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なんでもあり
しおりを挟むとあるチート能力魔術師がいた。
彼は、若くして、あらゆる魔術を極めるどころか、自分オリジナルの最強魔法を作り出してもいた。
この世界では魔法は主に戦闘に使われていたが、彼はもはや戦闘において負けなしである。
故に・・高位の魔法学園を中途退学した。
「君ねぇ・・なんでこのままいけば卒業できて、その上宮廷に就職できるっていうのに・・。冒険者になるとしても、学位があるかどうかで待遇が180度変わるのよ?考え直したら?」
「いえ、僕はもう、戦いとか、そういうの興味ないんで」
そう、戦いは、彼が指を一つならせば終わるのだ。
どんな位置からでもどんな状況からでも、正確に相手を行動不可にでき、いつでも打撃、魔法攻撃、消滅、移動などと言った斉唱与奪を握れるのである。
当然、戦いにおいてつまらないと感じるのは無理なかった。
それでも先生は前時代的な価値観故、引き留めようとする。
「いやでも・・って、」
彼は、飛行魔法を使ってその場から後にしていた。
「はぁ・・、でも、あの子らしいわね」
そして、それから数年間、彼は歴史の表舞台に立つことはなかった。
何をしていたかというと、人通りのない洞窟を自分の魔法研究所に改造して、さらなる高みを目指していたのである。
そして、、この世界に魔王が現れた。
同時に、勇者も現れる。それがこの世界のシステム。
勇者は順調に魔王への道をゆき、そしてとうとう討伐しようとしていた。
「魔王!!覚悟!!」
「くっ・・」
だが、その時である。
「!?剣が・・!」
聖剣が無くなっているのである。
「すまない。その魔王、俺に引き渡してもらおうか」
「誰だ!」
そう現れたのは、行方不明になっていた数年前の神童だった。
「俺は通りすがりの魔術師。その魔王の持つ保有エネルギーは、利用価値がある。何悪いようにはしない。きちんと責任もって管理する」
「なんだと?!しかし俺は魔王を倒すのが役目!!聖剣を渡してもらおうか!」
そう言って向かってくる。
「仕方ない」
そう言って、魔術師は勇者の記憶を操って、魔王と討伐できたことにした。
そして・・
「ぐぬぬ・・我をどうするつもりだ」
魔王は物理的、そして魔法的に厳重に閉鎖された檻の中に閉じ込められていた。
「言っただろう?利用価値があると。
魔法には二つの要素がある。エネルギーとその方向性だ。
方向性は極めたが、エネルギーはやはり限界がある。
しかし魔王、貴様のエネルギーは高いが、方向性が腐敗の方向にある。
だが、俺ならば方向性を操り、利用できるという寸法だ。
どうだ?手を組まないか?ともに魔術の神髄を極めようじゃないか」
「何を・・?!!」
そう言って、彼らの前に現れたのは、大量の魔術師だった。別人ではない。どれも同じ顔だ。
「なんだこれは!」
「ああ、こいつらは俺だ。魔法を使って効率化のために分身している。まあ、定期的に一度元に戻って記憶を共有するが。
だが、人手が多いだけじゃだめだ。時間も長ければ長いほど相乗効果を生む。この空間は通常の一億倍のスローで時間が流れている。外の時間の1秒当たり、ここでは何年もたっているということだ」
「なんだと・・?!そんなことが可能なのか・・?!そんなことをして何が目的なんだ・・!!」
「魔術の研究と言っているだろう?これから貴様には、俺と同じく分裂してもらい、エネルギーの供給源となってもらおう」
「やめ・・うわぁああああああああ!!!」
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