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『ヒール80』
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『ヒール80』
翌朝になりギルドに向かうとした。
約束はギルドであるからで、みんなも揃っている。
「さぁ、ギルドに行きましょ。約束ではブーケドールが待ってます。遅れないようにローズ」
「ああ、待ってください~」
「ローズは朝寝坊するからな」
ギルドに到着した。
受付嬢のいるカウンター横にブーケドールの姿がある。
「おはようトレイル」
「ブーケドールの方が早かったらしいね。今日はよろしく」
ブーケドールに挨拶をすると、昨日とは違い武器に防具を装備している姿だった。
「よろしく!」
「よろしくぴょん!」
「ギルドでは他にも冒険者パーティーをクエスト派遣しますので、大人数が山に向かいます。野草を盗む者は誰かわかってませんが、複数人数の可能性が高いです。中にはランクの高い者もいるかもしれませんので、危険なら町に帰ってください。死ぬまでして守ることはありませんし、あくまでトレイル達の命が大事ですから」
「わかりました。俺達の命を気づかいしてくれ嬉しいです。言われる通りなら気をつけます」
参加するのは他のパーティーもいるらしいので、多いほど危険は少なくなるから意見はなかった。
「行ってきます!」
ミヤマが受付嬢に元気良く言いギルドを出た。
野草の地域は地図で教えられた。
山は複数あるから、地図を見ながら把握しておく。
普段は一般人は立ち入りすら制限されている地域なのだとか。
それだけ重要な野草なのだろう。
ブーケドールとともに歩いた。
山に入ると木々で覆われており、景色は一変した。
山は草原よりも魔物が多く生息しているため、町にいた時とは違い、魔物も現れる気配がたっぷりだ。
「皆さん、この辺に来ると魔物がいます。この山に居るのはボガートが多い。ボガートはゴブリンに似た魔物。二足歩行で集団だ移動します。そして木の棒などで攻撃してきて、金品を盗む習性がある」
「金を取るのか魔物が。冒険者にしたら嫌な魔物。あまり会いたくない」
「ローズ、言ってるそばから出現しましたよ、あれです!」
ブーケドールが指摘した方向に魔物が多くいたのが見える。
背は低いが人に近い魔物だ。
「いた! 二足歩行している。戦います」
「ローズ、私も一緒に戦います。この山は私が慣れてるからね」
「ローズとブーケドールにお願いする」
集団戦になるが、ローズとブーケドールが立ち向かった。
相手のボガートはこちらの動きには直ぐに察知したらしい。
いっせいに戦う陣形らしき形になった。
山は大木が生い茂る。
小さい分、ボガートの方が有利か。
ローズが短剣で真っ先に行った。
素早さでは負けていないだろう。
山道のデコボコした道にも関係なくすいすいと進むのはローズの得意とする走りだ。
ボガートは意表をつかれたらしく慌てていて、棒でローズとやり合う。
さすがに棒と短剣では違いがあり、棒はあっさりと切られる。
ボガートの体もあっさりと切ったら、叫び声が出る。
「さすがローズ。速い!」
「ボガートは今のでビビっているな」
「ブーケドールも行った!」
次にブーケドールも。
剣での攻撃だった。
一撃をボガートに。
ボガートは腕を切られる。
またも叫び声が聞こえた。
これなら大丈夫そうで、俺やパピアナの出番はなさそうか。
「彼女もやるわね。剣の振り方がいい。あの剣の切れなら安心だわね」
安心しているミヤマ。
ボガートは何匹も切られていたからだ。
だが数の上では多いから完全に安心していいのかと思ったら、ボガートは戦い方に変化をしてきた。
一対一での戦い方から一対複数の戦い方に。
ローズの周りを囲いこんだ。
見た感じは5匹はいる。
5匹が接近してくるとローズは迷わず短剣で切りかかる。
切られたボガートは地面に倒れるものの、他のボガートが襲いかかった。
意外と速い。
接近する速度とローズの切る速度は変わらない。
「あっ、ローズ、後ろも来てる!」
パピアナが知らせるが短剣での切る速度が間に合わない。
ローズの背中や足を棒が当たる。
ボガートが強く棒を振り、ローズの体を叩いているため、ローズからは悲鳴に近い声が。
