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二次創作
しおりを挟むある時、たった一つのその世界が生まれ、そして、生命が生まれた。
やがて知能の高い人という種族が生まれ、あらゆる文化を生み出してきた。
そう、その時までは、たった一つの世界だったのだ。
だが、人は、芸術を生み出していった。
手という、生命の中でもトップクラスに器用な器官。
原始的な芸術は、ツボや壁画などと言った、単純なものにすぎなかった。
だが、ある時、ある者は、その転換となるような発明をしたのである。
それは、『物語』。真実ではない架空のもの。
既に知識の伝達や、自然現象を擬人化した神という概念はあった。
それは、実際の事実や現象に根差した、現実に近い妄想。
だが、最初から現実に根差していない、欲望だけの妄想。
彼はそれを作り出したのだ。
そう、それは土偶と後に呼ばれるものだ。いわゆる女性を模した人形。
だが、それは、現実の女生徒は似ても似つかない体格だ。腰はこんなにくびれていないし、尻もここまででかくない。だが、作ってしまった。
そこからだ。そこから『嘘』、そう『物語』が誕生したのだ。
それが発展し、神話という、古来より伝えられる『物語』が生まれた。
それは最初、現実に根差した何かだったのかもしれない。
しかし、少しずつそれに娯楽要素を足し合わせ、元の事実とは似ても似つかない『物語』とするまで、さほどかからなかった。
そう、神話とは、いわば、『紙』が発明され、自由に物語がかけるようになるまでの、娯楽作品だった。今でいうテレビのような役割。
神話の欠点として、いわば、改造に自由度が足りないというのがあげられる。神話には信仰があり、それを大きく変えることは、ファンの怒りを買うことが多いからだ。または、全く別の物語として認識されるかもしれない。
だが、逆に言うならば、現代の『物語』と呼ばれる存在は、神話が発展してできた概念だともいうことができるだろう。
そして紙が発明され、本、あるいは印刷機などと言った技術が発明されるようになると、物語はますます数を増やしていくこととなっていった。
その中には、誰からも見向きもされない駄作や、あるいは神話と同じくらい権威を持つようになった物語もあるだろう。
また、全く別の作品であっても、ジャンルごとに暗黙の共通の設定というのも生まれた。例えば、ファンタジーものに魔法はつきものだとか、推理者においては逆に魔法を使ってはいけないなどだ。
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