50 / 232
『ヒール39』
しおりを挟む
『ヒール39』
サリオスらと会ってしまい聖なる鏡は取られてしまったのは残念。
せっかく集めたアイテムなのだし、みんなにも悪いよな。
宿屋に帰り、部屋に。
俺が残念がっていたのを察したのか、パピアナが俺のところへ。
「トレイル……気にすることないよ。悪いのはサリオスだ。トレイルは悪くない、あんな風に鏡は取られてもいいし、取りかえぜばいい」
「取り返すとか無理だって。気持ちだけで嬉しい。ただし、まだこの町にいたみたいだな。サリオスが早くこの町からいなくなればいいのにな」
これは俺の本心。
「うん、私達がこの町から出ても追いかけてくるかもよ。聖なる鏡だってすぐに情報を得たのだし。うるさいハエみたいなものだと思うしかない。本当にうるさいハエよ」
「パピアナはサリオスをハエと思っていたの?」
「そうよ、うるさいし、しつこいし、男らしくない。何が勇者よ、勇者ってのはもっと偉大な人物に与える名前。トレイルに言うのを聞いていたら、とても勇者とは思えない。過去の偉大な勇者が見たら情けなくなるでしょう。エルフをバカにする資格がないのよ」
「勇者って感じしないのは納得する。猫人から見ても最低な勇者だ」
ローズもパピアナと同じくサリオスを嫌っている。
「あれがサリオス、ジェンティル、ムジカか。名前は誰でも知っている超有名人。最強パーティー森の王。初めて見たものの、小物感ある。勇者の風格なんてないな。むしろトレイルの方が勇者にふさわしいくらいだ。それとアイテムならこのミヤマに任せな。またダンジョンで採掘してアイテムを発見してやるんだから」
「ミヤマがいると助かるな」
そう簡単には発見されないとは思うが、気持ちはありがたい。
ミヤマにも救われている俺。
サリオス達といた時にない優しさだ。
アイテムを取られたのに、誰も怒らないのだから。
「みんな怒っていないんだな。ありがとう。サリオスのパーティーにいた時には絶対になかった優しさだよ」
「竜の守りパーティーは森の王とは違うところがあるのよ。誰かを犠牲にしたり、追放はしない。そうでしょ?」
「そうよ、それが竜の守り!」
「みんなが好きと言いたい」
「好きですって、私の体を見て言いました。サリオスをきっかけにして私の体を奪うつもりだ」
「俺はそんな変な事は言ってない。ミヤマの思い違いだ」
「そうかしら」
「ミヤマの体ならいい」
「パピアナこそトレイルが好きなのでしょ。知ってるわよ」
ミヤマが急にパピアナに振ったが、とんでもない発言だった。
「好きなわけないもん」
「嘘よ、パピアナは好きよ。なんとなくわかる」
「今日もマジックメイジに魔法攻撃されてトレイルに回復された。その時にトレイルに抱きかかえられていた」
「ローズまで言う!」
「そうなの?」
「確かに抱きかかえられたけど、ヒールするために仕方なかったと思う」
「普通に近寄ってヒールしたらいい」
「トレイルのことは好きじゃない…………でもトレイルに抱きかかえられた時は嬉しかったけど…………」
なんだか話が良くわからない方向に行っているような。
「パピアナは素直にトレイルが好きと言えないのよ」
「俺はパピアナを回復させたかっただけだが。特別に好きとか嫌いとかないさ。パピアナは俺にとって大切な仲間だからな」
これは本当だ。
「あっ、パピアナったら顔が赤くなっている」
そう言われると、ほんのり赤くなっているな。
俺の方を見て、照れくさそうにしている。
「そ、そ、そんなんじゃないもん!」
「もっと赤くなってる!」
みんなに救われた気分になった俺はベッドで横になる。
あらためて竜の守りパーティーを設立して良かったなと感じた。
ベッドにいる間は、ローズ達は着替えているようだ。
風呂か。
「風呂に入るのか?」
「そうします。サリオスのことは忘れてお風呂にしましょう。もう入れますよ」
「トレイル、先に入るけど?」
「どうぞ、お入りください」
パピアナがお風呂場に行きながら言ってくるので、返事をした。
「ミヤマもおいで、一緒に入ろ!」
「お風呂か、まさか猫人とエルフと一緒に風呂に入る日が来るとは思わなかった」
「風呂にエルフもドワーフもないのよ、入ってしまえば同じ!」
「そうだね」
ミヤマも一緒にお風呂場に行った。
俺はそのままベッドでサリオスのことを考える。
またサリオスに会ったのは偶然なのと。
早く別の町や国に行ってくれないかな。
会いたくないし、冒険の邪魔だからだ。
俺はローズ、パピアナ、ミヤマと冒険をしていきたいと思ったいるから、サリオスに関わられると邪魔でしかないのだ。
俺のことを殺しかけておいて、今さら戻ってこいとか、俺をバカにするのもいい加減にして欲しい。
今日会ってわかったのは、森の王を辞めて良かったこと。
竜の守りパーティーは森の王とは違う。
今の方が俺を受け入れてくれてる。
森の王は雑用でしかなかったとあらためて痛感した日だった。
しばらくしてお風呂からローズ達は上がってきた。
湯上がりでほてっている。
サリオスらと会ってしまい聖なる鏡は取られてしまったのは残念。
