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役職ロール
しおりを挟む「お前は、、!
「そう私は吸血鬼
ランニング中、闇夜の中、何か抱き合っているカップルがいた。
「(やれやれ、お熱いことで)」
一瞬見逃しそうになった。
何か、剣呑な雰囲気を感じ、小走りで戻ってよく見てみる。
すると、、
「っ!
よく見れば首筋に牙を突き立てているではないか。
女のほうは既に意識が無く体が伸びている。
俺は懐から札を取り出して投げた。
「っ!
何か危険を察知したのか、それに対して機敏に回避する。
「おっと、
女のほうは地面に激突しないようにさっそうと移動して抱えた。
「やれやれ、偶然とはいえ、危機一髪だったな
「貴様・・我の食事の邪魔をして、許されると思うなよ
「お前こそ、おれの目の届く範囲で手を出すとはいい度胸じゃないか
そう、俺は妖怪討伐を生業としている。
本来なら依頼を受けて出向くことが多いが、今回のように偶然発見することもある。稀に
「いいだろう。お前も相当な手練れのようだ
「そんじゃあまあ、生きますか
そして、陰陽師と吸血鬼のバトルが始まった。
そう、この世界には、人間とそれ以外の妖怪の二種類がいる。
いや、いる、と思われている。
だが、本当はそれら二人は同じものなのだ。
「始まったな。さて、面白いことを見せてくれよ
私はそのバトルを見ている。
目的は何もない。
いや、野外で面白いものが見るという目的はあるが。
私は神と呼ばれたこともあった。
だが、私は知っている。
神なんてものも人間なんてものも、妖怪、吸血鬼なんてものもないのだ。
いや、あると言ってもいいのだが、、ふーむ。
たとえ話をしよう。わかりやすくするためにな。
例えば、ジェンダーという考え方がある。
体は男で心は女だとか、あるいはその逆だとか、そういうものだ。
だが、それは実際のところ、思いでしかない。
自分が女だと思い込むか、あるいは男と思い込むか、それだけの話なのだ。
いや、もっとわかりやすい例を挙げようか。
大人と子供、あるいは上司と部下、会社員とニート、親と子供という概念がある。
それらは全て実際にそれらがあるわけじゃない。
全て自分がそうだと思い込んでいるに過ぎない。
なら、これを吸血鬼や、人間、神に置き換えてみようか。
吸血鬼は、自分が吸血鬼だと思っている存在にすぎない。人間も神も同じだ。
だから、さしずめ私は、何の思い込みもしていない、存在と言えるな。
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