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幸せな日々
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私の妊娠が分かってから、エリアスは本当に甲斐甲斐しく私の世話をしてくれている。
少しでも重い物を持とうとしたらすぐに取り上げられてしまうし、食事の用意もエリアスが率先して、してくれている。
あれからお風呂も二人で入る事が決まっているみたいになって、毎日私の体を丁寧に洗ってくれている。本当に恥ずかしい。
二人でソファーにいる時も、私のお腹に手を置いて優しく撫でて、エリアスはリュカにずっと話し掛けている。その時のエリアスは凄く嬉しそうで幸せそうで、私もそんなエリアスを見て凄く嬉しくなってくる。
夜眠る時も私を抱き包み、優しく優しく私の体を愛していく。こんなに幸せで良いのかと思えるほど、私は幸せを感じる日々を送っていた。
安定期に入るまで私の悪阻は酷くって食事も思うように摂れなかったけれど、エリアスが食べやすい物を作ってくれたり、果物を用意してくれたりしたから、なんとかその時期を乗り越える事ができた。
少しだけど、私の魔力と体力を奪っていくから、私はなるべく家にいるようにしている。毎日エリアスから体力を貰うようにしていて、お陰で何も不調なんかなく、安定期に入る事ができた。
そんな私の右手薬指には、エリアスから貰った指輪が嵌められている。デートの時渡そうと思ってくれていたらしくって、あの時ちゃんと言えなくてごめんって謝りながら、私の指に嵌めてくれて、
「結婚してください」
って言ってくれた。
それはニレの木の元に座って、二人で夜空を見上げていた時だった。
もちろん私はなんの躊躇もなく
「はい」
ってすぐに答えた。
「遅くなってごめんな?」
って言うエリアスに首を振って、誓うように口づけをした。
結婚式を挙げるのは難しいかなって、エリアスは悲しそうに言うけれど、そんなの必要ないって微笑んだ。こうしていられるだけで私には充分なんだから。
教会で誓った訳でも、誰かに祝福して貰った訳でもないけれど、私達はこうやって夫婦になったんだ。
「アシュリー、体の調子はどうだ? 何かあれば遠慮なく言ってくれな? 俺達の子をアシュリーは守ってくれてるんだから、無理だけはしないでくれな?」
「うん。大丈夫だよ。ありがとう、エリアス」
「早くリュカに会いてぇな。赤ちゃんのリュカに会った事はねぇからな。楽しみだよな」
「うん。私も早く会いたい。今度はちゃんと産んであげたい。ちゃんと育ててあげたい。だからそれまで大切にしなくちゃ……」
「そうだな。それは俺も協力する。何でも言ってくれな? 頼むから我慢とかしてくれるなよ? な?」
「うん。分かってるよ。エリアスとの子供だもん。私も守りたい。今度こそ絶対にちゃんと産んであげたいから」
「あぁ。ありがとな。俺で出来るとこはなんでもするからな。愛してるよ、アシュリー」
「うん。ありがとうエリアス。愛してる」
エリアスが優しく口付ける。この優しい口づけが好き。心も暖かくなってくる。
「あ……」
「どうした? アシュリー?」
「お腹……動いた……」
「え?」
「なんかね、ポコンって、お腹の中で小さく動いたの! それが分かったの!」
「マジか! すげぇ!」
「うわぁ! 本当にちゃんといるんだね! 凄い! リュカが元気に動いてる!」
「元気なんだな! 良かった! リュカ! 俺だ! エリアスだ! 聞こえてっか?! 待ってるからな! 元気に育ってくれよな!」
エリアスが私のお腹に手を置いてリュカに話し掛けている。私、こんなに幸せで良いのかな……って、時々怖くなる。でもそんな事を払拭させる程にエリアスは優しくて、毎日が幸せの連続の日々を過ごしている。
私はなるべくこの家、ニレの木のある場所から離れない方が良いってセームルグに言われた事をエリアスに伝えたら、
「じゃあずっとここにいよう」
って言ってきたので、
「エリアスにはする事があるでしょ?」
って言い聞かせている。
だけどやっぱり離れるのに抵抗があったエリアスは、午前中にアスターとしての仕事をしに街や村へ私と一緒に行って、午後からは一緒に家でゆっくりする、という感じになっている。
この頃には私の気持ちも落ち着いてきたので、少しならエリアスと離れても問題なくなってきていたけれど、エリアス自身が離れたがらなくて常に傍にいてくれている。
時々ウルのいる村にも行って様子を見ているんだけれど、畑仕事を手伝おうとしてもエリアスに止められるし、家畜に餌をやろうとしてもいきなり暴れだされたら危険だからと言ってさせてくれない。
とにかくエリアスは私に過保護すぎて、何処に行くにも何をするにも、まずはエリアスの許可が必要な状態だった。
それでも大切にされているのが身に染みて分かるから、それさえも私には嬉しく感じてしまう。ウルはそんな私達を見て諦めてたけれど。
ウルも子供が欲しいって言ってて、だけどエルフは子供が出来にくいんだそうだ。何故なら長寿だから。ウル曰く、
「長寿でバンバン子供産んでたら、この世はエルフだらけになる!」
んだそうだ。
そう言われて妙に納得してしまった。
そんな日常を、私達は穏やかに過ごしていた。
今日も外は晴れていて、心地よい朝の光が窓から入ってくる。
布団の中で微睡みながら、私は朝陽の心地よさに身を委ねていた。
「アシュリー、朝食ができたぞ?」
「ん……うん……」
「まだ眠いか? もう少し寝ておくか?」
「ううん……大丈夫。おはよう、エリアス」
「おはよう、アシュリー」
「いつも朝食の用意、ありがとう。助かる」
「妊婦は眠いんだろ? それは赤ちゃんが求めてるからだ。眠い時は寝て、食べたい時に食べたい物を食べたら良いんだからな?」
「ふふ……エリアスは私を甘やかし過ぎだ」
「俺に出来る事は限られてるからな。人をつくりだす大変な作業をアシュリーが一人で背負ってくれてんだ。これくらいどうって事ねぇよ」
「うん、ありがとう」
エリアスは私の服を着替えさせてから抱き上げてテーブル席まで連れていってくれる。本当に至れり尽くせりだ。
隣に座って朝食を摂る。もちろん自分で食べるんだけど、たまにエリアスが食べさせてくれる。それを遠慮なく食べるようにする。そうしなくちゃエリアスが悲しそうな顔をするからだ。
「少しお腹が出てきたな。スクスク育ってくれてんだな」
「うん。段々ね、動くのも多くなってるんだよ? 可愛いね?」
「あぁ。早く出たいーって言ってるのかもな。でもまだダメだぞ? もっと大きくなってからじゃねぇとな?」
「ふふ……そうだね。あ……エリアス、光ってる」
「え? あ、ウルから連絡が入ったか」
胸元にあるピンクの石が光った。エリアスはそれを握って話をしているようだ。この石は声に出さずに話せるから、なにを話しているのかは第三者には分からないようになっている。
少しして話し終えたエリアスは、私の方を見て困った顔をする。
「どうしたの? 何かあった?」
「いや……何かあったとかじゃねぇみたいなんだけどな? ジョルディが俺を呼び出してるらしいんだ」
「そうなんだ……どうしたのかな? って、それなら帝城へ行くって事?」
「そうなるな……けど俺はヴァルツとして行くことになるから、な……」
「私は行けないね?」
「帝城にはアシュリーは連れて行けねぇな……けどそうなるとアシュリーは一人になっちまう……それはちょっとな……」
「でも皇帝が呼び出すなんて、よっぽどの事じゃない? 行かない訳にはいかないよね?」
「そうなんだけどな……側近につかせているゴーレムから様子を見てもよく分かんねぇんだよな。特に変わった様子もねぇし……」
「私なら大丈夫だよ? ここにいたら危険はないし。だからエリアス一人で行っても良いよ?」
「けど……」
「私はもう大丈夫。リュカがいるしね? エリアスはすぐに帰って来てくれるんでしょう?」
「当然だ! 用が済んだらすぐに帰ってくる!」
「うん。だから待ってる。少し離れるくらい、慣れなくちゃ。ね?」
「そうだな……分かった。じゃあ行ってくる。けど、何かあったらすぐに……って、ピンクの石はウルに渡したまんまだったな。もう一つ持ってたんだけど、帝城の俺の部屋に置いたままだったから、今日持って帰ってくるな」
「うん。じゃあ気をつけてね」
朝食を終えて、エリアスが出掛ける用意をする。と言っても着替えるだけだけど。
でもなかなか出て行こうとしないで、私を何度もギュッて抱きしめてキスをする。離れるのを怖がっているみたいだ。
私からもエリアスにキスをして、大丈夫だよって微笑みながら額をくっ付ける。本当は少し不安なんだけど、母親になるんだから私もしっかりしないとね。
エリアスは名残惜しむようにして何度も私を抱きしめてキスをして、それから姿を消した。
すぐに帰ってくる。
そう言ったエリアスはその日、帰ってこなかった。
少しでも重い物を持とうとしたらすぐに取り上げられてしまうし、食事の用意もエリアスが率先して、してくれている。
あれからお風呂も二人で入る事が決まっているみたいになって、毎日私の体を丁寧に洗ってくれている。本当に恥ずかしい。
二人でソファーにいる時も、私のお腹に手を置いて優しく撫でて、エリアスはリュカにずっと話し掛けている。その時のエリアスは凄く嬉しそうで幸せそうで、私もそんなエリアスを見て凄く嬉しくなってくる。
夜眠る時も私を抱き包み、優しく優しく私の体を愛していく。こんなに幸せで良いのかと思えるほど、私は幸せを感じる日々を送っていた。
安定期に入るまで私の悪阻は酷くって食事も思うように摂れなかったけれど、エリアスが食べやすい物を作ってくれたり、果物を用意してくれたりしたから、なんとかその時期を乗り越える事ができた。
少しだけど、私の魔力と体力を奪っていくから、私はなるべく家にいるようにしている。毎日エリアスから体力を貰うようにしていて、お陰で何も不調なんかなく、安定期に入る事ができた。
そんな私の右手薬指には、エリアスから貰った指輪が嵌められている。デートの時渡そうと思ってくれていたらしくって、あの時ちゃんと言えなくてごめんって謝りながら、私の指に嵌めてくれて、
「結婚してください」
って言ってくれた。
それはニレの木の元に座って、二人で夜空を見上げていた時だった。
もちろん私はなんの躊躇もなく
「はい」
ってすぐに答えた。
「遅くなってごめんな?」
って言うエリアスに首を振って、誓うように口づけをした。
結婚式を挙げるのは難しいかなって、エリアスは悲しそうに言うけれど、そんなの必要ないって微笑んだ。こうしていられるだけで私には充分なんだから。
教会で誓った訳でも、誰かに祝福して貰った訳でもないけれど、私達はこうやって夫婦になったんだ。
「アシュリー、体の調子はどうだ? 何かあれば遠慮なく言ってくれな? 俺達の子をアシュリーは守ってくれてるんだから、無理だけはしないでくれな?」
「うん。大丈夫だよ。ありがとう、エリアス」
「早くリュカに会いてぇな。赤ちゃんのリュカに会った事はねぇからな。楽しみだよな」
「うん。私も早く会いたい。今度はちゃんと産んであげたい。ちゃんと育ててあげたい。だからそれまで大切にしなくちゃ……」
「そうだな。それは俺も協力する。何でも言ってくれな? 頼むから我慢とかしてくれるなよ? な?」
「うん。分かってるよ。エリアスとの子供だもん。私も守りたい。今度こそ絶対にちゃんと産んであげたいから」
「あぁ。ありがとな。俺で出来るとこはなんでもするからな。愛してるよ、アシュリー」
「うん。ありがとうエリアス。愛してる」
エリアスが優しく口付ける。この優しい口づけが好き。心も暖かくなってくる。
「あ……」
「どうした? アシュリー?」
「お腹……動いた……」
「え?」
「なんかね、ポコンって、お腹の中で小さく動いたの! それが分かったの!」
「マジか! すげぇ!」
「うわぁ! 本当にちゃんといるんだね! 凄い! リュカが元気に動いてる!」
「元気なんだな! 良かった! リュカ! 俺だ! エリアスだ! 聞こえてっか?! 待ってるからな! 元気に育ってくれよな!」
エリアスが私のお腹に手を置いてリュカに話し掛けている。私、こんなに幸せで良いのかな……って、時々怖くなる。でもそんな事を払拭させる程にエリアスは優しくて、毎日が幸せの連続の日々を過ごしている。
私はなるべくこの家、ニレの木のある場所から離れない方が良いってセームルグに言われた事をエリアスに伝えたら、
「じゃあずっとここにいよう」
って言ってきたので、
「エリアスにはする事があるでしょ?」
って言い聞かせている。
だけどやっぱり離れるのに抵抗があったエリアスは、午前中にアスターとしての仕事をしに街や村へ私と一緒に行って、午後からは一緒に家でゆっくりする、という感じになっている。
この頃には私の気持ちも落ち着いてきたので、少しならエリアスと離れても問題なくなってきていたけれど、エリアス自身が離れたがらなくて常に傍にいてくれている。
時々ウルのいる村にも行って様子を見ているんだけれど、畑仕事を手伝おうとしてもエリアスに止められるし、家畜に餌をやろうとしてもいきなり暴れだされたら危険だからと言ってさせてくれない。
