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『ヒール182』
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『ヒール182』
しょんぼりとしつつ、ジェンティルの後ろに下がる。
サリオスとムジカは下がり、代わりにジェンティルが戦う。
すでに戦力は大幅に下がっているが、ジェンティルのプライドが戦わせるのだ。
あの人はサリオスに負けじとプライドが高いからな。
「ふふふふふふ、最後は魔導士ですか。結果は同じでしょう。無理に私と戦わずに逃げた方が良いですよ。今ならジェンティルだけ助けてあげます、逃げるなら?」
「バカにするな。私は魔導士ではない、大魔導士だ。魔導士の上級職である。その私に言う言葉ではないのよ竜神様。氷の月は通じませんでしたが、まだ魔法はある。受けてみなさい竜神様。私が大魔導士と呼ばれるかを受ければわかる、アイスパウダーを受けなさい!」
魔導士と違うのは使える魔法も違った。
ジェンティルは上級魔法でもさらに複雑な術式であり、効果の大きいアイスパウダーを選択したようだ。
俺は何度か見たことがあるが、極めて恐ろしい魔法だった。
魔物が可愛そうになるくらいに冷酷な魔法だったな。
あれを使うのなら、ジェンティルはマジで竜神様を殺しに行っていると断言できる。
俺も避難するしかないよな。
「みんな、聞いてくれ、ジェンティルは氷の魔法を使う。離れたいんだ!」
「ええええつ、危険なのね。トレイルが言うなら離れるわ!」
「なんかヤバそうだな」
「逃げるぴょん!!!!」
みんなに直ぐに逃げるように伝え、実行した後に、アイスパウダーが来た。
ジェンティルが相手の周囲すべてに雪を降らし、あるもの全てを凍らせてしまう魔法だ。
雪の吹雪が来たら、マジで俺もヤバいよな。
あまりにも危険なため、避難していてサリオスも、
「アイスパウダーかよ、オレも氷にする気か!!!」
「マズイぜサリオス、逃げようぜ!」
ムジカと一緒に逃避へと向かう。
やはり考えることは俺と同じだったのは、同じ人族として安心した。
ついにジェンティルのアイスパウダーが始まる。
天から雪が降り出してきたら、あっという間に、ジェンティルの周りは温度が下がりだすはずだ。
そうなるともう誰にも止められない。
温度は下がり続けていき、抵抗しても体は冷えていくのが、この魔法だった。
ジェンティルが開始したから、もう止められないのだ。
俺はできる限り遠目に避難して見ていたら竜神様は、
「あはははははははは、ジェンティルさん、何これ、氷にするのよね。吹雪が起きてさ。これじゃ小雪だわね!」
「ええっ、ちょっと待て。吹雪が起きない? それどころか雪が一粒落ちただけ? まさか、アイスパウダーに限って、失敗はない!」
「いいえ、これは失敗ですよジェンティル。あなたの氷の魔法は失敗したのです。私の頭に雪が一粒だけ落ちたの。大失敗だわね。あははははははははははは。大魔導士が聞いてあきれる。この程度の氷の魔法ならFランク冒険者のレベルよ。Fランク魔導士で使えるかな?」
「ああああああああ、どうしてええええええ!!!!!!」
ジェンティルは狂ったようにうめき出した。
俺も信じられないのだが、ジェンティルの魔法はたった一粒の雪が落ちたのだった。
猛烈な吹雪ではなかっただけに、俺は疑った。
竜神様は笑いあげていて、ジェンティルとは対局的だ。
「ジェンティル、何してる!」
「私に聞くな。聞くな!」
ジェンティルらしくない慌てぶりだ。
「お前も失敗か!」
「失敗言うな。ムジカとは違う!」
違うというが、3人も連続して失敗しているのだから同じだろう。
ただ認めたくないだけのジェンティルて気がする。
「トレイル、また失敗したのかな。雪が一粒でしょ、あれじゃ魔法ていうよりも遊びでしょ」
「まさか遊びでやるわけないよ、本気の魔法よ、それで小雪だったのよ」
「俺も信じられないが、ジェンティルはいつものジェンティルじゃないよな。俺が魔王竜ヒールをしたからなのか。原因はたぶん、わかると思う」
「トレイルのヒールは体力とかを全回復する魔法。それが森の王3人に悪影響するのかな」
「現実に竜神様はノーダメージだぴょん」
「3人は竜神様に戦うことなく負けたっぽい。まさかこんな戦いの結果になるとはな。今の3人ならハンマーで簡単に倒せそうだ」
「ミヤマは本気でハンマーしそうで怖い」
「私はやるぞ、ムカつくからた!」
ミヤマはハンマーで本当にはやらないと思うが、確かに今のサリオス達は弱いなと感じた。
するとサリオスが頭を抱えて、
「アイスパウダーは失敗だ。ジェンティルまで失敗した。だめだ、3人とも変だ!」
「サリオス、落ちつけよ、何が変なのか教えろよ!」
「ムジカ、お前もわかっているよな、あの秘密は……」
サリオスが秘密て言ったのが聞こえた。
なんだ、サリオスの秘密てのは?
それが3人の失敗と関係しているなら、俺も知りたいが。
「あああ、誰にも言ってないぞ。加護に件はな。誰にもかごの話はしてない」
「バカ、加護て言うな、周りに聞こえるだろ!」
「そうだった!」
加護?
しょんぼりとしつつ、ジェンティルの後ろに下がる。
サリオスとムジカは下がり、代わりにジェンティルが戦う。
すでに戦力は大幅に下がっているが、ジェンティルのプライドが戦わせるのだ。
あの人はサリオスに負けじとプライドが高いからな。
「ふふふふふふ、最後は魔導士ですか。結果は同じでしょう。無理に私と戦わずに逃げた方が良いですよ。今ならジェンティルだけ助けてあげます、逃げるなら?」
「バカにするな。私は魔導士ではない、大魔導士だ。魔導士の上級職である。その私に言う言葉ではないのよ竜神様。氷の月は通じませんでしたが、まだ魔法はある。受けてみなさい竜神様。私が大魔導士と呼ばれるかを受ければわかる、アイスパウダーを受けなさい!」
魔導士と違うのは使える魔法も違った。
ジェンティルは上級魔法でもさらに複雑な術式であり、効果の大きいアイスパウダーを選択したようだ。
俺は何度か見たことがあるが、極めて恐ろしい魔法だった。
魔物が可愛そうになるくらいに冷酷な魔法だったな。
あれを使うのなら、ジェンティルはマジで竜神様を殺しに行っていると断言できる。
俺も避難するしかないよな。
「みんな、聞いてくれ、ジェンティルは氷の魔法を使う。離れたいんだ!」
「ええええつ、危険なのね。トレイルが言うなら離れるわ!」
「なんかヤバそうだな」
「逃げるぴょん!!!!」
みんなに直ぐに逃げるように伝え、実行した後に、アイスパウダーが来た。
ジェンティルが相手の周囲すべてに雪を降らし、あるもの全てを凍らせてしまう魔法だ。
雪の吹雪が来たら、マジで俺もヤバいよな。
あまりにも危険なため、避難していてサリオスも、
「アイスパウダーかよ、オレも氷にする気か!!!」
「マズイぜサリオス、逃げようぜ!」
ムジカと一緒に逃避へと向かう。
やはり考えることは俺と同じだったのは、同じ人族として安心した。
ついにジェンティルのアイスパウダーが始まる。
天から雪が降り出してきたら、あっという間に、ジェンティルの周りは温度が下がりだすはずだ。
そうなるともう誰にも止められない。
温度は下がり続けていき、抵抗しても体は冷えていくのが、この魔法だった。
ジェンティルが開始したから、もう止められないのだ。
俺はできる限り遠目に避難して見ていたら竜神様は、
「あはははははははは、ジェンティルさん、何これ、氷にするのよね。吹雪が起きてさ。これじゃ小雪だわね!」
「ええっ、ちょっと待て。吹雪が起きない? それどころか雪が一粒落ちただけ? まさか、アイスパウダーに限って、失敗はない!」
「いいえ、これは失敗ですよジェンティル。あなたの氷の魔法は失敗したのです。私の頭に雪が一粒だけ落ちたの。大失敗だわね。あははははははははははは。大魔導士が聞いてあきれる。この程度の氷の魔法ならFランク冒険者のレベルよ。Fランク魔導士で使えるかな?」
「ああああああああ、どうしてええええええ!!!!!!」
ジェンティルは狂ったようにうめき出した。
俺も信じられないのだが、ジェンティルの魔法はたった一粒の雪が落ちたのだった。
猛烈な吹雪ではなかっただけに、俺は疑った。
竜神様は笑いあげていて、ジェンティルとは対局的だ。
「ジェンティル、何してる!」
「私に聞くな。聞くな!」
ジェンティルらしくない慌てぶりだ。
「お前も失敗か!」
「失敗言うな。ムジカとは違う!」
違うというが、3人も連続して失敗しているのだから同じだろう。
ただ認めたくないだけのジェンティルて気がする。
「トレイル、また失敗したのかな。雪が一粒でしょ、あれじゃ魔法ていうよりも遊びでしょ」
「まさか遊びでやるわけないよ、本気の魔法よ、それで小雪だったのよ」
「俺も信じられないが、ジェンティルはいつものジェンティルじゃないよな。俺が魔王竜ヒールをしたからなのか。原因はたぶん、わかると思う」
「トレイルのヒールは体力とかを全回復する魔法。それが森の王3人に悪影響するのかな」
「現実に竜神様はノーダメージだぴょん」
「3人は竜神様に戦うことなく負けたっぽい。まさかこんな戦いの結果になるとはな。今の3人ならハンマーで簡単に倒せそうだ」
「ミヤマは本気でハンマーしそうで怖い」
「私はやるぞ、ムカつくからた!」
ミヤマはハンマーで本当にはやらないと思うが、確かに今のサリオス達は弱いなと感じた。
するとサリオスが頭を抱えて、
「アイスパウダーは失敗だ。ジェンティルまで失敗した。だめだ、3人とも変だ!」
「サリオス、落ちつけよ、何が変なのか教えろよ!」
「ムジカ、お前もわかっているよな、あの秘密は……」
サリオスが秘密て言ったのが聞こえた。
なんだ、サリオスの秘密てのは?
それが3人の失敗と関係しているなら、俺も知りたいが。
「あああ、誰にも言ってないぞ。加護に件はな。誰にもかごの話はしてない」
「バカ、加護て言うな、周りに聞こえるだろ!」
「そうだった!」
加護?
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