「危ないわね、これだからボガート嫌いなのよ!」
ローズの危機にブーケドールが応援した。
周りのボガートを剣で切る。
ブーケドールが加わり、集団戦に。
ローズとブーケドールは乱打戦模様になった。
ボガートはしつこい。
周囲を囲むのが上手い。
山での戦いに慣れてるのはボガートも同じだった。
逆にローズは不慣れと言える。
「トレイル、応援に行きましょ」
「うん」
2人では不利になった場面で残った俺達も参戦に。
先ずはヒールするのが先か。
すでにローズとブーケドールは出血しているからだ。
応急処置が必要。
俺は真っ先にローズとブーケドールの近くにいきヒールする。
「魔王竜ヒール」
ローズとブーケドールに向けて魔王竜ヒールを。
彼女らにヒールしたから回復する。
体力を560回復しました。
経験値を560獲得しました。
レベルが820にアップしました。
経験値を得た時にはブーケドールは回復魔法されたのに気づいていたらしい。
「ありがとう、ヒール魔法ね」
「これで体力や傷は回復した」
回復したブーケドールは剣を振るった。
新たにパピアナとミヤマも参加したし、俺も剣をボガートに。
数は居ても一匹あたりの強さは感じなかった。
圧倒的に有利な戦いになるとボガートは残っていても逃げだした。
不利とわかると撤退する知性もあるようだ。
その判断は正しいだろうな。
このまま戦えばボガートの負けは確実だった。
「ヒールありがとうね」
「ローズも初めてボガートと戦ったから迷っただろう」
「うん、急に周りを囲まれた。油断した。まだまだ甘いわね」
「倒したボガートの魔石は回収したおこう。報酬を得られる」
「そうね、報酬は大事。あっ!」
「どうしたローズ?」
魔石の回収作業をしようとなった時にローズがおかしくなった。
「私のポケットに入れたあったコインがない!」
「あははは、ボガートのしわざよ。あいつらは戦いの最中にも相手から金品を取るから。あきらめるしかない。もう逃げたし追いかけても無駄だわね」
「うう~悔しい。コインが」
「あはは、残念ぴょん」
「倒して報酬得てもコイン取られるてドジだこと」
どうやらローズは戦闘中にボガートからコインを取られる失態をしたらしい。
残念がるローズに、みんなは笑いが起こった。
翌朝になりギルドに向かうとした。
約束はギルドであるからで、みんなも揃っている。
「さぁ、ギルドに行きましょ。約束ではブーケドールが待ってます。遅れないようにローズ」
「ああ、待ってください~」
「ローズは朝寝坊するからな」
ギルドに到着した。
受付嬢のいるカウンター横にブーケドールの姿がある。
「おはようトレイル」
「ブーケドールの方が早かったらしいね。今日はよろしく」
ブーケドールに挨拶をすると、昨日とは違い武器に防具を装備している姿だった。
「よろしく!」
「よろしくぴょん!」
「ギルドでは他にも冒険者パーティーをクエスト派遣しますので、大人数が山に向かいます。野草を盗む者は誰かわかってませんが、複数人数の可能性が高いです。中にはランクの高い者もいるかもしれませんので、危険なら町に帰ってください。死ぬまでして守ることはありませんし、あくまでトレイル達の命が大事ですから」
「わかりました。俺達の命を気づかいしてくれ嬉しいです。言われる通りなら気をつけます」
参加するのは他のパーティーもいるらしいので、多いほど危険は少なくなるから意見はなかった。
「行ってきます!」
ミヤマが受付嬢に元気良く言いギルドを出た。
野草の地域は地図で教えられた。
山は複数あるから、地図を見ながら把握しておく。
普段は一般人は立ち入りすら制限されている地域なのだとか。
それだけ重要な野草なのだろう。
ブーケドールとともに歩いた。
山に入ると木々で覆われており、景色は一変した。
山は草原よりも魔物が多く生息しているため、町にいた時とは違い、魔物も現れる気配がたっぷりだ。
「皆さん、この辺に来ると魔物がいます。この山に居るのはボガートが多い。ボガートはゴブリンに似た魔物。二足歩行で集団だ移動します。そして木の棒などで攻撃してきて、金品を盗む習性がある」
「金を取るのか魔物が。冒険者にしたら嫌な魔物。あまり会いたくない」
「ローズ、言ってるそばから出現しましたよ、あれです!」
ブーケドールが指摘した方向に魔物が多くいたのが見える。
背は低いが人に近い魔物だ。
