11 / 11
11
しおりを挟む
猫ちゃんが自分が契約するのを仕掛けた…と言った瞬間お母様達が絶句しているなか私は謎の懐かしさを感じていた。
(なんだろうこれ?……この猫ちゃんすごく見覚えがあるんだよね…)
と考え込んでいたらお父様が大きな声でで
「ありえないっ!」
と信じられなさそうな顔で言うので
「どうしてですか?お父様。」
と聞くとお父様が私と横の猫ちゃんを見ながら
「妖精などの類いは基本的に人間と自ら契約しようとはしない!!昔からそう言われ続けていたんだ。確か前例もないはず…」
「前例はあるよ。ただ5000年前の話だけど。」
猫ちゃんがくりくりとした水色の目をお父様に向けてはっきりと言った。
お父様やお母様が信じられないという目で猫ちゃんを見るので私が
「あの…どういう事なの……猫ちゃん…?」
と言ったら猫ちゃんがエルと呼んでと言ったので改めて名前を言い質問し直そうとしたら
「私もう疲れたー!!」
猫ちゃん……じゃなくてエルがじたばた暴れだした。
そして急に起き上がってお父様とお母様の所に飛んで行き何かひそひそと話し始めたので
「……何話してるの?」
そう聞くとエルは私をみてなんでもなーいと笑うとソフィアの部屋に案内してよ~とのんびりとした声で言い始めたのた。でも……とお父様達を見ると二人は納得がいかなさそうな顔をしながらも
「ソフィア…その子と部屋に戻りなさい。」
とお父様が言った瞬間エルに背中をグリグリと押され私はお父様の書斎から押し出された。
「ソフィアだっけ?早く部屋にいこうよ~。積もる話もあるし!」
そう言ってにこにこ笑うエルを見て私は少しだけ不安になりながらも部屋に案内した。
私の部屋に入ってエルはキョロキョロと周りを見渡す。そして私の机に座ると
「さーて……あかりだよね?」
といきなり聞いてきた。
なんでこの猫が前世の私の名前を……?と私は思いながら警戒しながら
「……あかりって誰のこと?私にはソフィア・エルフィストという名前があるんだけど……」
そう言うとエルが
「だって隠しきれてないよそれ。」
「何が隠しきれてないの?」
「前世を思い出したことによるよる大人っぽさ。」
その言葉に私は少しガーンとショックを受けたけどエルは話を続ける。
「だいたい私はあかりのことを結構知っているよー。ずっと見てきたからね。」
ずっと見てきた……?
「どういう事……?」
私が少し警戒しながら聞くとエルは少し悲しそうな顔をしながら私に
「ねぇ、ほんとに私の事思い出せない?
11年も一緒にいたのに?」
その言葉を聞いて私はすぐにあのぬいぐるみが浮かんだ。
思えばその見た目には何となく既視感があった。その澄んだ水色の目とふわふわの白い身体。
「もしかして……私が6歳に買って貰ったぬいぐるみの猫ちゃん?」
と聞くとエルはすごい勢いで私に飛びかかってきたので慌てながら受け止めると
「そうだよっ…あかり!やっと…やっと思い出してくれた……」
とても嬉しそうにしながら泣いていた。
私もその姿を見ていると申し訳なさや信じられないという感情が沢山込み上げてきてぐちゃぐちゃになってきて気がつくとエルを抱きしめながら
「ごめんね……ごめんねっ……」
と泣いてしまっていた。
こうして私達は1時間くらい抱きしめ合いながら泣いていたのであった……
(なんだろうこれ?……この猫ちゃんすごく見覚えがあるんだよね…)
と考え込んでいたらお父様が大きな声でで
「ありえないっ!」
と信じられなさそうな顔で言うので
「どうしてですか?お父様。」
と聞くとお父様が私と横の猫ちゃんを見ながら
「妖精などの類いは基本的に人間と自ら契約しようとはしない!!昔からそう言われ続けていたんだ。確か前例もないはず…」
「前例はあるよ。ただ5000年前の話だけど。」
猫ちゃんがくりくりとした水色の目をお父様に向けてはっきりと言った。
お父様やお母様が信じられないという目で猫ちゃんを見るので私が
「あの…どういう事なの……猫ちゃん…?」
と言ったら猫ちゃんがエルと呼んでと言ったので改めて名前を言い質問し直そうとしたら
「私もう疲れたー!!」
猫ちゃん……じゃなくてエルがじたばた暴れだした。
そして急に起き上がってお父様とお母様の所に飛んで行き何かひそひそと話し始めたので
