85 / 232
『ヒール73』
しおりを挟む
『ヒール73』
シシリエンヌの槍が盗賊に落下したが、盗賊は槍を盾を使い防御に出ていた。
盾はかなり厚めの防御力が高そうな盾だ。
「ははははっ、いくら槍で突き刺そうが、ぶ厚い盾を貫くのは不可能だろ!」
「むむ、硬いぴょん!」
「ははは、やはり逃げたか兎」
「盾でも槍が強いぴょん」
盾と槍がぶつかり合うと、シシリエンヌは弾き飛ばされ、いったん後方に下がった。
「槍も強いがあの盾はもっと強いですね」
「ああ、シシリエンヌの攻撃を読んでいたからな。同じ攻撃ではキツイかな」
「頑張れ~!」
隠れてシシリエンヌの戦いを見ていたのに、大声を出して応援してしまうパピアナ。
「だめよパピアナ、私達は隠れているんだから!」
「ローズも静かにしないと!」
「トレイル。ごめんなさい、静かにします」
「もう遅いだろう。盗賊は気づくだろうな」
盗賊らは俺の方を見ていずにシシリエンヌとの戦いに集中している。
大丈夫そうだ。
そうしている間にシシリエンヌが槍を落下させる。
シシリエンヌからしたらパピアナは足を引っ張るだけだった。
盗賊は盾を構えていたら安心している気配だが、同じ槍攻撃か通じるか。
そこはシシリエンヌの攻撃の能力が知れることにもなる。
ドスン!
盾に槍が当たる音。
ぶ厚い盾を貫通するのは困難だな。
「あはははは、大したことはない。盾さえあったら、怖くもない槍だ!」
盗賊は余裕を持って受け止めていた。
シシリエンヌの動きは決してあきらめている風には思えない。
槍を持っている手に力が入っているし。
俺の思った通りに、シシリエンヌは盾で止められて終わっていなかった。
盾から再び跳躍したからで、踏み台にした。
盗賊の盾をから飛び跳ね、別の盗賊の方に。
「しまった! 兎がそっちに行ったぞ!」
「ああああ!」
盾を持っていない盗賊は、盾の後方にいたが、そこをついた形だ。
無防備な盗賊はまたも槍が突き刺さり、今度はずっと大きなダメージを受けたらしい。
続けてシシリエンヌは跳躍する。
盾を持たない盗賊に頭上から突き刺していった。
2人、3人と槍が当たり、絶叫している声が、館の外庭は響き渡る。
「シシリエンヌのジャンプ力は人間よりも高い能力ですね」
「俺にとても真似できないな」
言うとおり、人のジャンプ力を遥かに超えた足の力を見た。
兎人は跳躍力があると聞いたことがあったが、ここまで凄いとは思わなかった。
猫人のローズも跳躍力とも比較してみたい気もした。
「団長、助けてくれ~」
「情けない奴らだ。兎一匹倒せぬか」
「助けを!」
槍の無双にたまらず団長に助けてと。
これシシリエンヌの圧勝か。
「黒牙の雨」
そこで初めて団長のウィザードが動きをみせる。
どの程度の能力者なのかもここでわかるだろうな。
ウィザードは仲間のピンチに剣を持った。
「トレイル、団長が剣を使うみたいよ。大丈夫かしら」
「見た感じだと、剣士らしいよ、剣は大きいし」
「槍と剣の戦いになるな」
ウィザードがシシリエンヌに迫った時に、シシリエンヌは地面に着地した。
着地した瞬間は冒険者にとっては防御に向かない。
攻撃をするにはいいが、危ない瞬間でもある。
敵のウィザードは着地の瞬間を狙っていたのだろうか、シシリエンヌは槍で構えるも剣が速い。
