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リノの道程 5
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それからの事は所々しか覚えていない。
私はサラサを抱きしめたまま馬に乗り、僅かに残っていた敵を手当たり次第倒していったようだ。気づけば敵はいなくなっていた。ぐったりとしたサラサだけが私の腕の中にいた。
「サラサ、帰ろうな。一緒に帰ろう」
頬を優しく撫でて言うけれど、サラサの目は閉じたままだ。穏やかな顔は半分焼かれている。恐らく、私を逃がしたせいでサラサは拷問を受けたのだろう。サラサの綺麗な顔にこんな酷い火傷を負わせるなんて……
いや、それよりも酷い事をしたのは私だ。気づけなかったとは言え、その命を奪ったのは私なのだから……
涙が溢れて止まらない。サラサは段々冷たくなっていく。それでもまた目を覚ましてくれるんじゃないかと願ってしまう。
自軍の陣営に戻ってきた私を、皆が異様なモノでも見ているかのような目を向けてきた。
明らかに亡くなっている敵軍の鎧を身に付けた女性を抱きしめて離さないのだから、そう見られても仕方がなかった。だがそれすらも私にはどうでも良かった。
自分用のテントにサラサを抱き上げて入っていく。深紅の美しかった長い髪は短くざんばらになっていた。寝台に横たわらせ、髪を手で優しく整える。重たい鎧や肩当て等の装備を取り外し、ブーツも脱がせ楽になるようにした。
腕や鎖骨、足等、見える所全てに生傷があり、まだジワリと服に血が滲んでいた。こんな体で戦いに駆り出されたのか。
きっとひどい拷問だったのだろう。自分も受けたから分かる。敵を逃がした罪として、味方にいたぶられたのは悔しかっただろう。悲しかっただろう。痛くて辛くて苦しくて怖かっただろう。
「ごめん……サラサ……ごめん……っ!」
あの時サラサは気づいた筈だ。一騎討ちをする相手が私だということに。だから私は呆気なく討ち取る事ができたのだ。サラサは私を殺す気など無かったのだから。
こんな体にされているのに、私に刺されてしまったのに、どうしてサラサはこんなに穏やかな顔でいるのか……
手に触れると、剣ダコが手のひらに確認できた。優しい子だった。人を殺す事を容易くできるような子じゃなかった。
ここまでくるのに、きっと様々な葛藤があったのだろう。
私は自分が一番辛いと思っていたのではないか? だからすがるようにサラサを求めたのではないか? サラサがどうなっているのか、辛い思いをしていないのかと、考える事等していなかったではないか。
求めるだけ求めて、サラサの状況を知ろうともせずにすがるばかりで……だから結果こうなったのだ。
私が悪い 私が悪い 私が悪い
サラサに助けられてばかりいたのに、私はサラサを助けるどころか、その命を奪ってしまったのだ。これは許される事ではない。
静かに眠るように横たわっているサラサの頬に何度も触れる。やっと触れられたのに、なぜこんなにも冷たいんだ……
止まらない涙を拭うこともせずに、私はサラサの唇にそっと口づけた。あの時、サラサから口づけられた時、君は私に何を与えたんだ? 身体中に漲る力。さっきの戦闘で幾度となく使った魔力は留まることなく溢れてくるようだった。
サラサ、君の魔力を私に与えたのか? こんな私に力を与えてくれたのか?
そんな事より、生きていて欲しかった。もう一度サラサの笑顔が見たかった。だがそれを奪ったのは私だ。
サラサを抱きしめて、私はそこから動けずにいた。
それからどうなったのか……
侍従達が私からサラサを引き離すようにしたのを覚えている。
抵抗する私に
「もう彼女は亡くなっているんです! 弔ってやらないといけません! このままでは朽ちていくだけです!」
と、涙ながらに訴えられたな。あまりに私がサラサから離れずに幾日もその場にいたから、見るに見かねてそうしたのだろう。私の事を考えての行動だったのだろうが、その時は納得できなかった。
引き裂かれると思った。もう二度と離さないと誓ったのに、なぜ離れないといけないのかと思った。その侍従は私がジョルジュ家に連れてこられる以前から、父上に付いている者だった。誰よりも忠実にジョルジュ家に仕えていた侍従だった。当主が変わろうと、その忠誠は変わらなかった。
そんな侍従相手であっても、簡単に聞き入れられず、剣を向けたりと随分抵抗してしまった。
「彼女を見てください! もう動かないんです! その姿のままでは彼女があまりにも可哀想です!」
そう言われてようやくハッとした。
私はまた自分の事しか考えていなかったのだ。
嗚咽をあげてサラサを抱きしめたまま泣き崩れた私に、それからは誰も何も言えなかったようだ。いつも感情を表す事もなく無表情で冷静な私が、はじめて感情を露にし、慟哭し嘆く姿に、きっと戸惑う事しかできなかったのだろう。
サラサの亡骸は、あの孤児院の横にある教会で弔ってもらい、埋葬した。孤児院の院長先生は項垂れている私にサラサの事を話してくれた。
あれから……私がジョルジュ家に引き取られてから暫くして、サラサも貴族の家の養女となった事を教えてくれた。
時々手紙を送ってきていたそうで、自分はサラサと言う名前じゃなくなったと、『アンジェリーヌ』と名前を変えられたと書かれていたと言っていた。
『アンジェリーヌ』と言う名前には聞き覚えがあった。まさかそれが『ブラッディ・ローズ』だったとは思わなかったが、『アンジェリーヌ』もまた、名高い魔法剣士として知れ渡っていたのだ。
送られてくる手紙には、毎回のように
「リノから連絡はありますか?」
と書かれてあったそうだ。それを聞いて、どうして手紙一つ送れなかったのかと、また後悔する事になった。
自分に与えられる時間は殆どなかった。使う物一つ制限されていた。だが、どうにか目を盗んで手紙を送るくらいの事はできたのではないだろうか。できないと、何に対しても無理だと諦めていたのではないだろうか。
自分が求められるようになれば良いと、誰にも文句を言わせない程になれば良いと、ただそれだけを信じて日々エスメラルダ様からの執拗な暴力に耐えながらも、鍛練し続けてきた。それだけが生き残る道だと思い込んで……
サラサは魔力が高かったが為に、その家の令息の魔法の練習相手として養女になったのだと。そして、みるみるうちに頭角を表し、やる気を失った令息の代わりに騎士団に入る事になったと。そう院長先生は話してくれた。
そして戦闘に行く度に、髪に真っ赤な薔薇を挿していくんだと。真っ赤な薔薇はリノとの楽しかった思い出があるから、勇気を貰うんだと書かれていたと告げてくれた。
あぁ、それで『ブラッディ・ローズ』だったのか。そう聞いてようやく私は気付いたのだ。
深紅の髪に真っ赤な薔薇。
幼い私がサラサにプロポーズした時、野バラを手折って髪に挿したのを、サラサ、君はずっと覚えていてくれたんだね。
何も知らずに、知ろうとせずにいた自分が情けなくて、悔しくて、そして腹が立った。
失ったものが大きすぎた。
もう自分が何のために生きていくのかも分からなくなっていた。
私はサラサを抱きしめたまま馬に乗り、僅かに残っていた敵を手当たり次第倒していったようだ。気づけば敵はいなくなっていた。ぐったりとしたサラサだけが私の腕の中にいた。
「サラサ、帰ろうな。一緒に帰ろう」
頬を優しく撫でて言うけれど、サラサの目は閉じたままだ。穏やかな顔は半分焼かれている。恐らく、私を逃がしたせいでサラサは拷問を受けたのだろう。サラサの綺麗な顔にこんな酷い火傷を負わせるなんて……
いや、それよりも酷い事をしたのは私だ。気づけなかったとは言え、その命を奪ったのは私なのだから……
涙が溢れて止まらない。サラサは段々冷たくなっていく。それでもまた目を覚ましてくれるんじゃないかと願ってしまう。
自軍の陣営に戻ってきた私を、皆が異様なモノでも見ているかのような目を向けてきた。
明らかに亡くなっている敵軍の鎧を身に付けた女性を抱きしめて離さないのだから、そう見られても仕方がなかった。だがそれすらも私にはどうでも良かった。
自分用のテントにサラサを抱き上げて入っていく。深紅の美しかった長い髪は短くざんばらになっていた。寝台に横たわらせ、髪を手で優しく整える。重たい鎧や肩当て等の装備を取り外し、ブーツも脱がせ楽になるようにした。
腕や鎖骨、足等、見える所全てに生傷があり、まだジワリと服に血が滲んでいた。こんな体で戦いに駆り出されたのか。
きっとひどい拷問だったのだろう。自分も受けたから分かる。敵を逃がした罪として、味方にいたぶられたのは悔しかっただろう。悲しかっただろう。痛くて辛くて苦しくて怖かっただろう。
「ごめん……サラサ……ごめん……っ!」
あの時サラサは気づいた筈だ。一騎討ちをする相手が私だということに。だから私は呆気なく討ち取る事ができたのだ。サラサは私を殺す気など無かったのだから。
こんな体にされているのに、私に刺されてしまったのに、どうしてサラサはこんなに穏やかな顔でいるのか……
手に触れると、剣ダコが手のひらに確認できた。優しい子だった。人を殺す事を容易くできるような子じゃなかった。
ここまでくるのに、きっと様々な葛藤があったのだろう。
私は自分が一番辛いと思っていたのではないか? だからすがるようにサラサを求めたのではないか? サラサがどうなっているのか、辛い思いをしていないのかと、考える事等していなかったではないか。
求めるだけ求めて、サラサの状況を知ろうともせずにすがるばかりで……だから結果こうなったのだ。
私が悪い 私が悪い 私が悪い
サラサに助けられてばかりいたのに、私はサラサを助けるどころか、その命を奪ってしまったのだ。これは許される事ではない。
静かに眠るように横たわっているサラサの頬に何度も触れる。やっと触れられたのに、なぜこんなにも冷たいんだ……
止まらない涙を拭うこともせずに、私はサラサの唇にそっと口づけた。あの時、サラサから口づけられた時、君は私に何を与えたんだ? 身体中に漲る力。さっきの戦闘で幾度となく使った魔力は留まることなく溢れてくるようだった。
サラサ、君の魔力を私に与えたのか? こんな私に力を与えてくれたのか?
