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3問目
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スピーカー「3問目はちょっとまってね今から準備するから!」
スピーカーがそう言った瞬間、人間の横にいた悪魔の体が突然宙に浮いた。
悪魔「おわ!?何だ、ぐぇっ」
人間「悪魔さん!?」
神「!?」
驚いている悪魔の首にかかる紐。
悪魔は紐を取ろうともがく。
悪魔「あが、いぎぃ…!」
神「ちょっと!どういうことです!?」
もがき苦しむ悪魔を助けようと人間が踏み台になろうとするが背がどどかない。神はスピーカーに向かって怒鳴った。
神「早くおろしなさい!」
スピーカー「まぁまぁ、落ち着けって。さっきまで毛嫌いしてたじゃねぇか。それより質問。見ての通り悪魔は今すごくピンチ。もちろん助けたいだろうからここで二択。
一つ、悪魔を助ける代わりに神が死ぬ。
一つ、悪魔を助ける代わりに人間が死ぬ。
答えなければそのまま悪魔が死ぬ。どうする?」
神は歯を噛み締めた。何だこの質問、結局誰かが死ぬじゃないか。
悪魔はもう腕に力が入らないようでダランとしている。
口からよだれをたらし、目は虚ろだ。
人間は怯えて悪魔を見ているだけで使い物にならない。
神は答えた。
神「私の命を差し上げます。
しゅん!早く神の命と言ってください!」
人間はハッと神を見るが、困惑している。
人間「し、質問は…?」
神「聞いていなかったのですね…!?
神の命と早く言いなさい!」
人間が戸惑う。どういうことかわからないのであろう。
その間に悪魔は死ぬかもしれないのに。
スピーカー「人間、お前はどうする?」
人間「し、質問は…?」
神「ぁぁあぁもうっ!
貴方はこの悪魔の命がかかってることがわからないんですか!?
こんな時になぜ時間をかけようとするのです!?
さっさと神の命と言いなさい!」
人間「あ、でも、…!神の命!」
スピーカー「あーぁ、残念…もう少しだったのに。」
ドサ、と音とともに悪魔が縄から落ちた。
神は急いで駆け寄り悪魔の胸元を押す。
悪魔「がっ、はぁっ、はあっ…!
げほっ、げほっ…!」
神「悪魔!息をしなさい!この私が命を張って助けてあげたんですから!」
悪魔「ごほっげほっ…ぜー…ぜー…」
悪魔の呼吸が落ち着いてきたのを見ると神は胸をなでおろした。
そして、人間の方を見て怒鳴った。
神「っ!あなたは!何故すぐに答えなかったのですか!悪魔を殺したかったのですか!?」
人間「あ…ちがっ…!…っごめんなさい…」
神「謝って済むものではありません!!
……悪魔は死ぬ前にすごく世を恨んで死んだ者がなる者です。この悪魔は何をされたかわかりませんがこんなところでこんな死に方をしていては救えません。
次から私はいませんがしっかりしてください」
人間「…ごめん…。」
人間が謝った直後、スピーカーからまた声がした。
スピーカー「そろそろいい?
カミサマ、退場よろしく!」
神の体が透けていく。
人間「!?
コンさん!?」
神「うるさいですね。私は一旦死にますがまたすぐに生まれてくるので大丈夫です。」
消える直前神はスピーカーを睨みつけてボソッと呟いた。
神「その時は覚えていてくださいね、スピーカーの主さん。」
スピーカー「ははっ、楽しみにしてる~」
スピーカーは挑発するようにおちゃらけて言った。
神はスピーカーに死ねと一言言った直後、完全に消えてしまった。
人間「あ、ぁ…」
スピーカー「んー、じゃぁ次ねー、って言ってもすぐには無理か…」
人間は放心状態だったがハッとし悪魔に駆け寄った。
人間「ポン太さん!ポン太さん!!」
悪魔「ぅ、…ぉう、しゅん…?
……あいつは…?」
人間「…消え…ううん、死んだ…
悪魔が死にそうになってから…僕、もう頭真っ白で…気がつけばコンさんが「神の命」っていえって叫んでて…もう訳分からなくて…言われるがままに…そしたら…」
人間は目に涙を溜めながら言った。
悪魔は人間の言葉を聞きながら下を向いた。
悪魔「…へっ、あいつ俺庇って死んだのかよダセーな」
そう言った悪魔は顔は笑っていたがどこか影が見えた。
スピーカー「あの~、もういい?
次の部屋なんだけど。」
人間「…っ!こんな状態で続けられるかよ!!」
スピーカーのあっけらかんとした声に
人間はキレた。
スピーカーに向かって怒鳴るがスピーカーカミサマの自殺じゃん~と話を聞かない。
人間「テメェが殺したんだろうがぁぁああ!!」
悪魔「おい、落ち着け!」
暴れ出しそうな人間を悪魔が抑え込む。
スピーカー「あーやだやだ。うるさいハエみたい。ねぇ?悪魔さん。」
悪魔は何も言わなかったが、暴れていた人間がビクッとなり動きが止まったことから物凄い形相で怒っていたことは目に見えた。
悪魔「ふぅー、次行こうぜ。」
人間の上から退いた悪魔は笑顔でスピーカーに向き直りそう言った。
スピーカー「話が早くて助かるねぇ。
んじゃ次の扉へどうぞ~」
次の部屋に入る前に悪魔は人間に怖がらせて悪りぃなと呟いた。
スピーカー「はいんじゃ4問目~!」
スピーカーがそう言った瞬間、人間の横にいた悪魔の体が突然宙に浮いた。
悪魔「おわ!?何だ、ぐぇっ」
人間「悪魔さん!?」
神「!?」
驚いている悪魔の首にかかる紐。
悪魔は紐を取ろうともがく。
悪魔「あが、いぎぃ…!」
神「ちょっと!どういうことです!?」
もがき苦しむ悪魔を助けようと人間が踏み台になろうとするが背がどどかない。神はスピーカーに向かって怒鳴った。
神「早くおろしなさい!」
スピーカー「まぁまぁ、落ち着けって。さっきまで毛嫌いしてたじゃねぇか。それより質問。見ての通り悪魔は今すごくピンチ。もちろん助けたいだろうからここで二択。
一つ、悪魔を助ける代わりに神が死ぬ。
一つ、悪魔を助ける代わりに人間が死ぬ。
答えなければそのまま悪魔が死ぬ。どうする?」
神は歯を噛み締めた。何だこの質問、結局誰かが死ぬじゃないか。
悪魔はもう腕に力が入らないようでダランとしている。
口からよだれをたらし、目は虚ろだ。
人間は怯えて悪魔を見ているだけで使い物にならない。
神は答えた。
神「私の命を差し上げます。
しゅん!早く神の命と言ってください!」
人間はハッと神を見るが、困惑している。
人間「し、質問は…?」
神「聞いていなかったのですね…!?
神の命と早く言いなさい!」
人間が戸惑う。どういうことかわからないのであろう。
その間に悪魔は死ぬかもしれないのに。
スピーカー「人間、お前はどうする?」
人間「し、質問は…?」
神「ぁぁあぁもうっ!
貴方はこの悪魔の命がかかってることがわからないんですか!?
こんな時になぜ時間をかけようとするのです!?
さっさと神の命と言いなさい!」
人間「あ、でも、…!神の命!」
スピーカー「あーぁ、残念…もう少しだったのに。」
ドサ、と音とともに悪魔が縄から落ちた。
神は急いで駆け寄り悪魔の胸元を押す。
悪魔「がっ、はぁっ、はあっ…!
げほっ、げほっ…!」
神「悪魔!息をしなさい!この私が命を張って助けてあげたんですから!」
悪魔「ごほっげほっ…ぜー…ぜー…」
悪魔の呼吸が落ち着いてきたのを見ると神は胸をなでおろした。
そして、人間の方を見て怒鳴った。
神「っ!あなたは!何故すぐに答えなかったのですか!悪魔を殺したかったのですか!?」
人間「あ…ちがっ…!…っごめんなさい…」
神「謝って済むものではありません!!
……悪魔は死ぬ前にすごく世を恨んで死んだ者がなる者です。この悪魔は何をされたかわかりませんがこんなところでこんな死に方をしていては救えません。
次から私はいませんがしっかりしてください」
人間「…ごめん…。」
人間が謝った直後、スピーカーからまた声がした。
スピーカー「そろそろいい?
カミサマ、退場よろしく!」
神の体が透けていく。
人間「!?
コンさん!?」
神「うるさいですね。私は一旦死にますがまたすぐに生まれてくるので大丈夫です。」
消える直前神はスピーカーを睨みつけてボソッと呟いた。
神「その時は覚えていてくださいね、スピーカーの主さん。」
スピーカー「ははっ、楽しみにしてる~」
スピーカーは挑発するようにおちゃらけて言った。
神はスピーカーに死ねと一言言った直後、完全に消えてしまった。
人間「あ、ぁ…」
スピーカー「んー、じゃぁ次ねー、って言ってもすぐには無理か…」
人間は放心状態だったがハッとし悪魔に駆け寄った。
人間「ポン太さん!ポン太さん!!」
悪魔「ぅ、…ぉう、しゅん…?
……あいつは…?」
人間「…消え…ううん、死んだ…
悪魔が死にそうになってから…僕、もう頭真っ白で…気がつけばコンさんが「神の命」っていえって叫んでて…もう訳分からなくて…言われるがままに…そしたら…」
人間は目に涙を溜めながら言った。
悪魔は人間の言葉を聞きながら下を向いた。
悪魔「…へっ、あいつ俺庇って死んだのかよダセーな」
そう言った悪魔は顔は笑っていたがどこか影が見えた。
スピーカー「あの~、もういい?
次の部屋なんだけど。」
人間「…っ!こんな状態で続けられるかよ!!」
スピーカーのあっけらかんとした声に
人間はキレた。
スピーカーに向かって怒鳴るがスピーカーカミサマの自殺じゃん~と話を聞かない。
人間「テメェが殺したんだろうがぁぁああ!!」
悪魔「おい、落ち着け!」
暴れ出しそうな人間を悪魔が抑え込む。
スピーカー「あーやだやだ。うるさいハエみたい。ねぇ?悪魔さん。」
悪魔は何も言わなかったが、暴れていた人間がビクッとなり動きが止まったことから物凄い形相で怒っていたことは目に見えた。
悪魔「ふぅー、次行こうぜ。」
人間の上から退いた悪魔は笑顔でスピーカーに向き直りそう言った。
スピーカー「話が早くて助かるねぇ。
んじゃ次の扉へどうぞ~」
次の部屋に入る前に悪魔は人間に怖がらせて悪りぃなと呟いた。
スピーカー「はいんじゃ4問目~!」
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