最強の回復魔法で、レベルアップ無双! 異常な速度でレベルアップで自由に冒険者をして、勇者よりも強くなります

おーちゃん

文字の大きさ
144 / 232

『ヒール132』

しおりを挟む
『ヒール132』



 重体から復帰した竜人が集まり出して俺に感謝したり、握手を求めてくる。
 竜人の手のひらは人と変わらなかったが、手の甲は硬い気がした。
 たぶん皮膚が分厚いのと思われる。
 ミュートエアーは俺の質問に黙ってしまう。

「今のところ不明な点が多いのが正直なところ。もし魔物が現れたならこれ程の大被害を与えるとして、目撃者が居るはずです。しかし現在は調査しても目撃者はいません。姿を見せずに攻撃をした魔物がいると考えてます。騎士団の調査では」
「姿を見せずに攻撃か。空からいっせいに攻撃してきた可能性もあるな」

 ミュートエアーの説明だと飛行する鳥のような魔物をイメージした。
 竜人なのだから竜が攻撃しないのはあるかな。
 
「魔物なら飛行するタイプは数多くいます。翼があれば可能ぴょん」
「それでも誰か一人は目撃者が居るでしょう。上空から炎を吐いたり、魔法攻撃してきたり、または氷の玉を打ってきたりするわねでしょう」
「目撃者がいないのは変だ。パピアナにしてはいい意見だ」
「私はいつも間違いは言ってないっ」
「言ってないのもしれないけど、そう思われてる」
「勝手に思えっ」

 パピアナも同じく目撃者がいないのは変と感じたらしい。
 俺も同感だが、では他に何か答えがあるのかと言われたら、答える自信はないかな。
 重体の竜人が出たのは事実だ。
 
「重体のケガ人の多くは回復したのは本当に感謝する。原因がわからないとなると、再び同じ事態になりかねない不安は残った。現在を調査したり、判明するまでの間も町に残って欲しいのだが、トレイルの予定はどうなのかな?」
「俺達は帰ってもいいのですが、残って欲しいなら残ります」
「そうなると騎士団も助かる。トレイルがいてくれたら、非常事態でも怖くないから」
「俺のヒールが役に立てるなら何でもしますよ。その為に町にきたのですから」

 ミュートエアーからは残って欲しいと言われ、頷く。
 騎士団からの依頼は重体の竜人を回復してくれと言う内容だった。
 回復することに関係しているのなら俺の出番だ。

「ちょっとミュートエアー、今の言い方は気になるな」

 そこへ割り込んだのはローズだった。
 気になる?
 俺は別に気になる点はなかったが。
 ローズはどこに気になったのかな。

「えっ、私が言ったことが何かローズの気に触ったかしら。でも私は何も変なことは言ってません」
「その、そのさ」

 ローズは言いたそうだが、言い出さない感じだった。
 ミュートエアーのどこが気に要らないのかはっきりと言って欲しいものだ。

「ローズ、ちゃんと言いなさいよ。言わないとわからないから」

 ミヤマがもじもじするローズに言った。
 ローズは言い出さなかったが、そこで覚悟が決まったらしく、
「あの~ミュートエアーはトレイルに残って欲しいて言ったよね。もしかして、トレイルが欲しくて残らせるつもりじゃないかと」
「ええっ! 違います違います、私はトレイルに力になってくれと頼んだのです。まさかトレイルが目当てとかない、ない!」

 何を言うのかと思ったらローズはミュートエアーが俺に好意を抱いているのと思ったらしい。
 そんなことあるわけないが、ローズは真剣な顔で言った。

「バカねローズ。ミュートエアーは騎士団の仕事で言ったことだよ。まに受けてどうするんだ」
「そうですぴょん」
「トレイル本人に聞いてみたらいい。どう思っているかは私も気になるところだしなっ」

 パピアナが本心を聞けと言った。
 ローズほどでなくてもパピアナも知りたいのと微妙に聞こえる。
 ミヤマはあまり興味ないらしく、会話には入らないのは俺を信用しているからかな。

「どうなのトレイル?」
「どうなのかって言われたら、それは嫌いじゃない」
「やっぱりミュートエアーを狙っているの」
「狙っていない。俺は同じ目的をする仲間と思っている意味だ。変に考えなくていいからなローズ」
「はい、そうします」

 猫耳を垂らして言った。
 少し反省したようだった。
 
「ローズ、お願いですから私を変な目で見るのは止めてください。仕事がやりにくくなります」
「すみません。ミュートエアーは女性として綺麗。私よりも魅力があるから、ついトレイルを狙っているのかと」
「ローズはトレイルが好きなのよ。だから許してあげてくれな」
「はい」

 ミュートエアーはミヤマの説明に頷いた。

「ちょっと、ミヤマったら、トレイルの前で言わないでよ!」
「今さら、否定してもダメよ」
「ローズはトレイルが好きぴょん」
「ローズが俺を信頼してくれていると思っている。俺にとっては大事なメンバーさ」
「ありがとう」
「ああ、どうでもいいから、早く魔物を探そうっ」

 竜人の町に滞在すると決まった。
 町は大都市ではないから、探索するのは難しくはないと思える。
 竜人の人に話を聞いたりするのも必要だろうな。

「お~~い、トレイル、話を聞いた、凄い活躍したみたいだね!」
「あっ、クールキャット、それに他のメンバーも」

 出発前に会った雷鳴の悪魔メンバー達とも合流した。
 到着してからはどこにいるなかと気にはなっていたが。

「俺は予定通りに竜人の重体者をヒールしていた」
「聞いたよ竜人の人に。何でも400人以上の重体者を回復させたそうだな。トレイルにしか無理な相談だな。全く私たちの出番がない」
「そうだぜ、俺を抜きにしないでくれよな!」
「タップアウトが俺も居たら安心する。遊んでいたのかい?」
「遊んでいるか! 俺達は必死に町を調査していたのさ。どんな敵に攻撃されたのかとか。竜人の人に聞き込みしていた。遊んでいるわけない」
「それで、調査結果はどうなんだい。俺にも教えてくれ」

 タップアウトがしていた調査には俺も興味がある。
 原因を探すのに役に立てる情報がるかもしれない。

「ほとんど理由らしきものは聞き取れなかった」
「なんだ収穫なしか。使えねえな」
「使えねえとか言うな、エルフ!」
「もう少し情報はないのか」

 他にも情報がないかタップアウトから引き出す。
 何か情報を持っていそうな感じがあったからだ。 
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。

水定ゆう
ファンタジー
 村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。  異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。  そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。  生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!  ※とりあえず、一時完結いたしました。  今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。  その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

S級冒険者の子どもが進む道

干支猫
ファンタジー
【12/26完結】 とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。 父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。 そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。 その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。 魔王とはいったい? ※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

処理中です...