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ヒーロー洗脳
しおりを挟むこの世界にはヒーローと怪人の二つがいる。
ヒーローは、この世界を守るスーパーヒーローだ。
怪人は、この世界を破壊しようとしているという。
そんなのゆるせないよね!!
「くっ・・!!」
俺はヒーロー。どうやら怪人の基地に捕まったようだ。
牢獄・・というには、何やら調度品が置かれている。窓に強化ガラス、そして扉にカギがかかっている以外はホテルの一室と勘違いしてもおかしくなかった。
しばらくして、そこに一人の怪人が扉を開いた。
怪人と言っても、通常時は人型だが、怪人であることには違いあるまい。
「怪人め!!」
「ちょっと待て。君は私たちの仲間になる権利がある。
「何?!
「君は突然変異でヒーローになったあのだろう?親同士がヒーローではないはずだ
ヒーローは、親がヒーローであるか、もしくは低確率で一般人との間に生まれる者がいる。
「ヒーローは、長い間、政治や経済の中枢を支配してきた。
実際に戦うヒーローはごく一部。
殆どのヒーローは既得権益でのうのうとすごし、そして、一般人を働かせている」
「くっ・・!!しかしお前のやっていることは破壊活動じゃないか・・!!」
「確かにそうかもしれない。だが、一般人を巻き込まないよう細心の注意を払っている。
殺したいのはヒーローだけ。そう、殺すしかないんだ。一般人を助けるにはこうするしかないのだ」
「だとしても・・俺はお前らの言いなりにはならない!!」
「可哀そうに・・では、教えてあげよう。彼らの歴史を・・」
「なんだ・・?
途端に周囲がぐらっとゆがんだ。そしていつのまにかそこは、別の部屋・・調度品が置かれている豪華な城のようなところだった。
「なんだここは・・?」
手を見ると、透明に見える。
周囲を見渡すと、その一角に机と男二人が居た。
その一人は、初代総理大臣、、、もといヒーローであった有名なお方が居た。
彼らはこういっていた。
「改造ヒーローの実現に成功しました。多少不完全な状態とはいえ、一般人を大幅に強化することができます!!
さらに寿命を数十倍に増やし・・」
「・・そうか、だが、、もっと強化を落とすことはできるか?それ以上やったら、一般人が私たちヒーローの地位に上り詰めてしまうじゃないか。既得権益を守るためにそれだけはやっちゃいかん」
「し、しかし・・わざと出力を落とせば、寿命は逆に縮んでしまいます!!」
「それでいい。一般人はゴミのように死ぬのがお似合いなのだ」
「なっ・・!!」
そんな・・。そんなことって・・
周囲は歪み、そして、そこは戦場だった。
「うわああああ!!」
改造ヒーローたちが突撃していく。
飛び散る肉。骨。
この時代は我が国は兵器ではなく、改造ヒーロー中心で戦っていたため、肉弾戦が多かった。
それはまさに更新する肉壁。
「不完全な改造を施さなければ、彼らも痛い思いをせずに済んだのにねぇ・・クックック」
「・・・・」
「我々怪人は、不完全な改造ヒーローの生き残り・・適合率が高く、たまたまヒーローの力を普通の人よりも引き出せたものたちなのだ。
だが、そのおかげでこうして原形を保とうと努力しないと形が崩れてしまうがね」
「・・・・」
「なあ、どっちが怪物なんだ?どっちがヒーローなんだ?
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