恐ろしく速い剣がシシリエンヌの腕をかすめた。
「ああっ!」
腕から流血したため、槍を離してしまう。
「ふふ、調子に乗ったな兎。俺を舐めたな、黒牙の雨」
またも団長の剣が連打される。
これは危ない、俺たちも隠れていたら。
「トレイル、ピンチだよシシリエンヌの!」
「助けに行こう!」
「俺が支援する。ローズ達はここに居てくれ。シシリエンヌにできるだけ戦わせたいのがある。彼女にとってはこれは単なる戦いじゃないからな」
「そんな余裕ない、シシリエンヌが負けたらどうする!」
「パピアナの言うのが正しい。今回のトレイルは無責任だ」
ミヤマまで俺に反対した。
「確かに負けては困るが、彼女にとってはミヤマに良いところをみせたいんだと思う。仲間に入ったからには、自分の力を認められたいのはある」
「そうね。シシリエンヌは私達に仲間として戦っている。今は彼女を見守るのも大事かも」
「みんなバカっ、シシリエンヌがどうなっても知らないよ!」
パピアナだけは納得していなくて、ピンチに立ち上がろうとしたが、俺は静止させる。
静止させてる場合ではなく、ウィザードのスキルだろ黒牙の雨が炸裂しているからだ。
「盗賊だけはある。なかなか強い。でも負けられないぴょん」
「やめとけ、今なら命だけら助けてやるから領主の館から去れ。俺の盗賊団、暗闇の牙は金にだけ興味がある。戦いには興味ない。わざわざ戦いたくもないからだ。金目の物を狙いに来た。おとなしく去れ」
「去るわけにはいかないな、ウィザード」
俺は隠れていた身を団長ウィザードの前に現したら、ウィザードと盗賊は俺を敵の目で見てきた。
「誰だお前は、盗賊か。お前も財産を狙いに来たか?」
「違う。シシリエンヌの仲間のトレイルだ。盗賊から財産を守るのが仕事なんで、絶対に持ち帰らせないとは言っておく」
「トレイル、どこかで聞いた名前。今は覚えていないが、兎の仲間であるなら敵だ」
「団長、兎と男も一緒に始末しちゃいましょう」
ウィザードと仲間盗賊は俺も敵と認識し、敵意をむき出しにした。
盗賊と戦う前にシシリエンヌのところに行く。
シシリエンヌの槍が盗賊に落下したが、盗賊は槍を盾を使い防御に出ていた。
盾はかなり厚めの防御力が高そうな盾だ。
「ははははっ、いくら槍で突き刺そうが、ぶ厚い盾を貫くのは不可能だろ!」
「むむ、硬いぴょん!」
「ははは、やはり逃げたか兎」
「盾でも槍が強いぴょん」
盾と槍がぶつかり合うと、シシリエンヌは弾き飛ばされ、いったん後方に下がった。
「槍も強いがあの盾はもっと強いですね」
「ああ、シシリエンヌの攻撃を読んでいたからな。同じ攻撃ではキツイかな」
「頑張れ~!」
隠れてシシリエンヌの戦いを見ていたのに、大声を出して応援してしまうパピアナ。
「だめよパピアナ、私達は隠れているんだから!」
「ローズも静かにしないと!」
「トレイル。ごめんなさい、静かにします」
「もう遅いだろう。盗賊は気づくだろうな」
盗賊らは俺の方を見ていずにシシリエンヌとの戦いに集中している。
大丈夫そうだ。
そうしている間にシシリエンヌが槍を落下させる。
シシリエンヌからしたらパピアナは足を引っ張るだけだった。
盗賊は盾を構えていたら安心している気配だが、同じ槍攻撃か通じるか。
そこはシシリエンヌの攻撃の能力が知れることにもなる。
ドスン!