とにかくエリアスは私に過保護すぎて、何処に行くにも何をするにも、まずはエリアスの許可が必要な状態だった。
それでも大切にされているのが身に染みて分かるから、それさえも私には嬉しく感じてしまう。ウルはそんな私達を見て諦めてたけれど。
ウルも子供が欲しいって言ってて、だけどエルフは子供が出来にくいんだそうだ。何故なら長寿だから。ウル曰く、
「長寿でバンバン子供産んでたら、この世はエルフだらけになる!」
んだそうだ。
そう言われて妙に納得してしまった。
そんな日常を、私達は穏やかに過ごしていた。
今日も外は晴れていて、心地よい朝の光が窓から入ってくる。
布団の中で微睡みながら、私は朝陽の心地よさに身を委ねていた。
「アシュリー、朝食ができたぞ?」
「ん……うん……」
「まだ眠いか? もう少し寝ておくか?」
「ううん……大丈夫。おはよう、エリアス」
「おはよう、アシュリー」
「いつも朝食の用意、ありがとう。助かる」
「妊婦は眠いんだろ? それは赤ちゃんが求めてるからだ。眠い時は寝て、食べたい時に食べたい物を食べたら良いんだからな?」
「ふふ……エリアスは私を甘やかし過ぎだ」
「俺に出来る事は限られてるからな。人をつくりだす大変な作業をアシュリーが一人で背負ってくれてんだ。これくらいどうって事ねぇよ」
「うん、ありがとう」
エリアスは私の服を着替えさせてから抱き上げてテーブル席まで連れていってくれる。本当に至れり尽くせりだ。
隣に座って朝食を摂る。もちろん自分で食べるんだけど、たまにエリアスが食べさせてくれる。それを遠慮なく食べるようにする。そうしなくちゃエリアスが悲しそうな顔をするからだ。
「少しお腹が出てきたな。スクスク育ってくれてんだな」
「うん。段々ね、動くのも多くなってるんだよ? 可愛いね?」
「あぁ。早く出たいーって言ってるのかもな。でもまだダメだぞ? もっと大きくなってからじゃねぇとな?」
「ふふ……そうだね。あ……エリアス、光ってる」
「え? あ、ウルから連絡が入ったか」
胸元にあるピンクの石が光った。エリアスはそれを握って話をしているようだ。この石は声に出さずに話せるから、なにを話しているのかは第三者には分からないようになっている。
少しして話し終えたエリアスは、私の方を見て困った顔をする。
「どうしたの? 何かあった?」
「いや……何かあったとかじゃねぇみたいなんだけどな? ジョルディが俺を呼び出してるらしいんだ」
「そうなんだ……どうしたのかな? って、それなら帝城へ行くって事?」
「そうなるな……けど俺はヴァルツとして行くことになるから、な……」
「私は行けないね?」
「帝城にはアシュリーは連れて行けねぇな……けどそうなるとアシュリーは一人になっちまう……それはちょっとな……」
「でも皇帝が呼び出すなんて、よっぽどの事じゃない? 行かない訳にはいかないよね?」
「そうなんだけどな……側近につかせているゴーレムから様子を見てもよく分かんねぇんだよな。特に変わった様子もねぇし……」
「私なら大丈夫だよ? ここにいたら危険はないし。だからエリアス一人で行っても良いよ?」
「けど……」
「私はもう大丈夫。リュカがいるしね? エリアスはすぐに帰って来てくれるんでしょう?」
「当然だ! 用が済んだらすぐに帰ってくる!」
「うん。だから待ってる。少し離れるくらい、慣れなくちゃ。ね?」
「そうだな……分かった。じゃあ行ってくる。けど、何かあったらすぐに……って、ピンクの石はウルに渡したまんまだったな。もう一つ持ってたんだけど、帝城の俺の部屋に置いたままだったから、今日持って帰ってくるな」
「うん。じゃあ気をつけてね」
朝食を終えて、エリアスが出掛ける用意をする。と言っても着替えるだけだけど。
でもなかなか出て行こうとしないで、私を何度もギュッて抱きしめてキスをする。離れるのを怖がっているみたいだ。
私からもエリアスにキスをして、大丈夫だよって微笑みながら額をくっ付ける。本当は少し不安なんだけど、母親になるんだから私もしっかりしないとね。
エリアスは名残惜しむようにして何度も私を抱きしめてキスをして、それから姿を消した。
すぐに帰ってくる。
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