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木森林木林

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ニートワン

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 ある時代。

 ある国。

 某所。

 そこには全国から集められた精鋭のニートたちが集められていた。

「zzzzzz」

「おいおい、こんな腑抜けた顔して、、俺に勝てんのか?

「ふん」

「うわぁあ・・・!みんな強そうだなぁ・!

「すごいニートね。ダーリン「そうだねプリプリ

「・・・・・」

「たーのしー!

「ケケケケケケ

「うんこー!!

「血だ・・!!久しぶりの血のにおいだ・・!!


 そう、彼らはニート。しかしただのニートではない。

 この時代、政府の強制労働法によって、脳に直接ガンキマリする電波を国営で放送、洗脳して働くほど脳内物質がドバドバでる体にされているのだ。

 だが、そんな環境の中でも、たくましくニートをしている生来有望な若者がいたのである。


 それが彼ら。ニートとして生きるために生まれてきたかのような才能と、そして研鑽された技(いろいろな)

 そんな精鋭のニートたちに招待状が届いたのだ。

 それは、全国ニート大会。

 それに優勝したものは、いっぱいお金がもらえるらしい。

 まあ具体的には1兆とか百京とかだ。とにかく働かずに済むことができるのである。



「というわけで第一回戦は、モモモモVS田中太郎!!レディーファイ!

 そして戦いが始まった。

 ルールは簡単。相手を働かしたら勝ち!

 そう、ニートとは、はたかないもの。

 働いた瞬間にニート失格なのである!

「しかし、、

 司会者は眉をひそめた。

 そう、両者を見ていたのである。

 彼らは、、

「zzzzzz」

「はわわわわ・・!人間怖い・・!」

 戦う術を知らないのである!

「えっと、、解説の伊藤べさん。これはどうすればいいのでしょう・・

「・・ふふふ、まあ見ていてください。

 彼は何かが見えているようだった。

 そう、その硬直状態がしばらく続いた時である。

 ずぉっ!!と。

「(な、なんだ今のは・・!!

 未だ慌てふためいている田中選手と、熟睡中のモモモモ選手に何やら威迫のようなものを感じた司会(24歳彼女なし)

 それを見て、伊藤べは彼に言う。

「感じましたか・・目に気を高めてください」
「え・・?気・・?

「とにかく、なんかこう、凝!って感じで、、

「ええ・・マンガじゃないんですから

「良いからやれ(ドンッ!」

「ひぇ

(なんだこいつ中二病か??)そう思った司会だが、謎のはくりょくで従わずを得なかった。

「は、はい・・こうかな?

 司会は目を凝らしてみた。すると。

「な、あんだあのスタンドみたいな奴は・・!

 そう、ニートたちからなんかスタンドみたいな奴が生えているのである。

「そう、あれこそがスタンド。

「いや名前そのままかよ

「正式名称は、妄想酩酊瞬間空中分散解代理人亜人オーラバトルボディアバター仮想物体ソリッドビジョン仮想存在といいます

「あ、スタンドでいっす」

 そしてなんかスタンド同士のバトルが始まった。

 オラオラ悪羅悪羅悪羅悪羅!まらまらまらまらぱいぱいぱいぱい!

 ありありありありありありあり!!ありが十匹ごめんなさい!

(ウォオン!ド迫力!)

 そんなゴローちゃんみたいな声を心の中で上げながら彼は疑問に思った。

「しかし何ですかあれは・・!?あの人たちは何か特殊な訓練でも受けているのですか?

「いや、違います。彼らは正真正銘のニート。

 しかし、この時代においてニートというのは成ることが困難。社畜電波によってほとんどの人が社畜になる中、彼らだけがニートでいられる理由・・それがあれです」

「な、なるほど・・!でも一体あれはなんですか・・?

「わかりません。なんかジョジョのスタンドだという人もいれば、土地狂った妄想だという人もいます

「そうですか・・!」

 そして決着がついた。

 ドラァ!むだぁ!

 なんか片方がバラバラになった。

「ぐわー!」

 モモモモ選手はスタンドと同じようにバラバラになったのだ。

「うわー!sんだー!?

「大丈夫です。治療役のスタンド使いもいますから

「それなら安心ですね 
 そして、戦いは続いていく。

 ニートたちは、友情をはぐくみつつ、なんか能力に目覚めつつも、ゴロゴロしながらスタンドで戦いあった。

 そして、、優勝者は、、田中!

「俺が優勝できるなんて・!!ありがとうございます!

 そしてトロフィーをもらった。

「良い戦いだったよ。負けて悔いはない」

「へっ、あんたが結局優勝か・・次は負けねぇぜ!

「そうだよ!私にかったんだからもっとしゃんとしなさい!

「ふん、興味ないね

 そんな中、

 ドガーン!



 謎の爆発音が響き渡る。

「ななんだ?!

 そして、多くの足音。そして現れたのは・・!!

「ぞ、ぞんび?!

 何やら肌が緑いろをしており、ところどころ内臓が露出したりしているボロボロのスーツ姿の集団だった。

「でーぶでぶでぶでぶ!やっとみつけたデブ!

 その奥でゾンビに担がれているのは、巨体。最低でも300KGはありそうな肥満体系だった。

 それは特徴的な語尾と笑い方で言い放ったのだ。

「貴様らニートは、社畜として洗脳するデブ。そして、吾輩のしもべとなるデブ!そう社畜ゾンビとなるデブよ!

