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『ヒール102』
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『ヒール102』
俺は目が覚めると椅子に座っていた。
どうして椅子に居るのかな。
「目が覚めたのね。トレイルが気絶していたから、近くにあった椅子にパピアナが運んだのよ」
「ありがとうパピアナ」
「気絶するなんて」
どうやら試合のあとに俺を運んでくれらしい。
本当はみんなの方が大変なのにな。
「感謝するよ。商人は拘束してあっただろ」
「ええ、商人はずっと拘束したますよ、ほら」
商人は実際に拘束されたままじっとしている。
「連勝の魔物までも負けるとは。竜の守りをみくびっていた」
「あんな魔物なら、何匹来ても負けないぴょん!」
「そうだよ、私の体から血を吸いやがったゾンビはころしてやったわ」
商人はあらためてミヤマ達の強さに落ち込んでいるらしく、魔物が絶対に勝つと思っていた。
その時点で商人の負けは確定していたわけだ。
「みんな良く戦ったな。観客席から見ていて、危ない場面の連続だった。もし何かあったらと」
「トレイルは心配してくれたのね。私達のことを」
「もちろんさ。ローズだけじゃない、シシリエンヌもミヤマもパピアナもだ。みんな無事で良かったよ」
「全部悪いのはこの商人だ。いきなり私達が闘技場に連れて行かされた。商人の仲間だと言っていた奴らに。だから商人は許せんよ!」
「ああっ、痛い痛い痛い!!」
「もっとやれミヤマ」
「痛い痛い」
ハンマーで商人を殴りボコボコにしていた。
これには商人は泣きそうになって謝っていたが、ミヤマは絶対に許しそうにない。
「それよりトレイルは大丈夫なのかぴょん」
「休んだから、少し良くなったみたいだ」
「どうして気絶した。ムジカとの戦いからかぴょん?」
「ムジカとは直接関係ない。俺の問題なんだ。魔法である魔王竜リフレインを使うと、その直後から体に異変が起きる。何かに乗っ取られる気分になる。たぶん魔王竜ゲオルギウスの影響だろうと思う。俺の精神を乗っ取るのかもな」
「それじゃリフレインは頻繁には使えないわね。ていうかもう使わないで。トレイルが魔王竜に乗っ取られるのなら」
「そうだよ。ゲオルギウスに乗っ取られるのに何で使ったんだ」
「リフレインしかムジカに対抗する方法がなかったんだ。こうなるのを覚悟して使った。もう使わないよ」
今回の件で二度と使わないと決める。
あまりにも代償が大きいから。
「使ったら起こるから!」
「わかったよパピアナ、使わないよ」
「商人は拘束したから、これで騎士団に引き渡せばいいわね。町に帰りましょうよ」
「うん」
闘技場を商人を連れて去った。
去るときに、観客席の人からは驚きの声で出迎えられる。
「凄えなお前ら、ムジカとは戦うし、魔物も倒すし。冒険者パーティーなのかい?」
「そうです。竜の守りです。覚えておきなさい。ちなみに私はドワーフのミヤマ」
「恐ろしいパーティーだな」
「竜の守りて聞いたことないが、凄えぞ」
闘技場では竜の守りが絶賛されていた。
ムジカと戦える相手はめったにいないからだろうな。
普通ならムジカの名前を聞いただけで逃げるし、戦う人は皆無だな。
俺が珍しいほうだろう。
そういえばムジカはどこに行ったかな。
闘技場を出て町を出るとした。
町には馬車の業者がいるはずだ。
「あそこに業者がいますので、出発をお願いしてきます」
「頼むよローズ」
ローズが業者に馬車の手配をしてくれる。
行きと同じく帰りも馬車で。
「あれ、人数がひとり多いみたいですね。そちらの男性が?」
「そうなんですよ、目的の男を拘束したのでね」
「うう」
商人は黙ったままでいたのは、また話すとミヤマから攻撃されるから。
業者の馬車が出発した。
「この町は商人の影響が大きいのかしら。喫茶店とも繋がり、途中の町の風俗店の店主とも繋がりがあった。影響力のある人物だわ」
「そうなのか商人、風俗店主、喫茶店店主とも繋がりがあったのか、話せ」
「ひっ!」
「ミヤマが言ったら怖がって話さないぴょん」
「力づくでも話させるぞ」
