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雑貨屋さんの店員さん・ナオさんは実は雑貨屋さんのオーナーらしい。貴族令嬢なのだが、雑貨類が好きで両親にお願いし、午後のみを働かせてもらっているらしい。
多分、気が合いそうな気がする。
「うわぁ!!王都で食べるよりもフワフワだわっ!!バターの風味もいいし、クルミも香ばしいわっ!!ソレと、このプリンっ!!もうプリンじゃないわっ!!」
なおさんは興奮気味に一気に食べ、紅茶を一口飲み、
「あらっ?ローズティー程は匂わないけど、ふんわりと薔薇の香りが。お菓子の味を邪魔しない位で丁度いわ。このお茶は?」
首を傾げながらナオさんは聞いてくる。
「紅茶にローズオイルを少し加えてあるんです。なおさんのお店の雰囲気で何となく好きそうかなって。実は私が好きな飲み方なんです」
セイラは普通のローズティーも好きなのだが、お菓子の風味を損ねてしまうので、お菓子を食べる時にはこの飲み方なのだ。
「かなり好きだわっ!ねぇ、お店を開く予定なのよね?オープンはいつか決まってるの?」
「近々オープンさせようとは思っているのだけど、まだ未定で」
「私的には早目のオープンにして欲しいわ。とっても美味しいケーキだもん、多分常連になるわ」
ナオさんはうふふっと笑い、
「オープン日が決まったら教えてねっ」
と、元気に帰って行った。
あ、ナオさんはデュークからの贈り物を持って来てくれたのよね?って、デュークいないしっ!!
手元の可愛くラッピングされたリボンを解き、箱を開ける。壊れ物と言っていたが、箱の中も緩衝材を使い丁寧に包まれている。
出て来たのは・・・、
「天使の花瓶っ!!しかもこんなに沢山!!もしかして全種類!?」
そのタイミングでデュークは戻ってきた。
「デュークっ!!ありがとう!!嬉しいけど飾るお花が無いのが悔しいわっ!!て、その薔薇はどうしたの?」
デュークの手には、まだ蕾のものや咲き誇っている薔薇が沢山だ。いかにも庭から切って来ました状態なのだが、裏の畑には野菜しか無いはず。
「あ~、なぜがタヌキが薔薇園を作ってたんだ。で、渡された」
デュークはポツリと呟いた。
多分、気が合いそうな気がする。
「うわぁ!!王都で食べるよりもフワフワだわっ!!バターの風味もいいし、クルミも香ばしいわっ!!ソレと、このプリンっ!!もうプリンじゃないわっ!!」
なおさんは興奮気味に一気に食べ、紅茶を一口飲み、
「あらっ?ローズティー程は匂わないけど、ふんわりと薔薇の香りが。お菓子の味を邪魔しない位で丁度いわ。このお茶は?」
首を傾げながらナオさんは聞いてくる。
「紅茶にローズオイルを少し加えてあるんです。なおさんのお店の雰囲気で何となく好きそうかなって。実は私が好きな飲み方なんです」
セイラは普通のローズティーも好きなのだが、お菓子の風味を損ねてしまうので、お菓子を食べる時にはこの飲み方なのだ。
「かなり好きだわっ!ねぇ、お店を開く予定なのよね?オープンはいつか決まってるの?」
「近々オープンさせようとは思っているのだけど、まだ未定で」
「私的には早目のオープンにして欲しいわ。とっても美味しいケーキだもん、多分常連になるわ」
ナオさんはうふふっと笑い、
「オープン日が決まったら教えてねっ」
と、元気に帰って行った。
あ、ナオさんはデュークからの贈り物を持って来てくれたのよね?って、デュークいないしっ!!
手元の可愛くラッピングされたリボンを解き、箱を開ける。壊れ物と言っていたが、箱の中も緩衝材を使い丁寧に包まれている。
出て来たのは・・・、
「天使の花瓶っ!!しかもこんなに沢山!!もしかして全種類!?」
そのタイミングでデュークは戻ってきた。
「デュークっ!!ありがとう!!嬉しいけど飾るお花が無いのが悔しいわっ!!て、その薔薇はどうしたの?」
デュークの手には、まだ蕾のものや咲き誇っている薔薇が沢山だ。いかにも庭から切って来ました状態なのだが、裏の畑には野菜しか無いはず。
「あ~、なぜがタヌキが薔薇園を作ってたんだ。で、渡された」
デュークはポツリと呟いた。
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