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『ヒール138』
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『ヒール138』
「護衛は居ない。そしたら今は誰でも神殿に入れちゃうじゃん。私でも入れちゃう」
「パピアナの言ったとおりよね。誰でも入れてしまう。大きな扉があるわ。扉から入るのよ」
扉はあった。
デカい。
男性が力を込めて開ける扉だな。
鉄か何かの硬質な素材で作られた感じだ。
それだけ中に重要な物があるて言ってると思える。
シシリエンヌとローズが一緒に開けようとしている。
「開けようシシリエンヌ」
「よし、開けるぴょん」
必死に頑張るも扉は開かない。
ダメか。
力が足りないのかな。
シシリエンヌは腕力は低めだから仕方ないが、全く動きもしない。
「開かないぴょん」
「シシリエンヌは力がないんだよ」
「クールキャットは開け方はわかるかい?」
「わからないわね。扉のことも知らなかったし」
「よ~~し、俺が開けてやろう。男の方が腕力あるからな!」
タップアウトとリルキスが扉に近づく。
2人とも雷鳴の男メンバーだ。
そんなに自信ありげに言ってる。
特にリルキスはパーティーの盾タンクを担当しているため、体が大きいし、腕力がいかにもありそうだ。
たぶん雷鳴で一番の腕力っぽいな。
開けてくれるのはいいが、壊しそうな感じもする。
「リルキス、さっさと開けてやりな」
「うん」
リルキスとタップアウトで扉を引っ張ったり、押したりした。
全くといいほど、開かない。
これならシシリエンヌと変わらない。
「重すぎる」
「リルキスでも無理か」
「無理だ、こんな重い扉は開くわけない」
リルキスも苦笑いしていた。
この人で無理なら俺は絶対に無理だろうよ。
「シシリエンヌと変わらないっ、だらしない男だなっあはは」
「何を言う、とてつもなく重いぞ。エルフがやってみろよ、笑うなら」
「私はやらない」
パピアナも無理だな。
ていうか、初めからやる気なしか。
全員で開けても開かない気がする。
これって人の力では開かない仕組みなんじゃないかな。
鍵とか必要な扉だろう。
「みんなさ、鍵が必要なんじゃないかな。扉に合う鍵があってさ」
「トレイルは鍵を持っているのかよ」
「ないよ。持ってるわけない」
「鍵が必要なら護衛が持っているた考えられます。護衛が許可した人が来たら鍵を使い、扉を開けるのではないですか。そう考えると理解できます」
「護衛が居ないと開かない扉なんだな。じゃあいくら開けようとしても時間の無駄になる」
「神殿に入るのは諦めましょうよトレイル。神殿見れたからいいとしようよ」
ローズから他に移動しようよと言う意味の言葉だった。
神殿は見れたからいいか。
しかし問題は竜人の剣がまだあるのかってことだ。
盗賊だったら護衛から鍵を奪うよな。
盗賊だもん、当然だ。
獣魔物などには鍵を開ける頭はないと考える。
中の竜人の剣は無事とも言える。
魔族ならどうかな。
魔族をあまり知らない俺にわからない相手かな。
どちらにしても詳しい話は騎士団が調べていることだろう。
「俺の意見を聞いて欲しい」
「トレイルは何か考えがあるの?」
「考えてみると、鍵を護衛から奪いすでに扉を開けて中の竜人の剣を奪った可能性もある。その後に護衛の死体を遠くに捨てたとも。また鍵を掛けたのかもしれないだろう、そう考えることも出来るよな」
「トレイルにしてはいい考えね」
「俺をどう思っていたんだパピアナ」
「護衛を殺すくらいだもん、すでに鍵を奪っていたかもね」
「とんでもない悪だぴょん」
俺の考えに一定の理解はあった。
パピアナ以外はだが。
するとクールキャットが意見を、
「しかし疑問はまだあるよ。魔物の可能性は低くなったかもだが、なぜ竜人の人は重体になったのかだ。護衛だけ殺せば済んだはずだ。町の人は関係なかった。魔族が竜人を殺すなら話はわかるがね」
「きっと魔族だからよ。魔族は人族だろうが、魔族以外はみんな敵なの。私の猫人も敵だし、ドワーフ族も敵。エルフ族も。みんな敵なの。だからいっせいに魔法攻撃あたりをしたと思うわ」
魔族が剣を奪い、さらに竜人を犠牲者にした話は納得できた。
竜人も魔族からしたら敵なら、当然に攻撃しておくだろう。
その後に去ったのだろうな。
まだ近くにいてもおかしくはない。
気をつけないといけないか。
護衛を殺す能力。
かなりの強い魔族だな。
魔族の姿を想像する……。
ヤバい感じした。
俺の頭の中に嫌な魔族の姿が浮かんだ。
そして魔法攻撃でこの高い丘から町の人に向けて放った姿を。
ムカつく姿。
竜人の人は今日会ったばがりだが、とてもいい人がいた。
その人にこれだけの酷い仕打ちをした奴らに強い憎しみが生まれる。
許しておいてはいけない奴らだな。
「私がホーリーサークルでブチのめしてやるっ」
「居ないわよパピアナ」
「呼んでこいっ」
「それが出来たら、苦労しない」
「でも俺もパピアナの気持ちわかる。俺もムカつく。絶対に許せないよ」
「トレイルが感情を出すなんて珍しい。普段は以外と冷静なのに」
「トレイルも許せないくらい酷いってことよ」
俺って普段は冷静に思われているのか、知らなかった。
もしかして俺の居ないところで悪口とか言ってたりして。
知らないのは本入だけとか嫌だな。
「神殿は見たし、騎士団の支部に行きましょう。ミュートエアーもいるし。何か手がかりがあったかもだし」
「そうだな」
ミュートエアーとは別れていて、彼女は別行動となった。
今頃は不可思議な現象を解いていたらいいが。
彼女がいる支部。
町の中に作られたらしい支部があるとかで、その支部に向かうとした。
神殿の床は石造りだった。
石が綺麗に並べられていて、本来なら美しい風景になるのに、良く観察するとところどころに流血らしき赤い斑点があった。
たぶん流血した血のあとだろうことが予想できる。
護衛が戦ったあとなら、流血させられるほどに強い相手だったはずだ。
雷鳴の悪魔パーティーはCランク。
護衛はどの程度か。
話によるとAランクはあると予想した。
みんなは流血のあとには気づいていなかった。
「護衛は居ない。そしたら今は誰でも神殿に入れちゃうじゃん。私でも入れちゃう」
「パピアナの言ったとおりよね。誰でも入れてしまう。大きな扉があるわ。扉から入るのよ」
扉はあった。
デカい。
男性が力を込めて開ける扉だな。
鉄か何かの硬質な素材で作られた感じだ。
それだけ中に重要な物があるて言ってると思える。
シシリエンヌとローズが一緒に開けようとしている。
「開けようシシリエンヌ」
「よし、開けるぴょん」
必死に頑張るも扉は開かない。
ダメか。
力が足りないのかな。
シシリエンヌは腕力は低めだから仕方ないが、全く動きもしない。
「開かないぴょん」
「シシリエンヌは力がないんだよ」
「クールキャットは開け方はわかるかい?」
「わからないわね。扉のことも知らなかったし」
「よ~~し、俺が開けてやろう。男の方が腕力あるからな!」
タップアウトとリルキスが扉に近づく。
2人とも雷鳴の男メンバーだ。
そんなに自信ありげに言ってる。
特にリルキスはパーティーの盾タンクを担当しているため、体が大きいし、腕力がいかにもありそうだ。
たぶん雷鳴で一番の腕力っぽいな。
開けてくれるのはいいが、壊しそうな感じもする。
「リルキス、さっさと開けてやりな」
「うん」
リルキスとタップアウトで扉を引っ張ったり、押したりした。
全くといいほど、開かない。
これならシシリエンヌと変わらない。
「重すぎる」
「リルキスでも無理か」
「無理だ、こんな重い扉は開くわけない」
リルキスも苦笑いしていた。
この人で無理なら俺は絶対に無理だろうよ。
「シシリエンヌと変わらないっ、だらしない男だなっあはは」
「何を言う、とてつもなく重いぞ。エルフがやってみろよ、笑うなら」
「私はやらない」
パピアナも無理だな。
ていうか、初めからやる気なしか。
全員で開けても開かない気がする。
これって人の力では開かない仕組みなんじゃないかな。
鍵とか必要な扉だろう。
「みんなさ、鍵が必要なんじゃないかな。扉に合う鍵があってさ」
「トレイルは鍵を持っているのかよ」
「ないよ。持ってるわけない」
「鍵が必要なら護衛が持っているた考えられます。護衛が許可した人が来たら鍵を使い、扉を開けるのではないですか。そう考えると理解できます」
「護衛が居ないと開かない扉なんだな。じゃあいくら開けようとしても時間の無駄になる」
「神殿に入るのは諦めましょうよトレイル。神殿見れたからいいとしようよ」
ローズから他に移動しようよと言う意味の言葉だった。
神殿は見れたからいいか。
しかし問題は竜人の剣がまだあるのかってことだ。
盗賊だったら護衛から鍵を奪うよな。
盗賊だもん、当然だ。
獣魔物などには鍵を開ける頭はないと考える。
中の竜人の剣は無事とも言える。
魔族ならどうかな。
魔族をあまり知らない俺にわからない相手かな。
どちらにしても詳しい話は騎士団が調べていることだろう。
「俺の意見を聞いて欲しい」
「トレイルは何か考えがあるの?」
「考えてみると、鍵を護衛から奪いすでに扉を開けて中の竜人の剣を奪った可能性もある。その後に護衛の死体を遠くに捨てたとも。また鍵を掛けたのかもしれないだろう、そう考えることも出来るよな」
「トレイルにしてはいい考えね」
「俺をどう思っていたんだパピアナ」
「護衛を殺すくらいだもん、すでに鍵を奪っていたかもね」
「とんでもない悪だぴょん」
俺の考えに一定の理解はあった。
パピアナ以外はだが。
するとクールキャットが意見を、
「しかし疑問はまだあるよ。魔物の可能性は低くなったかもだが、なぜ竜人の人は重体になったのかだ。護衛だけ殺せば済んだはずだ。町の人は関係なかった。魔族が竜人を殺すなら話はわかるがね」
「きっと魔族だからよ。魔族は人族だろうが、魔族以外はみんな敵なの。私の猫人も敵だし、ドワーフ族も敵。エルフ族も。みんな敵なの。だからいっせいに魔法攻撃あたりをしたと思うわ」
魔族が剣を奪い、さらに竜人を犠牲者にした話は納得できた。
竜人も魔族からしたら敵なら、当然に攻撃しておくだろう。
その後に去ったのだろうな。
まだ近くにいてもおかしくはない。
気をつけないといけないか。
護衛を殺す能力。
かなりの強い魔族だな。
魔族の姿を想像する……。
ヤバい感じした。
俺の頭の中に嫌な魔族の姿が浮かんだ。
そして魔法攻撃でこの高い丘から町の人に向けて放った姿を。
ムカつく姿。
竜人の人は今日会ったばがりだが、とてもいい人がいた。
その人にこれだけの酷い仕打ちをした奴らに強い憎しみが生まれる。
許しておいてはいけない奴らだな。
「私がホーリーサークルでブチのめしてやるっ」
「居ないわよパピアナ」
「呼んでこいっ」
「それが出来たら、苦労しない」
「でも俺もパピアナの気持ちわかる。俺もムカつく。絶対に許せないよ」
「トレイルが感情を出すなんて珍しい。普段は以外と冷静なのに」
「トレイルも許せないくらい酷いってことよ」
俺って普段は冷静に思われているのか、知らなかった。
もしかして俺の居ないところで悪口とか言ってたりして。
知らないのは本入だけとか嫌だな。
「神殿は見たし、騎士団の支部に行きましょう。ミュートエアーもいるし。何か手がかりがあったかもだし」
「そうだな」
ミュートエアーとは別れていて、彼女は別行動となった。
今頃は不可思議な現象を解いていたらいいが。
彼女がいる支部。
町の中に作られたらしい支部があるとかで、その支部に向かうとした。
神殿の床は石造りだった。
石が綺麗に並べられていて、本来なら美しい風景になるのに、良く観察するとところどころに流血らしき赤い斑点があった。
たぶん流血した血のあとだろうことが予想できる。
護衛が戦ったあとなら、流血させられるほどに強い相手だったはずだ。
雷鳴の悪魔パーティーはCランク。
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話によるとAランクはあると予想した。
みんなは流血のあとには気づいていなかった。
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