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その後もスミレは上手く丸め込まれ、王宮での生活が番だからと当然にさる。しかも婚約はいつのまにか整っており、来月には結婚式になってしまったのだ。
「何だかトントン拍子に無理矢理進められている気がする・・・」
「ああ、俺が最短で進むように指示をだしている」
ガイナはケロリと答える。
「何でそんなに急ぐんだ?」
「そりゃ、スミレと早く1つになりたいからだろ?スミレの隅から隅まで存分に愛してやりたいぞ?」
スミレは思わず顔がボッと赤くなってしまう。
「ふっ。楽しみだな?スミレ」
王妃様と王子妃達のリクエストにより、スミレはドラゴンの涙でティアラを作り、ドラゴンの涙を散りばめたウェディングドレスを着る事になった。結婚式に合わせ、王族の方々もドラゴンの涙でジュエリー制作をしているらしい。スミレは密かにドラゴン妃と呼ばれている。
「なあ、ガイナ。私がドラゴン妃と呼ばれているのを知ってるか?」
「あ、ああ」
「やっぱり魔獣なんだな・・・」
「いや、スミレ。それなんだが、俺にも噂があってだな。ドラゴン王子が俺らしい」
「プッ!!ガイナ、ドラゴンになったのか?あ、て事は2人とも魔獣扱いか。まあ、1人より2人って言うし」
「だからスミレ。ドラゴンの涙なんだって!俺とスミレがドラゴン倒しただろ?そのドラゴンの涙を王妃や王子妃にプレゼントしたり、ドレスやティアラを作ってるからだ。魔獣では決して無いからっ!!」
「うん、まあ。いいよ、どっちでも」
「スミレはいつでも素敵だからな」
ガイナはスミレの唇にキスを落とした。
「も~、ガイナはキス好きだなぁ!?」
「ああ、好きだぞ?スミレは嫌いなのか?」
ガイナはジッと目を見つめてくる。
「ガイナとのキスは嫌いじゃ無いぞ?」
答えた瞬間、ガイナの眉間にシワが寄った。
「俺とのキスは?俺以外の誰と比べてるんだ!?」
ガイナはかぶりつく様にスミレの唇にキスをし、ネットリ奥まで犯していく。
「んっ、ガイナっ!」
「今まで何人とキスしたんだ?俺よりもソイツは良かったのかっ!?」
「ご、ごかいだっ!!」
「ああっ?5回キスしたのかっ!?クソッ、俺だけのスミレになれよっ!?」
荒々しいキスをしながら、ガイナはスミレの服を脱がしにかかる。護衛の制服はボタンが沢山あるのに、ガイナは器用に外して行く。
「何だかトントン拍子に無理矢理進められている気がする・・・」
「ああ、俺が最短で進むように指示をだしている」
ガイナはケロリと答える。
「何でそんなに急ぐんだ?」
「そりゃ、スミレと早く1つになりたいからだろ?スミレの隅から隅まで存分に愛してやりたいぞ?」
スミレは思わず顔がボッと赤くなってしまう。
「ふっ。楽しみだな?スミレ」
王妃様と王子妃達のリクエストにより、スミレはドラゴンの涙でティアラを作り、ドラゴンの涙を散りばめたウェディングドレスを着る事になった。結婚式に合わせ、王族の方々もドラゴンの涙でジュエリー制作をしているらしい。スミレは密かにドラゴン妃と呼ばれている。
「なあ、ガイナ。私がドラゴン妃と呼ばれているのを知ってるか?」
「あ、ああ」
「やっぱり魔獣なんだな・・・」
「いや、スミレ。それなんだが、俺にも噂があってだな。ドラゴン王子が俺らしい」
「プッ!!ガイナ、ドラゴンになったのか?あ、て事は2人とも魔獣扱いか。まあ、1人より2人って言うし」
「だからスミレ。ドラゴンの涙なんだって!俺とスミレがドラゴン倒しただろ?そのドラゴンの涙を王妃や王子妃にプレゼントしたり、ドレスやティアラを作ってるからだ。魔獣では決して無いからっ!!」
「うん、まあ。いいよ、どっちでも」
「スミレはいつでも素敵だからな」
ガイナはスミレの唇にキスを落とした。
「も~、ガイナはキス好きだなぁ!?」
「ああ、好きだぞ?スミレは嫌いなのか?」
ガイナはジッと目を見つめてくる。
「ガイナとのキスは嫌いじゃ無いぞ?」
答えた瞬間、ガイナの眉間にシワが寄った。
「俺とのキスは?俺以外の誰と比べてるんだ!?」
ガイナはかぶりつく様にスミレの唇にキスをし、ネットリ奥まで犯していく。
「んっ、ガイナっ!」
「今まで何人とキスしたんだ?俺よりもソイツは良かったのかっ!?」
「ご、ごかいだっ!!」
「ああっ?5回キスしたのかっ!?クソッ、俺だけのスミレになれよっ!?」
荒々しいキスをしながら、ガイナはスミレの服を脱がしにかかる。護衛の制服はボタンが沢山あるのに、ガイナは器用に外して行く。
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