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木森林木林

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真の正義の戦い

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 ある世界で、神様(管理者拳創造者)は困っていた。


 この世界において、権力の集中が行われている。全体の決定権を持つものと持たざる者。その二極化が進んでいた。

 それで全体の幸福度が上がればそれでいいのだが、その権力を悪用して自分が得をし、また、他者を傷つけるために活動するものが多くいたのである。

 このままでは、この世界の寿命も長くはない。何故ならば多くの人の自殺したいという願いが集まり、災厄となってしまうからだ。

 現に、天災などといった形でそれは現れていた。なので神様はある一計を案じることにした。


 


「魔王だって?

「ファンタジーじゃあるまいし

「いや、出たって聞くぞ。中二浮く石の上に城があるってさ。

 その周囲にはドラゴンがたくさんいるって」

「信頼できる報道もそれは真実だと言っている。そして、世界中にあと3年で我を倒せなければこの世界を壊すとかなんとか・・」


 そう、それは試練だった。

 各国の政府にこういう手紙が届いたのだ。

「我を3年以内に倒さねば、この世界は崩壊する。全員死ぬのじゃ。

 それが嫌ならば我を倒してみろ。

 ちなみにわしはヒトの罪を操ることができる。この意味が分かるものだけ我を倒せるだろう」


 そして、世界中で討伐軍が結成されたのだ。

 A国の●●教信者で構成された精鋭たち。

 B国の科学によって武装された兵士や兵器。

 C国の動物実験により改造された兵士や動物

 D国の奴隷を互いに争わせて生き残った兵士など、、

 など

 世界の危機を救うということは、即ち誰もその国に逆らえないということでもある。

 故に魔王の討伐は我先にと進行していった。

 それだけでなく、その道中に互いの足を引っ張りあい、攻撃しあうこともあった。

 だが、、

 全員魔王を倒すどころか、近寄ることすら、動くことすらできなかったのだ。

 魔王は罪を操ると言っていた。

 それは例えるならば炎魔法は炎を操り、そして水魔法は水を操るように、罪を操る、、つまり顕在化させることができるのである。

 つまり、トラウマの想起、そして増幅だった。それは一種の精神攻撃。

 魔王に近づくほどそれが顕著になっていき、中には自殺したり発狂するものまでいた。


 悪人であれば悪人であるほど、心が闇に染まっていれば染まっているほど、魔王の力は強くなる。


 ならば、逆に、魔王を倒せるものは、善人だけなのだった。

 善人、つまり彼らは勇者と言われた。

 一人は、A国出身、一人はB国出身、C国、D国と、それは国境を越えて組織されたパーティだった。

 何故ならば、それは正規の軍隊ではなかった。

 一人の少年が無謀にも魔王を倒そうと一歩踏み出し、そして各地で冒険を繰り広げて仲間を増やしていったのである。

 そして、、魔王は倒された。

 確かに魔王は強かったが、これまでの冒険を思えばあっけないほどだった。

 魔王の主な能力は精神攻撃、罪を利用して攻撃することだ。

 それが無くなった今、彼らを止めるものはいなかったのである。


 やがて、彼らの元に人々は集まり、一つの国が興されたのだった。

 その未来は明るいものであったという。
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