68 / 318
決着後にて 痛みと謝罪
うぐぐ、痛い。身体中が痛い。完全に筋肉痛だ。目が覚めてすぐに痛みを感じるから、けっこうな重傷だ。……それにしても筋肉痛の痛みってこんな感じなんだね。前世での病気の痛みよりは痛くないけど動きたくない。でも、このまま天井見てるわけにもいかない。どうしようかなって僕が迷っていると母さんが部屋に入ってきた。
「ヤート、目が覚めたのね。身体はどう?」
「身体中が痛い」
「筋肉痛ね。治さないの?」
「反省のために、しばらくこのままでいるつもり」
「反省?」
「初めはリンリーが目の前に倒れてるのを見たらカッとなって三体と戦い始めたんだけど、リンリーが倒れてたからもっと考えないといけなかったのに、途中からリンリーの事が頭から消えてた。あと森にかなりの被害を出てるはずだから治さないといけない。本当にダメだよね」
「確かに周りが見えなくなるのはいけない事ね。でも、初めて全力で戦ったのならしょうがないわよ。私もそうだったわ」
「母さんも?」
母さんの言葉は意外だった。今まで母さんが慌ててるところとかは見た事がない。
「そうよ。いつの間にか目の前の相手の事以外何も頭に浮かばなかったわね」
「……もし次があるなら、その時はもっと上手くやる」
「自分で冷静に振り返って反省できてるんだから大丈夫よ。ヤートならできるわ。ところで起きれそう?」
「…………もう少し待って」
「あ、それと、リンリーはそんなに気にしてないと思うわ」
「そう……かな?」
「リンリーも竜人族だから、きっとそうよ」
母さんと話した後に壁に手を付きながらノロノロと水場に行って顔を洗いサッパリして居間に行くと、父さん・兄さん・姉さんがいた。
「父さん、兄さん、姉さん、おはよう」
「ああ、おはよう」
「おう」
「ええ、おはよう」
「ヤート、身体は大丈夫か?」
「身体中が痛くて動きたくない」
「運動し過ぎの筋肉痛か?」
「そんな感じ。筋肉痛がどういうものか思い知ってる。ところで父さん、森の被害はどれくらいだった?」
「…………なかなかすごい事になっているな」
「そうなんだ。後で治しに行くよ」
「わかった。森を確認している奴に伝えておく。……ヤート」
「何?」
「…………いや、何でもない。食事にしよう」
父さんが何か言いたそうだし、兄さん・姉さんは微妙な顔をしてる。僕が不思議に思っていると母さんが料理を運んできた。正直食べるのも辛いけど、食べて栄養を取らないと治らないから我慢だ。なんとか母さんが用意してくれた奴を食べ終わって一息つくと立ち上がる。
「ヤート、もう出かけるの? もっと休んだら?」
「痛いけど動いてた方が多少は楽な気がするから、ゆっくり森を確認しながら散歩でもしてる」
「そう、無理はしないでね」
「元々無理はしないよ。それに今は無理したくても痛くてできない」
「それもそうね。森に入る前にリンリーのところに行くんでしょ?」
「そうするつもり。姉さんはリンリーがどうしてるか知ってる?」
「今は家にいるはずよ」
「わかった。それじゃあ行ってきます」
「いってらっしゃい」
父さん達に見送ってもらって家を出てリンリーの家に向かう。……いつもならすぐなのに、今日は遠く感じる。身体中が痛くてゆっくり歩いてるからしょうがないんだけどね。はあ、母さんにはこのままでいるって言ったけど治したくなってきた。…………今は我慢だ。
村の中をゆっくり歩いていると村のみんなに声をかけられる。そうすると全員にまず大丈夫かって言われた。まあそれは良いんだけど、なんでか村のみんなも父さん達と同じような微妙な顔をしてる。あと村の子供達が何か言いたそうにしてた。本当に何だろう? 気になって僕から聞いてみても、みんななんでもないって言ってくるから謎だ。僕がみんなに何かしたか考えてるとリンリーの家に着く。扉を軽く叩いて待っているとエメスナさんが扉を開けてくれた。
「あら、ヤート君、おはよう。身体はもう良いの?」
「おはようございます。身体中痛いけど、動いてた方が多少は楽な気がするから動いてる」
「そういう事。リンリーなら居るから中へどうぞ」
「良いの?」
「うふふ、遠慮しないでどうぞ」
「はい」
中に入るとカッターさんとリンリーもいたからあいさつをする。
「おはようございます」
「ヤート君、おはよう。その様子だと身体の調子は悪そうだね」
「うん、身体中が痛い」
「なるほど、それならあれが良いかもしれない。ちょっと待ってなさい」
そう言ってカッターさんは奥の部屋に歩いて行った。何かを取ってくるみたいだけどなんだろ? おっと、その前にリンリーにあいさつしないとね。
「リンリー、おはよう」
「ヤート君、おはようございます」