「いた! 二足歩行している。戦います」
「ローズ、私も一緒に戦います。この山は私が慣れてるからね」
「ローズとブーケドールにお願いする」
集団戦になるが、ローズとブーケドールが立ち向かった。
相手のボガートはこちらの動きには直ぐに察知したらしい。
いっせいに戦う陣形らしき形になった。
山は大木が生い茂る。
小さい分、ボガートの方が有利か。
ローズが短剣で真っ先に行った。
素早さでは負けていないだろう。
山道のデコボコした道にも関係なくすいすいと進むのはローズの得意とする走りだ。
ボガートは意表をつかれたらしく慌てていて、棒でローズとやり合う。
さすがに棒と短剣では違いがあり、棒はあっさりと切られる。
ボガートの体もあっさりと切ったら、叫び声が出る。
「さすがローズ。速い!」
「ボガートは今のでビビっているな」
「ブーケドールも行った!」
次にブーケドールも。
剣での攻撃だった。
一撃をボガートに。
ボガートは腕を切られる。
またも叫び声が聞こえた。
これなら大丈夫そうで、俺やパピアナの出番はなさそうか。
「彼女もやるわね。剣の振り方がいい。あの剣の切れなら安心だわね」
安心しているミヤマ。
ボガートは何匹も切られていたからだ。
だが数の上では多いから完全に安心していいのかと思ったら、ボガートは戦い方に変化をしてきた。
一対一での戦い方から一対複数の戦い方に。
ローズの周りを囲いこんだ。
見た感じは5匹はいる。
5匹が接近してくるとローズは迷わず短剣で切りかかる。
切られたボガートは地面に倒れるものの、他のボガートが襲いかかった。
意外と速い。
接近する速度とローズの切る速度は変わらない。
「あっ、ローズ、後ろも来てる!」
パピアナが知らせるが短剣での切る速度が間に合わない。
ローズの背中や足を棒が当たる。
ボガートが強く棒を振り、ローズの体を叩いているため、ローズからは悲鳴に近い声が。
「危ないわね、これだからボガート嫌いなのよ!」
ローズの危機にブーケドールが応援した。
周りのボガートを剣で切る。
ブーケドールが加わり、集団戦に。
ローズとブーケドールは乱打戦模様になった。
ボガートはしつこい。
周囲を囲むのが上手い。
山での戦いに慣れてるのはボガートも同じだった。
逆にローズは不慣れと言える。
「トレイル、応援に行きましょ」
「うん」
2人では不利になった場面で残った俺達も参戦に。
先ずはヒールするのが先か。
すでにローズとブーケドールは出血しているからだ。
応急処置が必要。
俺は真っ先にローズとブーケドールの近くにいきヒールする。
「魔王竜ヒール」
ローズとブーケドールに向けて魔王竜ヒールを。
彼女らにヒールしたから回復する。
体力を560回復しました。
経験値を560獲得しました。
レベルが820にアップしました。
経験値を得た時にはブーケドールは回復魔法されたのに気づいていたらしい。
「ありがとう、ヒール魔法ね」
「これで体力や傷は回復した」
回復したブーケドールは剣を振るった。
新たにパピアナとミヤマも参加したし、俺も剣をボガートに。
数は居ても一匹あたりの強さは感じなかった。
圧倒的に有利な戦いになるとボガートは残っていても逃げだした。
不利とわかると撤退する知性もあるようだ。
その判断は正しいだろうな。
このまま戦えばボガートの負けは確実だった。
「ヒールありがとうね」
「ローズも初めてボガートと戦ったから迷っただろう」
「うん、急に周りを囲まれた。油断した。まだまだ甘いわね」
「倒したボガートの魔石は回収したおこう。報酬を得られる」
「そうね、報酬は大事。あっ!」
「どうしたローズ?」
魔石の回収作業をしようとなった時にローズがおかしくなった。
「私のポケットに入れたあったコインがない!」
「あははは、ボガートのしわざよ。あいつらは戦いの最中にも相手から金品を取るから。あきらめるしかない。もう逃げたし追いかけても無駄だわね」
「うう~悔しい。コインが」
「あはは、残念ぴょん」
「倒して報酬得てもコイン取られるてドジだこと」
どうやらローズは戦闘中にボガートからコインを取られる失態をしたらしい。
残念がるローズに、みんなは笑いが起こった。
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