盾に槍が当たる音。
ぶ厚い盾を貫通するのは困難だな。
「あはははは、大したことはない。盾さえあったら、怖くもない槍だ!」
盗賊は余裕を持って受け止めていた。
シシリエンヌの動きは決してあきらめている風には思えない。
槍を持っている手に力が入っているし。
俺の思った通りに、シシリエンヌは盾で止められて終わっていなかった。
盾から再び跳躍したからで、踏み台にした。
盗賊の盾をから飛び跳ね、別の盗賊の方に。
「しまった! 兎がそっちに行ったぞ!」
「ああああ!」
盾を持っていない盗賊は、盾の後方にいたが、そこをついた形だ。
無防備な盗賊はまたも槍が突き刺さり、今度はずっと大きなダメージを受けたらしい。
続けてシシリエンヌは跳躍する。
盾を持たない盗賊に頭上から突き刺していった。
2人、3人と槍が当たり、絶叫している声が、館の外庭は響き渡る。
「シシリエンヌのジャンプ力は人間よりも高い能力ですね」
「俺にとても真似できないな」
言うとおり、人のジャンプ力を遥かに超えた足の力を見た。
兎人は跳躍力があると聞いたことがあったが、ここまで凄いとは思わなかった。
猫人のローズも跳躍力とも比較してみたい気もした。
「団長、助けてくれ~」
「情けない奴らだ。兎一匹倒せぬか」
「助けを!」
槍の無双にたまらず団長に助けてと。
これシシリエンヌの圧勝か。
「黒牙の雨」
そこで初めて団長のウィザードが動きをみせる。
どの程度の能力者なのかもここでわかるだろうな。
ウィザードは仲間のピンチに剣を持った。
「トレイル、団長が剣を使うみたいよ。大丈夫かしら」
「見た感じだと、剣士らしいよ、剣は大きいし」
「槍と剣の戦いになるな」
ウィザードがシシリエンヌに迫った時に、シシリエンヌは地面に着地した。
着地した瞬間は冒険者にとっては防御に向かない。
攻撃をするにはいいが、危ない瞬間でもある。
敵のウィザードは着地の瞬間を狙っていたのだろうか、シシリエンヌは槍で構えるも剣が速い。
恐ろしく速い剣がシシリエンヌの腕をかすめた。
「ああっ!」
腕から流血したため、槍を離してしまう。
「ふふ、調子に乗ったな兎。俺を舐めたな、黒牙の雨」
またも団長の剣が連打される。
これは危ない、俺たちも隠れていたら。
「トレイル、ピンチだよシシリエンヌの!」
「助けに行こう!」
「俺が支援する。ローズ達はここに居てくれ。シシリエンヌにできるだけ戦わせたいのがある。彼女にとってはこれは単なる戦いじゃないからな」
「そんな余裕ない、シシリエンヌが負けたらどうする!」
「パピアナの言うのが正しい。今回のトレイルは無責任だ」
ミヤマまで俺に反対した。
「確かに負けては困るが、彼女にとってはミヤマに良いところをみせたいんだと思う。仲間に入ったからには、自分の力を認められたいのはある」
「そうね。シシリエンヌは私達に仲間として戦っている。今は彼女を見守るのも大事かも」
「みんなバカっ、シシリエンヌがどうなっても知らないよ!」
パピアナだけは納得していなくて、ピンチに立ち上がろうとしたが、俺は静止させる。
静止させてる場合ではなく、ウィザードのスキルだろ黒牙の雨が炸裂しているからだ。
「盗賊だけはある。なかなか強い。でも負けられないぴょん」
「やめとけ、今なら命だけら助けてやるから領主の館から去れ。俺の盗賊団、暗闇の牙は金にだけ興味がある。戦いには興味ない。わざわざ戦いたくもないからだ。金目の物を狙いに来た。おとなしく去れ」
「去るわけにはいかないな、ウィザード」
俺は隠れていた身を団長ウィザードの前に現したら、ウィザードと盗賊は俺を敵の目で見てきた。
「誰だお前は、盗賊か。お前も財産を狙いに来たか?」
「違う。シシリエンヌの仲間のトレイルだ。盗賊から財産を守るのが仕事なんで、絶対に持ち帰らせないとは言っておく」
「トレイル、どこかで聞いた名前。今は覚えていないが、兎の仲間であるなら敵だ」
「団長、兎と男も一緒に始末しちゃいましょう」
ウィザードと仲間盗賊は俺も敵と認識し、敵意をむき出しにした。
盗賊と戦う前にシシリエンヌのところに行く。
0
あなたにおすすめの小説
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる