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『ヒール137』
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『ヒール137』
「ねぇ、トレイル。竜人の剣があるのなら、その神殿に行ってみようよ。神殿に保管されているのよね。魔物を探す手がかりがあるかもだし」
「神殿か。近いのかな。俺は場所は知らないけど」
「竜人の人に聞けば教えてくれる」
「神殿の場所なら知っている。すでに調査済みなんだ」
「知ってるなら早く教えてくれよな」
「場所だけじゃないの。実はあることがわかり、事態は急展開している」
「もったいぶらずに、その話を聞かせて欲しい。まさか神殿から竜人の剣が取られていたとかないよな?」
ミヤマが思いつきで言ったようだが、俺も気になった。
急展開て言うのだから、俺の知らない情報だろうな。
クールキャットの発言にみんな注目する。
「私達はトレイルが重体した患者を回復させている間に情報を集めていたの。そしたらとんでもないことがわかった。神殿にある竜人の剣は知っているよねトレイルも?」
「もちろん知っている。伝説の剣だろ」
「その神殿には竜人族の護衛兵士かいて、盗賊から剣を守っている」
「だから、盗賊達は剣を取れないわけだな。今も護衛しているのだろ」
「いいえ、竜人の護衛兵士は5人いましたが、遺体で発見されたの」
とんでもない情報だった。
クールキャットはどこで知ったか知らないが、護衛兵士が死んだと言った。
そしたら今は誰も神殿を守っていないとなり、一大事だろう。
なぜ騎士団のミュートエアーは知らないのか?
「遺体!!」
全員が言った。
俺も言ってしまった。
続きをクールキャットが話すのを待つ。
「遺体で発見された。神殿から近くの人のあまり寄り付かない茂みらしい。確認したところ護衛長カザルスと他にも4人の護衛兵士と判明した。これは竜人族にも相当なショックだった。信用してきた戦士5人が何者かに殺されたとなる」
「そんな!」
「騎士団にもない情報です。今回の件は全て騎士団が管理している問題。騎士団の私も知らないなんて」
ミュートエアーは騎士団に所属しているわけで、最初に耳に入ると思ったのだろう。
「我々もトレイルに会う直前に聞いた話だ。今頃は騎士団も知っているはずよ」
「魔物が殺しただとしたら変だ」
「どう変なの」
パピアナがローズに言った。
ローズは神妙な顔つきである。
「だって魔物が護衛を殺したとしたら、わざわざ茂みに死体を運んで捨てるかしら。まるで人みたいでしょ」
「うん、人の行動みたい。でも魔族ならあり得るよな。人と会話もできるのだし、人の姿に似てるし」
「魔族なら説明がつく。相手は魔族で決まり」
パピアナは勝手に魔族と決めつけてしまったが、まだ魔族かは信じられない部分もある。
魔族とは魔物と違い、人の姿に似ていて、言葉も話す種族だ。
人族や獣人族と対立している歴史がある。
その魔族が竜人の剣を狙いに来ていたなら話は理解できるかな。
「パピアナが言うと嘘っぽいぴょん」
「嘘っぽいとか言うなっ」
「竜人の剣が勇者に渡るのを嫌ったのかもな。勇者よりも先に手に入れる。そうしたら魔族に有利になる。竜人の剣は勇者に渡ったら、能力は異常にアップするとも竜人が話していた。盗賊だけじゃない、魔族も狙っていたんだ」
話が魔族までいってしまうのは驚きだった。
魔族が勇者が剣を持つ前に邪魔をするのはわかる。
または剣を破壊してしまってもいい。
魔族側したら勇者は厄介な者だろうからな。
「ミュートエアーはどう思ったの?」
「護衛長達が死んだのは驚きです。私は騎士団から詳しく聞きに行きます。もし本当なら魔族なのか、誰が死体を発見したのかとか、調べてきます」
「ミュートエアーとはいったんお別れね」
「私達はトレイルと神殿に行ってみたいので雷鳴に案内をお願いしたい」
「いいわよ。それじゃ神殿に行きましょう」
雷鳴のクールキャットが神殿の場所を知っていたのは良かった。
探す手間が省ける。
雷鳴の悪魔と一緒に行くとした。
ミュートエアーは別行動となったのは、詳しく護衛達のことを調べる為だった。
いったい何が起きているのか複雑になってきた感がある。
他にも騎士団としての仕事があるらしい。
忙しいみたいなので、無理に止めなかった。
よって雷鳴達と竜の守りは神殿に向かう。
町の規模は中規模な町らしく、一日かけて歩くことになると言われた。
ただし運が良かったのか神殿は近くにあると聞いた。
町でも一番重要な施設で、竜人の人から神聖な建築物と思われているとか。
俺がいる地点から神殿は近くて犠牲者も神殿寄りだったとか。
逆に神殿から遠い逆の方向にはほとんど犠牲者はいなかったらしい。
不思議だな。
そうなると魔物や魔族は神殿近くに現れたと考えられる。
そこは俺の直感。
クールキャット達は魔物を恐れていない感じがする。
雷鳴は怖い物知らずか。
俺は魔族とか怖いけど。
俺はあまりいい感じがしないかな。
変な感じというか、魔物にやられた感じがしないからで、でも確証はないのが現状かな。
徒歩で町中を進む。
こうして歩いていると本当に大量の重体した竜人が出たようには思えないのが不思議だな。
そうして歩いていると神殿が見えてきた。
「あそこが神殿です。町を見渡せる高い位置にあります」
確かに高い丘だな。
神殿て何で丘の上に立てるかな。
俺の勝手なイメージかも。
「丘の上に建てられている。丘を登らないと行けないわね」
「登るぴょん」
「シシリエンヌったら遊びに来たわけ?」
「行ってみたいぴょん」
「のん気な兎だ」
「おい、シシリエンヌ、あんまり飛び跳ねたらダメだぞ」
「はい、わかったぴょん」
シシリエンヌはまるで楽しい旅行にでも来たかのようにはしゃいでいた。
丘は登ると以外と広かった。
そしてそびえるように神殿が目の前に立っている。
凄い圧倒的な風格あるな。
まさに神殿て感じだ。
俺はあまり神殿て来たことないから、とても緊張する。
神聖な人しか入れないなら俺は入れるかな。
「わあ~大きい」
「立派な神殿だ。これは凄い」
「凄いぴょん」
シシリエンヌやパピアナは圧倒的な神殿のスケールに驚いていた。
しかしと言うか、やはりと言うか誰もいないな。
普段なら護衛が守っているのだろうが、今は死んだわけで。
護衛てことは殺されたのは確実。
そう考えると感じは悪いな。
何があったか。想像してしまう俺は、辺りを見回したが、何も変な所はなかった。
「ねぇ、トレイル。竜人の剣があるのなら、その神殿に行ってみようよ。神殿に保管されているのよね。魔物を探す手がかりがあるかもだし」
「神殿か。近いのかな。俺は場所は知らないけど」
「竜人の人に聞けば教えてくれる」
「神殿の場所なら知っている。すでに調査済みなんだ」
「知ってるなら早く教えてくれよな」
「場所だけじゃないの。実はあることがわかり、事態は急展開している」
「もったいぶらずに、その話を聞かせて欲しい。まさか神殿から竜人の剣が取られていたとかないよな?」
ミヤマが思いつきで言ったようだが、俺も気になった。
急展開て言うのだから、俺の知らない情報だろうな。
クールキャットの発言にみんな注目する。
「私達はトレイルが重体した患者を回復させている間に情報を集めていたの。そしたらとんでもないことがわかった。神殿にある竜人の剣は知っているよねトレイルも?」
「もちろん知っている。伝説の剣だろ」
「その神殿には竜人族の護衛兵士かいて、盗賊から剣を守っている」
「だから、盗賊達は剣を取れないわけだな。今も護衛しているのだろ」
「いいえ、竜人の護衛兵士は5人いましたが、遺体で発見されたの」
とんでもない情報だった。
クールキャットはどこで知ったか知らないが、護衛兵士が死んだと言った。
そしたら今は誰も神殿を守っていないとなり、一大事だろう。
なぜ騎士団のミュートエアーは知らないのか?
「遺体!!」
全員が言った。
俺も言ってしまった。
続きをクールキャットが話すのを待つ。
「遺体で発見された。神殿から近くの人のあまり寄り付かない茂みらしい。確認したところ護衛長カザルスと他にも4人の護衛兵士と判明した。これは竜人族にも相当なショックだった。信用してきた戦士5人が何者かに殺されたとなる」
「そんな!」
「騎士団にもない情報です。今回の件は全て騎士団が管理している問題。騎士団の私も知らないなんて」
ミュートエアーは騎士団に所属しているわけで、最初に耳に入ると思ったのだろう。
「我々もトレイルに会う直前に聞いた話だ。今頃は騎士団も知っているはずよ」
「魔物が殺しただとしたら変だ」
「どう変なの」
パピアナがローズに言った。
ローズは神妙な顔つきである。
「だって魔物が護衛を殺したとしたら、わざわざ茂みに死体を運んで捨てるかしら。まるで人みたいでしょ」
「うん、人の行動みたい。でも魔族ならあり得るよな。人と会話もできるのだし、人の姿に似てるし」
「魔族なら説明がつく。相手は魔族で決まり」
パピアナは勝手に魔族と決めつけてしまったが、まだ魔族かは信じられない部分もある。
魔族とは魔物と違い、人の姿に似ていて、言葉も話す種族だ。
人族や獣人族と対立している歴史がある。
その魔族が竜人の剣を狙いに来ていたなら話は理解できるかな。
「パピアナが言うと嘘っぽいぴょん」
「嘘っぽいとか言うなっ」
「竜人の剣が勇者に渡るのを嫌ったのかもな。勇者よりも先に手に入れる。そうしたら魔族に有利になる。竜人の剣は勇者に渡ったら、能力は異常にアップするとも竜人が話していた。盗賊だけじゃない、魔族も狙っていたんだ」
話が魔族までいってしまうのは驚きだった。
魔族が勇者が剣を持つ前に邪魔をするのはわかる。
または剣を破壊してしまってもいい。
魔族側したら勇者は厄介な者だろうからな。
「ミュートエアーはどう思ったの?」
「護衛長達が死んだのは驚きです。私は騎士団から詳しく聞きに行きます。もし本当なら魔族なのか、誰が死体を発見したのかとか、調べてきます」
「ミュートエアーとはいったんお別れね」
「私達はトレイルと神殿に行ってみたいので雷鳴に案内をお願いしたい」
「いいわよ。それじゃ神殿に行きましょう」
雷鳴のクールキャットが神殿の場所を知っていたのは良かった。
探す手間が省ける。
雷鳴の悪魔と一緒に行くとした。
ミュートエアーは別行動となったのは、詳しく護衛達のことを調べる為だった。
いったい何が起きているのか複雑になってきた感がある。
他にも騎士団としての仕事があるらしい。
忙しいみたいなので、無理に止めなかった。
よって雷鳴達と竜の守りは神殿に向かう。
町の規模は中規模な町らしく、一日かけて歩くことになると言われた。
ただし運が良かったのか神殿は近くにあると聞いた。
町でも一番重要な施設で、竜人の人から神聖な建築物と思われているとか。
俺がいる地点から神殿は近くて犠牲者も神殿寄りだったとか。
逆に神殿から遠い逆の方向にはほとんど犠牲者はいなかったらしい。
不思議だな。
そうなると魔物や魔族は神殿近くに現れたと考えられる。
そこは俺の直感。
クールキャット達は魔物を恐れていない感じがする。
雷鳴は怖い物知らずか。
俺は魔族とか怖いけど。
俺はあまりいい感じがしないかな。
変な感じというか、魔物にやられた感じがしないからで、でも確証はないのが現状かな。
徒歩で町中を進む。
こうして歩いていると本当に大量の重体した竜人が出たようには思えないのが不思議だな。
そうして歩いていると神殿が見えてきた。
「あそこが神殿です。町を見渡せる高い位置にあります」
確かに高い丘だな。
神殿て何で丘の上に立てるかな。
俺の勝手なイメージかも。
「丘の上に建てられている。丘を登らないと行けないわね」
「登るぴょん」
「シシリエンヌったら遊びに来たわけ?」
「行ってみたいぴょん」
「のん気な兎だ」
「おい、シシリエンヌ、あんまり飛び跳ねたらダメだぞ」
「はい、わかったぴょん」
シシリエンヌはまるで楽しい旅行にでも来たかのようにはしゃいでいた。
丘は登ると以外と広かった。
そしてそびえるように神殿が目の前に立っている。
凄い圧倒的な風格あるな。
まさに神殿て感じだ。
俺はあまり神殿て来たことないから、とても緊張する。
神聖な人しか入れないなら俺は入れるかな。
「わあ~大きい」
「立派な神殿だ。これは凄い」
「凄いぴょん」
シシリエンヌやパピアナは圧倒的な神殿のスケールに驚いていた。
しかしと言うか、やはりと言うか誰もいないな。
普段なら護衛が守っているのだろうが、今は死んだわけで。
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