そんな事より、生きていて欲しかった。もう一度サラサの笑顔が見たかった。だがそれを奪ったのは私だ。
サラサを抱きしめて、私はそこから動けずにいた。
それからどうなったのか……
侍従達が私からサラサを引き離すようにしたのを覚えている。
抵抗する私に
「もう彼女は亡くなっているんです! 弔ってやらないといけません! このままでは朽ちていくだけです!」
と、涙ながらに訴えられたな。あまりに私がサラサから離れずに幾日もその場にいたから、見るに見かねてそうしたのだろう。私の事を考えての行動だったのだろうが、その時は納得できなかった。
引き裂かれると思った。もう二度と離さないと誓ったのに、なぜ離れないといけないのかと思った。その侍従は私がジョルジュ家に連れてこられる以前から、父上に付いている者だった。誰よりも忠実にジョルジュ家に仕えていた侍従だった。当主が変わろうと、その忠誠は変わらなかった。
そんな侍従相手であっても、簡単に聞き入れられず、剣を向けたりと随分抵抗してしまった。
「彼女を見てください! もう動かないんです! その姿のままでは彼女があまりにも可哀想です!」
そう言われてようやくハッとした。
私はまた自分の事しか考えていなかったのだ。
嗚咽をあげてサラサを抱きしめたまま泣き崩れた私に、それからは誰も何も言えなかったようだ。いつも感情を表す事もなく無表情で冷静な私が、はじめて感情を露にし、慟哭し嘆く姿に、きっと戸惑う事しかできなかったのだろう。
サラサの亡骸は、あの孤児院の横にある教会で弔ってもらい、埋葬した。孤児院の院長先生は項垂れている私にサラサの事を話してくれた。
あれから……私がジョルジュ家に引き取られてから暫くして、サラサも貴族の家の養女となった事を教えてくれた。
時々手紙を送ってきていたそうで、自分はサラサと言う名前じゃなくなったと、『アンジェリーヌ』と名前を変えられたと書かれていたと言っていた。
『アンジェリーヌ』と言う名前には聞き覚えがあった。まさかそれが『ブラッディ・ローズ』だったとは思わなかったが、『アンジェリーヌ』もまた、名高い魔法剣士として知れ渡っていたのだ。
送られてくる手紙には、毎回のように
「リノから連絡はありますか?」
と書かれてあったそうだ。それを聞いて、どうして手紙一つ送れなかったのかと、また後悔する事になった。
自分に与えられる時間は殆どなかった。使う物一つ制限されていた。だが、どうにか目を盗んで手紙を送るくらいの事はできたのではないだろうか。できないと、何に対しても無理だと諦めていたのではないだろうか。
自分が求められるようになれば良いと、誰にも文句を言わせない程になれば良いと、ただそれだけを信じて日々エスメラルダ様からの執拗な暴力に耐えながらも、鍛練し続けてきた。それだけが生き残る道だと思い込んで……
サラサは魔力が高かったが為に、その家の令息の魔法の練習相手として養女になったのだと。そして、みるみるうちに頭角を表し、やる気を失った令息の代わりに騎士団に入る事になったと。そう院長先生は話してくれた。
そして戦闘に行く度に、髪に真っ赤な薔薇を挿していくんだと。真っ赤な薔薇はリノとの楽しかった思い出があるから、勇気を貰うんだと書かれていたと告げてくれた。
あぁ、それで『ブラッディ・ローズ』だったのか。そう聞いてようやく私は気付いたのだ。
深紅の髪に真っ赤な薔薇。
幼い私がサラサにプロポーズした時、野バラを手折って髪に挿したのを、サラサ、君はずっと覚えていてくれたんだね。
何も知らずに、知ろうとせずにいた自分が情けなくて、悔しくて、そして腹が立った。
失ったものが大きすぎた。
もう自分が何のために生きていくのかも分からなくなっていた。
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