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後ろ盾
しおりを挟むこの地球に人が発生してから、人が地球に与えた影響は計り知れないだろう。
それが善であるか悪であるかはともかく、例を挙げるなら、ネコ犬など、もしくは、人に有益な動植物、あるいは有害で依存性のあるたばこは、繁栄が約束されている生命だ。
人はこの地球上で類を見ないほど発展しており、強い存在だ。
それを利用する方が他の野生の動植物よりも有利であることは違いない。
さて、ここで言いたいのは、強い生物を利用するほうが生存に有利という点だ。
だが、頼るものは生物である必要はない。例えば光合成などは、太陽という強い惑星のエネルギーを利用しているシステムだ。太陽からのエネルギーという強力な後ろ盾があって植物は繁栄してきた側面もあるのである。
また、宗教や常識、学問、礼儀などと言ったミーム。それらも生物そのものではないが、それを利用したほうが社会において有利に働くというのは知っての通りだ。これも強い後ろ盾を利用しているうちにはいるだろう。
つまりまとめるなら、環境にせよ、生物にせよ、何らかの強い要素を利用していくほうが、何かと有利に働くことが多い、ということだ。
そして、、前置きが多くなったが、ある世界での話である。
そこでは、神、あるいは精霊という強い存在がいた。
それらはその世界では妄想の産物ではない。誰にでも見える常識的なファンタジー存在。
人はその強い後ろ盾を利用王して、魔法を使えるのであった。
前置きで言ったように、それを利用したほうが生存に有利ということだ。
その住人はそれらの力を借り、文明を気づいてきた。農業や狩りには常に魔法を使用してきたのである。
ゆえに、筋肉はや運動機能は低いものが多く、細見であった。
だが、ガチムチマッチョのものも少数であるがいたのである。
彼らは魔法を扱う才能が無いものたちだった。
いや、逆に言うなら、魔法が使えないからこそ筋肉が発達したのだ。
筋肉、それしか信頼できないからだ。今や魔法習得は常識レベル。文字の読み書きのようなものだ。
彼らは数は少ないが一定数おり、迫害されてきた。
だが、、ある日、
ハルマゲドンと呼ばれる神たちの戦争が起き、神や精霊がその世界から無くなった。
つまり、魔法が使えなくなり、魔法文明は崩壊。
それから迫害されてきた筋肉が主流となり、筋肉文明を築くこととなったのは当然の帰結だった。
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