すばくんの毎日 ～発達障害の子育てエッセイ～

カラオケ

カラオケ

   ある日の休日の日。
   家族でカラオケに行きました。
   カラオケ自体はかなり久々で、ちなみに一年ぶりでした。

   うちの家族はアニメや漫画、ラノベなどのオタク系家族。
   ですので家族揃って歌う曲はアニソンが基本的に多いのです。

   最近では少しずつ歌を口ずさむ子供。
   簡単な曲とかだったら歌えるかなと思って子供に訪ねました。

「すばくん歌うたう？」
「歌わない。出来ない」
「ライダーとかもあるよ。幼稚園で歌っている歌もあるよ」
「出来ないから、きいている」

   そう言っていました。
   今年もちょっと無理そうだな……。
   そう思って私は自分の好きな歌を歌った後、子供の為にライダーの曲を歌いました。
   曲が流れるとカラオケの映像が流れて大興奮の子供。

「ママ次べつのライダー歌って！」
「ごめんね……。ママこの曲しか知らないの……」
せがむ子供。
「じゃぁ、パパが歌ってあげるよ」
「やったぁ～～」

   そして2、3曲旦那が歌い終わったあと、ライダーの  曲を全部リクエストする子供。

「あのう……すばくん、そろそろ別の曲を歌いたいのだけど……」
「ダメ！！   約束したでしょ！   つぎはこれだよ！！」

   かなりのスパルタ化していました……。

「すばくん……そろそろ勘弁してあげてほしいな……」

   この時旦那は8曲ほど歌わされていました。
   だけどライダーに対して拘りと妥協を知らない子供。

「しかたないな……あと3曲ね！！」

   そうやって3曲歌を歌った旦那は子供に無事に解放されました。
   それから私達はライダーの曲のチェックをするようになりました。

   でもいつか子供もカラオケで一緒に歌えるようになったら、一緒に歌いたいです。