「……何話してるの?」
そう聞くとエルは私をみてなんでもなーいと笑うとソフィアの部屋に案内してよ~とのんびりとした声で言い始めたのた。でも……とお父様達を見ると二人は納得がいかなさそうな顔をしながらも
「ソフィア…その子と部屋に戻りなさい。」
とお父様が言った瞬間エルに背中をグリグリと押され私はお父様の書斎から押し出された。
「ソフィアだっけ?早く部屋にいこうよ~。積もる話もあるし!」
そう言ってにこにこ笑うエルを見て私は少しだけ不安になりながらも部屋に案内した。
私の部屋に入ってエルはキョロキョロと周りを見渡す。そして私の机に座ると
「さーて……あかりだよね?」
といきなり聞いてきた。
なんでこの猫が前世の私の名前を……?と私は思いながら警戒しながら
「……あかりって誰のこと?私にはソフィア・エルフィストという名前があるんだけど……」
そう言うとエルが
「だって隠しきれてないよそれ。」
「何が隠しきれてないの?」
「前世を思い出したことによるよる大人っぽさ。」
その言葉に私は少しガーンとショックを受けたけどエルは話を続ける。
「だいたい私はあかりのことを結構知っているよー。ずっと見てきたからね。」
ずっと見てきた……?
「どういう事……?」
私が少し警戒しながら聞くとエルは少し悲しそうな顔をしながら私に
「ねぇ、ほんとに私の事思い出せない?
11年も一緒にいたのに?」
その言葉を聞いて私はすぐにあのぬいぐるみが浮かんだ。
思えばその見た目には何となく既視感があった。その澄んだ水色の目とふわふわの白い身体。
「もしかして……私が6歳に買って貰ったぬいぐるみの猫ちゃん?」
と聞くとエルはすごい勢いで私に飛びかかってきたので慌てながら受け止めると
「そうだよっ…あかり!やっと…やっと思い出してくれた……」
とても嬉しそうにしながら泣いていた。
私もその姿を見ていると申し訳なさや信じられないという感情が沢山込み上げてきてぐちゃぐちゃになってきて気がつくとエルを抱きしめながら
「ごめんね……ごめんねっ……」
と泣いてしまっていた。
こうして私達は1時間くらい抱きしめ合いながら泣いていたのであった……
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ヒロイン不在だから悪役令嬢からお飾りの王妃になるのを決めたのに、誓いの場で登場とか聞いてないのですが!?
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
ヒロインがいない。
もう一度言おう。ヒロインがいない!!
乙女ゲーム《夢見と夜明け前の乙女》のヒロインのキャロル・ガードナーがいないのだ。その結果、王太子ブルーノ・フロレンス・フォード・ゴルウィンとの婚約は継続され、今日私は彼の婚約者から妻になるはずが……。まさかの式の最中に突撃。
※ざまぁ展開あり
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
悪役令嬢に転生しましたが、全部諦めて弟を愛でることにしました
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢に転生したものの、知識チートとかないし回避方法も思いつかないため全部諦めて弟を愛でることにしたら…何故か教養を身につけてしまったお話。
なお理由は悪役令嬢の「脳」と「身体」のスペックが前世と違いめちゃくちゃ高いため。
超ご都合主義のハッピーエンド。
誰も不幸にならない大団円です。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
小説家になろう様でも投稿しています。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
悪役令嬢の取り巻き令嬢(モブ)だけど実は影で暗躍してたなんて意外でしょ?
無味無臭(不定期更新)
恋愛
無能な悪役令嬢に変わってシナリオ通り進めていたがある日悪役令嬢にハブられたルル。
「いいんですか?その態度」
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる