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宇宙飛行士
しおりを挟む宇宙
「3、2、1、発射!!」
ずごごごっごご・・!!と物凄い音を立てながらロケットが発射する。
そう、これは初めて人類が隣の銀河とかに行くためのプロジェクトだ。
到達には何百年もかかるであろう壮大なプロジェクト。それには各分野のスペシャリストたちが飛行士として集まったのだ。
無論、私もそれには例外ではない。なんかIQとかもすごいし、すごい論文とかもたくさん出している。いわゆる天才というやつだった。
が、しかし私にはある決定的な弱点があるのだった。
それはすごく怖がりなことである。特にこの発射時点のこの振動が怖い。飛行機とかで揺れるとすごい怯えるタイプだ。
しかし私にはそれを補う弱点がある。
発射が始まると同時に、私は急速に睡眠したのだった。
「ずごごごごごごg」
「リーダー?!」
そう、私は、この離陸時の怖い振動をごまかすために、意図的に瞬間的に寝られるスキルを開発していたのである。
これによって、朝になるまで起きないという完璧な熟睡を実現。
しかし、それが災いするとは、眠りにつく前は予想谷もしていなかったのである。
そして…
「はっ!!」
何か、既に宇宙船の中は静まり返っていた。
そして私は何故かコールドスリープの箱の中に横たわっていたのだ。
私はボタンを押して箱の外に出た。他の人員も箱の中で眠っている。
「一体・・?!」
そうか、、寝過ごしていたのだ。
木星に行くために、色々と宴会とかパーティとかがあるのだが、眠りすぎてそれに出席できなかったのである。
「クソ・・っ!!そんな・・!!」
楽しみにしてたのに・・!!気になるあの事の王様ゲームとか‥!
しかし、しょうがない。自分は自分の任務を全うするしかないのだ。
だが、おかしい。自分以外起きているものはいない。確か最低一人は起きていなければならないのだが。
その疑問に答えるように、液晶パネル付きの車輪ロボがこちらへと寄ってくる。
「ホンジャマカさん、デスネ」
「君は・・確かAIの・・・」
見ると、デジタルな映像からこの船のAIであるハルオが挨拶していた。
「何が起こったんだ?」
「アナタノ、ツラレネムリ、です」
「つられ眠り?」
「ハイ、あなたの眠りっぷりが、ナンカコウ宇宙的神秘パワーに彩られて、船員全員が眠りに落ちてしまったのです」
「なんだって・・?馬鹿をいえ」
「いえ、ソウトシカ考えられないことが起きたのです。
これは集団心理的な奴だと専門は考えていますが、詳細和分かっておりまセン」
本当にそんなことが起こりうるだろうか。
試しに一人を起こそうとしたが、駄目だった。電気ショックや冷水などを試しても一向に起きないのだた。
「ということで、コールドスリープに全員とりあえずしてみました」
「ナイスだ」
しかし、これからどうなってしまうのだろうか。
他の銀河系に行くためには、コールドスリープで眠る以外に農業をしなければいけないのである。
そう、それは何百年もかかってしまうゆえに、持っていける食べ物の量を節約するため、船内にじゃがいも農園を作らねばならないのだ。
そのために人手が必要なのだが・・
「仕方ない。俺一人で作るしかないか・・」
というわけで俺は種芋を植えていくのだった。
イモイモ。
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