「な、あんだってー?1

 動揺するニートたちに、解説の伊藤べがグラサンを外しながら言った。

「お前らはニートゆえにニュースは見ないだろうから知らなそうだが、、一応解説しておくぞ。

 この世界は、権力者が流す公共の電波。洗脳電波によって一般人の9割は社畜として生きることを義務つけられているんだ。

 そしてあいつらがその社畜の中でも精鋭。働きすぎて死んだけど、ゾンビとして今も働き続けている社畜ゾンビたちだ。

 かつあのデブは、権力者。いわゆる社長だ。社長や政治家は同じく社長や政治家の息子しかなれない。

 つまりお前らが自由を手にするためには、社畜たちと戦わないといけないんだ

「「な、なんだってー!!



 一同は驚愕した。

 ふつうならここから社畜VSニートの壮絶なバトルが開始されるのだろう。

 だが、、彼らはニートだった。

 口々に不平を漏らす。

「でも、俺は戦いたくはねぇ!!

「俺もだ!!

「働いたら舌を噛む!!

「働いたら負け、、逆に言うなら、、働かなければ勝ち!!

 がやがやと伊藤べは、ニートたちに囲まれている。

 それを見たデブは、高笑いをしてそれをあざ笑った。


「でーぶでぶでぶでぶ!!所詮ニートでぶね!!味方に裏切られデブ!

 だが、安心するでぶよ。俺たちがお前らニートを社畜に洗脳してあげるでぶ!いや教育でぶよ!わが社は福利厚生がしっかりしているでぶからね。死亡しても保険金がわが社に振り込まれるでぶよ!でーぶでぶでぶ!!!」



 そう言って、社畜ゾンビたちが、目玉をたらしながらこちらに近づいてくる。

「ふええ・・!!どうするんですか解説の伊藤べさん!!

 だが、伊藤べは静かに目を閉じている。

 そしてにぃっと笑ってカっと目を見開いた!

「ニートは働かざるもの!!それでいい!!

 持ち味をいかせ!

「・・っ!!

 ニートたちははっと何かに気が付いたような顔をした。

「そうか・・なんのとりえもない俺たちだけど・・!!

「『働かない』ことは誰よりも得意だぜ!!

 それに対し、伊藤べは、新たにエッジのきいたサングラスにかけなおすと親指を立てた。

「そうだ!!見せてやれ!あいつらに働かないことの恐ろしさをな!!

「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

 あるものはその場で寝ころんだ。

 あるものは漫画を読み始めた。

 あるものはネットサーフィン。

 あるものは家に帰ってリンボーダンスを踊った!!


「な、何デブ?!何が起きているデブ?!
 なぜ社畜ゾンビがいうことを聞かないデブ!

 そう、彼らは誰一人としてそれを止めることができない!!

「こうなったら吾輩みずから・・!!

 そう言ってデブはミコシから降りると、一人に洗脳用ヘルメットを無理やり被せようとした!!

 だが、、ぬるっ、と。

 ニートの周囲の空間が歪み、ヘルメットが消失!!というか腕と一体化している!!

「でぶぅうううう!!!??」

 はぁhぁあと息をついた。だが彼もなまじ社長をしているわけではない!!根性で再びとらえようとしたが、、、

「っ!!??

 今度は、何か次元の裂け目みたいなところに体の半分をすべりこませてしまった。

「でぶぅうううう!!吾輩を引き上げろおおお!

 社畜ゾンビがその命令を聞くが、しかし、デブは気が付いた。

 目の前の異次元の暗闇に、スタンドがぽっかり浮いていたことを!!

 その瞬間、デブは悟った。

「そうかデブ・・!ニートとは単なる耐性ではない・・!!生き様・・!つまり運命改変能力!!

 そう、確かにやつらは弱い!あらゆる権力に対し勝つことはできない!!そう、だから、、確かに吾輩がニートを洗脳した未来は存在する!!だが、それに決して届くことはない・・!

 それこそが、、ニートなんとかレクイエム!!」

 それを悟った時には遅かった。

 ボラぼらぼらぼらばおらぼらぼらぼらおボラ食べたい食べたい食べた食べたい!!!

 連打。スタンドのパンチの嵐がデブを襲った!!

「負け・・でぶ・・!

 そしてデブと社畜ゾンビは次元と次元のはざまのブラックホールに飲み込まれて、体積を一兆分の一にまでプランク化したのちに餓死で死亡した。

「・・勝った・・のか?」

 田中は漫画を読んでいるときにふと何かを直感して顔を上げた。

 そう全ては終わっていたのである。

 それに対し伊藤べはくいっとエッジの利いたサングラスを手首付近で上げていった。

「ああ、、だが、まだまだこの世界には社畜と権力者がいしの裏に張り付いているダンゴムシのようにたくさんいる。

「それを倒すまでは、、安心してニートできないってわけか・・

「そこでだ。ニート同盟として就職するって言うのはどうだ?
 時給300万円。食事つき、ネットはもちろん、ボクシングようの電球のひもや刃牙全巻などといったニート設備アリだ。
 私は宝くじで一兆那由他円を当ててお金の使い道に困っていてね。
 暇だからこの世界をぶっ壊すことにしたのだよ。

 どうだい?世界のために・・いや、暇つぶしにわが社で働いてみないか?」

 それに対し、ニートたちが返した答えは一つだった。

「「働いたら負けだと思っている」」

 
 
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