「ひえっ、話します話します。喫茶店店主、それと途中にある風俗店主とは商売の関係で知り合いだ。私を探している者がいたら、知らせるよう伝えてあった。
そしたらトレイルらが私を探して来ただろ」
「計算高いわね、さすが商売上手の商人だ。でも相手が悪かった。悪徳商人に騙されると思ったら大間違いよ」
「ううエルフに説教されるとは」
「エルフをバカにしたなっ」
「領主と騎士団幹部と同じく騎士団には厳しく罰してもらう」
「もう二度と商人はできないぞ」
商人はあらためて自分のおかしたことに反省しているのか、残念な顔をしていた。
馬車での移動を終えて町に帰った。
「お~いミュートエアーはいるかい?」
「どちら様かな」
「ミュートエアーの知り合いだ。呼んでおくれ、エルフのパピアナか呼んでいると」
「はい」
騎士団支部に寄り、パピアナがミュートエアーを呼ぶ。
ちょっとしてミュートエアーは来て、
「パピアナ、それにトレイルも、支部に来てくれたてことは商人ハルキストンを発見ししたの?」
「商人はここにいる。ほらミュートエアーに挨拶をして!」
「ハルキストンだ。支部に来て私をどうする気だ。許してくれ。頼むよ。私は領主にそそのかされてやったのだ。本当だ信じてくれ」
騎士団支部の中で突然に苦しい言い訳をしだすも、誰も信じていないのは伝わる。
「信じてくれませんか騎士団さん」
「信じません。これから中で尋問します。領主と騎士団幹部との繋がりも。そして野草のカワセミの実を密売したのもです。カワセミの実は厳重に管理されてますから、無断で搾取した場合、禁固刑になる、おわかりですね商人ハルキストン」
「もうしない、絶対にしないから禁固刑は無しにして、あああああ」
「泣いてますぴょん」
「自分が悪いのに。そして私達を殺そうともしたのだし、禁固刑で構いませんよ」
「禁固刑、禁固刑ぴょん」
商人は泣きながら許しをお願いするも却下された。
支部の奥へと連れて行かれるのを見送る。
「トレイル達、みんなに感謝します。後で騎士団からギルドにお礼します」
「それってギルドから報酬が出るてことよね。ありがとうございます」
「ありがとうございました!」
ミュートエアーとはそこでお別れし、ギルドから報酬の話も言い渡されると、ローズは喜んだ。
俺は目が覚めると椅子に座っていた。
どうして椅子に居るのかな。
「目が覚めたのね。トレイルが気絶していたから、近くにあった椅子にパピアナが運んだのよ」
「ありがとうパピアナ」
「気絶するなんて」
どうやら試合のあとに俺を運んでくれらしい。
本当はみんなの方が大変なのにな。
「感謝するよ。商人は拘束してあっただろ」
「ええ、商人はずっと拘束したますよ、ほら」
商人は実際に拘束されたままじっとしている。
「連勝の魔物までも負けるとは。竜の守りをみくびっていた」
「あんな魔物なら、何匹来ても負けないぴょん!」
「そうだよ、私の体から血を吸いやがったゾンビはころしてやったわ」
商人はあらためてミヤマ達の強さに落ち込んでいるらしく、魔物が絶対に勝つと思っていた。
その時点で商人の負けは確定していたわけだ。
「みんな良く戦ったな。観客席から見ていて、危ない場面の連続だった。もし何かあったらと」
「トレイルは心配してくれたのね。私達のことを」
「もちろんさ。ローズだけじゃない、シシリエンヌもミヤマもパピアナもだ。みんな無事で良かったよ」
「全部悪いのはこの商人だ。いきなり私達が闘技場に連れて行かされた。商人の仲間だと言っていた奴らに。だから商人は許せんよ!」
「ああっ、痛い痛い痛い!!」
「もっとやれミヤマ」
「痛い痛い」
ハンマーで商人を殴りボコボコにしていた。
これには商人は泣きそうになって謝っていたが、ミヤマは絶対に許しそうにない。
「それよりトレイルは大丈夫なのかぴょん」
「休んだから、少し良くなったみたいだ」
「どうして気絶した。ムジカとの戦いからかぴょん?」
「ムジカとは直接関係ない。俺の問題なんだ。魔法である魔王竜リフレインを使うと、その直後から体に異変が起きる。何かに乗っ取られる気分になる。たぶん魔王竜ゲオルギウスの影響だろうと思う。俺の精神を乗っ取るのかもな」
「それじゃリフレインは頻繁には使えないわね。ていうかもう使わないで。トレイルが魔王竜に乗っ取られるのなら」
「そうだよ。ゲオルギウスに乗っ取られるのに何で使ったんだ」