リンリーが笑ってあいさつしてくれた。…………ホッとする。言語するとしたらポワポワって感じかな。でも、そんなリンリーをあの時は忘れてたんだよね。……はあ、本当にダメだな。謝らないと。
「リンリー、ごめん」
「き、急に謝るなんて、どうしたんですか!!」
「鬼熊と破壊猪の大声でリンリーが倒れた時、頭の中でブチッて音がして三体に戦いを挑んだんだ。あ、戦う前にリンリーを近くに樹に寄りかからせたんだけど、その後は戦いに集中してたのかリンリーの事は浮かばなかった。あの時は本当なら動けなくなってたリンリーの事を第一に考えなくちゃいけなかったのに、僕はそれができなかった。本当にごめん」
「……ヤート君はあの三体との戦いはどうでした?」
僕はリンリーに聞かれて改めて三体との戦いを思い出してみる。
「……うれしかったと思う」
「どうしてですか?」
「あの三体は僕の事を気にかけてくれたから、僕に対しては本気になってくれなかった。でも、途中から三体が僕を全力を出す相手だって認めて戦ってくれた。それが本当にうれしかったと思う」
「私は羨ましかったです」
「え?」
「途中から目が覚めてヤート君のあの三体との戦いぶりを見てました。全力を尽くしていて私から見てもとても楽しそうでした。私が途中から参戦できる感じじゃなかったのでそれが羨ましかったです。だから……」
「ごめん」
僕が謝るとリンリーは首を振り、僕の目を見てきた。
「だから、次は私もいっしょに戦います。絶対に戦います」
「…………僕の事を怒ってないの?」
「はい、私が気絶してただけなんで怒る理由がありません」
「でも、途中からリンリーの事忘れてた」
「それは戦いに集中してたのでしょうがないですよ。重傷を負ったわけでもないので気にしないでください」
「母さんにも、同じような事を言われた」
「でも、あんな楽しそうな戦闘がすぐ近くであったのに除けものにされたら怒ります。だから、次があったら絶対に私も戦います」
「わかった。その時はいっしょに戦おう」
「はい」
「話は終わったかな?」
「うふふ、すっかり二人で良い雰囲気ね」
カッターさんとエメスナさんに声を掛けられた。どうやら僕とリンリーの会話を聞かれてたみたいで、それを察したリンリーは顔を真っ赤にしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想や評価もお待ちしています。
「ヤート、目が覚めたのね。身体はどう?」
「身体中が痛い」
「筋肉痛ね。治さないの?」
「反省のために、しばらくこのままでいるつもり」
「反省?」
「初めはリンリーが目の前に倒れてるのを見たらカッとなって三体と戦い始めたんだけど、リンリーが倒れてたからもっと考えないといけなかったのに、途中からリンリーの事が頭から消えてた。あと森にかなりの被害を出てるはずだから治さないといけない。本当にダメだよね」
「確かに周りが見えなくなるのはいけない事ね。でも、初めて全力で戦ったのならしょうがないわよ。私もそうだったわ」
「母さんも?」
母さんの言葉は意外だった。今まで母さんが慌ててるところとかは見た事がない。
「そうよ。いつの間にか目の前の相手の事以外何も頭に浮かばなかったわね」
「……もし次があるなら、その時はもっと上手くやる」
「自分で冷静に振り返って反省できてるんだから大丈夫よ。ヤートならできるわ。ところで起きれそう?」
「…………もう少し待って」
「あ、それと、リンリーはそんなに気にしてないと思うわ」
「そう……かな?」
「リンリーも竜人族だから、きっとそうよ」
母さんと話した後に壁に手を付きながらノロノロと水場に行って顔を洗いサッパリして居間に行くと、父さん・兄さん・姉さんがいた。
「父さん、兄さん、姉さん、おはよう」
「ああ、おはよう」
「おう」
「ええ、おはよう」
「ヤート、身体は大丈夫か?」
「身体中が痛くて動きたくない」
「運動し過ぎの筋肉痛か?」
「そんな感じ。筋肉痛がどういうものか思い知ってる。ところで父さん、森の被害はどれくらいだった?」
「…………なかなかすごい事になっているな」
「そうなんだ。後で治しに行くよ」
「わかった。森を確認している奴に伝えておく。……ヤート」
「何?」
「…………いや、何でもない。食事にしよう」
父さんが何か言いたそうだし、兄さん・姉さんは微妙な顔をしてる。僕が不思議に思っていると母さんが料理を運んできた。正直食べるのも辛いけど、食べて栄養を取らないと治らないから我慢だ。なんとか母さんが用意してくれた奴を食べ終わって一息つくと立ち上がる。
「ヤート、もう出かけるの? もっと休んだら?」
「痛いけど動いてた方が多少は楽な気がするから、ゆっくり森を確認しながら散歩でもしてる」
「そう、無理はしないでね」
「元々無理はしないよ。それに今は無理したくても痛くてできない」
「それもそうね。森に入る前にリンリーのところに行くんでしょ?」
「そうするつもり。姉さんはリンリーがどうしてるか知ってる?」
「今は家にいるはずよ」
「わかった。それじゃあ行ってきます」
「いってらっしゃい」
父さん達に見送ってもらって家を出てリンリーの家に向かう。……いつもならすぐなのに、今日は遠く感じる。身体中が痛くてゆっくり歩いてるからしょうがないんだけどね。はあ、母さんにはこのままでいるって言ったけど治したくなってきた。…………今は我慢だ。
村の中をゆっくり歩いていると村のみんなに声をかけられる。そうすると全員にまず大丈夫かって言われた。まあそれは良いんだけど、なんでか村のみんなも父さん達と同じような微妙な顔をしてる。あと村の子供達が何か言いたそうにしてた。本当に何だろう? 気になって僕から聞いてみても、みんななんでもないって言ってくるから謎だ。僕がみんなに何かしたか考えてるとリンリーの家に着く。扉を軽く叩いて待っているとエメスナさんが扉を開けてくれた。
「あら、ヤート君、おはよう。身体はもう良いの?」
「おはようございます。身体中痛いけど、動いてた方が多少は楽な気がするから動いてる」
「そういう事。リンリーなら居るから中へどうぞ」
「良いの?」
「うふふ、遠慮しないでどうぞ」
「はい」
中に入るとカッターさんとリンリーもいたからあいさつをする。
「おはようございます」
「ヤート君、おはよう。その様子だと身体の調子は悪そうだね」
「うん、身体中が痛い」
「なるほど、それならあれが良いかもしれない。ちょっと待ってなさい」
そう言ってカッターさんは奥の部屋に歩いて行った。何かを取ってくるみたいだけどなんだろ? おっと、その前にリンリーにあいさつしないとね。
「リンリー、おはよう」
「ヤート君、おはようございます」
リンリーが笑ってあいさつしてくれた。…………ホッとする。言語するとしたらポワポワって感じかな。でも、そんなリンリーをあの時は忘れてたんだよね。……はあ、本当にダメだな。謝らないと。
「リンリー、ごめん」
「き、急に謝るなんて、どうしたんですか!!」
「鬼熊と破壊猪の大声でリンリーが倒れた時、頭の中でブチッて音がして三体に戦いを挑んだんだ。あ、戦う前にリンリーを近くに樹に寄りかからせたんだけど、その後は戦いに集中してたのかリンリーの事は浮かばなかった。あの時は本当なら動けなくなってたリンリーの事を第一に考えなくちゃいけなかったのに、僕はそれができなかった。本当にごめん」
「……ヤート君はあの三体との戦いはどうでした?」
僕はリンリーに聞かれて改めて三体との戦いを思い出してみる。
「……うれしかったと思う」
「どうしてですか?」
「あの三体は僕の事を気にかけてくれたから、僕に対しては本気になってくれなかった。でも、途中から三体が僕を全力を出す相手だって認めて戦ってくれた。それが本当にうれしかったと思う」
「私は羨ましかったです」
「え?」
「途中から目が覚めてヤート君のあの三体との戦いぶりを見てました。全力を尽くしていて私から見てもとても楽しそうでした。私が途中から参戦できる感じじゃなかったのでそれが羨ましかったです。だから……」
「ごめん」
僕が謝るとリンリーは首を振り、僕の目を見てきた。
「だから、次は私もいっしょに戦います。絶対に戦います」
「…………僕の事を怒ってないの?」
「はい、私が気絶してただけなんで怒る理由がありません」
「でも、途中からリンリーの事忘れてた」
「それは戦いに集中してたのでしょうがないですよ。重傷を負ったわけでもないので気にしないでください」
「母さんにも、同じような事を言われた」
「でも、あんな楽しそうな戦闘がすぐ近くであったのに除けものにされたら怒ります。だから、次があったら絶対に私も戦います」
「わかった。その時はいっしょに戦おう」
「はい」
「話は終わったかな?」
「うふふ、すっかり二人で良い雰囲気ね」
カッターさんとエメスナさんに声を掛けられた。どうやら僕とリンリーの会話を聞かれてたみたいで、それを察したリンリーは顔を真っ赤にしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想や評価もお待ちしています。
あなたにおすすめの小説
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
婚約破棄された公爵令嬢は冤罪で地下牢へ、前世の記憶を思い出したので、スキル引きこもりを使って王子たちに復讐します!
山田 バルス
ファンタジー
王宮大広間は春の祝宴で黄金色に輝き、各地の貴族たちの笑い声と音楽で満ちていた。しかしその中心で、空気を切り裂くように響いたのは、第1王子アルベルトの声だった。
「ローゼ・フォン・エルンスト! おまえとの婚約は、今日をもって破棄する!」
周囲の視線が一斉にローゼに注がれ、彼女は凍りついた。「……は?」唇からもれる言葉は震え、理解できないまま広間のざわめきが広がっていく。幼い頃から王子の隣で育ち、未来の王妃として教育を受けてきたローゼ――その誇り高き公爵令嬢が、今まさに公開の場で突き放されたのだ。
アルベルトは勝ち誇る笑みを浮かべ、隣に立つ淡いピンク髪の少女ミーアを差し置き、「おれはこの天使を選ぶ」と宣言した。ミーアは目を潤ませ、か細い声で応じる。取り巻きの貴族たちも次々にローゼの罪を指摘し、アーサーやマッスルといった証人が証言を加えることで、非難の声は広間を震わせた。
ローゼは必死に抗う。「わたしは何もしていない……」だが、王子の視線と群衆の圧力の前に言葉は届かない。アルベルトは公然と彼女を罪人扱いし、地下牢への収監を命じる。近衛兵に両腕を拘束され、引きずられるローゼ。広間には王子を讃える喝采と、哀れむ視線だけが残った。
その孤立無援の絶望の中で、ローゼの胸にかすかな光がともる。それは前世の記憶――ブラック企業で心身をすり減らし、引きこもりとなった過去の記憶だった。地下牢という絶望的な空間が、彼女の心に小さな希望を芽生えさせる。
そして――スキル《引きこもり》が発動する兆しを見せた。絶望の牢獄は、ローゼにとって新たな力を得る場となる。《マイルーム》が呼び出され、誰にも侵入されない自分だけの聖域が生まれる。泣き崩れる心に、未来への決意が灯る。ここから、ローゼの再起と逆転の物語が始まるのだった。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜
青空ばらみ
ファンタジー
一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。
小説家になろう様でも投稿をしております。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
留学してたら、愚昧がやらかした件。
庭にハニワ
ファンタジー
バカだアホだ、と思っちゃいたが、本当に愚かしい妹。老害と化した祖父母に甘やかし放題されて、聖女気取りで日々暮らしてるらしい。どうしてくれよう……。
R−15は基本です。
没落貴族と拾われ娘の成り上がり生活
アイアイ式パイルドライバー
ファンタジー
名家の生まれなうえに将来を有望視され、若くして領主となったカイエン・ガリエンド。彼は飢饉の際に王侯貴族よりも民衆を優先したために田舎の開拓村へ左遷されてしまう。
妻は彼の元を去り、一族からは勘当も同然の扱いを受け、王からは見捨てられ、生きる希望を失ったカイエンはある日、浅黒い肌の赤ん坊を拾った。
貴族の彼は赤子など育てた事などなく、しかも左遷された彼に乳母を雇う余裕もない。
しかし、心優しい村人たちの協力で何とか子育てと領主仕事をこなす事にカイエンは成功し、おまけにカイエンは開拓村にて子育てを手伝ってくれた村娘のリーリルと結婚までしてしまう。
小さな開拓村で幸せな生活を手に入れたカイエンであるが、この幸せはカイエンに迫る困難と成り上がりの始まりに過ぎなかった。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!