最強の回復魔法で、レベルアップ無双! 異常な速度でレベルアップで自由に冒険者をして、勇者よりも強くなります

おーちゃん

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『ヒール116』

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『ヒール116』



「面白いて言ったよね。なぜトレイルが面白いのかな。別に面白い要素はないと思う」
「思うぴょん」
「私が面白いと言うのはまだトレイルが魔力に関してど素人な点だ。凄いのは魔王竜の加護であってトレイルの力ではないのだよな。トレイルは魔王竜に頼っているとなる。つまりはまだ魔法の使い方も知らないわけで、成長の余地があると思われる」
「ソロフレーズはトレイルが成長出来るというのが面白いのね」
「そうです」

 どうやらソロフレーズの言う成長とは、俺にあるらしい。
 俺が魔王竜に頼り切っているからだそうだ。
 確かに俺は頼りっぱなしであり、そこは否定しない。

「ソロ、どこらへんが成長出来そうなんだ、教えなさい」
「パピアナ、あなたはエルフ族なのにまだ気づいていないのかしら。私は見ていて気づいたわよ」
「どうなのパピアナ。もう気づいたの?」
「気づいたわよ」
「じゃあ教えてぴょん」
「そ、そ、それは、ソロが今から言う」
「結局、わかってないんじゃない」
「うるさい、バカっ」
「教えます、パピアナは無視します。トレイルの魔法は素晴らしいのは話したとおりです。しかしですが、エルフの私から言わせてもらえば、赤ちゃんが最強魔法を使っているのも当然なの。魔法を習得していくには、普通は職種などの適正がある。攻撃魔法だったり、防御魔法だったりする。これは個人の適正によるから、私にもどうしようもない。覚えられる魔法も決まってくる。私は攻撃魔法だしパピアナも同じく。トレイルは回復魔法の適正があったのよね。最初はヒールを経験していき、ヒールハイを覚えられるの。でもトレイルは全く違う方法で魔法を覚えた。魔王竜から突然に加護されて魔王竜ヒールを覚えた。つまり、何の経験もなく、下積みもなく、苦労もなく上級回復魔法使いになったわけ」
「確かにトレイルは本来なら魔法はまだ下級回復魔術士だろうな。今とは違う」
「下級ぴょん」
「こら、シシリエンヌ。俺を下級扱いするな」
「ごめんぴょん」

 シシリエンヌの頭を軽く叩いて聞いていたが、今の話には納得する。
 俺は何の苦労もなく超チートな回復魔術士になっている。
 これは否定できないし、魔法に関して下級の経験と知識しかない。

「俺は下級であることに異論はないよ。実際に魔法の知識だってろくにない」
「そうだろう、戦ってみてわかる。経験を積んだ者は魔法を使う際に、魔力を高めて詠唱する。トレイルは魔力の使い方が遅い。それに無駄がある。何か学生レベルの魔法なんだ」
「俺も同じく思った。魔法の効果は凄いのに、使いこなせていないんだよな。魔法に使われている感じだ」

 今まで感じなかったが、俺は素人な使い方をしているらしい。
 詳しくはわからない。
 なぜなら知識不足でどこが悪いのかさえわからないからだ。

「どう、トレイル、わかった?」
「ぜんぜんピンとこない。もう少しわかりやすく説明を頼む」
「お願いします、トレイルは理解してませんようです」
「これ以上わかりやすく話すのは難しいだろうな」

 なんと一番わかりやすい話が俺は理解出来なかったとはショック。

「がっかりするな。魔法がダメならハンマーを教えてやる」
「いや、ハンマーは無理だろう」
「そうか、残念だ」

 ミヤマみたいにハンマーを振り回すのは一番遠い気がするので、断っておく。

「魔法の基本を学んでいない。回復魔法を覚える前に、魔法の基礎がないんだ。もっと基礎を学ぶことで楽に魔法を使えるはずなんだ。そこで私がトレイルに基礎を教えたいと思ったけど、どうかなトレイルは」
「俺が?」

 俺に魔法を?

「やってみたらいいぴょん!」
「エルフが先生になる。いいと思います」
「ローズまで賛成か。魔法なら私が教えてやるのに」
「パピアナでは無理。ソロフレーズが適任」
「なぜだ!」
「どう考えても無理です」
「ミヤマは私をエルフだと思っているのか」
「エルフだろうけど、教えるのはパピアナ以外だろう。トレイルもそう思うよね?」

 ミヤマから聞かれたけど、はっきり答えるのは難しいよな。

「まあ~パピアナにはいつか教えてもらうことでいいよな。今回はソロフレーズから教わるとしよう」
「なんか、変な言い方だ」

 納得してない顔をして言った。

「俺に魔法の基礎を教えて欲しい、よろしく頼むよソロフレーズ」
「わかった。魔法の先生になってあげます。しかし私は厳しいですからね、そこのところは注意しておきなさいね」
「はい」

 俺の魔法の先生にソロフレーズがなった。
 予想してなかった展開だが、今まで基礎がなかったのを教えてもらえるのだから、ありがたい。

「ふんっ、今回だけはソロに先生役を譲ってやる。今回だけな」
「偉そうに言うな」
「ソロ先生、いつから始めますか?」
「そうだな、明日から始めましょう。場所は魔法を使うため、町の外に出ます」
「外ですね」
「ちゃんと授業料を取った方がいいぜ」
「えっ、授業料払うの?」

 アモーレが授業料について触れた。
 俺は授業料を取るなんて聞いてない。
 まさか金を取る気か。
 エルフ族は魔法についてはプライドが高い。
 無料で教えるのは侮辱なのか。

「あ~~~ら、授業料は無料でいいわよ。むしろこんな凄い生徒は滅多にいない。教えがいがあるかな」
「確かに、とてつもない生徒だなトレイルだったら。なんと言っても魔王竜も一緒だからな」
「魔王を教えるエルフぴょん」

 ソロフレーズから魔法の基礎を学ぶと決まり、俺は生徒になった。
 肉料理に行こうとなってから、まさか生徒になるとは思わなかったが。



 肉料理から宿屋に入った。
 魔法の子猫達とは肉料理で別れた。
 部屋に帰りパピアナから、

「私が教えてもいいのだけど、トレイルには厳しいから、ソロに任せる」
「次はパピアナに頼むよ」
「トレイルは魔法を教わった経験はあるのかな。知り合った時はレベル2くらいだった。それまでは初級のヒールだったのでしょ」
「うん、初級ヒールは覚えたんだ。魔法学校で学んだ経験はない。森の王に居たときは、ヒールもしたが笑われたよ。ほとんど雑用係だったし、魔法を使う時はなかったから、基本がないのを言われたのは正解だ」
「楽しみだ。トレイルがたっぷりとしごかれる姿を考えると」
「楽しみぴょん!」
「なんで楽しみ!」
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