すばくんの毎日 ~発達障害の子育てエッセイ~

せあら

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小学校の見学

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小学校の見学。

   発達センターの検診の時に子供の小学校の事で悩んでいる事を先生に相談をしました。
   相談をした結果、学校の支援学級を見学に行けることが分かり、見学に行ってきました。
   その日は夏の暑い日でした。
   その時は教育委員会の先生と一緒に見学に行きました。
   この時は5時間目を見学させて貰う予定でした。
   生徒さんは1学年~4年生までいるらしく、この時は3人だけでした。
   他の生徒さん達は自分の教室に授業を受けに行っているみたいでした。

   支援学級は子供が苦手なものや補助などがいる子供に対して先生達が手助けをするような感じでした。
  それ以外では基本は自分のクラスで皆と一緒に授業を受ける。
   出来ることは頑張って自分でやる。
   苦手な事は先生が手助けをする。
   そんな印象を強く受けました。

   私と先生の存在が気になっているのか、子供達は私達の方をチラチラと見て、机の上に教科書を並べていました。
   そして始まった5時間目。

   三人の生徒さん達に対して一人の先生が勉強を教えていました。
   勉強のやり方が分からない子には先生がついて教え、やり方がわかる子達には各自プリントをさせていました。
   だけどプリントでも分からなかったり、悩んだりする素振りを見せる子達にはすかさず先生が一緒に勉強をするという形を取っていました。

   それを見てこれだったら子供達も勉強などがしやすいだろうなぁ…と思った反面、うちの子には少し厳しいかな……という部分がこの時に見えてしまいました。
   うちの子は集中力(自分の好きな物以外に対して)がなく落ち着きがありません。
   なので一人でプリントは難しいのかと感じてしまったのです……。

   そして勉強を30分したあとは皆でトランプをしたり、遊びを交えた勉強をされていました。
   子供達の集中力があまり続かないのもあり、勉強と遊びを交えたものを混ぜて授業をされていました。
見ていて子供達も楽しく授業が出来て凄く良いなぁと感じました。

   授業が終わり、そのあと担任の先生と校長先生とお話をさせて貰ったのですが凄くいい先生達で本当に素敵だと感じました。
   だけど同時に私の中ではまだ迷いがありました。

   小学校に通わせるのか……。

   または手厚い指導がある支援学校に通わせるのか……。

   幸いにもこの時はまだ時間がありました。
   子供にとってどちらが良いのか。
   それは当時の私は考えても、いくら考えても答えが   分かりませんでした。
   だけど一つだけわかる事がありました。

   それは子供が笑顔で学校に通うこと。

   それだけでした。
  子供の為にどちらが良いのか、もう少しだけ考えよう。
  その時の私はそう思いました。
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