せっかく集めたアイテムなのだし、みんなにも悪いよな。
宿屋に帰り、部屋に。
俺が残念がっていたのを察したのか、パピアナが俺のところへ。
「トレイル……気にすることないよ。悪いのはサリオスだ。トレイルは悪くない、あんな風に鏡は取られてもいいし、取りかえぜばいい」
「取り返すとか無理だって。気持ちだけで嬉しい。ただし、まだこの町にいたみたいだな。サリオスが早くこの町からいなくなればいいのにな」
これは俺の本心。
「うん、私達がこの町から出ても追いかけてくるかもよ。聖なる鏡だってすぐに情報を得たのだし。うるさいハエみたいなものだと思うしかない。本当にうるさいハエよ」
「パピアナはサリオスをハエと思っていたの?」
「そうよ、うるさいし、しつこいし、男らしくない。何が勇者よ、勇者ってのはもっと偉大な人物に与える名前。トレイルに言うのを聞いていたら、とても勇者とは思えない。過去の偉大な勇者が見たら情けなくなるでしょう。エルフをバカにする資格がないのよ」
「勇者って感じしないのは納得する。猫人から見ても最低な勇者だ」
ローズもパピアナと同じくサリオスを嫌っている。
「あれがサリオス、ジェンティル、ムジカか。名前は誰でも知っている超有名人。最強パーティー森の王。初めて見たものの、小物感ある。勇者の風格なんてないな。むしろトレイルの方が勇者にふさわしいくらいだ。それとアイテムならこのミヤマに任せな。またダンジョンで採掘してアイテムを発見してやるんだから」
「ミヤマがいると助かるな」
そう簡単には発見されないとは思うが、気持ちはありがたい。
ミヤマにも救われている俺。
サリオス達といた時にない優しさだ。
アイテムを取られたのに、誰も怒らないのだから。
「みんな怒っていないんだな。ありがとう。サリオスのパーティーにいた時には絶対になかった優しさだよ」
「竜の守りパーティーは森の王とは違うところがあるのよ。誰かを犠牲にしたり、追放はしない。そうでしょ?」
「そうよ、それが竜の守り!」
「みんなが好きと言いたい」
「好きですって、私の体を見て言いました。サリオスをきっかけにして私の体を奪うつもりだ」
「俺はそんな変な事は言ってない。ミヤマの思い違いだ」
「そうかしら」
「ミヤマの体ならいい」
「パピアナこそトレイルが好きなのでしょ。知ってるわよ」
ミヤマが急にパピアナに振ったが、とんでもない発言だった。
「好きなわけないもん」
「嘘よ、パピアナは好きよ。なんとなくわかる」
「今日もマジックメイジに魔法攻撃されてトレイルに回復された。その時にトレイルに抱きかかえられていた」
「ローズまで言う!」
「そうなの?」
「確かに抱きかかえられたけど、ヒールするために仕方なかったと思う」
「普通に近寄ってヒールしたらいい」
「トレイルのことは好きじゃない…………でもトレイルに抱きかかえられた時は嬉しかったけど…………」
なんだか話が良くわからない方向に行っているような。
「パピアナは素直にトレイルが好きと言えないのよ」
「俺はパピアナを回復させたかっただけだが。特別に好きとか嫌いとかないさ。パピアナは俺にとって大切な仲間だからな」
これは本当だ。
「あっ、パピアナったら顔が赤くなっている」
そう言われると、ほんのり赤くなっているな。
俺の方を見て、照れくさそうにしている。
「そ、そ、そんなんじゃないもん!」
「もっと赤くなってる!」
みんなに救われた気分になった俺はベッドで横になる。
あらためて竜の守りパーティーを設立して良かったなと感じた。
ベッドにいる間は、ローズ達は着替えているようだ。
風呂か。
「風呂に入るのか?」
「そうします。サリオスのことは忘れてお風呂にしましょう。もう入れますよ」
「トレイル、先に入るけど?」
「どうぞ、お入りください」
パピアナがお風呂場に行きながら言ってくるので、返事をした。
「ミヤマもおいで、一緒に入ろ!」
「お風呂か、まさか猫人とエルフと一緒に風呂に入る日が来るとは思わなかった」
「風呂にエルフもドワーフもないのよ、入ってしまえば同じ!」
「そうだね」
ミヤマも一緒にお風呂場に行った。
俺はそのままベッドでサリオスのことを考える。
またサリオスに会ったのは偶然なのと。
早く別の町や国に行ってくれないかな。
会いたくないし、冒険の邪魔だからだ。
俺はローズ、パピアナ、ミヤマと冒険をしていきたいと思ったいるから、サリオスに関わられると邪魔でしかないのだ。
俺のことを殺しかけておいて、今さら戻ってこいとか、俺をバカにするのもいい加減にして欲しい。
今日会ってわかったのは、森の王を辞めて良かったこと。
竜の守りパーティーは森の王とは違う。
今の方が俺を受け入れてくれてる。
森の王は雑用でしかなかったとあらためて痛感した日だった。
しばらくしてお風呂からローズ達は上がってきた。
湯上がりでほてっている。
12
あなたにおすすめの小説
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる