最強の回復魔法で、レベルアップ無双! 異常な速度でレベルアップで自由に冒険者をして、勇者よりも強くなります

おーちゃん

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『ヒール143』

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『ヒール143』



 ヒールで回復するのは普通は1人だ。

 全員を一度に完全回復させる術士に出会うことはめったにないだろうし、見かけたらそれは上級ランクに間違いないた思うはず。

 それが盗賊の今の心境だろう。

「まさかお前らAランクパーティーだったのか?」

「違うよ。俺のパーティーはCランク。竜の守りだ」

「Cランクだと。嘘つくな、こんな回復術士がいてCランクのはずないだろ!」

「だって本当なのだから」

「ギルドがランクアップしてくれないのよね。トレイルが嫌われているのかも」

「嘘、俺が嫌われているからランクアップしないのか。なんか責任感じるな」

「でも、でも、最近聞いたような名だ。竜の守りて、急激に活躍しだしたパーティーがあると。注目されているパーティーがあると」

「それがこいつらなのか!! なぜ先に気づかなかったんだよ!」

 仲間に怒鳴るミリタリーロー。

 竜の守りを知ってくれていて、嬉しいさもある。

 盗賊に覚えてもらうのは良いことだからな。

「それで、どうするよミリタリーローさん。まだ私達と勝負する気かよ」

「いや~~今日は帰ろうかな。なぁ、みんな帰ろうぜ」

「そうですね。団長。帰りましょう!」

 急に心を入れ替えたように帰る素振りを。

 さっきと言ってることが逆だろう。

「帰る前に武器と金を全部置いて行きなさい。ハンマーで殴られたくなかったならね」

「わかりました、置いていきます。だから今回は見逃してくれよな」

「ふん、調子のいい盗賊だな。ハンマーで殴られたいか」

「殴るのは止めてください。もう二度と神殿には近づきませんから」

「許してやろう」

「どうもです。しかしこれだけは言っておきますよ。盗賊はまだ来ますよ。なにせ竜人の剣はレアアイテムですから、売ったら破格の大金になる。他にも狙う盗賊らはゴロゴロいる。必ず来る」

「そしたらお前が来ないように伝えろ」

「それは無理ですが」

 ミヤマが脅すようにして言ったら、途端に盗賊は金と武器を置いて立ち去る。

「盗賊に勝てのはドルニアとシャーロッコのおかげだよ。あの指の指摘がなかったなら、負けていたもん」

「とっさに言ったんだ。カザルスをバカにしたから、許せなかったから」

「だけど早いよ盗賊が来るのは。護衛が居ないという情報がもう盗賊に行き渡るなんて。また別の盗賊が来ても不思議はないな。このことは騎士団に報告しておこう」

「ドルニアとシャーロッコはもう盗賊と戦ったらダメだよ」

「はい、今の戦いでわかりました。まだ自分たちの力不足が。それにしても皆さん強いのはびっくりしたよ」

「ドルニアとシャーロッコも強くなれるさ。冒険者になったら私が鍛えてやるからな。いつでも来なさい」

「お願いします」

 シャーロッコがお願いする。

 本気で教わる気かな。

 まぁ先の長い話ではある。

 けど、別の盗賊が来る話は現実みがあるよな。

 神殿を守るのは騎士団に報告しておかないといけないな。

 騎士団が代わりに護衛部隊を配置したりするはずだ。

 ミュートエアーに言うとして、彼女のところに行こうと思う。

 ドルニアとシャーロッコの子供とは今度こそお別れした。

「またね!」

「ミヤマもお元気で!」

「トレイルもありがとう!」

 神殿のある丘と、そこから下に広がる町があり、ミュートエアーのいる騎士団の支部は町の中央に設置されていた。

 町の治安維持などは騎士団が担うのも仕事の一つとなっている。

 神殿で起きたことはミュートエアーに伝えたいと思い、彼女に会いに行く。

「ミュートエアーに伝えるのよね。かなり驚くと思う」

「俺だって驚いたしな」

「私は驚いていない。ホーリーサークルで全滅させてやるから。護衛してもいいですけど」

「パピアナには無理よ。護衛は毎日働くの、パピアナにそれは無理そう」

「出来るっ!」

 毎日勤勉に働くイメージはパピアナにはないのは同感かな。

 ちょうどミュートエアーは支部にいて、直ぐに時間を作ってくれた。

「トレイル、それに雷鳴も一緒ね。ご苦労さまです。それで、どうだった神殿を見た印象は?」

 彼女には真実を伝えておく。

 神殿で起きたことのすべてを。

「それが大事件になったんだ」

「大事件? 何が起きたのよ?」

「起きたことを話すよ。俺達は神殿の丘に行った。ミュートエアーとは別れた後に。神殿は素晴らしい造りだった。そしたら神殿に盗賊が現れて、竜人の少年が被害にあった。少年を助ける中で盗賊と戦闘に発展したんだ。盗賊と戦った結果は俺達の勝ちになり、盗賊は去って行ったよ」

「ええっ、盗賊ですって!」

「うん、盗賊が言うには、すでに護衛のカザルスが居ないのを聞いていたらしい。どこから聞いたのかまでは定かじゃないけど、もう噂が広まっているんだと思う。神殿に竜人の剣がまだあるのかわからないのに、奪いに来たんだ。今後も来そうです」

「騎士団としても盗賊やら冒険者パーティーが狙うだろうなと思ってました。しかしもう来るとは早いです。騎士団が直ぐにでも対応しますし、警備にあたると思う」

「その方がいい。それとミュートエアーの方は何かわかったことはあるかい?」

「騎士団が全力で調査していまして、現在のところ判明したのは、カザルス他の護衛が死体で発見されたのは誰も目撃者はいません。誰が殺して近くに置いたのかもわかりません。そうした点から魔族が絡んでいると考えてます。そして魔族が魔法などで攻撃して竜人が多く重症者が出たと思われます。引き続き調査します」

「騎士団を信じます」

「盗賊の件は助かりました。もし神殿に何かあったら大変でしたから。それで盗賊は逃したの?」

「盗賊は逃しました。あれっ、不味かったかな」

 捕まえておかないといけないとか。

「捕まえて欲しかった。いや、捕まえておくべきでしょ」

「すみません。うっかり逃しました」

「大丈夫よ、うちら竜の守りを怖がってもう来ないわよあの盗賊は。来たのなら私のホーリーサークルで遠くに飛ばしてやります」

「パピアナ、捕まえて欲しいので、飛ばさないでください」

「パピアナを捕まえてぴょん」

「そうですね。その方が町のためになる」

「ええっ、私を捕まえるの!」
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