すばくんの毎日 ～発達障害の子育てエッセイ～

インフルエンザ

  インフルエンザ。

  音楽発表会の二日後。
  子供がインフルエンザに掛かってしまいました。
   朝から様子が変で咳と鼻水が出ていたので、体温計で熱を測ったら380度。
   季節は冬で、ちょうど世間ではインフルエンザが流行していた時期でした。
   職場と幼稚園をお休みをし、心配で慌てて病院に連れていきました。

    検査の結果。
   インフルエンザでした。

   一週間程職場からお休みを頂き、子供の看病をしていました。
   病気に掛かった子供は本当に辛そうで可哀想でした……。
   見ていて私が変わってあげたいと思うぐらい。
薬を飲んで、寝ていたお陰もあって少しずつ元気を取り戻した子供は目が覚めたら起き上がると、なんと自分でオモチャを持ってきて遊び始めました！

「すばくん、ダメだよ。お熱あるからちゃんと寝てないと元気になれないよ」
「すば、もう元気だよ」
「でも、まだお熱あるし、具合悪くなっちゃうよ」
「イヤ！   オモチャで遊ぶ！   ライダーで遊ぶの！！！」

   熱がほんの少し下がったらすぐにこんな感じでした。
   しかもこだわりが強く、自分が『絶対これだ！』と思ったら譲らない。
   そのままでは熱が下がってもすぐに遊んで、そのせいでまた熱が上がる。
   その繰り返しでなかなか治りません……。

   なので私は借りてきた子供が好きなDVDを見せることにしました。
   オモチャを諦めてDVDに夢中。
  しかもうちの子供は同じ話を繰り返し見る事が多いので、終わったら何度も同じDVDを見せて欲しいとせがまれて見せていました。

   お陰でいつの間にか話し内容と台詞まで覚えてしまいました。

   そしてインフルエンザから3、4日後。
   熱は下がり元気も戻ってきて幼稚園はまだお休みをしなければなりませんが、一人遊びをやっていました。
   元気になった途端家の中をうろうろしたり、大好きなライダーを見て盛り上がっていました。
   病院の薬のお陰でということもありますが、熱が下がり、元気に回復したあとの子供の体力って本当に凄い！
   元気いっぱいでした。