「リフレインしかムジカに対抗する方法がなかったんだ。こうなるのを覚悟して使った。もう使わないよ」
今回の件で二度と使わないと決める。
あまりにも代償が大きいから。
「使ったら起こるから!」
「わかったよパピアナ、使わないよ」
「商人は拘束したから、これで騎士団に引き渡せばいいわね。町に帰りましょうよ」
「うん」
闘技場を商人を連れて去った。
去るときに、観客席の人からは驚きの声で出迎えられる。
「凄えなお前ら、ムジカとは戦うし、魔物も倒すし。冒険者パーティーなのかい?」
「そうです。竜の守りです。覚えておきなさい。ちなみに私はドワーフのミヤマ」
「恐ろしいパーティーだな」
「竜の守りて聞いたことないが、凄えぞ」
闘技場では竜の守りが絶賛されていた。
ムジカと戦える相手はめったにいないからだろうな。
普通ならムジカの名前を聞いただけで逃げるし、戦う人は皆無だな。
俺が珍しいほうだろう。
そういえばムジカはどこに行ったかな。
闘技場を出て町を出るとした。
町には馬車の業者がいるはずだ。
「あそこに業者がいますので、出発をお願いしてきます」
「頼むよローズ」
ローズが業者に馬車の手配をしてくれる。
行きと同じく帰りも馬車で。
「あれ、人数がひとり多いみたいですね。そちらの男性が?」
「そうなんですよ、目的の男を拘束したのでね」
「うう」
商人は黙ったままでいたのは、また話すとミヤマから攻撃されるから。
業者の馬車が出発した。
「この町は商人の影響が大きいのかしら。喫茶店とも繋がり、途中の町の風俗店の店主とも繋がりがあった。影響力のある人物だわ」
「そうなのか商人、風俗店主、喫茶店店主とも繋がりがあったのか、話せ」
「ひっ!」
「ミヤマが言ったら怖がって話さないぴょん」
「力づくでも話させるぞ」
「ひえっ、話します話します。喫茶店店主、それと途中にある風俗店主とは商売の関係で知り合いだ。私を探している者がいたら、知らせるよう伝えてあった。
そしたらトレイルらが私を探して来ただろ」
「計算高いわね、さすが商売上手の商人だ。でも相手が悪かった。悪徳商人に騙されると思ったら大間違いよ」
「ううエルフに説教されるとは」
「エルフをバカにしたなっ」
「領主と騎士団幹部と同じく騎士団には厳しく罰してもらう」
「もう二度と商人はできないぞ」
商人はあらためて自分のおかしたことに反省しているのか、残念な顔をしていた。
馬車での移動を終えて町に帰った。
「お~いミュートエアーはいるかい?」
「どちら様かな」
「ミュートエアーの知り合いだ。呼んでおくれ、エルフのパピアナか呼んでいると」
「はい」
騎士団支部に寄り、パピアナがミュートエアーを呼ぶ。
ちょっとしてミュートエアーは来て、
「パピアナ、それにトレイルも、支部に来てくれたてことは商人ハルキストンを発見ししたの?」
「商人はここにいる。ほらミュートエアーに挨拶をして!」
「ハルキストンだ。支部に来て私をどうする気だ。許してくれ。頼むよ。私は領主にそそのかされてやったのだ。本当だ信じてくれ」
騎士団支部の中で突然に苦しい言い訳をしだすも、誰も信じていないのは伝わる。
「信じてくれませんか騎士団さん」
「信じません。これから中で尋問します。領主と騎士団幹部との繋がりも。そして野草のカワセミの実を密売したのもです。カワセミの実は厳重に管理されてますから、無断で搾取した場合、禁固刑になる、おわかりですね商人ハルキストン」
「もうしない、絶対にしないから禁固刑は無しにして、あああああ」
「泣いてますぴょん」
「自分が悪いのに。そして私達を殺そうともしたのだし、禁固刑で構いませんよ」
「禁固刑、禁固刑ぴょん」
商人は泣きながら許しをお願いするも却下された。
支部の奥へと連れて行かれるのを見送る。
「トレイル達、みんなに感謝します。後で騎士団からギルドにお礼します」
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「ありがとうございました!」
ミュートエアーとはそこでお別れし、ギルドから報酬の話も言い渡されると、ローズは喜んだ。
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