国の中央防衛政府 国家国防総省、軍事司法庁の厳格な審議を経て、それから、谷間英愛大佐は、軍事公聴会に出頭し、公聴会での公けな、独断での行動の成否の確認を受けた。

そして、三上准将の報告書の資料を手にした、公聴技官らの 質問を詳細に受けてから、此れまでの敵地潜入行動の細かな経緯を、長々と説明した後に、やっと晴れて国防総省と軍事司法庁の判断で、元々の階級と軍籍の復帰が許された。

そして、晴れて再び、新日本皇国軍空軍戦略司令官として、新日本皇国、新日本皇国空軍、首都防空軍団、迎撃航空団 特殊戦闘降下空兵部隊の、防衛指揮を任されたのだった。


新日本軍の国防総省の厳めしい建物から出て来て、谷間大佐が、体を伸ばして、連れていた、片桐真奈美大尉に言った。
「ああーー、やっと、私の、反 逆の容疑も晴れたし、気分がいいな!」

片桐大尉
「そうですね、私も、少し疲れました」

谷間大佐
「貴様も、そうか!確かに、ああ言う、堅苦しいのは苦手だな!ハハハハハ、」

「此れからどうする、大尉は?」

片桐大尉
「はあー、宜しければ、この儘、谷間大佐の下で働きたいと思いますが」

谷間大佐
「そうか、腐れ縁かな?」

片桐大尉
「まあー、正直、そのようですね!」

谷間大佐
「そうなのか?アハハハハハハ、じゃあ、いこうか!」

片桐大尉
「はいつ、大佐!」

二人は、その足で、新しい部下たちの待つ、首都防空部隊の置かれた。防波基地に、海底ハイウェーで向かった。


海底ハイウェーの高速を、風を切って、時速 百二十キロで、二人は、防波基地に向かっていた。

分厚い開閉ドアを開けて、上半身を車外に出して、頬に当たる風を心地よさそうにして、

その谷間大佐が、横の操縦室の片桐大尉に聞く、
「然し、コレしか無かったのか?」

片桐大尉
「はいつ、他のは、小さくて、見栄えが良くないし、どうせ 基地にいくなら、これ位の方がいいと思いまして、コレにしました!」

谷間大佐
「ふーーん、見栄え ねえーー?」

高速ハイウェーを、新日本皇国陸軍の、新型主力戦車 ニイマル式の 大型の ホバーフライバトルタンクで、

他の車を押し退けながら、スピードオーバーで突っ走る二人だった。





2025年4月27日
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